2023/06/28 - 2023/07/02
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World Traveler 1959さん
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この旅行記スケジュールを元に
世界周遊航空券とは別途手配してバンクーバーに足を伸ばしました。去年と同じ日に同じ店で同じ食事をしたり、同じ場所を訪れたりするノスタルジックな旅になりつつ、新しい発見や驚きもありました。だから旅は楽しい!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エアカナダルージュ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
バンクーバーに到着しました。わたしがカナダに来たらまずすることはお馴染みのこれ!
バンクーバー国際空港 (YVR) 空港
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エネルギーの補給ができたので、わたしがバンクーバーでいちばんお気に入りの場所に行くとしましょう。
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橋を渡った先は高級住宅地で有名なキッツラノ方面。ここに住む友人とは入れ違いに。改めてモントリオールで会うことになったので、今回はこちらではなくここから左側に向かって…
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…日本ではなかなか見かけないものを街中で発見。プレートに書かれた情報によると、アフガンに平和と自由をもたらし犠牲となった162人のカナダ兵への追悼のために展示してあるようです。でも、目的地はここでもありません。
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ホテルから寄り道をしながらゆっくりと50分ほど歩いて、やっと到着しました。そう、わたしのバンクーバーでいちばんのお気に入りはグランヴィルアイランドです。(あくまでも個人の好みです。)
グランビル アイランド 市場
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小腹が空いたのでマーケットでホットドッグとステラをゲット。
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しばらく歩いて、思い出の場所に。昨年この写真の近くのアイスクリーム屋さんで働きながらすごく明確な意思を持って親御さんからの援助を最小限にホスピタリティを学びご自身の夢の実現に向け努力されていた日本人留学生に出会いました。その方は今はどうしていらっしゃるのだろうか?と気になってそのアイスクリーム屋さんを再び訪ねてみました。
その人の名はS(プライバシー保護のためイニシャル表記にします。)さん。お店に行って店員さんに話しかけました。
WT: Hello.
JG: Hello.
WT: Excuse me, but can I have a question for you?
JG: Sure. What is it?
WT: I came here last year almost on the same day as today, and met a Japanese called S.
JG: Oh. I’m Japanese. えっ?日本の方ですよね。
WT: So am I. Okay. I am looking for S. Do you know of S?
JG: I’ve heard of the name from the shop master, but I haven’t met.
Wt: So how long have you been working here?
JG: A few months now.
WT: Okay. Thanks anyway.
というわけでSさんは少なくとももうここにはいないことがわかりました。でも、新しい日本人の店員さんに以前そこで働いていたSさんの話をするくらいなら、オーナーご夫婦はSさんのその後のことを何かご存知かもしれません。そこでわたしは厚かましくも去年ここに来た時にお話ししたことがある韓国ご出身の店主に直接声をかけました。
I’m looking for S who used to work here. S said, “I go to a college in downtown to study hospitality and want to get a job in the hotel industry.”と伝えると、そばにいた奥さんが「Sさんはあなたのことを話していたよ。」と言いました。どうやらどこかのホテルで仕事が見つかって昨年末に帰国したんじゃなかったかなぁ、ということでした。もちろん雇用主は被雇用者のプライバシーを守らなきゃならないでしょうから、それ以上のこてとはたとえご存じであったとしても話せないでしょう。お忙しい接客の合間に荒唐無稽なわたしの人探しに対応してくださって本当にありがとうございました。
まあ、とにかくSさんが夢の実現に向けて前に進んでいらっしゃることが分かって、それだけでもホッとしました。 -
ホッとしたら急にまたお腹が空いてきて、こちらのレストランにやってきました。ここは苦学生のSさんがカレッジに通い勉強しながらアイスクリーム屋さんの仕事をしているけれど、家賃とスマホの通信費と学費を払うと残りはCND400程度で、晩ごはんはオレオみたいな日が続くこともあると言っていたので、食事に連れて行ってあげた場所です。
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その時と同じ席で今回もその時と同じメニューを注文しました。ウェイターの人にこの話をすると、韓国映画でそう言う感じのハートブレーキングストーリーを観たことがある、みたいに言うから、No, no, you may think so, but it's not like that at all. Rather, I came back here because I felt happy with the growth of the person who I think as one of my own child. It's sentimental, but I'm sorry it's not a romantic story at all.(いやいや、あなたはそう思うかもしれないけど、全くそうじゃないんだ。むしろ自分の子どもの成長を喜ぶ思いで今ここに戻ってきたんだよ。センチメンタルではあるけれど、全然ロマンチックな話でなくてごめんね。)とお伝えしました。
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翌日、前回(ちょうど一年前)のバンクーバー訪問の際に行きそこなったスタンレパークを目指すことにしました。
この辺り横断歩道が見当たらない。スタンレーパークは道路の向こう側。どこをどう渡ればいいのか?と思っていたら、こんな看板が目に入りました。
はは、なるほどこの先に地下道があるってことね。スタンレーパーク 広場・公園
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昨年はすぐそばまで来ながら辿り着かなかったスタンレーパークにやっと到着しました。バラ園があるようなので、まずはそこに行ってみましょう。
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おっ、なんともブリティッシュテイストのお庭が…。
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ありました。ここStanley Park Rose Gardenは、今回の旅行中にロンドンのKew GardensとQueen Mary’s Gardens、ブエノスアイレスのEl Rosedalに続いて訪れた四つ目のバラ園です。
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こちらのバラ園も美しくて、しかも無料で堪能できて大満足です。他のところでもそうでしたが、新婚カップルのウェディング・フォトや子どもさんのお誕生日記念のほか、SNSで発信するのでしょうかモデルのようにポーズをとって写真や動画を撮影している方がたくさんいらっしゃいます。
バラ園からトーテムポールを目指し少し歩いてはところどころで腰掛けて、あらかじめ買っておいたいちごやチェリーやチップスを食べてはまた少し歩いて、林の中を潜り抜けて森林浴気分も味わいながら… -
…かと思えばまた海岸沿いに出てきて…
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コヨーテ注意のこの看板に目を奪われていると…
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やっと目の前にお目当てのこれが見えてきました。中学生の頃に英語の教科書で見た(記憶違いかもしれませんが。)ときから、いつか来てみたいと思っていた「あこがれ」の場所です。50年の時を経て実現できました。
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すっかり歩き疲れてビールタイムとしたいので、ダウンタウンに戻りました。去年の同じ日に行ったパブに再度出向いて同じメニューをいただきました。ただし、ビールだけは違うものを注文しました。まず一杯目ははじめていただくブレームーン。はい、美味しいです。
ロブソン通り 散歩・街歩き
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次はカナダ全土で人気のビールMolson。
ロブソン通り 散歩・街歩き
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すっきりした飲み口で日本のメジャーなビールの味わいに似ていました。
こちらのパブの従業員の中に、バンクーバー在住8年目と言う30代くらいの日本人男性がいらっしゃいました。去年5年ぶりに日本に帰って日本のプロフェッショナルなホスピタリティの高さを実感すると同時に、コンビニなどで働く無気力、無表情な日本の若い人たちの姿が悲しく思えた、と言っていました。若い人たちが日本で自分たちの未来に希望が持てないでいるので、そのことが明るく元気に働けない原因の一つになっているんじゃないだろうかと不安になりました。
そう言えば、バンクーバーの最低賃金は昨年よりまたCND1.1上がって現在CND16.75/hだそうです。最低の時給で1,800円超えですか…。
滞在しているホテルの近辺はアジア系の人たちが結構多くて、日本人留学生やワーホリの方々たちもちょくちょくお見かけます。この翌日にたまたまお話する機会ができたワーホリ生活9ヶ月になると言うお二人も「お給料のことだけ考えれば日本に帰る気になれない。」とおっしゃっていました。
わたしは政治家でもなんでもありませんが、このようにして有能で貴重な人材がどんどん国外に流失していく現実がこれからの日本にどのような影響を及ぼすのか、一人の日本国民として改めてしっかりか考えてみたいです。 -
三杯目も地元の銘柄Kokaneeビール。これは甘口でした。いかん、調子に乗って何杯でも飲んでしまいそう。ほどほどにしておかないとね。
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ビール3杯いただいて部屋にもどって寝支度をしたらどっと疲れが出て、朝までぐっすり眠ってしまいました。
目が覚めたら日付が変わり7月に。
そう、今日はカナダデー。と言うことでシャワーを浴びて、朝食をとってからカナダプレースに向かうとしましょう。
水上飛行機がひっきりなしに離発着する様子は何時間でも見ていられる気がします。でも30,000円もするし、怖いのでちょっと手が出ません。 -
7月1日はCanada Day。昨年は偶然ここカナダプレースに来てこんな催しをやってるんだ…これなんだろう?みたいな感じでしたが、今回はオープニングセレモニーを見て初めてこの日の意義を知りました。
カナダプレイス 広場・公園
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この日は、かつては1867年に北米のイギリス自治領が連邦政府として一つにまとまった記念日のような位置付けであったのですが、2021年の5月に先住民寄宿学校跡地で215人の先住民の子どもの遺骨が発見され、以後は何千年も前からこの土地に暮らして来た先住民に対する謝意と敬意を込め、先住民の代表者と共同でこうしたイベントが開催されているのだそうです。
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去年はここが有名な観光地であることも、南側のWest Hasting Streetは地元の人でも近づかないほど怪しい区域だということも知りませんでした。あとになって現地で知り合った方(Sさんのことです。)に教えてもらったくらいです。
この日、ウォーターフロント駅の方から蒸気時計のある通りウォーターストリートに入ったお土産屋さんあたりで「Do you come from Japan? 気をつけてください。」と英語と日本語の微かな声が聞こえました。わたしに向かって言っていたのかよく分かりませんが辺りを見ても他に日本人らしき人はいませんでしたので、その声のほうに「ありがとう。I know. I will.」とお答えしました。 -
少なくともここバンクーバーでは、昨年から開催意義がさまざまな角度から見直されているということで、それも影響してか、予算の都合かわかりませんが、今年は花火大会はなくなったんだそうです。
去年は花火大会があることを知らないまま疲れて眠ってしまったし、なんだか間が抜けてますよね。スカイトレインで15分くらいのバーナビーではやるそうですが暗くなるのは10時で、明日は8時にはホテルをチェックアウトして空港に向かわなければならないので、ちょっと悩みどころです。
あっ、ちなみにこの写真の中央のサングラスの人、バンクーバー市長さんです。 -
ところで、今回のカナダ周遊の航空券は昨年バンクーバーからトロントに行くはずが直前になり友人がCovid 19のテストポジティブとなり、急遽フライトをキャンセルした際のリファンドクーポンを使って購入しました。当時、カナダではコロナ禍からの脱却により急激に需要が増加して航空会社や空港は大変な状態になっていました。わたしも、バンクーバーからエドモントン経由でモントリオールに移動する際に、セキュリティチェックだけで1時間以上かかったり、はじめてのロスバケを経験したりといった状態でした。
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トロント行きのキャンセル手続きからリファンドを受けるまでにエアカナダさんのサイトやいただいたメールには最長6週間かかる場合がありますと表示されていましたが、実際にクーポンコードがメールで届いたのは半年以上経ったクリスマスの頃でした。忘れかけた頃にクリスマスプレゼント?だなんて、エアカナダさんもなかなか粋な計らいをなさいます。
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と言うわけで、今回のノスタルジックでセンチメンタルだけれど一応ハッピーエンドなバンクーバー旅行はTim Hortonsに始まりTim Hortonsで締めくくりとしましょう。
ただ今、現地時間は7月2日(日)午前8時前。では4連泊させていただいたバークレーホテルをチェックアウトして、これから友人家族のいるカルガリー に向かうとします。
今回もご覧いただきありがとうございました。次回は、7月12日頃に、カルガリーとモントリオールの滞在記をアップしたいと思います。
いいねやコメントをいただけると嬉しいです。では、みなさん良い1日を!
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