2023/05/03 - 2023/05/06
138位(同エリア424件中)
ぬいぬいさん
ここ数年旅のスタイルがすっかり変わりました。
新たに加わったのが、JALのどこかにマイルでたまったマイルを有効活用して、リーズナブルに日本全国を気ままに空の旅をすることと、もう一つが車を燃費の良いコンパクトカーに買い替えたことによって、車を利用した一人旅。
車でひとり旅をする際に、私が決めた3つのルールがあります。
ルートその1
高速道路は使わずにひたすら一般道を走る
高速で一瞬で通り過ぎてしまう場所で思わぬ発見
ルールその2
ホテルや旅館には泊まらず車中泊が原則
入浴は日帰り温泉を利用する
ルールその3
事前の観光プランは最小限とし、思いつくまま気の向くままに、見かけた所に立ち寄る。
キーワードはいろいろあります。
絶景、ワースポット、一の宮神社、古刹、古い街並み、近代建築、世界遺産、現代アート、美術館、日本百名城、日本百名山、教会、秘湯・・・
とまあ数えきれない程あります。
まあ、ものは言い様で、単なる節約旅行でめんどくさがり屋だけなんですが。
今年のGWも航空運賃もホテルも高い空の旅はやめて、一般道を車で旅する車中泊の旅に5月3日より出かけました。
今回旅先に選んだのは静岡・愛知・三重・和歌山の4県を旅する計画。
3日目は南紀白浜、串本、熊野那智大社をドライブしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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車中泊の旅でいちばん大変なのが、車を停めて安心してぐっすり眠れる場所を見つけて確保すること。
2日めの夜は串本の道の駅『くしもと橋杭岩』で休みました。
早朝の4時すぎ頃から表が騒がしいと思ったらすでにこんな状態。 -
慌ててカメラを持ってスタンバイしたものの日の出時間を過ぎても太陽が出てきません。
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残念ながら雲の隙間から一瞬顔を出しただけで奇麗な朝日を見ることができませんでした。
橋杭岩 自然・景勝地
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こちらが道の駅くしもと橋杭岩。
結局ここに滞在したのは夜から早朝にかけてだけだったのでトイレだけで中に入ることがありませんでした。道の駅 くしもと橋杭岩 道の駅
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今日はこれから海岸線を南紀白浜まで走ります。
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途中立ち寄った串本海中公園
沖合にある水深6.3mの海中展望塔からは自然の海の中が観察できるそうです。串本海中公園センター 動物園・水族館
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1時間ほど走って南紀白浜に到着。
まずは白浜のランドマーク円月島へ
あれっ!
思っていたより小さいぞ・・・円月島 自然・景勝地
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イチオシ
次に向かったのは千畳敷
ここは国の名勝に指定されている景勝地。千畳敷 自然・景勝地
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今から約6000万年前の第三紀層の砂岩からなる太平洋に面したスロープ状の岩盤です。
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長い年月をかけて浸食され、このように複雑な地形が作り出されました。
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広さは約4ヘクタールで、東京ドームほどの大きさなので千畳どころの広さではないですね。
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ここは夕日の名所でもあり、広大な太平洋に沈む夕日は「日本の夕陽百選」にも選ばれています。
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こちらは三段壁と呼ばれている50m程の高さのある断崖絶壁。
崖に下には源平合戦で熊野水軍が船を隠したと言い伝えの残る弁財天を祀った洞窟があります。
でも、入場料1300円はちょっと高すぎます。
当然スルーして上から眺めただけ。三段壁 自然・景勝地
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ここは恋人の聖地にも選定されていてハートのモニュメントにハート型の南京錠がたくさんぶら下がっていました。
三段壁展望台 自然・景勝地
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白浜の名の由来にもなった延長620mに渡る白砂の浜は毎年約60万人が訪れる関西屈指の美しいビーチ。
「日本の快水浴場百選」にも選ばれています。白良浜海水浴場 ビーチ
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ハワイのワイキキビーチと姉妹浜になっているそうで、白い砂、エメラルドグリーンの海、椰子の木
南紀のハワイですね。 -
そろそろお腹が空いたので朝ごはんを食べにとれとれ市場へ。
とれとれ市場南紀白浜 市場・商店街
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8時半から営業しているのは土産物売り場と海産物の市場だけ。
飲食コーナーは10時からの営業。
さすがに1時間半は待てません。 -
海産物の市場を覗きながら食料を探しましょう。
とれとれ市場 鮮魚コーナー グルメ・レストラン
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見つけたのはサンマの押しずし
表のテーブルでようやく朝食です。
半分は炙りになっていておいしくいただきました。 -
お腹も満足したところで、南紀白浜のお菓子の銘菓「かげろう」の本店へ。
ここはカフェを併設していて海に面したテラスでここでしか味わえない生かげろうをを食べました。
10数種類の中からチョイスしたのはプレーンといちご
美味しかった!福菱 Kagerou Cafe グルメ・レストラン
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白浜をあとにして串本へ戻ります。
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本州の最南端にある潮岬
ここは夕日の名所です。 -
岬の先端にある潮岬灯台。
明治6年の初点灯以来、100年以上も、海上交通の要所として沖行く船を照らし続ける30mの断崖に建つ白亜の灯台で、本州最南端のシンボルになっています。潮岬灯台 名所・史跡
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紀伊半島の最南端に位置している串本町の潮岬は本州の最南端の地になります。
潮岬本州最南端モニュメント 名所・史跡
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モニュメントのすぐそばにある潮風の休憩所では展望テラスと、潮岬の特徴あるジオサイトや、その大地と豊かな黒潮の恵みを受けて育まれた自然の紹介の他、串本町の人々が白蝶貝に夢を求めてオーストラリアに渡った歴史を紹介しています。
潮風の休憩所 名所・史跡
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こちらは潮岬展望タワー
最上階が有料の展望フロアーになっています。潮岬観光タワー 名所・史跡
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こちらは南紀熊野ジオパークセンター。
串本町や那智勝浦町、すさみ町など計10市町村から成る、“南紀熊野ジオパーク”の情報発信の拠点となる施設です。南紀熊野ジオパークセンター 美術館・博物館
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プロジェクションマッピング映像や、見て、触って学べる実験・体験装置で、南紀熊野の大地の成り立ちや自然、生き物などを、楽しみながら無料で施設です。
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車で20分ほど移動して南紀大島へ。
ここにはトルコ記念館があります。
串本になぜトルコ記念館が?トルコ記念館 美術館・博物館
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話は130年ほど前の1890年に遡ります。
オスマン皇帝の特使を乗せて日本に派遣されたトルコの軍艦エルトゥールル号が、帰国の途中、樫野埼灯台近くで台風により座礁沈没し犠牲者587名という大惨事がありました。
その時7地元大島村の人々は危険を顧みず69名救出しトルコ人の遭難者に温かい対応を行ったそうです。
トルコがなぜ親日国になったのか有名なエピソードですよね。 -
こちらはトルコ建国の父といわれているムスタファ・ケマル・アタテュルク騎馬像。
トルコ共和国の初代大統領であり、エルトゥールル号殉難将士の墓域の大改修と新しい慰霊碑の建立を決定した人です。
元々は新潟に建っていたそうですがエルトゥールル号の遭難120年に当る年にさらなる両国の友好と発展を祈って駐日トルコ共和国大使館より串本に寄贈・移設されたそうです。ムスタファ ケマル アタテュルク騎馬像 名所・史跡
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こちらがエルトゥールル号遭難の慰霊碑
トルコ軍艦遭難慰霊碑 名所・史跡
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異国の海に散った将士たちの霊を慰めるために建設されたこの慰霊碑では、今も5年ごとに追悼式典が行われているそうです。
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紀伊大島の東の先端にある1870年、今から150年前に初点灯した日本最古の石造りの灯台。
樫野埼灯台 名所・史跡
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高さ30mの断崖の上にたつ樫野崎灯台は、内部は非公開ですが横にある螺旋階段を使うと展望台へ上がれ、360度の絶景が眺めることができました。
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すぐ横には有人点灯していた頃に住居兼執務室として使われた煉瓦造りの樫野崎灯台旧官舎もあり、100円で内部公開していました。
樫野埼灯台旧官舎 名所・史跡
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数年前に「海難1890」の映画にもなった、エルトゥールル号が台風により座礁沈没したのはこの灯台の東側海上だったそうです。
生存者はこの灯台まで崖をよじ登ってきたそうです。 -
2時間近く走って次に訪れたのは熊野本宮大社へ。
車を停めてさっそく参拝します。熊野本宮大社 寺・神社・教会
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熊野三山を参拝する場合の順番はここが一番最初なのですが、今回は一番最後になってしまいました。
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11年前に初めて来たときは、熊野古道の中辺路を歩いてここに来ました。
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手水舎は水盤が写真パネルでふさがれていて竹の先から水がチョロチョロ
八咫烏もいます。 -
熊野本宮大社は熊野三山(本宮・速玉・那智各大社)の中心で、」全国に4700社以上ある熊野神社の総本宮になります。
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神門をくぐると檜皮葺の立派な社殿が姿をあらわします。
向かって左手の社殿が夫須美大神と速玉大神の両神。
中央は主神の家津美御子大神。
一番右手は天照大神が祀られています。 -
まずは夫須美大神と速玉大神からお参りします。
順番に4社参拝しました。 -
黒塗りの八咫烏ポスト
このポストから手紙を出す場合、社務所に行けば「出発の地より心をこめて 熊野本宮」というスタンプを押してくれるそうです。 -
大斎原の大鳥居に行く前に伊邪那美命の荒御魂が祀られている産田社に参拝します。ここは新たなものを生み出すパワーを感じる神社です。
産田社 寺・神社・教会
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熊野本宮大社から500m程離れた田んぼの中に、高さ約34m、幅約42mもある日本一と言われる大鳥居があります。
何故田んぼの中にこんな大きな鳥居があるの?
そう思われる方が多いのでは? -
熊野本宮大社はかつて、熊野川・音無川・岩田川の合流点にある「大斎原」と呼ばれるこの中洲にあって当時、1万1千坪の境内には五棟十二社の社殿、楼門、神楽殿や能舞台など、現在の数倍の規模を誇っていたそうです。
旧社地 (大斎原) 名所・史跡
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それが明治22年水害によって大半の社殿が流失してしまい、水害を免れた4社が現在の熊野本宮大社がある場所に遷座したそうです。
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イチオシ
現在は鳥居だけになっていますが、神が舞い降りたという大斎原はパワースポットとして多くの人が訪れていました。
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本宮大社を後にしてどうしても那智勝浦のまぐろが食べたかったので向かいましたが駅周辺の駐車場は満車状態で駐車場待ちの列と、お目当てのお店は同じく大行列化営業終了。
明日は家に帰るため少しでも移動距離を稼ごうと今夜の車中泊は二見が浦の公園駐車場を予定していたため伊勢まで戻ってこの日の夕食となりました。
二見が浦に向かい途中見つけたうどん食堂つばめでおろしかつとうどんのセットを。うどん食堂 つばめや グルメ・レストラン
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二見浦公園の駐車場に20時過ぎに到着
車中泊の車はまだ数台しか泊まっていません。二見浦公園 公園・植物園
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防波堤に腰かけて先程コンビニで買って来たチューハイで乾杯
そういえばアルコール好きな私ですが今回の旅ではこれが最初で最後の一杯でした。
明日は最終日品川の自宅に帰る道すがら伊勢の国の一宮を中心に神社を参拝の予定です。
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