北海道の世界遺産を廻るぞ！;22 室蘭本線で洞爺まで行って世界遺産高砂・入江貝塚へ

2021/07/15 - 2022/07/15

インドから帰国するのにインドと日本で都合５回のPCR検査で陰性を確認してはいましたが、都市部にいると新型コロナウイルスをもらいかねないので、できるだけ人のいないところに本格的に向かうことにしました。

世界遺産を巡る。これは僕の旅の基本姿勢。目指すところを北海道の自然遺産知床に定め、インドを出る前に旅館等の予約を終えていました。
知床と札幌、函館を観光して本州に戻る予定だったのですが、日本に着いて隔離生活をしている間に7月16日から開催される世界遺産会議で『北海道・北東北の縄文遺跡群』が世界遺産に登録されることがわかりました。
旅行日数を長くするわけにもいかないので函館での1泊を取りやめて、登別温泉1泊に変更、千歳市、伊達市、洞爺湖町の縄文遺跡を巡ることにしました。
列車は出来るだけグリーン車を利用して人との接触を少なくするように考えて旅行しました。

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北海道旅行記22回目

北黄金貝塚公園前バス停から黄金駅に戻り、普通豊浦行で洞爺に移動します。
洞爺駅では予約してあった駅レンタカーを利用して翌日2021年7月16日からの世界遺産会議で世界文化遺産に登録される『北海道、北東北の縄文遺跡群』の構成遺産になる高砂、入江両貝塚に向かいます。
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今回も連動動画をYou Tubeにupしています。よかったらご覧ください。
１６分ちょっとの動画です
https://youtu.be/E3JIsVZj6MI

エリア 洞爺（とうや）湖(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

北海道の世界遺産を廻るぞ！;21　世界文化遺産　北黄金貝塚　からの続きです。
https://4travel.jp/travelogue/11771918
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世界遺産北黄金貝塚を見て、北黄金貝塚公園前バス停から

室蘭フェリーターミナル行道南バスに乗車して

室蘭本線の黄金駅に戻ります。

バスに乗車すること4分ほどで黄金バス停に到着です。

信号を渡ってすぐ黄金駅に到着します。

駅舎の中に入ったら左側に椅子と掲示板があります

右側には椅子もなく時刻表やワンマン運転列車の乗り方なんかが掲示されています。

ホームで乗車する列車を待つことします。
構内踏切を渡ります。
手前の線路は室蘭方面の線路で列車が実際に走ります。

ホームに出てきました。

線路の向こう側には内浦湾（噴火湾）を見ることができます。

北斗10号　函館行がやってきました。

キハ261系1000番台気動車です。

もちろん黄金駅は通過です。

走り去っていきました。

北斗10号が通過してから10分ほどで普通豊浦行が到着しました。

最新鋭のH100形気動車で運行です。

室蘭本線のH100形気動車で運行される列車は扉は自分で開閉ボタンで開けます。

ワンマン運転ですから整理券を取る必要があります。

混雑率は低いです。空席が多いです。
僕は四人掛けボックスシートに腰掛けて移動しました。

列車は黄金駅を出たら内浦湾沿いを走るので

暫く青い海を見ながら走ることになります。

有珠駅を過ぎて線路が単線になると

列車は間もなく洞爺駅に到着します。
降りる時もドアの開閉ボタンを押して扉を開けます。

H100形気動車を下車しました。
洞爺駅は大きな駅です。

平屋建ての駅舎に広い待合室。

今回は駅の外に出る前に出札口の横にある扉の中に用事があります。
ここは駅レンタカーの受付。

駅レンタカーでレンタカーを借りてスタートです

走って10分弱。住宅地の真ん中にある入江高砂貝塚館に到着しました。

近くにある入江貝塚と高砂貝塚から出土した品が展示されているはずですが、この翌日から始まる世界遺産会議で世界遺産に登録されるのを控えてリニューアル休館中でした。
車を止めて近い高砂貝塚に先に行きます。

高砂貝塚の手前に駐車場がありました。
そこにこのオブジェが。
このオブジェの土台には縄文シティーサミットinとうやの文字。

へ～　そんなのあったんだ！！

高砂貝塚公園に入りました。
オムナィ（高砂川）の流れていたところです。1663年に起こった有珠山大噴火のときまで縄文時代からここに川が流れていたことがわかっています。
大噴火の時に埋まってしまったようです。

A地点貝塚。約4000年前の縄文後期初頭の貝塚です

この大きな貝塚はC地点貝塚。この中から人間のお墓が1基出土しているそうです。
貝塚に中にとにかく草が生えていません。
係の人が世界遺産登録に合わせて草を抜き、除草剤をまいていました。
先ほど休館していた入江高砂貝塚館は6日後の21日にリニューアルオープンするとのことでした。

このくぼみは竪穴住居跡。北黄金貝塚のように復元された住居はありませんでしたし、柱の基石も炉の跡も無いようでした。

海に近いからかやたらとカモメがいました

D地点貝塚。今から3000年前の縄文晩期の貝塚です。
北海道では縄文晩期の貝塚は貴重なのだそうです

そして毛色の違う貝塚が一つ。近世の貝塚と紹介されているこの貝塚は1663年の有珠山噴火の火山灰の直下から発見されており、それまでアイヌの人達に使われていた貝塚です。
縄文時代の貝塚と違い、貝層が薄く、ホタテの貝殻がほとんど。和人との交易のために採られたものと考えられています。

入江高砂貝塚館に戻ります。

今回借りたレンタカーは日産のレイズでした。
車に乗って入江貝塚に向かいます。

入江高砂貝塚館からは700メートルほど。
駐車場はありませんでした。駐車禁止マークもないのでとりあえず路肩に駐車して入江貝塚公園に向かいました。
が、本来は入江高砂貝塚館から歩かなきゃいけないですね。

Dumping ground（ゴミ捨て場）の文字。
この地面に貝塚が眠っているもよう。北黄金や高砂の貝塚のように地表に貝塚が復元されていることはありませんでした。

竪穴式住居跡です。こちらのくぼみには炉を再現した石が置かれていました。
そして奥には住居の骨組みの復元がされています。

不自然な丘があるなぁと思って回ってみると、扉がありました。
土葺きの住居です。
夏は涼しいでしょうなぁ～。でもミミズやムカデが寝てる横に落ちてくることはありそうです。

出土品の写真が展示されていました。恐らく入江高砂貝塚館がやっていれば実物がみれたのでしょうが。。
この綺麗な土器は入江式土器というのだそうです。

骨や石で作ったアクセサリーが出土しているようです。
これは北黄金貝塚でみてきました。

動物の骨で作った道具

石で作られた道具。
こちらも北黄金貝塚で全部見てきました。
北黄金貝塚に先に行っていてよかったかも！

信号のある大通りがわに抜ける手前に貝塚の標本が。

石器や貝がら、骨などを見ることができます。

床がガラス張りになっているところもあり、これはおそらく本物でしょう。

入江式土器のかけらが見えました。

大通り側に出てきました。こちら側にも駐車場はありませんでした。

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北海道の世界遺産を廻るぞ！;23 洞爺湖と洞爺湖温泉にドライブして立ち寄ります　に続きます。

https://4travel.jp/travelogue/11776572