筑後・福岡　レンタサイクルで秋の風を切って久留米市街旧跡をぶらぶら歩き旅ー２

2023/11/19 - 2023/11/19

昔懐かしいアーケード商店街や路地を散策しながらすっかり寂れてしまったＪＲ久留米駅までやって来ました～。
駅前再開発ともいえるほど商店が無くなりマンションだけが建つようで西鉄久留米駅周辺とは大きく水をあけられた感がありますね？…。

観光案内所でレンタサイクルを借りて夕方まで市街の観光スポットを巡ってみます～。
今日はとても良い天気なので秋の風を切って走るには心地いい爽快な気分ですよ！。

水天宮から筑後川河川敷サイクリングロードを経て梅林寺・旧久留米城趾へ向かい、その後お昼を食べて休憩をして、文化街から六ツ門を通り西鉄久留米駅前を突っ切り石橋文化センターまで行きました。

休日とあって多くの市民で賑わう園内は”秋のバラフェア”真っ最中でバラの花や季節の花々が満開でした。
それ以上に銀杏の葉が黄金色に輝く景観が素晴らしくて目を奪われてしまいました～。
まさに秋…、染まりゆく季節の中で秋を奏でるシャンソン♪のようです…。

撮影使用カメラ　ルミックスＦＸ１００・リコーＲ８

エリア 久留米(福岡)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自転車 ANAグループ 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: Agoda

新幹線や在来線が発着する「ＪＲ久留米駅」まで来ました。

随分と駅前も駅舎も変わり過ぎて当時の面影はありませんね？…、鉄筋二階建ての一般的な旧国鉄時代の駅舎でしたから時代と共に変貌していくわけです。

＊詳細はクチコミでお願いします

久留米駅 駅

駅前を飾る巨大なタイヤのモニュメントは「ゴム産業発祥の地碑」、

久留米と言えば世界的な企業であるブリヂストンタイヤ発祥の地は余りにも有名ですが、このタイヤは建設・鉱山車両用で直径は約４mで重さは約５tとあります。

ゴム産業発祥の地碑 名所・史跡

もう一つが「からくり太鼓時計」も在りました、

郷土の偉人からくり儀右衛門こと田中久重の生誕２００年、及び久留米市制施行１１０周年を記念して平成１１年に設置とありました。

田中久重と言えば東洋のエジソンこと芝浦製作所（後の東芝）の創業者です。

からくり太鼓時計 名所・史跡

現在もメインゲートである東口です、

新幹線が開通して橋上駅に成ったお陰で西口へも自由通路で結ばれて様変わりしましたが、どこか雰囲気が田舎っぽく感じるのは私だけでしょうか？…。

そう言えば以前来た時は駅前にミスタードーナツが在りましたが？…。

２階改札口付近に在る「久留米市観光案内」です、

ここでレンタサイクルの申し込みをして市街の観光スポットを巡ります。
また、”地場産くるめ”という特産品を取り扱う店舗を併設しています。

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久留米市観光案内所 名所・史跡

東口１階の駐輪場内「レンタサイクル」です、

駐輪場スタッフの方がいるのでレンタサイクルと言えば教えて頂けます～、鍵番号の合う自転車に乗ればそれでＯＫ！です。

＊詳細は久留米市観光案内所のクチコミでお願いします

レンタサイクル 乗り物

駅から南へけやき通りと池町川を挟んで水天宮一帯は「旧駅前旅館街」、

廃業した旅館や飲食店に転業した店などが僅かにその名残りをとどめていました？…。

こちらは飲食店へ転業したようですが？…、

戦後は旧桜町遊郭に変わる赤線・青線の新興街として栄えたそうで、確かに名残りを感じます。

池町川沿いに残る廃墟化した旅館跡です…、

周辺はすっかり再開発されたマンション群で取り囲まれていますが？…、水天宮通り沿いにも旧遊郭の妓楼が建ち並んでいたそうです。

筑後川沿いに鎮座する「水天宮」は全国総本宮です、

名の如く水神信仰の祖でですが代々社家であった真木家の宮司・真木和泉守保臣は旧久留米藩尊王攘夷の活動家として幕末の志士達に影響をもたらしましたね。

水天宮 寺・神社・教会

筑後川河川敷サイクリングロードを走り「梅林寺外苑」に来ました、

臨済宗（禅宗）妙心寺派の古刹であ梅林寺の梅林が一般公開されてるエリアで、２月から３月にかけて３０種５００本の梅の花に魅了されるそうです。

梅林寺 寺・神社・教会

今は紅葉として銀杏が黄金色に輝いてます！～、

燃える紅葉の朱も鮮やかですが銀杏の方が臨済宗の古刹には相応しいかも知れません。

よく見れば銀杏がいっぱい落ちています～、

子供頃は公園で拾っては家でって、茶碗蒸しに入れて食べました、が苦くて美味しいとは思わなかったのに今ではそれが懐かしく思います。

筑後川河川敷の「篠山リバーサイドパーク」まで来ました、

筑後川に架かるＪＲ鹿児島本線と九州新幹線の鉄橋が観える長閑な風景です。

写ってませんが左手にはアサヒシューズの工場も観えます。

濠と石垣が今も残る「久留米城跡」に来ました、

久留米藩主・有馬豊氏２１万石の城下町として代々栄えた西国の大藩・有馬氏の居城です。
が明治維新後は廃藩置県によって廃城となり解体の運命を辿りました。

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久留米城跡 名所・史跡

唯一城内への入口である「冠木御門跡」です、

本丸の大手虎口にあった桝形門でいう二の門ですが、珍しく自動車が通行出来るようにコンクリート舗装のスロープに成ってました。

桝形を入ったところから観たところです、

やはり門跡だけでは寂しくて城門の復興による再現が望まれるますね？、ここはブリジストン石橋財団にお願いするしかない？。

ここは太鼓櫓の台の石垣が残ってるだけだけです…、

また、４つの石碑が仲良く建てられていました。

本丸しか残ってない中で中心に建つ「篠山神社」への参道です、

久留米藩主・有馬家をご祭神として祀り、幕末の士族反乱の瑞緒と成った久留米藩難事件の犠牲者への追悼や名誉回復を図る先人達の感謝などが由緒に成っています。

そして御殿跡に建つ立派な拝殿と本殿です、

個人的には天皇や武将に軍人などを祀った神社には参拝しないことにしていますが、幕末の志士や犠牲者達が祀られているので参拝していきます。

小学校の正門にしては素晴らしい遺構「旧三島家長屋門」と在りました、

旧久留米藩士・馬見廻組梶村家の長屋門を明治３０年に三島家が所有となり平成に市に寄附されたそうです。

お昼は「人力うどん 久留米医大前店」でいただきます～、

本当は沖食堂で久留米ラーメンだったのですが定休日なので仕方なく近くのここにしました。
それなりに客が入ってますがさて如何でしょうか？。

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人力うどん 久留米医大前店 グルメ・レストラン

迷いましたが”牛丼うどんセット”￥７３０です、

うどんは腰が無く関西と同じで出汁もあっさり風味です、牛丼は予想通り普通の味でチェーン店らしく良くも悪くもなく普通でがっかりでした。

通り沿いに「石橋迎賓館」と洋館が在りました、

一般公開はされてませんが昭和８年築の瀟洒で美しいスパニッシュ様式の洋館はアサヒシューズ創業者（後のブリヂストンの母体）・石橋徳次郎の私邸とは流石です。
是非、一度は館内を見学したいものです。

市役所を通り抜けて憩いの森公園のような「三本松公園」です、

街中の一角がオアシスの様に流れる滝や大きな樹木で囲まれた雰囲気が好い！。

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三本松公園 公園・植物園

秋晴れの穏やかなお昼時です、

銀杏の葉が季節の変わり目を告げようとしています～。

こちらは広場の様に成っています～、

しかも木々が大きくて樹齢５０年以上は経っていそうなものばかりです。

もう少しで燃えるような紅葉と成り枯れ舞う季節が到来でしょうか。

池町川がここで９０度南へ曲がります、

周辺には久留米を代表する歓楽街の文化街が広がります、夜ともなれば全く異なる雰囲気の公園になるんでしょうか？。

くるめりあ六ツ門近くの素敵な路地を発見しました！、

５０ｍほどの短い通りに昭和の雰囲気が立ち込める飲食街ですよ。でも、特に名前が記されたものはありませんでした。

大半が廃業してそのままの状態でした…、

昼間はいいけど夜とも成れば暗闇の中では入るのもちょっと怖いかも？…、キッチングリルならまだしもスナックやバーなら足が止まります…。

折角の秋晴れなのでちょっと離れた「石橋文化センター」まで来ました。

ブリヂストンの創業者・石橋正二郎が昭和３１年に市へ寄贈して施設で、園内には美術館・音楽ホール・図書館・記念館と四季折々の花が彩る庭園を有する総合文化施設です。

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石橋文化センター 公園・植物園

正面入って直ぐ目に留まる「みどりのリズムの像」です、

ふたりの少女が手を組んで踊る姿を表現した彫刻家・清水多嘉示作ののブロンズ像。

そのまま進めば公園に付きものの噴水は「ペリカン噴水」です、

あらゆる動物の中で最も子孫への強い愛情をもってるとされる伝説を基にそのイメージが人によって様々なものへ使われるようです。

その噴水を取り囲むように配置されたバラ園の美しいこと！…、

偶然ですが「秋のバラフェアー」が開催されて大勢の市民で賑わっていました。

春のバラも好いですが秋のバラの方が香りもほど好くてなんと好い香りなんでしょうか？。

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石橋文化センター 秋のバラフェア 祭り・イベント

こちらのバラはボンボリのように丸い形をして可愛いです～、

また、色がとても濃くて目が覚めるほどの鮮やかさです。

白亜のバラも元気いっぱいに咲いてます！、

花言葉は純潔や尊敬に相思相愛などですが、個人的には清廉潔白という言葉が浮かんでくるのです？…、どうしてでしょうか？。

余りにも品種が多過ぎて名前なども判りません？…、

赤いバラですが何色と言うのでしょうか？、そして、花弁に黄色も混ざる珍しいものですね。

花の形が薔薇らしくないような気がします？、

しかも薄いピンク色とは珍しくて余り見掛けないですね？、私が知らないだけかもしれませんがご勘弁を。

バラ園の中に「日時計」が在りました。

昨今ではすっかりと目にしなくなった日時計ですがステンレス製のシャープなデザインで決まってます。

園内中央には「久留米市美術館」が在りました、

”芥川龍之介の美の世界”が開催中でしたが興味がないのでパス！、フェスティバルなので入館が無料開放に成っていました。

そこのちびっ子、階段で遊ぶんじゃないよ！と言いたい気分でした。

久留米市美術館 美術館・博物館

大きな銀杏の木が黄金色に燃えるような鮮やかさです！、

その下で記念撮影をする親子と振袖を着た和装姿の女性とが面白いです。

池の周りは既に銀杏の木の葉の世界でした…、

黄金色に敷き詰められた葉の絨毯が実に美しいです。

美術館と池のコントラストが絵に成りますね～、

池の水も澄んで綺麗なのは地下水だからでしょうか？、大きな鯉が悠々と泳ぐ姿も観られます。

渡り橋から庭園を観たところです～、

よく手入れをされたこれほどの施設が市民に無料開放されてるとは世界に名だたる企業ブリヂストンとは流石です。

水面から睡蓮の花が顔を出してます、

睡蓮の花って夏に咲くはずですよね？…、秋にも咲く品種があるんでしょうか？。

池の南側は小高い丘に成っています、

色付いた木の下でお花見ならぬ紅葉狩りでしょうか？、ピクニックの様で羨ましいなぁ？～。

池の周りの小道を歩いてます～、

木立の光の中に鮮やかな緑色した大きな葉は観葉植物のクワズイモに似てますね？。

こちらは「日本庭園」のようですね、

奥まった池に飛び石を配しながら紅葉の木が風情を奏でるようです。

石橋文化センターの日本庭園 公園・植物園

池を一周してカフェ＆ギャラリーショップ楽水亭の前です、

がいくつかオブジェが展示されてましたがこれは何でしょうか？…、三角体の半球のような形の中に置かれた小さな木の椅子って何？…。

バラ園の前に在る「石橋正二郎記念館」です、

ブリヂストンタイヤの創業者である石橋正二郎の社会的・文化的な功績や石橋文化センターの変遷などを紹介した施設です。

入館料は美術館同様に無料開放されていました。

館内は意外にもスッキリとシンプルな展示でした、

創業者個人にスポットを当てた内容なので物足りなさを感じましたが映像視聴コーナーで少しは社会貢献という意味を知ることが出来ました。

そろそろ陽が傾き始めた落日です…、

まさに黄金一色の世界に誘われたようでただ美しいです…、秋の落日です。

池の西側に施されたガーデンテラスです、

お洒落で落ち着いた雰囲気のカフェのようですが、腰掛けて秋の日のもの想いに更けてみましょうか？なんてね…。

午後４時を過ぎれば園内も市民が少なく成って来ました…、

秋の休日を家族で過した皆さんも帰り支度なんですね～、あれほどいっぱい居たちびっ子達を見掛けなく成りましたから。

正面玄関のみどりのりずむ像まで戻って来ました、

花壇には溢れるほどのマリーゴールドの花でいっぱい！、その中でふたりの少女がいつまでも仲良く踊り続けられたら好いですね！～♪。

そのままサイクリングで「ジョイント久留米中央店」で買物です、

地元のスーパーとのことで特に精肉が強みだそうですが自炊はしないので総菜やパンにおやつなどを買い込んでいきます。

で西鉄久留米駅前の市営東町地下自転車駐輪場へ自転車を返却します。

今夜の宿は「ホステル イルファーロ久留米」は西鉄・久留米駅前です、

名の如くゲストハウスなので低料金でプライベートも確保というコンセプトの宿で、外観からして元商業施設をリノベーションしたようです。

＊詳細はクチコミでお願いします

ホステル イルファーロ久留米 宿・ホテル

外観からして洒落た雰囲気でしたがロビーも好いですね！、

広々とした空間で一見バラバラにみえる家具や備品に照明器具などがセンス好くコーディネイトされていますね。

では、フロントでチェックインしましょう！、

スッタフは若い外国人ですが日本語は大丈夫のようで親切に応対してくれます。

雑談の中で彼はネパーリーで日本人同様にシャイで真面目でおとなしい民族で私とは大違いかも？…。

ロビーのソファーには大きな縫いぐるみが２体？、

これでは占領されてしまい片側しか座れないですが必要なんでしょうか？。

フロント横のアメニティー棚はセルフです、

歯ブラシ・シェーバー・ヘヤーブラシ・女性アメニティー類などが常備されてました。
ここに無い物はスタッフに問い合わせて下さい。

各エレベーター前には共用スペース・ラウンジが在ります、

大型ＴＶに冷蔵庫・電子レンジ・給湯ポット・お箸・調味料などが用意してます。

が飲み水やお茶・インスタント珈琲などが無いのがちょっと残念ですが？…。

自由に使用出来る大型ロッカーが用意してます、

セルフダイヤルキーなので部屋番号とは連動してないので空いてればどこでも利用が可能なのですがちょっと手間が厄介でした？。

洗面台はピカピカに磨かれてます！、

２台のみと意外にも少ないのですが？…、シャワールームにも２台有るので混雑することはありませんでした。

シャワールームは２室あります、

ここもピカピカで清潔感があり、十分な広さが確保されてるのが良いです。

腰掛けられる台があるのでボディケアが至って楽で、水圧も十分ですよ！！。

廊下もピカピカに綺麗で空気清浄機が稼働してます～、

簡易宿泊所なのでドアの上は空いてます、そして、間仕切りはアコーディオンカーテンなので鍵は付いていません。
貴重品はロッカー使用か自己責任において管理です。

部屋は超シンプルですがプライベートが確保されてます、

セミダブルベッドと液晶ＴＶにガウンとタオル・スリッパが備えられてます。

寝心地の良いベッドで快適でした！。

小さいながらもデスクが用意されてい有るのは有難い！、

スタンド照明に消毒アルコール・消臭スプレー・テッシュと最小必要限は有ります。
やはりカプセルやキャビンよりはこのタイプの方がより快適に過ごせます。

この後は、炭都・三井三池炭鉱の栄華を偲び大牟田市街をぶらぶら歩き旅ー３へ続きます