2019/06/11 - 2019/06/18
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ポポポさん
この旅行記のスケジュール
2019/06/18
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ホテルで朝食
-
陝西省美術博物館
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この旅行記スケジュールを元に
6月18日長かった中国旅行もいよいよ帰国の日を迎えました。
当初の旅程では昨日行くはずであった陝西省美術博物館、旅程が余りにもタイトなため行けませんでした。そのため急遽出国前に行くことになりました。
そのため予定を変更してホテルの朝食も出発も繰り上げスタートとなりました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 飛行機
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
PR
-
おはようございます。6月18日の朝です。
7泊8日の中国シルクロードの旅は今日が最終日。旅程ではホテルから西安咸陽空港に直行し帰国するだけの日程でしたが昨日旅程が一部変更になり、今日朝一番で1か所観光することになりました。
旅程では昨日観光する予定でしたが、昨日の旅程がタイトで観光するのは不可能とのガイドのダンさんの判断で、急遽最終日に回された場所があるのです。
それは陝西省美術博物館です。
そのため旅程では10時30分にホテル出発でしたが8時30分に変更され、朝食は7時からでした。
西安皇城豪門ホテルの朝食の写真が昨日抜けていたため、本日写しました。
これは蒸し餃子や餡饅などの飲茶料理。グランド ノーブル ホテル 西安 (西安皇城豪門酒店) ホテル
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茹でたトウモロコシに肉野菜料理。
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焼ビーフンに炒飯です。
焼ビーフンは早くも少なくなっていますね。この料理は美味しいんでしょう。
お粥や炒飯は食べた記憶がありますがこのビーフン食べたかな?
記憶が定かじゃないので多分食べていないのかも。 -
ひよこ豆のトマトスープにゆで卵、ウインナーなど。
このひよこ豆のスープは美味しかったですよ。今回中国のホテルで食べた朝食や夕食はいずれも美味しかったです。
個人的な見解ですけど欧州の料理よりもアジアの料理の方がよっぽど美味しいと思います。グランド ノーブル ホテル 西安 (西安皇城豪門酒店) ホテル
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焼き魚の酢漬けと鶏肉料理。
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ベーコンにウンナーにゆで卵。朝食の定番です。
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香油、醤油、酢、チリソースなど調味料が勢揃い、
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左は私が中国で毎日食べたお粥です。右は黒米粥と書かれていますが、これは食べたことがありません。
どんな味か試しに食べてみれば良かったなと思いました。 -
ミニトマト、キュウリ、レタス、キャベツなど野菜サラダの具材。
ここはかなり量が減っていますね。野菜サラダを朝から食べる人が多いようです。 -
フルーツです。ドラゴンフルーツ、瓜、これはハミ瓜かな。そして定番のスイカ。
スイカはどのホテルでも出た記憶があります。
以上料理のほんの一部です。西安皇城豪門酒店は5つ相当のホテルなので、料理の種類は多いし美味しかったですね。
朝食の後出発の準備を済ませて8時30分にホテルを出発しました。グランド ノーブル ホテル 西安 (西安皇城豪門酒店) ホテル
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今日の天気は雨。昨日に続いて雨ですが幸いなことに観光中は雨は降りませんでした。今日は雨降りでも建物の中なので問題なし。
写真が陝西省美術博物館です。
我々と入れ替わりに韓国人のツアー客が建物から出てきましたが、皆20代くらいの若い男女でした。新婚さんのツアーかな? -
博物館の内部です。内部は円形で天井はドーム型の屋根。
2階と3階の部屋の壁に沢山の絵が掲げてありました。4階は各部屋に展示室がありました。
1階はここで年に数回行われる工芸品のオークション会場だそうです。
ここは美術館ですが美術品の展示即売やオークションもするらしい。 -
ドーム型の天井です。
陝西省美術博物館は陝西省人民政府が建設した中国西部最大の美術館で2001年にオープンした新しい美術館です。
陝西省文化庁が所管する文化機関で陝西省の民族芸術作品の展示と芸術作品の展示即売や絵画の展示を行っています。
入場料は無料です。 -
我々が博物館に入ると係員がやって来て、まず2階の回廊に案内されました。
しばらくして現れたのが当博物館の館長さん。写真の人です。
館長が簡単に博物館の説明をしてくれました。
当博物館は陶磁器と絵画を専門に展示している国立博物館であること。
現在中国で大変有名な画家の展示をしているのでこの作品は写真撮影禁止であること。
壁に掲げて展示されている絵は写真撮影OKとのこと。
当美術博物館は政府の許可を得て当館所蔵の美術品の一部をオークションや展示即売していること。
大切な美術品は特別室に保管されているので皆さんにも見て頂きたいとの事でした。
この辺りから少しづつ話がおかしくなって来た。そもそも国立各物に所蔵されている美術品を政府の許可があるとはいえ展示即売するなんて聞いたことがない。
そもそも博物館が所蔵する大切な美術品を政府が本当に売ってもいいよという?
どうも話が出来すぎてておかしいなと思い始めました。
帰国後調べたらこの美術館は陝西省文化庁の所管で国立美術館ではないことが分かりました。またガイドブックにも載っていませんでした。 -
まずは館長が有名な画家の絵がある部屋を案内するというので、館長の案内で館内を見学することになった。
4階の部屋に案内されると中に絵画が展示されていたが、中国の絵画は画家の名前さえ知らない。
館長からこの先生(画家のこと)は中国ではとても有名なので作品は高額で取引されていると聞いても、中国の画家の名前なんて全く知らないからああそうですかと頷くしかない。
部屋の中の絵を一部見て見て、すぐに特別室に案内された。特別室は写真撮影禁止で、室には玉石などの玉石彫刻の工芸品が展示されていた。確かに緻密な彫刻が施されていて優美で魅力的な作品ではあった。
次は特別室の隣、部屋続きになっていた室に案内されたが、体の良い買い物タイムであることが分かった。
部屋の正面には白い玉石の見事な装飾の花瓶が展示されていた。
館長曰く、「この玉と同じ物を先日大阪から来られたお客様が150万円でお買い上げ下さいました。ここにはこのように高価な物もありますが、お求めやすい価格で品質の良い品を展示しています。吟味の上是非ご購入いただきますようお願いいたします。」、実に丁寧で流暢な日本語であった。
この部屋には緻密で素晴らしい彫刻が施されたヒスイや瑪瑙、玉石の工芸品があったが30万円から50万円の品が多かった。すぐに購入するという価格帯の美術品ではない。
色々な製品があるので目の保養と思い見て回っていると係員から声をかけられ、3点セットの購入を勧められた。ヒスイと赤い瑪瑙のおわん型の食器とヒスイの念珠。食器と書いたが飾り用の工芸品でさしずめ床の間に飾っておくような物だろう。ヒスイと瑪瑙という宝石の器なので美術品と言えなくもない。
念珠は日本のものより玉がかなり大きい。3点セットで30万円だという。ヒスイは透き通った緑でとても美しい。赤い瑪瑙は光に充てると鮮やかな赤に発色してこれも綺麗だ。でも宝石に詳しくないので本物かどうかの目利きができない。
こちらは買う気が無いので商品の説明を受けてもいらないと断り続けた。
すると15万円まで値を下げてきた。日本人相手なので売価は元値の倍掛けにしているはず。15万に下げたという事は本来の販売価格まで引き下げたのだろう。本物のヒスイと瑪瑙でこの大きさの物が15万円なら安いのではないかと思い、一時は値切って買おうかと思ったが踏みとどまって断った。
買う気が無いと見た職員は立ち去ったがしばらくするとまた私の側にやって来て、「貴方にお勧めしたあの3点セットあのお爺さんが15万円で買われましたよ。
あんなに勧めたのにもったいない。でも大丈夫、あの品は同じ物がもう1セットあります。貴方には大負けに負けて10万円にしましょう。それからここだけの話、館長には内緒で私が貴方の奥様にこのヒスイの念珠をプレゼントしましょう。これは私から貴方への気持ちです。貴方には是非この品物をの日本に持って帰って頂きたい。この品はとてもいいものです。日本ではこんなに安くは絶対に買えません。」
と、甘い言葉をかけて来て購買意欲をくすぐる。
おいおい、夜光杯の土産物店みたいに勝手に値を下げて来たぞ。
ヒスイと瑪瑙だから本物なら10万円は安すぎるくらいだ。どうする、買うのか?
心の中で葛藤が始まりました。この時7割くらいで買う方に心が動いていたのですが、落ち着いて考えるとおかしな点があるのです。
私が値切るまでも無く、相手が勝手に値を下げてきた。しかも最後はヒスイの念珠のプレゼント付きで30万円が10万円になっちゃった。こちらが値切る前にあっさり値を下げてきた。どう考えてもおかしな話じゃないだろうか。ヒスイや瑪瑙は本物なんだろうかと疑問が湧いてくる。
私は宝石が本物かどうかの目利きができないし、勧められた品物が欲しい物でもない。確かに本物ならいい買い物に違いないが本物かどうかの確信が持てない。
なら断るしかないなと判断し、きっぱり断った。
職員は「こんな良い品を断るなんてもったいない。」とブツブツ言ってましたが隣の部屋の方に出て行きました。
これを見ていた仲間や添乗員がやって来て「どうだったの」とか「断ったの。正解だよ。」と小声で話しかけてきました。
添乗員は「中国人は目標を見つけると甘い言葉であの手この手で誘ってくる。彼らの常套手段ですよ。でも○○さん買っちゃったよね。よく考えてみたらと言ったんだけど本人が買うというの止める訳にもいかないしね。」と言ってました。
最後は本人の考えですからね。
でも中国人って商魂たくましいよね。日本人もみならわないといけないと思いましたよ。 -
ヒスイ、瑪瑙のお椀、玉石の花瓶などの彫刻の他に 絵画や扇などの工芸品もありましたが、館員らは高価な玉石などの工芸品しか我々には勧めませんでした。
販売用の工芸品は日本人観光客専用の売店なのかもしれません。
結局ここではお一人がお買い上げ。
これですべての観光が終了しました。我々は13時30分発の上海行の飛行機に乗るため西安咸陽国際空港に向かいました。 -
西安から西安咸陽国際空港に向かう高速道路の左側に広大な遺跡が眠っています。
その名は「漢長安城遺址及び未王宮遺址」です。漢時代の長安城は現在の西安市の北西郊外にあり、長安城の南西の隅にあったのが広大な未王宮でと呼ばれた宮殿でした。
写真で写した一帯が漢長安遺址の一部です。観光した時は天候が悪いため霞んだ森のようにしか写っていませんが、漢長安城は広大で森や原野、あるいは赤土の荒れ地になっていました。
広大な城址の周囲は煉瓦で囲まれていて、煉瓦の壁に「漢長安城未央宮遺址」と表示されていました。漢長安城遺跡 史跡・遺跡
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写真は未中宮遺址を取り囲んでいる煉瓦の一部、このよう煉瓦の壁が延々と続いていました。
現在この遺跡は政府によって所在の表示がなされているだけで、発掘の手は全く入っていないそうです。
秦始皇帝の遺跡もやっと兵馬俑の遺跡以外は全く手つかずの状態なのでいつこの遺跡が発掘されるかは全く分からないそうです。
漢長安城遺址を通過すると西安咸陽国際空港まではあと少しです。漢長安城遺跡 史跡・遺跡
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西安咸陽国際空港に着きました。
ここからは国内便で上海国際空港まで行き国際便に乗り継ぎします。
写真は西安空港のターミナルビル内部の様子。国内線出発ロビーに移動中です。西安咸陽国際空港 (XIY) 空港
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中国の空港内のターミナルビルで頻繁に見かけたのが、写真の中国伝統工芸の説明が書かれているであろうと思われる大きな垂れ幕です。
泥塑と書かれた文字と絵から工芸品と推測しました。
中国の公園では中国共産党のスローガンがあちこちに掲げてありましたが、さすがに空港では目にしませんでした。その変わりがこの工芸品紹介の垂れ幕かもしれません。西安咸陽国際空港 (XIY) 空港
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我々は国内便で上海国際空港へ。
上海空港に到着するまで写真が一枚もないのでその間の様子を少しばかり説明しておきます。
西安発13時30分の国内便なので出発30分前には機内に乗り込みましたが、飛行機は出発時間を過ぎても一向に発進しません。
予定時間を20分過ぎた辺りに機内アナウンスが中国語と英語でありました。多分遅れた理由を説明しているのでしょうが、語学に疎い私は全く理解できません。
周囲のツアーの仲間に聞いてみましたが、誰もがチンプンカンプンで分からないとのこと。
添乗員は離れた席にいるので連絡がとれません。そのうちに出発するだろうと席に座って待つこと40分、ようやく飛行機は西安空港を飛び立ちました。 -
上海空港に到着すると予定時間を大幅にオーバーしていたことが判明。
到着ロビーには中国東方航空の女性スタッフがツアー会社の名前が書かれた幅広の布を両手で横に広げて我々を待ってくれていました。
福岡行きの国際便が皆さんを待っています。急いで出発ロビーまで走って下さいと言ってそのまま走り出しました。
まさか旅行の最後に走らないといけないとは・・・。添乗員も早く早くと我々を急かしましたがメンバーにはお年寄りもいらっしゃるので全力疾走と言う訳にも行きません。ともかく小走りで走って走って間に合いました。
出発10分前には搭乗手続きが完了。写真は飛行機に乗り込もうとしているツアーのメンバーです。上海浦東国際空港 (PVG) 空港
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乗り換えの飛行機には時間内に間に合ったので飛行場の景色を写しておきました。
上海浦東国際空港 (PVG) 空港
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上海国際空港の景色です。
上海浦東国際空港 (PVG) 空港
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上海国際空港です。
上海浦東国際空港 (PVG) 空港
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タラップから写した中国東方航空の旅客機。
福岡までの歩行時間は1時間40分、福岡には20時50分に到着予定です。
この後の写真はありませんが、もう心は福岡に飛んでいました。機内食の写真を撮り忘れましたが大した食事ではありません。今まで乗った飛行機の中で全くお粗末だったのが中国の航空会社です。中華料理は美味しいのに機内食は美味しくない。どうしてでしょうか?
福岡から上海に行くときは福岡で食事を積み込んでいますので問題はありませんでした。経済大国中国の飛行機なんだからもう少しましな機内食を出して欲しいな。
さて途中中座したシルクロードの旅行記もやっと完結しました。
私が出発前に抱いていたシルクロードの印象と大きく異なっていたのが新疆ウイグル自治区の様子です。
帰国後強制収容所に入れられて拷問に合いながらも奇跡的に助かった人々の手記を読んでみると私達が旅行中接したり目にしたウイグル人は、実は純粋なウイグル人では無く漢人の血が混じった中国人であったことがよく分かりました。
なぜなら純粋なウイグル人はイスラム教を信仰しているというだけで、あるいは海外に居住している親族と連絡を取った者はスパイ容疑の嫌疑をかけられて、またある者はでっち上げの理由で逮捕されて強制収容所に収監されているからです。
今なおおぞましい虐待と拷問、洗脳と強姦などが毎日のように行われています。
図書館で新疆ウイグル自治区と検索すれば、強制収容所から脱出した女性たちの手記がヒットします。内容を読むとナチスがユダヤ人に行ったホロコーストよりももっと残酷なことが行われていると感じました。
ウイグル人の方が死に至るまでの期間がユダヤ人よりもずっと長いからです。ユダヤ人よりも苦しむ時間や死の恐怖が長いのです。洗脳で思考能力を奪われ、拷問などで生きる屍にされてしまい最後に死に至るのです。中国では死ぬことで苦しみから逃れることは許されません。だからとても残酷です。
興味がある人はこれらの手記や書物を読んで見て下さい。
旅行記の最後にウイグルの人々が置かれている境遇に触れましたが、この程度にしておきます。
訪問下さり誠にありがとうございました。上海浦東国際空港 (PVG) 空港
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