北海道の世界遺産を廻るぞ！：14　知床五湖大ループを歩きました

2021/07/13 - 2021/07/13

インドから帰国するのにインドと日本で都合５回のPCR検査で陰性を確認してはいましたが、都市部にいると新型コロナウイルスをもらいかねないので、できるだけ人のいないところに本格的に向かうことにしました。

世界遺産を巡る。これは僕の旅の基本姿勢。目指すところを北海道の自然遺産知床に定め、インドを出る前に旅館等の予約を終えていました。
知床と札幌、函館を観光して本州に戻る予定だったのですが、日本に着いて隔離生活をしている間に7月16日から開催される世界遺産会議で『北海道・北東北の縄文遺跡群』が世界遺産に登録されることがわかりました。
旅行日数を長くするわけにもいかないので函館での1泊を取りやめて、登別温泉1泊に変更、千歳市、伊達市、洞爺湖町の縄文遺跡を巡ることにしました。
列車は出来るだけグリーン車を利用して人との接触を少なくするように考えて旅行しました。

***************************************************************************************************
北海道旅行記14回目

知床五湖の地上遊歩道をガイドさんと一緒にハイキングしました。
エゾシカ、ルリイロトンボ、ヒグマ、オニヤンマ、シオカラトンボなど野生動物を見ながらの楽しいハイキングでした。


知床五湖登録引率者一覧はこちら！予約もこちらからいけます
https://www.goko.go.jp/fivelakes/guides

***************************************************************************************************

今回も連動動画をYou Tubeにupしています。よかったらご覧ください。
20分ほどの動画です
https://youtu.be/EmfrB9JzCs8

エリア 知床・ウトロ(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

北海道の世界遺産を廻るぞ！：13　キタキツネがたくさん！知床ナイトシアターからの続きです。
https://4travel.jp/travelogue/11743291
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
知床ノーブルホテル2回目の朝食は和食御前でした。
オレンジジュースと美味しい水をドリンクでいただきます。

2021年の夏は新型コロナウィルス感染症の影響がまだまだ大きく観光客が多くありませんでした。早く賑やかな時に戻ってほしいです。
さぁチェックアウトです。

チェックアウトを済ませたらバイクにまたがって知床五湖に向かいます。7:55に知床五湖フィールドセンターに到着して五湖レクチャーを受けなくてはいけません。

前夜この辺りでたくさんキタキツネを見た道を走行しています。
流石にこの時間はキタキツネはいませんでしたが。。。

知床五湖フィールドセンターに到着しました。
五湖レクチャーに参加します。ヒグマが出た時の対処方法などを学んでハイキングにスタートです。

知床五湖を歩いて回るガイドツアーに参加しました。
この日のガイドをお願いしていたのはオホーツク自然堂の梅林さんです。

知床五湖の周りの林に入ります。ヒグマにたまに自分達の存在を示す、大声を梅林さんが出しながら進みます。
トドマツが生える林の中を進みます。

木の下に雄のツノが落ちていました。
半年に一度抜けるそうです。

トドマツでエゾシカはツノを磨くそうです。
松ヤニが付いてツノが輝くのだそうです。
自然ってよくできてますなぁ～

遊歩道を歩いていたらすぐ横にエゾシカの雌が座っています。
耳に個体識別のタグが付いています。

大人しく座っていたシカが突然立ち上がりました。

僕の声に驚いたのかなぁ。。
でも危険ではないと思ってくれたようで、

すぐ座りました。

最初の湖、五湖に到着しました。

カイツブリのつがいがいました。

ゲンゴロウなどの水生昆虫が主な食べ物です

五湖を後にします。

水色の綺麗なトンボが笹に止まっていました。

ルリイトトンボです。

四湖に出ました。
硫黄山が湖面に写っています。

足元を見ると水が透明で綺麗です。

この日は暑かったんです。対岸に池に入ったエゾシカがいました。
毛皮着てるからたまらんでしょうね。

記念撮影をしました。
四湖とその向こうに硫黄山が綺麗に写っています。

四湖を離れて再び森に入りました。
足元に笹がたくさん。伸びている木はトドマツばかり。
木の実がならない木ばかりに林がなっているという大問題を梅林さんからお聞きしました。
原因はエゾシカです。エゾシカの天敵エゾオオカミがいなくなった結果です。増えすぎて数のコントロールが効かないのです。どんぐりの木などは生えてくれば大きくなる前に食べられちゃうんだそうです。そういう木がないとネズミやリスが住まなくなってさらに生態系がおかしくなっちゃうんです。

三湖に着きました

ハスの花が咲いています。
昔この辺に住んでいた方が植えたのだそうです。

いや～！穏やかな湖です。

ハスの花が綺麗に咲いています。

三湖から二湖にかけてはヒグマがたくさん出没する人気ナンバーワンレストランのある場所。
ヒグマは水芭蕉が大好物！
芋科の水芭蕉の根が美味しいのだそうです。
おそらく前夜に掘り起こしたらしき新しい食事の跡がありました。

真ん中に小さな島がある二湖に到着しました。

岩のうえに佇むアオサギが１羽

足元の岩にはシオカラトンボが止まっていました。

ジブリの世界と言いたくなるような雰囲気のところもありました。
やはり知床は自然のままです。

ここにもハスの花。
昔住んでいた女性が寒さで花壇に花を植えるのが難しい知床で花を愛でるために植えたのがこのハスの花なのだそうです。

最後の湖、一湖まで来ました。

観光用木道に出ました。
ガイドが必要なのはここまで。この木道から知床五湖フィールドセンターは誰でも自由に歩けます。
階段を上がって木道に乗ります。

木道に乗るとすぐに一湖が見渡せるようになっていて記念撮影を撮ることができました。

梅林さんに撮ってもらいました。

この展望台から見える一湖はこんな感じ。
二湖～五湖はこの木道から見ることはできません。ガイドさんをお願いして森の中を歩くしかないのです。

観光木道を知床五湖フィールドセンターに向かって歩いていると、ヒグマを見ることができました。

遠くだったので、望遠レンズの500mmを使ってもこんなに小さかったですが。

自然豊かです。
オホーツク海がとても青かったです。
向こうに見えるのは網走です。

ここも笹ばかり。笹の新芽はシカが食べるのですが、笹は竹の仲間。成長が恐ろしく速く、シカが食べるのよりも成長するのが早いんだそうです。

知床五湖フィールドセンターに戻ってきました。
ここで梅林さんとはお別れです。ありがとうございました。勉強になりました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
北海道の世界遺産を廻るぞ！:15　見どころに立ち寄りながら川湯温泉に戻ります　に続きます。

https://4travel.jp/travelogue/11756594