2021/07/12 - 2021/07/12
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ぱっしょんKさん
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インドから帰国するのにインドと日本で都合5回のPCR検査で陰性を確認してはいましたが、都市部にいると新型コロナウイルスをもらいかねないので、できるだけ人のいないところに本格的に向かうことにしました。
世界遺産を巡る。これは僕の旅の基本姿勢。目指すところを北海道の自然遺産知床に定め、インドを出る前に旅館等の予約を終えていました。
知床と札幌、函館を観光して本州に戻る予定だったのですが、日本に着いて隔離生活をしている間に7月16日から開催される世界遺産会議で『北海道・北東北の縄文遺跡群』が世界遺産に登録されることがわかりました。
旅行日数を長くするわけにもいかないので函館での1泊を取りやめて、登別温泉1泊に変更、千歳市、伊達市、洞爺湖町の縄文遺跡を巡ることにしました。
列車は出来るだけグリーン車を利用して人との接触を少なくするように考えて旅行しました。
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北海道旅行記11回目
7月12日は朝食を食べ終わったら知床クルーザー観光船ドルフィン号の知床岬クルーズに参加しました。
世界遺産の素晴らしい景色と野生動物を面白い船内解説を聞きながら見て回る3時間でした。
知床クルーザー観光船ドルフィンさんURL
https://shiretoko-kankosen.com/
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今回も連動動画をYou Tubeにupしています。よかったらご覧ください。
20分ほどの動画です
https://youtu.be/DqDGc9A0s0k
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 船 徒歩
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-
この旅行記は 北海道の世界遺産を廻るぞ!:10 知床ノーブルホテルに宿泊します(第一夜)からの続きです。
https://4travel.jp/travelogue/11739929
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朝8:50に宿泊した知床ノーブルホテルから歩いて知床クルーザードルフィン号の事務所に乗船手続きに来ました。 -
僕が参加するのは9:50に出航する知床岬クルーズです。
知床半島の先端知床岬までクルーズ船で行く3時間の旅です。 -
乗船券をいただきました。乗船番号が右下に記入されています。予約を取った順番だそうです。僕は3月には予約していましたので1番をゲット!
予約が早い順に希望者10名を募って、前部甲板に腰掛けてクルーズに出かけることができます。
そりゃ行くしかないでしょ! -
出航しました
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最初の見どころのある入江に向かいます
写真はプユニ岬です -
正面に見える滝が乙女の涙と別名のあるフレペの滝
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フレペの滝を離れ、陸地沿いを進みます。
知床岬の断崖はそのまま海深くまで続いています。ここの深さは10mを超えています。
ドルフィン号のようなクルーザーでも問題なく航行できます。 -
次の入江に進みます。
-
ここは滝が出てくる岩が出っぱっているため陸地から見ることができない滝です。
涙を見せずに偲んで泣いているようだということで名付けられた名前は男の涙です -
男の涙の左側にあるのが湯の華の滝。温泉が流れているわけでないですが、硫黄の成分が多く含まれているそうです。
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真ん中に見える大きな岩が象岩。
よく見ると鼻と耳があります。 -
象岩を過ぎると岸壁に穴が開いています。これはアイヌ語で“黒い洞窟”という意味の「クンネポール」というものです
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知床半島の南は今日も天気が良くなさそうです。
知床峠は今日もおそらく真っ白です -
船は陸地のそばを進みます。
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石の海岸が見えます。
すぐ一段高くなっています。ここは野生動物の住む場所です -
高い絶壁が続く中、進む方向にちょっと横に広い滝が見えてきました。
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カムイワッカの滝です。落差30メートルある滝で、温泉が流れています
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まだ知床半島の先端は見えません。
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続いて硫黄の滝があります。
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滝の下の海岸にヒグマがいました。
カニでもいるのか、 -
一心不乱に地面を掘っていて背中しか見れませんでした。
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山の中腹に今は車が通ることがない橋がかかっているのが見えました。
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知床峠の高い山がないため突風が吹き抜ける難所、ルシャ海岸に差し掛かりました。
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羅臼から知床峠を通り抜けて風速30メートルもの強風が抜けていくことがあるそうです。
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知床半島の所々に番屋という漁師が使う小屋が点在しています。この番所は19号番屋。
19号番屋はヒグマが良く出没することでも有名な場所です。
ヒグマは知能が高く人の言葉を理解すると昔からの地元の人に言われています。そのため、あまりヒグマが近くに来すぎると、「向こうに行きなさい」「ここは人の場所です」というようなことをヒグマに向かって話しかけると立ち去っていくそうです。
NHKでここに泊まっていたヒグマに怒鳴り散らして立ち去らせるおじさんが紹介されたことがあるそうですが。 -
ドルフィン号は陸地に沿ってさらに北東に進みます
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次の見どころはこの岩。タコ岩と呼ばれています。この角度の写真で見ると獅子に見えますが。。。
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川の水が海に直接流れ込む海岸瀑というタイプの滝、カシュニの滝です。
真水の滝なので、冬になると青白く凍りそれはそれは美しいそうですが、ここは流氷で海が埋まるためそれを見にくるのは難しいそうです。 -
カシュニの滝の上に天然記念物のオジロワシがいました。
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オジロワシは頭と尾が白いです。
羽を広がると2メートルを超えるそうです -
海にはアザラシの死体が。
これが海岸に流れ着くとヒグマの餌になるそうで、ヒグマがわんさかと茂みの中から出てくるそうです -
空には飛んでいるオジロワシがいました。
-
知床半島の先端、知床岬に到着しました。エンジン付きの船で上陸することは禁止されています。シーカヤックなどでこれば上陸できるそうです。
先端は芝生が広がるような感じの場所でした。エゾシカが木や植物の新芽を食べてしまった結果です。
知床岬の先に雲のように白く佇んでいるのは霧です。
そのため国後島は見えませんでした。 -
ここで記念撮影。
一段高くなったところに灯台があります。昔はディーゼルエンジンで発電していたのですが、世界遺産になってからはソーラー発電に変わったそうです -
知床岬は出航したウトロ港から45km来ました。ここでウトロ行に向けて引き返します。
このまま真っ直ぐ30分も進めば間違いなくロシアに拿捕されるそうです。 -
帰りは沖を進んで戻ります。
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イシイルカの群れに遭遇しました。
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船の周りにも近づいてきてくれました。
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しかし、たくさん撮影したけど上手く撮れなかったぁ。
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イシイルカの群れと別れます。
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空には再び大きな
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オジロワシが飛んでいました。
船は陸地に急ぎ向かいました。 -
ヒグマが出たそうです!
いた! -
山の中腹にヒグマがいました
-
海岸沿いにもヒグマが2頭。船から見ると小さい小さい。。。
-
一頭は背中を向けて土を掘っていました。
かにか?かにがいるのか?? -
もう一頭は海岸を歩いていました。
-
羅臼岳が少しづつ見えてきましたが、やっぱり頂上には雲がかかっています。
-
ドルフィン号はウトロ港まで全力に戻るので船室に入りました。ソファーとテーブルが用意されています。
螺旋階段を登ったところがコクピット裏の展望スペースになっています。
出発して3時間を経過したくらいに船内放送が入りました。
「シャチが見つかったとの情報が入りました。1時間くらい戻るのが遅れると困る人がいたら、連絡ください」
「いないようなので引き返します!」
やった~!!! -
国後島と知床半島南部の羅臼の間に深い海溝が存在していてシロナガスクジラやシャチなどが住み着くそうです。
シャチやクジラはその海溝に向かって本当にたまにここウトロ沖を通過することがあるそうですが、毎日出港するドルフィン号のスタッフの方でも1年に1、2回見れたらいいというくらい珍しいそうです。 -
その現象に当たりました!
-
シャチの群れが東に向かって泳いでいます
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ドルフィン号に興味を持ったようで周りを回遊してくれました
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手を伸ばしたら届きそうなすぐそばを泳いでくれました。
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ひれの下の白いところが特徴ですね。
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潮を吹くのも見ることができました
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船の周りを何回も回ってくれたので
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イシイルカよりは写真が撮れました
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そろそろウトロ港に戻ります。
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バイバイ、シャチさんたち!
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ドルフィン号はウトロ港に全速力で戻りました。
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お世話になったドルフィン号です。全部甲板の丸いマークのあるところにずっと座ってクルーズしました。
海が穏やかだったので水は被りませんでした。 -
ウトロ港の入り口にあるこの岩。ゴジラ岩です。ウトロの観光ポイントの一つになっています。
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北海道の世界遺産を廻るぞ!:12 海鮮丼食べてバイクでカムイワッカ湯の滝へ に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11742453
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この旅行記へのコメント (2)
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- じんべいさん 2022/03/04 18:46:05
- 番屋
- ぱっしょんK様、こんにちは。
ヒグマと人間との共存の番組、見ました。
網に残る魚の匂いにもつられるようでした。親子のヒグマにこれ以上近づかないよう大声で短い言葉で言われていましたね。
そうすると、子熊も独り立ちした時にその距離感を覚えて必要以上に近付かないのだとか。
世界遺産になって調査に訪れた外国の人達ともやり合っていました。道路を通らないで船を使えとか無理を言われていましたね。
ラッコの番組もありましたよ。
豊かな自然がずっと残ると良いですね。
知床半島、何十年も昔、車で北海道を旅していた10月、道路は数日前に閉鎖され知床五湖を見に行けなかった残念な思い出が蘇りました。
シャチにも出会えて、海況も穏やかで、拝見して行きたくなりました。
ありがとうございました。
じんべい
- ぱっしょんKさん からの返信 2022/03/09 19:28:46
- RE: 番屋
- じんべい様
コメントありがとうございます。
実はぼくはその番組見てないんですよ。操船兼ガイドのお兄さんの受け売りです。
シャチは本当に幸運だったようですよ。本来は羅臼がわじゃないとみれないそうです。
海は非常に穏やかな日にクルーズに参加できました。
オジロワシ、ヒグマ、シャチ、イシイルカと見れる動物はほぼ全部見た感じです。
もし再び行くとするなら、冬に行って流氷とアザラシをみるのが目標ってかんじでしょうか?
じんべいさんもチャンスがあればぜひお出かけください。知床斜里駅からバスも出ているから車やバイクに頼らなくてもいけますしね。
ぱっしょんK
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