北海道の世界遺産を廻るぞ！:６　釧網本線の普通列車で川湯温泉に向かいます

2021/07/10 - 2021/07/10

インドから帰国するのにインドと日本で都合５回のPCR検査で陰性を確認してはいましたが、都市部にいると新型コロナウイルスをもらいかねないので、できるだけ人のいないところに本格的に向かうことにしました。

世界遺産を巡る。これは僕の旅の基本姿勢。目指すところを北海道の自然遺産知床に定め、インドを出る前に旅館等の予約を終えていました。
知床と札幌、函館を観光して本州に戻る予定だったのですが、日本に着いて隔離生活をしている間に7月16日から開催される世界遺産会議で『北海道・北東北の縄文遺跡群』が世界遺産に登録されることがわかりました。
旅行日数を長くするわけにもいかないので函館での1泊を取りやめて、登別温泉1泊に変更、千歳市、伊達市、洞爺湖町の縄文遺跡を巡ることにしました。
列車は出来るだけグリーン車を利用して人との接触を少なくするように考えて旅行しました。

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北海道旅行記６回目は釧網本線の釧路行普通列車で網走駅から川湯温泉駅に移動します。途中知床斜里駅で12分の停車時間があったため駅構内の待合室でコーヒーを購入したり、ホームから知床観光の拠点になるウトロ行バスが発車する斜里バスターミナルを確かめたりできました。
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今回も連動動画をYou Tubeにupしています。よかったらご覧ください。
10分ほどの動画です
https://youtu.be/D2sKtrnGBh0

エリア 斜里(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

この旅行記は 北海道の世界遺産を廻るぞ！:5　乗り換え時間に博物館網走監獄に入所？します からの続きです。
https://4travel.jp/travelogue/11735854
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博物館網走監獄から網走駅に戻ってきて、コインロッカーのところにある檻で記念撮影をしてから16時ちょっと前に網走駅構内に入ってきました。
大部分の北海道の駅は10分くらい前から改札が始まるのでそれまでプラットホームに入ることはできません。

そのため、大きな待合室が用意されています。

カフェも併設されていますので、中で時間潰すことも可能です。
この存在に早く気づいていれば昼食を食べたんだけどなぁ。

16時5分になって16時15分発石北本線の留辺蘂行普通と同時に改札が始まりました。
16時17分発釧網本線の釧路行普通列車は2番線からの発車です。

キハ54系500番台の単行です。

側面に釧路と行き先の書かれた手差しサボがあります。

１両で走りますから反対側も運転台がついています。
この列車はワンマン運転です。

1番線には留辺蘂行普通列車が停車中。車両は北海道からの撤退が進むキハ40系。

キハ５４系の車両はクロスシートとロングシートが混在するセミクロスシート。

車端部に用意されているロングシートはとても硬めのクッションです。

転換クロスシートは座り心地最高のシート。

通路型の肘掛けに特徴的な灰皿（の跡）と小型テーブル（の跡）がついています。
これは子供の頃によく九州の祖父の家に行くのに利用した初代新幹線０系新幹線のシートの廃品利用です！懐かしいけどシートのパブリックは張り替えられています。

しかし７０年代の新幹線はリクライニングしなかったんですね。

釧網本線の網走釧路間は3時間20分ほどかかります。
これは必須でしょう。
網走側の乗車口の脇に狭いけれどトイレが設置されています。

16:17定刻に普通釧路行は発車しました。

網走駅を出てから網走市街地を遠くに望みながら列車は走ります。
網走駅の周りはお世辞にも賑やかさがありません。
中心地からかなり外れていることがわかります。

5分ほどで次の駅、桂台に到着しました。
網走駅よりも網走市街地に近い駅です。学生さん達がすごい乗車して乗車率は７割くらいになりました。

釧網本線は桂台を出発して草原を走り、

オホーツク海沿いを走るようになります。

海の向こうに見える陸地が知床半島。
翌日はここに向かいます。

天井についている扇風機が全開で回っていました。
北海道の夏は涼しいですからね。エアコンは付いていません。

停車駅ごとに桂台で乗車した学生さん達は降りていき、知床斜里駅到着前には再び空席が目立つようになりました。

知床斜里駅に17時08分に到着しました。
学生さん達もこの駅でみんな下車して行きました。

知床斜里駅の停車時間は12分。
ホームに降りてみます。

知床斜里駅は世界遺産知床へのゲートウェイになる駅です。

1番線ホームから斜里バスターミナルが見えます。
ここから知床半島の観光拠点、ウトロ行のバスが出ています。

車内に戻ります。

知床斜里駅の駅舎に自動販売機があってコーヒーを購入しました。

知床斜里駅を過ぎたら列車は内陸部に方向を変えます。

向こうに見える山は標高１,５４７mの斜里岳です。

緑駅で反対列車と交換があります。
オホーツク管内最後の駅です。

ここを過ぎると山間部に分け入って行きます。
目指すは２５‰（パーミル）の野上峠。

坂を登り終わると野上峠を突っ切る釧北トンネルを通過します。
釧北トンネルを出るとそこは釧路管内です。

坂を下って正面にアトサヌプリ（硫黄山）が見えてくるとまもなく川湯温泉駅に到着です。

18時15分川湯温泉に到着しました。
立派な駅舎が建っていますが1995年から無人駅になっています。

釧路行普通は釧路駅に向かって、

出発して行きました。
2番ホームから駅を出るのには構内踏切を渡る必要があります。

1番線ホームの方にあがったらクマの木彫りが出迎えてくれました。
北海道っぽいぞ！

川湯温泉の温泉街までは車で10分くらい離れています。最終バスは17時45分に発車済み。
宿泊する欣喜湯さんにお迎えをお願いしてありました。
お宿のハイエースに乗って旅館に向かいます。
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北海道の世界遺産を廻るぞ！：7　あッ！ 釘が溶ける！ 名湯川湯温泉に宿泊します　に続きます。

https://4travel.jp/travelogue/11737579