2023/06/05 - 2023/06/05
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ポポポさん
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大内正弘公と画聖雪舟縁の場所を訪ねる旅の後編。
引き続き雪舟庭と常栄寺をお送りしたいと思います。
今回は背後の山の中腹にある毘沙門堂まで足を伸ばしましたので併せてご紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
常栄寺の続きです。
第一の視点の本堂から見た庭園の景色。
富嶽を中心に蓬莱(日本)を意識した石の配置がされている部分。常栄寺雪舟庭 寺・神社・教会
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これより第一の視点である本堂を東に移動して庭の景色の変化を見てみよう。
視点をやや東に移動すると見えて来るのが中国の三山五岳の石組み。
本堂からは肉眼で庭園全体の景色が俯瞰できるが、写真ではファインダー内に収まる景色が限定されるためこのような方法を取ってみた。常栄寺雪舟庭 寺・神社・教会
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同じ場所からの心字池のアップ。
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庭園の案内図によると三山五岳の石組みの右横にあるのが書院跡である。
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正面の芝生のあたりが書院跡。
案内図によると書院の敷地は芝生のさらに右、現在皐月が植えてある部分まであったようだ。
第一の視点からの景色はこれで終わり。本堂から外に出て第三の視点から第二の視点へ移動して庭の周りを回りながら、景色の変化を楽しみたい。 -
本堂に置かれている白隠禅師の書。
白隠禅師は駿河国の人で臨済宗中興の祖と言われた高名なお坊さんだそうだが、私は学識不足で知らなかった。 -
白隠禅師が書かれた書で圓頓止観。
漢文の和訳と白隠禅師の経歴が説明されていたが、和訳はもっと平易な表現で書いて欲しかった。
私のような浅学の者には書かれている意味が分からない。 -
本堂から庭に降りてきた。
ここからは庭の周囲を回ってみたい。
まずは第三の視点からの景色である。元々ここにあった書院から眺める景色なので、見る者の視線は高く、俯瞰するように見えていたと思われる。
更には正面にあったはずの迎月亭も今は無く、往時の景色とは大きく異なるので想像が追いつかない。 -
迎月亭があった辺りのアップ
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次は第二の視点に移動する。
ここは迎月亭があった場所の少し手前である。
本堂が視界に入る事で庭の景色が激的に変わる。常栄寺 寺・神社・教会
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第二の視点からの景色。
丸いサツキで囲まれた部分に迎月亭があった。
迎月亭からは心字池を見下ろすように見えていたはずであり、ここから見る景色も室町時代とは見え方が違う。
ここから見下ろすと心字池の四仙島がはっきり見えていたであろう。
但し、ふn石だけは方向が違うので舟には見えない。 -
第二の視点からは心字池の四仙島がハッキリ見える。
池の右端から岩島、亀島、船島(案内図では船石になっていた)、鶴島。
亀島は第一の視点からは頭が見えるが、第二の視点からだと身体の側面が見える。
心字池の四つの石は以前は島と名付けられ、四っつ合わせて四仙島と呼ばれていた。
かつて船島と呼ばれていた石がいつの頃から船石と呼ばれるようになったか知らないが、もはや四仙島とは呼べなくなったようだ。 -
岩島と亀島のアップ。
池の水はかなりの量が抜かれていた。そのため四仙島は浮かび上がったように見える。
池に水が満たされた状態で無いと島の印象が乏しい。 -
第二の視点から眺めた迎月亭跡北側の景色。
心字池北側の斜面には縦型に多数の石が配置されている。案内図では名前の記述が無いが、確か五百羅漢だったと思う。ただ確実な記憶ではないため、記憶違いかもしれない。 -
池の奥に見えているのが枯滝である。
滝の手前の心字池には右から亀島、船島(船石)、鶴島が見える。
亀島と鶴島の間に船島があるのだが、第二の視点からは船の形には見えない。 -
枯滝のアップ。
ここで気になったのは枯滝では無く、枯滝の右下にある水色の機械。
コマツのミニユンボだと思われるが、これで池の水が抜かれた理由が分かった。
雪舟庭は修復工事中だったんだ。たまたま訪れた日は工事が中止だったという訳だ。
だから観光客がいない。工事中だから誰も観光に来ないはずだ。常栄寺雪舟庭 寺・神社・教会
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中央の島が鶴島、そして右の岩が船島(船石)。
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心字池の右に岩島、中央が亀島。その右奥が書院跡である。
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再び第二の視点から見た心字池。
第一の視点よりも第二の視点からの景色の方が気に入っていたので、こちらから写した写真が多い。 -
北側の五百羅漢だったと記憶していた石組群。
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再び心字池と庭園の景色。
観光客は私以外一人もいない。 -
枯滝の麓に青色のユンボが見える。幸いにも訪れた時には工事がされていなかった。
何も知らずに私は雪舟庭を訪れたが、他の観光客は工事を知っていて訪れなかったのかもしれない。
いずれにしても雪舟庭を一人で散策したのは初めてでとてもラッキーだった。 -
庭園の北側にある大内正弘公の母君妙喜寺殿の墓。
妙喜寺殿は応仁の乱の最中、大内氏の内部分裂を起こした大内道頓の乱を長門守護代陶弘護や岩見の国の宿老益田氏らと連絡を密にし、分裂した家中を統率し、反乱軍(道頓)を駆逐したすご腕ママです。
常栄寺は妙喜寺殿の菩提寺妙喜寺が発祥である。そのため寺の境内に妙喜寺殿墓があるのだ。 -
妙喜寺殿の墓の右隣りにあるのが雪舟の筆塚。
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心字池西北の隅から見た庭園南側の景色。
右の建物が本堂、その左が茶堂、さらに左の建物には明治天皇の宿泊の間がある。 -
枯滝のアップ。
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心字池。
右が船島、左が鶴島。
第二の視点からは鶴の形が分からない。 -
右に岩島、左は亀島。鶴島同様第二の視点からは亀の姿には見えない。
池の水が抜かれていることにも起因しているかもしれないが、元々は池に浮かぶ亀を表現しているので水が満ちた状態で見た方がいいと思う。
ちなみに右の大きな石の部分が亀の頭。 -
第二の視点から見た心字池と庭園の景色。
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亀島を中心にとらえた雪舟庭の景色。
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前庭。中国三山五岳および富嶽(富士山)を中心とする日本と思われる石組。
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庭園北側の石組。
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かつて五百羅漢と紹介されていたと記憶している石組。
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庭園の北にある四明池の付近から写した心字池。
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四明池を過ぎた辺りから見た心字池。
鶴島がハッキリ見えるのだが、この方向からも鶴には見えない。 -
こちらが四明池。
四明池はモリアオガエルの生息地。 -
モリアオガエルって天然記念物らしい。
知らなかったな。 -
モリアオガエル繁殖地の説明板。
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ここは階段を下りて庭園の東側を歩くコースと山の中腹にある毘沙門堂に登る山道との分かれ道である。
いつもはここから下に下りて庭園の側を歩いて帰るのだが、今回は一念発起山を登ってみる事にした。 -
この山道が毘沙門堂へ登る山道だ。
結構勾配があり、長い山道だった。 -
この辺りは傾斜が急で結構足にくる。
山道には木の根が蛇のように這っていて、趣を添えていた。 -
山道の途中にあった弘法大師堂。
弘法大師を祀っているので常栄寺は真言宗のお寺?
いやいや、この寺は禅宗臨済宗の寺である。
禅宗なのに何故弘法大師堂があるのかな?
何代目かのお坊さんが弘法大師を尊敬していて建てたのかな?
そんな事はまずないだろうから、理由が分からない。 -
次に出会ったのは薬師如来堂。
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薬師如来の由来。
この薬師如来堂は平成9年に再建されたもの。
以前のお堂は大正15年の大火寺と共に焼失したそうだ。 -
ハーハー、ヒーヒー言いながらようやく毘沙門堂に到着した。
毘沙門堂前には立木を切り倒した眺望スポットがありそこから写した山口市宮野地区の景色。 -
同じく山口市宮野地区の景色。
中央の建物は山口県立大学(?)かな。 -
毘沙門堂(毘沙門天)の建物。
想像していたより大きな建物で、お堂の中には立ち入り自由だった。 -
毘沙門天の由来書き。
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引き戸を開けるとこの案内表示が。
早速中に入ってみたがお堂の中は結構広かった。 -
正面に毘沙門天像が安置されている。
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これが毘沙門天像。
所々色が剥げ落ちているが色付けされた像だった。 -
毘沙門天像のアップ。
毘沙門天は四天王の一人、四天王の場合は多聞天と呼ばれている。
また七福神の一人でもある。 -
毘沙門堂から山道の階段を下って心字池の側まで降りてきた。
池より大分高い所で見下ろしているため心字池の全景を見る事ができる。
手前が鶴島、第二の視点から見た時には石の固まりとしか見えなかったが、ここからは鶴の両翼だった事が分かる。 -
分かり易いように少しアップにしてみた。
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こちらは亀島。
ここからなら亀のようにも見える。この亀はもっとアップにすれば良かった。 -
聴松軒。庭園鑑賞ができる休息所のようだが藁葺の屋根がボロボロだ。
触らないでと注意書きがある。これ以上傷んだら屋根の葺き替えが必要になるが、藁葺屋根の葺き替え職人が果たして残っているだろうか? -
聴松軒から下って庭園の側まで降りてきた。
すぐ側には亀島が見える。
この距離なら亀の頭もハッキリ確認できる。 -
次は船島。名前の通り船のように見える。
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心字池に掛けられた石橋と右に蓬莱石、左は船島。
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前庭の三山五岳の石組。
その奥に見えるのは日本の象徴富嶽(富士山)。
この景色を最後に雪舟庭を後にした。 -
ビュースポットやまぐちの一つとしてうらばれている常栄寺雪舟庭の紹介文。
写真は満々と水を湛えていた時の心字池。亀島、鶴島の様子が良く分かる。
さて、常栄寺を後にする前に確認したい事があるのでチケット売り場の女性に訪ねてみた。
①心字池の補修工事について
心字池は現在補修工事中で、その為池の水は抜いている。工事は6月末に完了の予定。
②本堂に掲げてあった雪舟、毛利隆元、大内盛見の肖像画がないが、どうしてか?
雪舟の肖像画は重要文化財に指定された。そのため3人の肖像画は山口県立美術館で保管して貰っている。
常設展示されていないが、特別展の時には見れる。
③雪舟庭前庭の富嶽(富士山)の石の左側が欠けているがどうしてか?
私は昔の事は分からない。欠けた理由は住職しか知らないと思うが生憎所要で出かけている。
私も富嶽と言う石があるとは知らなかった。直接住職に問い合わせて欲しいとの事だった。
山口市にはこの他に雪舟庭と呼ばれる庭園がまだある。
次回はその庭園をご紹介します。
訪問下さりありがとうございました。
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