別府鉄輪温泉柳屋さんで湯治して地獄蒸しを作ってみたい・界隈散策＊花と温泉と歴史の大分２泊３日ひとり旅②1日目午後2023.5.17-18

2023/05/17 - 2023/05/18

別府温泉の北に隣接する日出町にある大神ファームはとても素敵な所です。
四季折々の花々とハーブを楽しみに、遥々行きたくなる場所です。
三月は一面見事なミモザの黄色一色だったのが、今回はパワーアップした薔薇園は丁度見ごろ・・
…というか・・花の見頃とお天気と・・綺麗な花を愛でるのは時間と体力がなきゃなのね・・って事がわかってきたこの頃です。
花を追う旅を始めると、結構忙しいかも・・

大神ファームでは、紫陽花がスタンバイしてたし、夏は一面向日葵、秋は秋薔薇、春になると菜の花と桜
・・年間パスポート買った方が良いな・・と思うこの頃・・

大神ファームだけでなく、くじゅう花公園、宇佐にも足を延ばし、別府の湯治宿で蒸し料理も作ってみました。
から揚げ天国の大分・・禁断の・・から揚げととり天食べ比べもしてみました。
２泊３日の旅記録です。
１日目・・大神ファーム　　　　　　　　　　　　　　　　　　鉄輪温泉　柳屋泊
２日目・・くじゅう花公園　
　　　　　から揚げ専門店発祥店
　　　　　宇佐神宮　県立歴史博物館　　　　　　　　　　　　日出温泉　ソラージュ泊
３日目・・道の駅
　　　　　とり天発祥店　

エリア 別府温泉(大分)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

薔薇が見頃だった大神ファームから、車で30分ほど走り別府鉄輪温泉の柳屋さんが、その日のお宿です。

サリーガーデンの宿　鉄輪柳屋 宿・ホテル

12月に来た時は、縁付きの新館の和室で、併設されている地獄蒸しイタリアンで夕食をとったのですが、今回は、昔ながらの湯治宿体験をしてみようと、再訪しました。

鉄輪界隈は、古くから、田植え後の湯治などの目的で長期滞在の為の間貸し、自炊宿が多く、柳屋さんも、湯治宿だった先代から引き継ぎ、今風にリノベーションされています。
昔ながらの風情も残しつつ、モダンな雰囲気のある素敵なお宿で、女子のひとり旅の方も多いようです。

お宿の前の駐車場に車を停め、暖簾をくぐり

素敵なエントランス

お花をしつらえてあるのも素敵です。

ウェルカムドリンクとシフォンケーキがうれしい。

チェックインして、お部屋へ
館内案内していただきまして、二回目になので、ざっと。
自炊して、ここで食事しても良いそうです。

落ち着いたフリースペースでゆっくり読書・・なんてのが良さそうです。

自炊の地獄蒸し窯からは湯気が上がってます。

もくもくと

温泉が飲めるようにもなってます。

地獄蒸し卵き自由にいただけます。

今回のお部屋は、四畳半の一間、昔からのスペースです。
部屋に洗面所、お風呂はなく、共同ですが、全く問題ない。

トイレも数か所あるし、快適です。

自炊の台所が完備されていて、使ったものはふきあげて元の場所に戻します。

二階のお部屋へ

綺麗です~四畳半ですが、狭さも感じません。

暇つぶしにもなる雑誌も置いてくださってます。柳屋さんが掲載されている本でした。

これで、大風呂に行くようです。

お布団もセルフで

浴衣

羽織も

すっかり夏仕様です、すだれがかけてあります。

この高さに鏡っていうのも、うれしい。立ったままアレコレできる、省スペース

大風呂へ行ってみます。

小ぢんまり

鉄輪の温泉は高温ですので、お水はありがたい。

蒸し風呂もあります。

凄い熱気

大風呂

ポーラでうれしい。

お宿から、裏側に通じる・・蒸湯に通じる路地

こちらの路地からはすじ湯に行けるようになっています。
すじ湯温泉は、浴衣で行けば無料。

蒸湯は17時で終了って聞いて、とりあえず行ってみました。
道すがら、一遍上人でしょうか？

路地の坂道を上って

あちこちに温泉の湯気が噴出しています。

すじ湯通りを行くと

ここが、もともと蒸湯があったところだそう

今は蒸湯広場

一遍上人がまつられています。
時宗を開いた一遍上人は全国を廻る途中に鉄輪に寄ったとされています。

一遍上人をおまつりしています。上人という地名も一遍上人からきていたのか・・

旧蒸湯跡

今は使われていないようです。

野口雨情
豊後鉄輪蒸し湯のかへり肌に石膏の香が残る　とありました。

石に囲まれてるんですね・・蒸湯

無料の足湯がありました

嬉野温泉でも見た足湯の蒸湯でした。

も少し坂を上って、営業している蒸湯、時間ギリギリに来たのですが、ちょっとだけ様子を

今日はもう時間がないけどね説明だけしますねっ・・って親切に説明してくださいました。ありがとうごさいます。

こういう感じに寝て蒸されるそうです。

また、来た坂、すじ湯通りを下り

湯気がすごい、あちこちから
一遍上人が訪れた頃のこの辺りの住民は湧き上がる湯気、地獄を持て余していたようで、それにも驚きます。
有難い温泉かと思いきや・・迷惑な湯気とは・・作物が育ちそうもないですよね。

すじ湯温泉・・地域の共同風呂、柳屋さんの浴衣を着てれば無料で入れます。
100円の共同温泉があちこちにある別府、良いですよね~

暗くなる前に、夕食材料調達へ。
すぐ近くの商店は水曜日お休みなので、最寄スーパーへ。
水曜日は宿泊客も少なめなんでしょうね。

調達してお宿へ着いた頃には暗くなっていました。

一人分の材料調達はなかなか難しい。
もやしの上に豚スライス載せて、あとはカット野菜を脇に乗せ

手順通りに・・竹猿に載せ、蒸し窯に入れ・・・

蓋をしまして

バルブを思いっきり回して、湯気を出す。

こういう感じなのね・・
5分くらいでいけるんじゃないかな・・と・・主婦的勘を働かせ

飲む温泉があったんだった・・

これをいただきながら・・まつ事五分
温泉は、ちょっとだけしょっぱいけど、飲みやすい。

取り出すときは、ラバーの手袋を必ずしてくださいって事だった、忘れずに・・

良い感じじゃないかな・・

取り出しまして・・フリースペースでのんびり夕飯~~
ヘルシーで美味~~~な夕飯でした。
ちなみに・・・近くの商店では、良い具合に一食分ずつ売っていただけるようです。
要注意です、水曜日は。

一夜明け・・早朝

障子を開けると・・湯煙・・どころじゃないくらいの、凄まじい湯気が激しく上がってます、変わらず。

全方向、レトロな雰囲気なお部屋で、天井さえも絵になります。

廊下側の灯とりの窓も良い感じ~

下方のすりガラスもレトロ~

窓際の下の部分だけ格子になってたり

格子部分のガラスもレトロ~
朝食は七時半なので・・

鉄輪が見下ろせるっていう展望台に行ってみる事に

だーれもいません

ここが、夕飯調達できる、すぐ近くの商店兼、こちらも湯治宿のようです。

こんな感じで買えば、楽勝~~

車で坂を上り高台の　湯けむり展望台へ

湯けむり展望台 名所・史跡

ここですね

別府と言えば・・この写真、この景色が見れるのね

わぁっーこれこれ~~ザ・別府って感じの鉄輪が全貌
晴れてたら・・ちょっと残念だけど・・・素晴らしい景色でした。

下方に目を移す

貴船城　の入り口も通り掛けに見えたので

貴船城 名所・史跡

行ってみました。
別府にこんなお城があるとは・・再建されたもののようですが・・

ここからの景色も展望台同様素晴らしい

すぐ下の高台の町、優雅に見えます。別府の町と別府湾、右手の山と、素晴らしい景色が見える高台の町、うらやましい。

旅館の駐車場に戻りましたが、朝食まで、まだ時間があるので、坂を上って地獄の方へ上ってみました。

いでゆ坂ポケットパーク　だそうで

早朝なので閉まってますが

足湯

蒸し湯・・
前日寄ったところ?とは、また違うよね?わからなくなってきました。
あちこちに足湯やら蒸し湯やら、共同浴場やら、一遍上人やらいらっしゃるような・・

いでゆ坂を上って

いでゆ坂 名所・史跡

地獄蒸し工房

地獄蒸し工房 鉄輪 名所・史跡

柳屋さんの自炊で作ったような地獄蒸しができる

隙間があると・・モクモクって感じで湯気が上がってます。

共同浴場　上人湯

上人湯 温泉

一遍上人が、こちらにも祀られています。

100円ってすごい・・
上人の下も蒸籠のようになってますが・・ここも蒸せるのかな?

いでゆ坂の板版上まで来て

道を挟んでその上はみゆき坂　で、その上方に、地獄が点在しています。

みゆき坂 名所・史跡

バスターミナルにも、湯気がモクモク・・
こんな感じじゃ、昔の農民さんが厄介だと思ったのもわかる気がします。

大きな道沿いにバス停があり、自家用車じゃない方は、ここまでアクセスできるんですね、鉄輪温泉へ。

鉄輪観光案内所

レトロなポストが似合う町ですね~

上ってきたいでゆ坂を下って帰りましょ

ここにも、共同浴場

地獄原温泉

地獄原温泉 温泉

地獄原って名前からしても、昔は地獄を想像する場所だったんでしょうね・・

そろそろ、朝食の時間・・帰ってきました、お宿に。

素敵なダイニングです。

好きに生けてお部屋にもっていってよいようです。

奥に進み

ここはセルフで

温泉卵もありました

蒸籠ごと蒸されたのが、とても目新しくって・・美味なんです。。
これもいただきたくって、リピートしてます。

綺麗な朝食です。ごちそうさまでした~
結局湯治と言いながら、一食作っただけでしたけど、楽しかった~
③につづく