北海道の世界遺産を廻るぞ！:16　釧網本線と特急おおぞら号で札幌に移動します

2021/07/13 - 2021/07/13

インドから帰国するのにインドと日本で都合５回のPCR検査で陰性を確認してはいましたが、都市部にいると新型コロナウイルスをもらいかねないので、できるだけ人のいないところに本格的に向かうことにしました。

世界遺産を巡る。これは僕の旅の基本姿勢。目指すところを北海道の自然遺産知床に定め、インドを出る前に旅館等の予約を終えていました。
知床と札幌、函館を観光して本州に戻る予定だったのですが、日本に着いて隔離生活をしている間に7月16日から開催される世界遺産会議で『北海道・北東北の縄文遺跡群』が世界遺産に登録されることがわかりました。
旅行日数を長くするわけにもいかないので函館での1泊を取りやめて、登別温泉1泊に変更、千歳市、伊達市、洞爺湖町の縄文遺跡を巡ることにしました。
列車は出来るだけグリーン車を利用して人との接触を少なくするように考えて旅行しました。

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北海道旅行記16回目

知床の観光を終え、借りていたバイク、スズキジェベル200を返却しました。
川湯温泉駅で釧網本線の釧路行きの普通列車に乗って釧路まで行き、特急おおぞら12号の乗り換えて札幌に移動して初日に宿泊したリッチモンドホテル札幌駅前に宿泊しました。


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今回も連動動画をYou Tubeにupしています。よかったらご覧ください。
20分弱の動画です
https://youtu.be/SI-Dvf-0bEg

エリア 釧路(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩

北海道の世界遺産を廻るぞ！:15　見どころに立ち寄りながら川湯温泉に戻りますからの続きです。
https://4travel.jp/travelogue/11756594
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EZOライダーさんからレンタルしていたスズキジェベルを返却しました。
ゲストハウスのスペースを利用してスーツケースにヘルメットなどをしまって荷物をまとめ直して3日前に宿泊した欣喜湯さんの方にスーツケースを引きずって歩きます。

欣喜湯さんの前にある川湯郵便局の横にある郵便局前バス停にやってきました。
乗るバスが発車するまで20分しか時間がありません。
欣喜湯さんで日帰り湯を借りようと思っていたんですが、さすがに20分では入れません。

欣喜湯さんの斜向かいに足湯を発見！
しかし残念ながら新型コロナ感染症のために休業中でした。
やってれば足湯ぐらいなら入れたのですが残念でした。

阿寒バスの16:22発川湯駅行きバスがやってきました。

コロナの影響で座れる椅子は一つ飛ばしです。

16:32に川湯温泉駅に到着しました。

川湯温泉の駅前にはバス停の向こう側に見えるログハウス風の建物はトイレです。

駅前の道の出口にあるのがパンさん。レストランだと思っていたんですが、この旅行記を書くのにちょっと調べてみたら雑貨屋さんでした。
youtube動画には間違った情報を出しちゃいました。訂正文を書かなくては　苦

駅の待合室には過去の川湯温泉の写真が展示してありました。
レストランがあるらしいんですが時間なのかコロナのせいなのかこの日は営業していませんでした。

待合室の隣にある旧トイレの建物があります。あし湯の文字が。

あし湯の建物の中にはお湯が張ってありました。
川湯温泉に来るバスは川湯温泉を発車する列車と連絡をとっています。駅前の写真撮ったりしていたので、列車が出発するまで10分弱になっていたのでここでも足湯に浸かることはできませんでした。

ホームに入ります。網走方面への1番ホームに鮭を抱えたヒグマが立っています。
この正面から2番ホームへ構内踏切があります。
そこを通って

2番線にきました。
2番線ホームは未舗装で砂利じきです。スーツケースを引いて移動はできないです。
釧網本線はワンマンカーでの運転ですので、乗車口は一番前の扉。
その付近にスーツケースを置いてちょっと写真撮影。

歴史ある川湯温泉の駅舎。駅舎側のホームは網走方面への1番線。舗装されています。
1930年（昭和5年）に建てられたホームです。天皇陛下が行幸された時用の貴賓室が用意されていました。
その貴賓室は現在レストランに使用されているようです。
1995年から完全無人駅化されたようです。

網走方面から16:52発釧路行普通が入線してきました。

キハ54系気動車単行のワンマン運転です。
一番前の扉から乗車します。

乗車したキハ54系の座席は昔の0系新幹線のシートが設置されていました。
アラフィフの僕ら世代でギリギリ知っているかどうかです。
小さいテーブルが肘掛けのしたにセットされていて引っ張り出して回して固定したんです。
その上についている灰皿同様引っ張り出すことができませんでした。

２つ先の駅が摩周駅。川湯温泉駅を管轄している有人駅です。

ここで網走行の普通列車と交換です。
この列車はキハ54系流氷物語号用のラッピング車輌でした。
こちら側は流氷の絵が描かれており、反対側にはクリオネの絵が描かれています。

摩周駅を発車しました。貨物列車が昔走っていたのがわかる分岐してからのながい線路が見えます。

摩周駅の次に大きな駅は標茶駅です。摩周駅を発車して30分で2番線に到着しました。
写真に写っている3番線は1989年に廃止された標津線が発車していたホームです。

この標茶駅も釧網本線には少ない有人駅の一つです。

標茶駅を出ると次の茅沼駅まで畑地の中を釧網本線は疾走します。

茅沼駅に到着しました。タンチョウが来る駅として有名なんだそうです。
この駅は釧路湿原の東端にして釧路湿原エリアを走る釧網本線の一番北側に位置する駅です。

ここを発車すると釧網本線は釧路湿原の中を走り抜けることになります。

茅沼駅を発車したら景色が一変します。

列車は釧路湿原の中を疾走します。

線路の周りにはエゾシカがたくさんいました。

彼らは鉄分の補充のために線路まで出てきて鉄を舐めるんだそうです。

だから鹿と列車の衝突事故が多いんです。

茅沼駅の隣は塘路駅。釧路湿原の真ん中にある駅です。
近くにある塘路湖にはタンチョウやアオサギ、オジロワシなどが見えることで有名です。

根室方面からやってきた根室本線（花咲線）と合流しました。

すると釧路駅の隣東釧路駅に到着します。
釧網本線は網走と東釧路を結ぶ路線です。

18:45釧網本線の釧路行普通列車は釧路駅に到着しました。
1番線にこれから乗車するキハ283系気動車が既に停車しています。

乗り換え時間約15分の間に駅弁を買いに改札の外に出ました。
インターネットで調べてあった四季彩館に直行しました。

が、残念！駅弁は完売でした。

昼ごはんも食べていないですし、JR北海道の特急列車の車内販売はもう無くなっていますし、札幌到着は22:58。
駅構内にあったコンビニでいわゆるコンビニ飯を購入して改札を再び通ります。

この頃から引退間近の噂が出ていたキハ283系気動車で運転される特急おおぞら12号札幌行きです。

とはいえ、8ヶ月後の2022年3月に引退するとは思いませんでした。
初めてにして乗り納めになりました。

新型コロナ感染症の対策のためにグリーン車に乗車することにしました。

グリーン車の2号車に乗車したところに車掌室があります。
カウンターのような形状になっています。

キハ283系のグリーン車には大型荷物置き場がなかったので、車掌さんに相談したら、車掌室の前方にある旧喫煙スペースに置いていいよとのことでここに置かせてもらいました。

グリーン車内に入ります。
こちらは二人掛けシート。

反対側は一人掛けシート。
僕は今回一人掛けの座席を予約していました。

キハ283系は振り子式車両で、カーブで車体を傾けて走るので左右の重量バランスがかなり重要になります。
キハ283系気動車のグリーン車は車両の真ん中で二人掛けと一人掛けが入れ替わる配置になっています。

18:59 定刻におおぞら12号は釧路駅を出発しました。

夕食をいただきます。
セブンイレブンで購入したのはあんまん、スパイスチキンとカルボナーラスパゲティ。
約4時間の乗車。車内に自動販売機もなく、特急オホーツクのようにスイッチバックで長く停車する駅もないから飲み物はたっぷりと購入しました。

いただきます！

2時間ほどで十勝地方の中心地帯広駅に到着しました。
釧路からグリーン車に乗車していたお客さんのうち半分くらいが下車し、新しいお客が乗車してきました。

帯広を出て次の駅新得駅を過ぎると山間部に入るため外は真っ暗。

こうなるとブルーレイディスクの登場です。
ガキの使い笑ってはいけない青春ハイスクール24時を見て時間を潰します。

１０分ほど遅れましたかね？札幌に到着しました。

もう一度キハ283系のテールの写真を撮影。
この日のホテルは札幌に着いた日にも宿泊したリッチモンドホテル札幌駅前です。

改札を出て何も考えず、導かれるように地下街へ。
名古屋人の性です。地上をいくという発想が全くありませんでした。
地下をうねうね行くより地上を行った方が多分近いと思いますが。

リッチモンドホテル札幌駅前にチェックインしました。
初日に泊まったのと同じ、シングルルームです。

仕事のしやすい幅広いテーブルと薄型テレビ、冷蔵庫などが機能的に配置されています。

バスルームはちょっと広めなユニットバスです。

風呂桶も深さ、長さともに十分なもので非常に快適でした。
この日の宿泊費は朝食付きで10,200円。

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北海道の世界遺産を廻るぞ！：17　札幌観光と札幌グルメを満喫します　に続きます。

https://4travel.jp/travelogue/11759913