2022/09/26 - 2022/09/26
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この旅行記のスケジュール
2022/09/26
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車両展示
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前頭部展示
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ミニ鉄道公園
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本館の展示
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動輪のモニュメント
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この旅行記スケジュールを元に
門司港駅の魅力はその駅舎や長く伸びたホームに駅前の歴史ある建築物との融和から織りなすレトロな景観です。
しかし、それ以上に九州における起点駅で在ること。
その昔、関門海峡を連絡船で渡りすべての列車がここから九州全土へと出発する光景を考えるだけで遥か浪漫を感じます。
四国は瀬戸内を宇高連絡船で渡り、北海道は津軽海峡を青函連絡船で渡り、連絡通路の向こうには長いプラットホームが待ち受け、各方面への列車がいくつも停車する光景こそが旅情を掻き立てるものでした。
起点駅は言い換えれば終着駅と同じ、まるで人生を置き換えるように旅を見つめて来たのかも知れません。
九州鉄道記念館はずっと楽しみにしていたので今回ようやく来れました。
撮影使用カメラ ルミックスFX37・ルミックスTZ10
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
JR門司駅の近く「九州鉄道記念館」にやって来ました、
以前から楽しみにしていたので心がワクワクします!、まるで子供の様だと恥ずかしいですが好きなものは大人に成っても変わりませんからね?。
*詳細はクチコミでお願いします九州鉄道記念館 美術館・博物館
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線路と駅名標には当時の”もじ”が描かれて「0哩標跡」です、
九州鉄道 百年記念 0哩標跡と刻まれてます、明治24年開業した九州鉄道の門司駅を起点として定めた場所です。ゼロマイル グルメ・レストラン
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こちらが正面入り口で入場料大人¥300券売機で買って入ります、
平日なので空いてるようで良かった!、昨日ならファミリーや鉄っちゃん達で一杯ですからね~、では、ぼちぼちと見学しましょう。 -
トップの展示車両は「59634」蒸気機関車です、
キュウロクの愛称で親しまれた国産機関車で全国的に活躍しました。そして、北九州地区最後の蒸気機関車の1両と成ってます。ごくろうさんですた。 -
黒光りが美しい「C591」蒸気機関車の1号機です、
昭和31年に門司に配属され特急あさかぜ・急行雲仙などを牽引して来た旅客用機関車でC62と共に本線で活躍してました。 -
これは懐かしい「EF1035」は直流電気機関車です、
前後にデッキを備えた旧型スタイルが頼もしい外観ですが、関門トンネル開通時に専用機関車として導入された車両です。その後は本州各地で活躍しました。 -
特に正面から観るとこの面構えが何とも言えないでしょう!、
前にデッキがあるスタイルと窓に庇が付いて大きな前照灯が1個、おまけに焦茶色のボディカラーに包まれた昭和初期の力強さを感じませんか?。 -
同じく「ED721」は交流電気機関車です、
昭和36年に九州地区の電化に伴い開発・発投入された車両です、全面非貫通型で正面がくの字に成った形状と前照灯が中央2灯に成ってます。 -
記念館一の珍品である「キハ0741」気動車は稀にみる貴重な車両です、
昭和12年製日本車両製造の機械式(クラッチ変速)気動車で、昭和32年に宮原線で活躍し引退後も大切に保管され同型車で原形を保つ唯一の車両です。 -
全面の中央が大きい2枚窓と合わせた6枚窓の流線型のデザイン!、
そして、屋根中央に設置した前照灯の大き過ぎるバランスの悪さがとてもキュート!、これこそ門司港レトロにピッタリだと思いませんか?。 -
ドアが開いたので隙間からちょっと覗かせて頂きました~、
まさしく昭和レトロな空間が広がってます、これだけで当時の日本の暮らしが判るようです。そして、懐かしい油の臭いもします…。
また、九州の車両初、日本での気動車初の重要文化財の指定を受けることに成り喜ばしいニュースです。 -
ご存知、昭和33年登場の電車特急こだまの発展型「クハ481」電車です、
九州と言えば特急・有明・にちりん・かもめとして旧国鉄時代のベージュの車体に赤帯が美しい姿はこだまを彷彿させました。
平成9年に引退するまでの14年間この地で活躍をしてきました。 -
世界初の寝台電車特急月光としてデビューした「クハネ581」電車です、
昼は座席特急で昼夜共に利用出来る便利な車両として九州ではつばめ・はとなどの仲間を増やしてました。
ベージュの車体に青帯に変わり平成12年まで活躍しました。 -
ドアの隙間からちょっと覗かせて頂きました~、
座席使用のボックスシートはどうも特急列車では嫌でしたね…、そして、B寝台は3段なので高さが低く中段は特に嫌でしたね?…。
そんな懐かしい思いでもありました。 -
最後は特急寝台列車用の「14系寝台客車」です、
以前の20系寝台客車からの置き換え用として昭和46年にデビューした床下のディーゼル発電機で電源を賄う分散電源方式を完備した車両。
平成22年を以ってその活躍も終えました。 -
展示車両の長ーいホームを一旦戻ります~、
出入口脇に展示されてる「前頭部展示」は無様な姿にカットされた3両の車両です。せめてレールを敷いて台車に載せて展示して欲しい!、手抜きし過ぎですよ。 -
では、気を取り直して運転台を順に見学しましょう!~、
「EF303」電気機関車ですが右に大きなレバーはマスコンハンドル、左のレバーがブレーキハンドルと各メーター計です。
操作が出来るので運転士さんの気持ちでやってみます。 -
次は「ED761」電気機関車で、2枚窓なので視界が広く感じます、
基本は同じで右のレバーがマスコンハンドル、左のレバーがブレーキハンドルと各メーター計です。
実際にハンドルを操作するとその重さに気が付きます。 -
最後は「485系」特急電車でより運転台が高いので視界が良好です、
電気機関車よりはシンプルなもので左のハンドルがマスコンハンドル、右のレバーがブレーキハンドルと各メーター形で、機関車とは逆位置に成っています。
最近の電車車両はワンハンドルマスコンが主流になってます。 -
こちらは「ミニ鉄道公園」の乗り場駅です、
信号機などを備えた本格的な運転体験が出来る日本初のミニ鉄道とあるので、1回¥300で利用出来る大人の遊園地のようですね。 -
そして赤煉瓦造りの威風堂々たる「本館」を見学しましょう!、
明治24年に建てられた九州鉄道本社・社屋で、煉瓦造り2階建ての東西の長さ62m、南北12mに切妻屋根の施行と立派なものです。 -
中央には突出した玄関部が南北両面に設けられてるようです、
煉瓦積みはフランス積みと一部イギリス積みを採用、美観的にはフランス積みの方が優れてるからでしょう。
壁面は当時のまま残ってるのはとても貴重な遺構です。 -
館内に入って直ぐ目に入るのがこの光景です~、
「明治時代の駅・ホームを再現」、客車と車掌に弁当売りに声をかける乗客のシーンを音響演出にて旅の情景がリアルに成りますね。 -
その「明治時代の客車」に入れるので実際に座ってみれば狭い!…、
木の椅子に筵を敷いただけの堅いもので天井も低いのは当時の日本人が小さかった証しです。
因みにこの客車は3等でしょうね。 -
こちらは「運転シュミレーター」ですが有料ですね?、
車両は811系近郊型電車の前頭部・運転台に成ってるので臨場感もあります。
空いてればと思いましたが既に先客が運転中だったのでパスしました。 -
その奥が「九州の鉄道大パノラマ」と在る鉄道ジオラマです、
意外にコンパクトなので拍子抜け?…、もっと九州の名所・旧跡を取り入れたものだと期待をしていただけに残念でした。
また、一日にたった4回演出とは少な過ぎますよね?~。 -
待ってられないので2階へ移動します、
”九州の鉄道の歴史”をダイジェストに説明をしています。年代別に追って行けばその移り変りも判り易くて好い勉強に成りますよ。 -
博物館では珍しいレールの展示です、
一般的なレールとは平底レールという形状で普通レールは50kg在来線の幹線で、新幹線は60kgで、長さが25mか50mです。
昨今はロングレールという溶接で繋いだ200m以上もありますね。 -
”九州を走った列車たちのコーナー”
さくら・みずほ・あかつき・はやぶさはブルートレインと呼ばれた寝台特急です。
パノラマライナーザンクロスとは懐かしいジョイフルトレインと呼ばれる欧風客車でした。 -
名門列車”つばめのコーナー”です、
昭和5年に鉄道省、昭和25年からは国鉄がそれぞれ東海道本線で運行した特急列車で最速で駆け抜ける日本を代表する豪華列車でもありました。
歴代の蒸気機関車から電車特急までのつばめのトレインマークを紹介してます。 -
”走れ蒸気機関車のコーナー”
上からD51542/C5752/C11293/C11336/19636と九州に所縁のある蒸気機関車のプレートが展示されてます。 -
2階の吹き抜けから1階を観たところです、
明治の客車展示されてる正面出入口辺りですが、客車の前に陸蒸気も在れば更に良いと思いますがね?。 -
戻って続きですが”駅務室コーナー”でしょうか?、
閉塞器・タブレット交換に関するものが展示されて懐かしいです、他にも鉄道電話やランプに硬貨整理器なども展示されてました。 -
こちらは様々な物が一緒に展示されてます~、
手前から閉塞の各装置で通票受器や信号機に水平計測などのものまでがありました。 -
こちらは”企画展示コーナー”です、
西九州新幹線開業記念 かもめ号の記録と西九州の列車を開催してました。
写真パネルと解説による展示です。 -
こちらは列車に取り付けられてたサボ・行先板が展示されてます、
鋼板製なので主に客車や気動車などに付いてたものですね~、鉄っちゃんのグッズ収集でも一番ではないでしょうか?。 -
同じく寝台特急列車のはやぶさ・さくら号のトレインマークです、
一般的に機関車の先頭部と最後尾の客車に取り付けられてます。 -
1階の土産品販売「ショップ ゼロマイル」です、
オリジナルグッズと鉄道模型やプラレイルにDVDにお菓子などです。私はこの類には関心が無いので毎回パスです。 -
ここまでざっと1時間ほどの駆け足で見学をしました~、
正直言って思ったほどでは無かったですね?…、展示車両も少なくて車内にも入れず、本館の展示内容やジオラマも観れずでこれなら入館料¥300は妥当かも知れませんね。 -
最後に「JR門司駅港」に戻って来ました、
100年の時を超えて2019年にグランドオープンしてた駅舎が蘇ったのです。
駅舎から構内を順に観て回りましょう!、その後JR線にて移動します。
*詳細はクチコミでお願いします門司港駅 駅
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コンコースも修復改修工事を終えて綺麗に往時の姿に蘇りました、
みどりの窓口や観光案内所にスターバックスコーヒーなどが在りました。
また、旧関門連絡船通路跡も旧跡として残されてます。 -
且つての駅は駅舎とホームが別々に造られていたんですね~、
この奥行きのある幅が往時、如何に大きな駅だったかを物語ります。
また、トイレ・洗面所も個別に造られています。 -
洗面所の前に八角形の水鉢の中に鉄製のレトロな蛇口は「帰り水」?…、
場所的に手洗場と思ってたらそうではなくて、終戦後に復員や引揚げの人達が門司上陸後、安堵の思いで喉を潤したことから帰り水と呼ばれるように成ったそうです。帰り水 (JR門司港駅) 名所・史跡
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駅舎の外ロータリーには「動輪のモニュメント」が在りました、
蒸気機関車の動輪だと思いますが特に説明板もなく形式は不明です。 -
こちらは「旅たちの鐘 幸福の泉」として自由に鐘を突くことが出来ます、
その後ろには「0哩標」が建ってます、九州での鉄道の起点として今も昔も変わらぬモニュメントです。旅立ちの鐘 幸福の泉 名所・史跡
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ホームの一画に「安全の鐘」はJR九州発足を記念し設置されたそうです、
また、蒸気機関車28627号主動輪(軸)もモニュメントとして置かれてます。 -
線路の先端に在る車止めは鋼材を櫓型に組んだものです、
今では殆ど見掛けなくなりましたが門司港駅にはよく似合います。JR鹿児島本線 乗り物
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隣のホームを観れば当時の名残りを感じます~、
平屋建て木造屋根の続く長いホームにはベンチなども一切ありません。終着駅に相応しい造りで全国的にも残り少ない貴重な駅です。
レッドトレインの813系電車が格好良いです!。 -
門司港駅からJR線で対岸の町・下関まで向かいます、
5番ホームには快速電車・久留米行き811系が停車中、老朽化した421系電車の置き換えを目的として開発され運行に当たってます。 -
「門司駅」で下関方面へ乗り換えます、
ホームには”関門トンネルについて”の案内板が立っています、世界初の鉄道海底トンネル・関門トンネルも既に80年も経っているんですね。門司駅 駅
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もう一つは”関門トンネル内部の写真”の案内板が立っています、
全長3600m余りのシールド工法による日本製マシン掘りで進められことがその後のトンネル掘削への大きな自信に繋がったと言われている。 -
向いのホームは山陽本線・下関方面です、
下関まではJR九州が運行管理をし、小倉/下関間を普通列車が運行してますが、213系電車はJR西日本所属だと思うのですが?、乗車します。
この後は、長州・山口 城下町・長府と幕末維新の馬関の町をぶらぶら歩き旅ー5へ続きます
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