最長片道切符の旅・第2~3日目

2024/02/12 - 2024/02/13

最長片道切符の旅、第2・3日目は道東を巡ります。流氷（表紙の写真）が見れたのは嬉しいです。

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JR特急 JRローカル

旭川の自宅で1日休養し、2月12日から最長片道切符の旅を再開します。
旭川駅からは右の列車（H100）で石北本線を行きます。左は稚内行の特急宗谷。
（旭川・新旭川間は最長片道切符の経路外なので別途切符）

旭川駅 駅

愛別町で石狩川を渡ります。このあと上川町までさらに2度、石狩川を渡ります。

上川駅で乗り換え時間があり、駅前に出ると、この町出身の高梨沙羅さんののぼりがカフェにありました。原田雅彦さんもこの町出身です。

上川から網走まではキハ40。JR北海道では3月15日で消える車両です。鈍足でエアコンなしという大いに不満を持った車両ですが、長年お世話になったので、いざなくなると寂しい気にもなります。

森の中を行くのは気持ち良いです。特急と違って前面展望があるのは良いですね。ちなみに、朝いちの特急で行くと網走で3時間乗り継ぎ時間があるし（日中は5時間も釧網線列車が走らない）、その次の特急はぎりぎり接続しないで2時間待ちとなり、宿の夕食に間に合わないので普通列車に乗った次第です。釧網線の本数が少なすぎの上、特急との接続を考えていないんですよね。。集客の気がないのかと思ってしまいます。

遠軽を過ぎると、かつてSL撮影の名所だった常紋峠を越えます。

北見で停車時間が29分もあるので駅前に出てみました。本当は常呂町がカーリングの町なんですが、合併で北見市になったのです。合併して良かったということになるのでしょう。

北見駅 駅

網走から釧網線のキハ54に乗り換えます。
春節なので中国人が大挙して乗り込みました。

網走駅 駅

びっしりではないものの、流氷見れました。

JR釧網本線 乗り物

満員のまま2時間近く乗るのかと思っていたら、知床斜里駅でほとんどの人が下車しました。

緑駅停車。色名漢字一文字の駅名は、他には紫（西鉄）と赤（平成筑豊鉄道）がありますね。

緑駅 駅

川湯温泉駅で下車。ホームに降り立っただけで硫黄泉の臭いがしました。
以前は川湯駅の駅名でしたが温泉を付けました。各地で温泉駅が増えましたね。この分だと登別駅は登別温泉駅に、別府駅は別府温泉駅に、熱海駅は熱海温泉駅にならないだろうか。
ではここでクイズです。新幹線の駅名で温泉が付くのはどこでしょうか？　
答えは黒部宇奈月温泉駅と武雄温泉駅と嬉野温泉駅です。ミニ新幹線だけど、かみのやま温泉駅もあります。3月16日に北陸新幹線が延伸すると、加賀温泉駅と芦原温泉駅も加わり、6つになりますね。
新玉名駅は玉名温泉駅、那須塩原駅は那須塩原温泉駅が良かったのかも。
北海道新幹線札幌延伸のとき、長万部駅は長万部温泉駅にすべきか？

川湯温泉駅 駅

川湯温泉駅近くの源泉かけ流しの温泉宿に泊まりました。
右はラムしゃぶ。左奥は摩周鯛というブランド名のティラピア。
お刺身はとても美味しかったですが、普通の鯛と違って脂が凄く多く、食感はハマチかブリなので好みが分かれるかも知れません。

川湯温泉 HOTEL PARKWAY (ホテルパークウェイ) 宿・ホテル

摩周鯛の唐揚げは誰が食べても美味しいと思うでしょう。

揚げたての天ぷらなので美味しく食べることができました。冷めた天ぷらを出す宿もありますが、そんなの出すくらいなら、ない方が良いですよね。
抹茶塩で食べました。大阪では天ぷらにソースかける人が多いですよね。

硫黄山です。かつてはここで採れる硫黄を輸出していたそうです。そのため、北海道では2番目となる鉄道（釧路鉄道）が1887年に開通し、釧路へ硫黄を運んでいました。その後鉄道は休止になり、現在の釧網線の弟子屈標茶間になっています。

硫黄山 自然・景勝地

朝ご飯は美味しかったです。

2月13日、最長片道切符の旅、第3日目のスタートです。
川湯温泉駅からキハ54に乗りますが、ディーゼル排ガスが車内に入って喘息の私には辛かったです。それまでのキハ54はなんともなかったのですが、どこが違うのか。でも3月16日からは新型気動車のH100に替わります。

鶴の来る駅の茅沼駅です。

茅沼駅 駅

釧路湿原。釧路は太平洋岸なのでいつも雪が少ないです。

釧路湿原国立公園 自然・景勝地

良い眺めです

釧路でH100に乗り換え。こちらは排ガス臭くなくて助かりました。

1日目は日本海、2日目はオホーツク海を見て、本日は太平洋です。

池田で特急おおぞら6号に乗り換え。
グリーン車にしましたが、グリーン席はせっかくシートピッチが広いのにリクライニングが深くできるので、前の人が思いっきり倒して、かえって普通席よりも狭くなってしまってました。
他に空いている席があったので移りましたが、そうでなければ金返せという気持ちになったかも。

新得で富良野方面へ乗り換えですが、新得東鹿越間は水害で不通になっていて代行バスです。

新得駅 駅

幾寅駅ですが、映画の撮影で使った幌舞駅の看板のままです。

幾寅駅 駅

JR北海道では3月でキハ40の運行が最後になるので乗り納めです。

金山湖。富良野新得間は3月末で廃止になるので、この景色も見納め。

かなやま湖 自然・景勝地

へその町、富良野に着きました。

富良野駅 駅

富良野駅の待合室に蕎麦屋があり、420円の天ぷらそばを食べました。値段の割には美味しかったです。

富良野線に乗り換えです。最初はがらがらでしたが美瑛で中国人が大挙して乗ってきました。やはり春節ですね。
混んでててんぱってしまい、このあとは写真ありませんが、旭川で下車しました。3日目にして再度、自宅に着いてしまいました。
宗谷線と石北線の接続駅は旭川ではなく新旭川なので、一筆書きで2度、旭川市内に来れるので、最長片道切符で2度も自宅に寄れるのです。（新旭川から旭川までは別途切符）でも、4月からは富良野新得間が廃止になるのでルートが変わって旭川に2度寄ることはできなくなります。

3日間で乗った距離は最長片道切符のルートとして967.4㎞、出発地までの分や乗り越し分を含めると1201.9㎞になりました。あと1万キロほどあります。

JR富良野線 乗り物