2023/09/11 - 2023/09/11
262位(同エリア16385件中)
frau.himmelさん
- frau.himmelさんTOP
- 旅行記571冊
- クチコミ0件
- Q&A回答14件
- 914,969アクセス
- フォロワー134人
パリ3日目。
今日は一日中パリに滞在できる日です。
9時半にルーブル美術館を予約していますが、その後はモンマルトルに参ります。
モンマルトルって見どころが多い街ですよね。サクレクール寺院はもちろん、ゴッホ、ピカソ、モディリアニ、ユトリロ・・・などの芸術家が活躍した街ですからあちこちに彼らの足跡を見つけることができます。
出発前にじっくり時間をかけて計画を練りました。
地下鉄ラマルク・コーランクールで降りて、風情ある階段を登りサンヴァルサン墓地でユトリロの墓参りをして→ラパン・アジル→パリ唯一のぶどう畑→メゾン・ローズ(ユトリロが描いた)→モンマルトル博物館→エリック・サティの家→などの前を通ってサクレクール寺院に行く。
食事はゴッホの(ア・ラ・ボンヌ・フランケット)かユトリロのメゾン・ローズで。そしてバトー・ラヴォワール(洗濯船:ピカソやブラック、モジリアニなどが暮らしていた)→ジュテームの壁→そして地下鉄アベス駅へ。
強行スケジュールのようですが、立ち寄るわけではなく、写真を撮りながら移動するだけですから、そんなに無理はないと思っていました。このあたりは4年前に訪れていますからある程度土地勘はあります。
なのになのに~~!
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
パリ3日目。
ホテルの部屋からの眺めです。ふと「巴里の屋根の下」というシャンソンが浮かんできました。下にセーヌは流れていないけど。
こんな風景好きですね~、パリの下町のアパートに住んでいる気分。
さて今日はこのホテルを移動する日です。
高級なホテルではなかったけど、2日も滞在すると何となく愛着が湧きますね。 -
屋根の上に植木鉢。パリの風景ですね。
パリには都合4泊いたしますが、連続して取れなくて、後半2泊は別なホテルに宿泊します。
今日は一日中パリに滞在できる日。9時半にルーブル美術館、その後モンマルトルに行きます。
このホテルはモンマルトルに近いので、荷物を預かってもらってゆっくり観光し、夜そんなに遅くならないうちに次のホテルに移動すればいいと考えています。 -
今回の部屋です。
殺風景なシングルルーム。ベッド1台と机とこの暑さですから扇風機と電話機。もちろん洗面所はシャワーのみです。
私とK氏はシニア旅で毎回似たような部屋ですから慣れていますが、いつもご主人とツアーで豪華なホテルに泊まっているNさんは、ベッド1台の粗末なシングルルームに驚いたようです。
到着初日のことです。
諸々の事情でホテル到着が遅くなり(既出)急いで観光に出かけようとフロント前に集合すると、「お部屋にブランケットがないんだけど、何を掛けて寝るのかしら」とNさん。
気が急いていたので「帰ったら聞いてみましょうか」と言って出かけました。 -
教会コンサートが終わって、駅の近くで水を買って帰るというK氏とNさんを残して一足先にホテルに戻った私。あら確かにブランケットがないですね。
フロントにクレームをつけに行ったら、窓口には先ほどの若い係員ではなく、初老の人の好さそうなおじさん。
私が何を言っているのか理解できないふう。そこで私と一緒に部屋に来てくれて、あ~~と状況を把握したようです。
にやりと笑って少々芝居がかった表情で、「ちょっと見ていてごらん」と言いながら、手品師よろしく一番上のシーツを持ってぱっと剥いだのです。
その下にはちゃんとブランケットが掛かっていました。
シーツだと思ったものは実はカバーだったのですね。私も大納得。
お返しに少々大仰に驚き、「わあーー!イエス!イエス!」と言ってパチパチと拍手をしたら、満足そうに帰っていきました。 -
水を買って私より一足遅く帰ってきたK氏とNさんを見るなり、先ほどのことですっかり気を良くしたのか、フロントのおじさんが、茶目っ気たっぷりに2人においでおいでをしたそうです。
そしてNさんの部屋の鍵を開けさせて、おもむろにベッドカバーのシーツをぱっと広げました。
もちろん二人とも拍手喝さい。おじさんが得意満面だったことは言うまでもありません。
それからそのフロントのおじさんと顔を合わせると、いつも親し気に笑いかけてきました。
さて、今日のフロントはそのおじさんではなかったけど、重たいスーツケースを夕方まで預かってとお願いして出かけました。 -
ニュー・サンラザールホテル。
シングルルーム2泊で268.76ユーロ、日本円で43,122円の請求でしたから、1泊2万以上もするのです。やはりパリってホテル代は高いですね。
でも、朝食も美味しかったし、駅に近かったし、雰囲気もよかったし、フロントも親切だったし、高級ホテル志向ではない私たちにはお似合いのホテルでした。(写真:ホテルの前の通り) -
駅前の銀行ATMで今日もキャッシングをします。
昨日は200ユーロしか降ろさなかったのですぐ底をつきそうです。今日はそれぞれ300ユーロずつキャッシングします。これでしばらくは持ちそうです。 -
ルーブル美術館に着いたのは9時10分ごろ。もう既に長蛇の列。
すごい人気ですね。 -
私たちは日本から9時30分のチケットを予約しています。それでも美術館に入れたのは9時40分ごろでした。
一人17ユーロ。日本円で2,752円。 -
ルーブル美術館には4時間ほど滞在しました。
また長くなりますので、ルーブル美術館編は別に投稿します。 -
地下鉄のルーブル美術館駅。
さあここからどういう経路でモンマルトルに行こうか?
3人であーでもないこーでもないと頭を突っつき合わせて相談していたら、「どうしましたか?」と日本人の女性に声をかけられました。 -
そこで、モンマルトルに行きたいのだけど・・・と。
その女性、じっと路線図を見ていましたが、ルーブルからメトロ7番でスターリングラド(Stalingrad)まで行き2番に乗り換えて3つ目のアンヴェール(Anvers)で降りるのが最も近いんじゃない?と。(黒矢印)
なるほどそれなら1回乗換だけで済むわね。
乗り場まで案内してくれるというその女性と道々おしゃべりして、お礼を言って別れました。パリ駐在の奥様で2人の小学生のお子様がいるとのことでした。
実は、私は出発前に別な経路を考えていたのですが、その時はすっかりそれが頭から抜けていました。(赤矢印) -
スターリングラード駅。
乗り換えのM2番はどっちだろう?反対方向に乗らないようにしなければね。
パリ地下鉄で私たちが毎回悩んだのはどっち行き方向のホームで乗るかと言うことでした。M2があったー!と乗ってしまって気が付いたら反対方向だということが度々ありまたから。 -
今回は間違わずに「Anvers駅」に着きました。
サクレクール寺院はこちら→、ケーブルカー乗り場もこちら→。
あら珍しい「Covie19」って、ここではコロナの注意書きもまだ健在。
こちらの人々はマスクをつけた人なんて皆無。私たちもつけずに行動していました。 -
地下鉄「アンヴェール駅」出口。なんだかオシャレ。
モンマルトルの最寄り駅ですから観光客も多いです。 -
少し歩くとサクレクール寺院が見えてきました。
-
公園入り口は賑やかなお土産屋さん。公園にはメリーゴーランドやブランコなど。
やっぱりモンマルトルは人気観光地ですね。 -
サクレクール寺院がさっきより近くに見えてきました。結構すぐ登れるように思えますが、後期高齢者の足ではちょっときつい。
私たちは無理はしません。 -
公園の脇にはかわいらしい子供たちと母親(?)の泉。
「イノサンの泉」というそうです。 -
この泉の傍からサクレクール寺院まで上るケーブルカーがあるのです。
乗車券は私たちが持っている1-2ゾーンのモビリスでOKです。
奥に見えるのが乗り場です。 -
では登ります。下に見えるのが先ほどの乗り場です。
長さにして200mないのじゃないかしら? -
着いたところがサクレクール寺院下の展望台。パリ市街が一望できます。
ここはパリで最も高い場所だそうです。 -
そして・・、モンマルトルよお前もか!
ここにも膨大な数の「愛の南京錠」。 -
サクレクール寺院前の大階段はいつ来ても大勢の人が溢れかえっています。
さあ、最後の階段は自力で登りましょう。 -
サクレクール寺院の入口。
見上げると最も高いところにはキリスト像。
サクレ・クール寺院は、1870年の普仏戦争や翌年のパリコミューンの内乱による戦死者や被害者を追悼するために建設された寺院です。 -
そしてその下には青銅の二つの騎馬像。
手前はジャンヌ・ダルク、向こうはルイ9世の像。 -
入り口の三つの扉の青銅のレリーフも有名だったのですが、残念ながら一つしか撮っていませんでした。
イエス・キリスト磔刑のレリーフ
ゴルゴダの丘で磔になったキリスト。
その脇腹を槍で突き刺して生死の確認をしているのは兵士ロンギヌス。
彼は白内障で眼が見えなかったが、キリストの血が眼に入り、目が見えるようになったという。
そこで彼は罪を悔い改め、殉教者としてキリストに仕え、聖ロンギヌスと呼ばれるようになった。 -
扉を開けて中に入ります。
豪華・煌びやかではないけれど、落ち着いた雰囲気。
皆さんが見上げている方向には・・・。 -
この巨大なキリスト像が手を広げて迎えてくれます。
眼にも鮮やかな美しいブルーのモザイク画。キリストの復活を表現しているそうです。
そしてキリストの胸には黄金の「聖なる心臓」が宿っています。
更にキリストの周りには聖母マリア(左)と、ジャンヌ・ダルクや聖ミカエルの姿も。
このモザイク画は世界最大で475㎡もあるそうです。
ちなみにサクレクールとは「聖なる心臓」と言う意味です。 -
その手前には明るい丸天井。
5隅の柱には天使の像が彫られています。(この写真では見えませんが) -
モザイクのキリスト像の下は中央祭壇。
-
寺院の中には聖人たちの名前のついた礼拝堂がいくつもありました。順不同で見てまいります。
-
中央は聖母マリア祭壇
-
幼子イエスキリストを抱く聖母マリア
-
祭壇上のクーポラを眺める。
6天使に導かれて天に昇る聖母マリア。
素晴らしいモザイク画です。 -
聖Vincent de Paul(1581–1660)の礼拝堂。1737年に列聖された。
-
上記のステンドグラスもすばらしい。
聖Vincent de Paulの生涯が描かれているのか。
壁にもヴァンサンド・ポール司教の施した行いの絵画が。 -
Saint-Louis礼拝堂
セントルイスとはフランス王ルイ9世(1214-1270)のこと。
正面の騎馬像の主です。
1297年崩御後に列聖された。 -
聖ヨーゼフ礼拝堂
聖ヨーゼフは聖母マリアの夫、イエスキリストの養父です。
左のブルーの絵画は「エジプトへの逃避」かな。 -
聖ペテロの像。
見難い画像ですが、アトリビュートの鍵をちゃんと持っています。 -
大天使聖ミヒャエル
お馴染みの、竜(悪)を退治しています。 -
聖Marguerite Marie(1646-1690)礼拝堂
お祈りしている修道女マリガリタ・マリア・アラコクの前にイエスキリストが現れ、イエスの聖なる心臓の啓示を受けた。 -
上のステンドグラスにはいくつもの「聖なる心臓」が赤い色で記されています。
また下の左横に見えている(→)修道女マルガリア・マリアが手に持っているのはイエスから託された「聖なる心臓」。と勝手に解釈しました。
モザイク模様が素晴らしい礼拝堂です。 -
イエスキリストの純銀の像です。
表題には「レ・サクレ・クール(聖なる御心)」とあります。
マルガリタ・マリア・アラコクに与えた啓示となにか関係があるような説明がありますが、私には難解(泣)。 -
パドヴァの聖アントニオ(1195-1231)。
常に、幼子キリストを抱いた姿で登場しますね。 -
幼子イエスキリストを抱いた聖母マリア
-
リジューの聖テレーズ(1873-1897)
幼きイエスの聖テレジア、小さき花のテレジアとも呼ばれる。
ここで気が付きました。
前回のシャルトル大聖堂編で紹介しましたが、夫婦で列聖された聖ルイ・マルタン(1823-1894)、聖ゼリー・マルタン(1831-1877)は、リジューの聖テレーズの両親だったのです。 -
これが前回のシャルトル大聖堂の写真。
夫婦で列聖された聖ルイ・マルタン(1823-1894)、聖ゼリー・マルタン(1831-1877)。
この中にも聖テレーズがいくつも登場していましたね。気が付かなかった~~。 -
聖水盤とサクレクール寺院の成り立ちが書かれている壁。
-
中段のモザイク画3連。
イエスキリストの苦難が描かれている。 -
フランス王妃に捧げられた礼拝堂
-
どなたの礼拝堂?
ステンドグラスがモダンな図柄ですね。 -
サクレクール寺院模型(表側)。
こんな模型もあったのですね、気が付きませんでした。Nさん撮影。 -
サクレクール寺院模型(裏側)。
右手に建つ鐘楼は高さ85m、鐘は重さ18トンもあり、現存する鐘では世界最大だとか。 -
30分ほど寺院内を見学して外に出てきました。
さっきより大勢の人々。 -
あのキオスクの横から下に降りる階段があるみたいです。
キオスクの屋根に万国旗。来年はオリンピックですからね。
あの万国旗、いいですね。 -
拡大します。
世界各国の国旗が何か国描かれているのでしょうか。
「フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献すること」。パリ出身のクーベルタン男爵が唱えたオリンピック精神です。
あちこちで起きている争いなど止めて、平和なオリンピックが開催されることを願います。 -
キオスクの壁の横に掲示してあるパネル。
「Fête des Vendanges de Montmartre」。
モンマルトルにはパリで唯一のぶどう畑があります。
そのぶどうで作られるワイン祭りが10月11日から15日まで盛大に開催されるそうです。
そのワイン畑も近くだったっけ。 -
キオスクの横の階段を降りる。
オレンジと黄色のピラカンサの実が秋を感じさせる。
あれ~、前回(2019年)と違う道に出たみたいです。
建物の間の狭い道をぐるぐる回って・・・。 -
サクレクールの裏側に出た。こちらもなかなかいい感じ。
右手の建物が鐘楼です。
あんなところに聖ミカエルが(↓)。 -
更に進むと、土産物やさんやカフェなどが並ぶ賑やかな通りに出た。テルトル広場かな?
-
おぉーー、やってるやってる。
あちこちで、何人もの画家が似顔絵を描いたり、風景画を描いたり・・・。 -
あ、凄い美人!
実物以上に盛って描く画家、リアルに描く画家、デフォルトして漫画チックに描く画家・・・。
いろんなパターンの画家がいますね。
一枚いくらなんだろう?
描いてもらわないけど(笑・だって(/ω\)。 -
ちょっとお腹空かない?
席も空いているしあそこに座ろうか。
テルトル広場の雰囲気のいいレストランのテラス席に腰をかけます。 -
冷たく冷えた白ワイン、おいしそう!
-
えっ!Nさんどうしたの?
三人の中で一番酒豪のNさんがアイスティーだなんて。
実は出発前にNさんはご主人と約束したのだそう。
1週間に1回は休肝日を設けること。それを忠実に守っているのですって。(ここだけの話、最初だけでしたけどね・笑) -
お料理は、食べ散らかしてみっともないですけど、ピザとポテトとそれにサラダ。
ポテト、ちょっと持て余しているけど、後期高齢者にはこれくらいがちょうどいい。 -
食後のコーヒーもいただいてのんびり。
K氏と私はカプチーノ、Nさんはエスプレッソ。
モンマルトルの丘で私たちもボヘミアンになります。 -
トイレをお借りします。
母屋のレストランの方へ。中はずいぶん広い、大勢の人が食事ができますね。
そしてあれは?
お部屋の壁にステキなものを見つけました。 -
美人画です、アルフォンス・ミュシャの絵に似ています。
ミュシャのファンの私としては大興奮。
しかし絵をじっと見てもミュシャの名前は入っていませんからミュシャの絵ではなさそうです。
でもいいんです。 -
ベル・エポック調の絵なのでしょうね。
ベル・エポックとは19世紀後半から20世紀初めにかけてパリが最も繁栄した華やかな時代のことをいいます。
調べてみたらミュシャもその時代パリで活躍したそうですから、ベル・エポックの華やかなパリに大きな影響を与えていたのでしょうね。
こんな絵をみるとどうしても好きなミュシャに重ねてしまいます。いいですね~。 -
あらいいねいいね。
壁だけではなく壁掛けやテーブルもミュシャ風の絵。
パリの華やかな美しき良き時代、憧れます。 -
トイレから出て、床を見ると「1900」の文字。
1900???。 -
このレストランの名前が「LA CREMAILLERE 1900」でした。
私たちはたまたま席が空いていたので入ったレストランでしたが、あのベル・エポックの店内といい1900年のパリ万博にここも関係があるのでしょうか? -
パリ初日、予定していなかったのにふらふらとアレキサンドリア三世橋に引き寄せられ、グランパレ、プティパレに辿りついた。
それらは1900年のパリ万博のために造られた会場でした。
昨日は豪華絢爛で度肝を抜かれた「ル・トラン・ブルー」で食事をしましたが、あそこも1900年のパリ万博のために創られたレストランでした。
そして今日はふらっと立ち寄ったこのレストランがそのものずばり「LA CREMAILLERE 1900」。
何か見えない糸で1900年に引き寄せられている感じがしました。
このことは旅行記を作成している時に気が付きました。 -
では、モンマルトルを後にします。行きはケーブルカーで楽をしましたので、帰りは階段を降ります。
-
カラフルな建物の通りは「Trois Freres通り」。
道案内はNさんが操作するグーグルマップ。 -
街のあちこちでベルエポック風というかアールヌーボー風に飾られた建物を目にします。
-
あのレンガ色の教会見覚えがあります(↓)。4年前はたしかあの前を通りました。
あっちに行けばジュテームの壁があり地下鉄アベス駅も近かったと思ったけど・・・。
グーグルマップ君はそちらに曲がらないで、直進する方法を選んだようです。 -
造花がこれでもかと飾られた窓や、まるで雑木林みたいな窓。
建物の窓ウォッチングもなかなか面白い。 -
グーグルマップ君が選んでくれたコースでピガール広場に着きました。
地下鉄で12番のピガール駅から2つ目のクリシー広場に出て、そこから13番のリエージュ駅に出ます。
3駅だけの短い距離です。 -
私たちが辿ってきたテルトル広場からプガール駅までの地図。
結構歩いていますね。 -
ホテルに寄って預けておいたスーツケースを受け取ります。
受付はあのひょうきんなおじさんではなかった。
そして3日目にして、パリのタクシーはぼったくりなど怖いから、出来るだけ公共交通で移動しようね、という私たちの決意はもろくも崩れるのです。
重い荷物を持ってパリの地下鉄の階段を昇り降りするのは、後期高齢者にとってあまりにも過酷でした。ということでタクシーに乗るのもやむなしと変更しました。
一応荷物のことがあるからホテルは駅の近くを選んだのですけどね。 -
ホテルでタクシーを呼んでもらって、ちょっと郊外にある今夜のホテル、モーテルワン・ポルト・ドレに向かいます。
タクシーの中で何か胸がザワザワして仕方がない。
その正体に気が付き愕然としました。
私たちってあんなに見どころが多いモンマルトルに行ったのに、サクレクール寺院とテルトル広場にしか寄らなかったわね。 -
実は私が計画していたコースがありました。
ルーブル美術館から地下鉄コンコルド駅で乗り換えてラマルク・コーランクールで降りる。
そして風情ある階段を登りサンヴァルサン墓地でユトリロの墓参りをして→ラパン・アジル→パリ唯一のぶどう畑→メゾン・ローズ(ユトリロが描いた)→モンマルトル博物館→エリック・サティの家→ゴッホの絵にあるレストラン(ア・ラ・ボンヌ・フランケット)などの前を通ってサクレクール寺院に行く。
食事はゴッホの(ア・ラ・ボンヌ・フランケット)か、ユトリロゆかりのメゾン・ローズで。
その後、バトー・ラヴォワール(ピカソやブラック、モジリアニなどが暮らしていた)→ジュテームの壁→アベス駅
などに行くつもりで、計画表にも書いていたのです。 -
このあたりは4年前に訪れていますからある程度土地勘はあります。
なのになのに~~!
私、本当に大丈夫かしら・・・。
出発前にあんなに時間をかけてじっくり練った計画だったのに、肝心な時にすっぽり忘れてしまうなんて。
あ~~、やっぱり認知症?
写真はサンヴァルサン墓地のユトリロのお墓(ネットより)
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2023秋 後期高齢シニアの冒険の旅
-
前の旅行記
2023秋 後期高齢シニアの冒険の旅 ☆シャルトル大聖堂と豪華フレンチレストラン たまには嬉しかった出来事も
2023/09/10~
パリ
-
次の旅行記
2023秋 後期高齢シニアの冒険の旅 ☆アントワープ コインロッカーで荷物が無くなった!
2023/09/12~
アントワープ
-
2023秋 後期高齢シニアの冒険の旅 ☆出発からパリ到着まで「詐欺メールに引っかかる」
2023/09/08~
パリ
-
2023秋 後期高齢シニアの冒険の旅 ☆パリ1日目後半 「いよいよ私も認知症突入か!」
2023/09/09~
パリ
-
2023秋 後期高齢シニアの冒険の旅 ☆パリ2日目マルシェとシャルトル 今度は不正乗車?
2023/09/10~
パリ
-
2023秋 後期高齢シニアの冒険の旅 ☆シャルトル大聖堂と豪華フレンチレストラン たまには嬉しかった出来事も
2023/09/10~
パリ
-
2023秋 後期高齢シニアの冒険の旅☆パリ3日目 ルーブル美術館とサクレクール寺院 だけ!?
2023/09/11~
パリ
-
2023秋 後期高齢シニアの冒険の旅 ☆アントワープ コインロッカーで荷物が無くなった!
2023/09/12~
アントワープ
-
2023秋 後期高齢シニアの冒険の旅 ☆アントワープ大聖堂はネロとパトラッシュとともに
2023/09/12~
アントワープ
-
2023秋 後期高齢シニアの冒険の旅 ☆失意の中で雨のゲント、そしてブルージュで癒される
2023/09/12~
ゲント
-
2023秋 後期高齢シニアの冒険の旅 ☆ついに「ブルージュの聖母」に会えた
2023/09/13~
ブルージュ
-
2023秋 後期高齢シニアの冒険の旅 ☆ブルージュで穏やかな時間は流れる 聖サルヴァトール大聖堂
2023/09/13~
ブルージュ
-
2023秋 後期高齢シニアの冒険の旅 ブルージュの地下 ビールは流れる☆ビール工場見学・べギン会修道院・ワー...
2023/09/13~
ブルージュ
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (6)
-
- ぶどう畑さん 2023/12/14 10:05:52
- そういうこと、ありますよ
- himmelさん
こんにちは、ぶどう畑です。
観るつもりだった場所をすっかり忘れる。私もありますよー。
すごーくこだわりがあったり、気構えが必要な場所は忘れないのだろうけれど、海外旅行はたくさんの場所を周りますからね、意識が薄れちゃうのかも…。
ほかの方もすっかり忘れていたようだし、「ま、いっか」と思いましょう。
もっと思い出に残る場所を周られたでしょうし。(^^)
さて、先日もお話したB社の詐欺メール。
被害は思いがけない所から飛んできました。
ホテルをキャンセルされちゃったんです。
キャンセルメールもなく、気がついたらキャンセル済みになっていた…。
カスタマーセンターに電話して、B社の手違いだったと判明しましたが、頭くる~!
他社ホテル予約サイトで、別のホテルを予約しなおしました。
旅行直前でなくて、ホント、よかった。
himmelさん、マイページのホテルの履歴に詐欺メール残ってませんか?
パスワードを変更したり、詐欺メールが残っていたら、念のため、そのホテルの履歴を削除したりしてくださいね。
- frau.himmelさん からの返信 2023/12/14 21:45:55
- RE: そういうこと、ありますよ
- ぶどう畑さんこんばんは。
>観るつもりだった場所をすっかり忘れる。
そうですね。どんなに足掻いてももう後の祭りですものね。その代り他の素敵なところを観れたから良かった・・・、と切り替えます。
先日のホテルの詐欺メールの件、まだ続いていたのですか?やっぱりキャンセルされていたのですね。でもほんとに旅行直前でなくて良かった。
私の場合は旅行中にキャンセルの憂き目に遭ってアタフタしましたから。心臓によくないですね。
ところで、マイページでのホテルの予約履歴って?
よくわからないのですが、受信メールの履歴をいまあわてて消しました。私が詐欺メールに遭った証拠だからと思って後生大事に残しておりましたが、ぶどう畑さんに言われて怖くなりました。
あんなのが残っているなんて、確かに気持ち悪いですね。ご忠告ありがとうございました。
いつもコメントありがとうございます。
himmel
- ぶどう畑さん からの返信 2023/12/15 12:09:04
- マイページの予約履歴
- himmelさん
ぶどう畑です。
説明がわかりにくくてスミマセン。
ブッキングコムにログインすると、右上にhimmelさんの名前が出てきます。
それをクリックすると、登録した情報別のカテゴリーが出てきて、その中に「予約」があると思います。
ipadの場合は、名前の並びにあるカバンのマークがそうかな。
予約のページには、予約中のホテルだけでなく、過去に予約したり、キャンセルしたりした履歴があるはず。
そのことを言っています。
これからもブッキングコムを使い続けるのなら、予約の履歴だけでなく、クレジットカード情報やら、連絡先やらを、一度、見直すのもいいかもしれませんね。
もし、詐欺メールを証拠として残したいなら、PDFで残すとか。
印刷機能でPDFが選べるならですが。
PDFにしてしまうと、たぶん、文字をクリックできなくなりますが、誤ってクリックする心配は消えます
ちなみに、ググるとPDFをJPEGに変換できるページがあります。
JPEGにすれば、ブログにもアップできますよ。
ご参考まで。
- frau.himmelさん からの返信 2023/12/16 00:22:25
- RE: マイページの予約履歴
- ぶどう畑さん、
この度も凄い情報ありがとうございます。
ブッキングコムのログイン、ありました!
予約予約、あった〜! その中に履歴一覧ありました!なるほどこのことですね。
ところが不思議なことに前回のホテル一覧の中に例のホテルは入っていなかったんです。キャンセルしたホテルは入っていたのに。
なぜだろう?まあ手数が省けてよかったと思いましょう。
せっかく教えていただいた登録情報ですから、支払いカードを変更しておきました。今まで3つも登録していたのですが、最も影響の少ないカードを1枚だけ残して他は消しました。実際に現地で支払いをするのは、別なカードでいいんですものね。
また次回ここを使うかどうかわかりませんが。
それから詐欺メールを証拠として残したいわけではなく、私の場合は「記念」(バカですね・笑)として軽い気持ちで残しておいたものです。ほんとにどこまで危機管理がなっていないのやら。
あ、なるほどPDFね。でももう詐欺メールは残っていないから、と思ったら、旅行記に挙げる時にスクショをとっていました。それが残っています。
私の記念のにっくき詐欺メールはそれでいいです。
でも、ぶどう畑さん、ほんとにお詳しいですね。
またいろいろ教えてください。
himmel
-
- ペコリーノさん 2023/12/12 22:03:08
- 予定は未定
- frau.himmel さん、こんにちは
旅行記楽しく拝見しています。
私も旅から戻りましたので、そろそろ旅行記を作らねば、と思いつつ、会社員の悲しさ、たまった仕事を片付けながら、年末の次々とやって来る仕事に追われる日々です。
コロナで旅行できなかったこの4年、計画を立てながらあれこれと考えていたのに、実際はそうではなかったということはよくあることです。
私も今回旅行して気がついたのですが、世界も変わりましたが一番変わったことは自分自身が4年半歳をとって、体力も気力もなくなってきたということです。そうやって自分自身と折り合いをつけて生きていくということを学んだ気がします。
そしてスマホのありがたさ!
私もGoogle mapにはとても助けられました。
旅の計画よりも皆さんが健康で戻って来られたこと、無理をしないこと、それが一番大事です。
なんて、これは私への言い訳でもあるんですけどね。
ペコリーノ
- frau.himmelさん からの返信 2023/12/13 12:18:34
- RE: 予定は未定
- ペコリーノさん、こんにちは。
えっ、旅に出ていらっしゃったのですか?全然知りませんでした。
今回はどちらへ? クリスマスマーケットかしら?
(いえ、聞きませぬ!。旅行記で楽しみにします)
旅からお帰りになってもお仕事に追いかけられていて、大変。お疲れさまです。
でも、私のように暇人でも旅行記を仕上げるのにすごく時間がかかっていますので、ペコリーノさんは始動なさったらすぐ私に追いつきますよ。
ほんとにそうですね。旅の計画を練る時間は十分あったのに、そもそもこの4年間で旅のやり方を忘れたみたい、怖いです。やっぱりコロナ禍の4年間、世界情勢も変わったけど、自分自身が変わってしまったということですね。すごーく判ります。
スマホ、ほんとに便利ですよね。と言っても私はまだ使いこなせないのですけど。
便利が故に不便なことも。
スマホに頼り切ってわき目も振らずに指示されるように着いていく。それも怖い。
途中、あそこに寄ればよかった、ここにも行けばよかった、なんてことがままありますから。
いつも言っていらっしゃいますけど、健康に帰ってきたことが一番の旅の大成功。ということで、今回の旅もいろいろアクシデントがありましたが、無事に帰ってきたんですもの、大成功でした。
ペコリーノさん、今回も「暮らすように旅をする」旅行記、楽しみにしています。
himmel
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
パリ(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2023秋 後期高齢シニアの冒険の旅
6
86