【2泊3日ツアーひとり参加】流氷の当たり年、晴天の流氷ウォーク日和に白い世界を味わってきました

2024/03/02 - 2024/03/02

去年、ダイビングを始めたのは、いつか流氷の下に潜りたいから！
だからといって、20本程度の私の経験値で直ぐに潜れるかといったら無理なわけで。せめて近い気分を味わいたくて初の流氷ウォークしてきました。
ドライスーツを着てドボンってやるやつです。
10月にツアーの予約を入れていたのですが、今年は流氷の当たり年となったと聞き、かなり浮かれました。
でも、風向きで流氷は動くもの。
ツアー当日の朝、紋別や網走はぎっしりあった流氷が西からの強風が吹き、一晩でキレイに沖へ流されていってしまったと、ネットで知りました。
その強風はおさまらず、初日予定していたガリンコ号も出航停止。
もちろん風に流された流氷は戻ってこず、2日目のオーロラ号はほぼ流氷なし。
でも、流氷ウォークをする知床は地形の関係でぎっしりありました！！良かったー！
がっつり流氷ウォーク楽しめました。
今回、流氷の下の景色も見たくて、スマホ防水ポーチも持参。ダメ元で流氷の割れ目からちゃぽんと入れてみたら、しっかり流氷の水面下が映ってました！
本当に楽しかった。
晴天無風の中、氷平線ウォークもして、流氷を楽しんだ2泊3日の記録です。

エリア 知床・ウトロ(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス ANAグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

ツアーで航空機を利用するのは初めてです。
添乗員さんは現地待機で、事前に連絡もらった時間に羽田に行って、ツアーデスクでチケットもらい、各自チェックインするんですね。
とりあえず、無事チェックインしたし、マイルの登録も出来たのでラウンジでホットミルク。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

行きは窓際

北海道方面の飛行でも、富士山て見えるんですね！知らなかった。

今回、強風で紋別オホーツク空港行きは条件付きフライト。
悪天候で着陸出来ない時は羽田に戻るとの事。
そんな予告があった通り、紋別上空は強風＆吹雪です。
着陸態勢に入ってからも左右に揺れるし、何度かふわんと落ちるし、小さな悲鳴あがってたし。
いや、久々に手に汗握る着陸でした。

紋別空港 (オホーツク紋別空港) 空港

無事に着陸できてよかった

紋別オホーツク空港は、一日に羽田往復のみしかないレアな空港なんですね。
必ずタラップで降りるから、乗ってきた飛行機の写真が絶対に撮れるなかなか楽しい空港です。
この機体はこのまま羽田に戻るので、紋別空港はこの機体が羽田へ向かって離陸したら本日の営業終了ですって。

紋別は強風と聞いてましたが、ほんと凄い！
予定してきたガリンコ号が全て出航停止になるほどです。

カニの爪 (オブジェ) 名所・史跡

そのため、行程になかったカニの爪を見に来れました！
高さ12mか、すごいな。

流氷も、昨日まではぎっしりあったそうですが西からの強風のため、全部沖へ流されてしまったらしい。

戻ってこーい、と願いつつ、港の中に残ってる流氷を見ながら、熱々のホタテの天ぷら(練り物)をモグモグ

出塚水産 本店 グルメ・レストラン

ガリンコ号は好きな小説に登場するから、とても乗りたかったんです。
でも欠航。
うう、流氷の季節にまた来なきゃ。

流氷砕氷船ガリンコ号Ⅱ 乗り物

というわけで、こちらも予定になかったオホーツクタワー

氷海展望塔オホーツクタワー 名所・史跡

床が透明だったりします

こういう水面と水上、どちらも楽しめる作りで、展望台もあり、水中にも潜れます。

エレベーターもあるけど、階段を使うと、こういうポイントも味わえます。

地下から地上1階まで127段。
結構長いです。

地下の有料ゾーンは海中を見れる窓の他、水族館ブースや、ライトアップなどが楽しめます。

連れてきたヌイを水槽の前に置いて記念撮影しようとしたら……

獲物かと思ったのか、何度も襲いかかられました笑

展望台からの港の景色です。
堤防の中にしか流氷は残っていません。

ガリンコ号乗り場のお向かいにある公園には、トドのオブジェ？かと思ったら

滑り台でした

その隣には、とっかりセンター

オホーツクとっかりセンター 動物園・水族館

200円支払うと、アザラシの餌付け風景が楽しめます

ガリンコ号乗り場には売店やセイコーマートがあって、夜のお供をお買い物。
こちらは、有名なようかんパンと、ちくわパン。

集合時間までまだあったので、セコマで購入したサッポロCLASSICで1杯やったり。
そうこうしているうち、今日の予定終了です

ホテルにチェックインしました

紋別プリンスホテル 宿・ホテル

ホテル用のお酒とオヤツなどのお買い物はすんでいるので、作務衣と丹前に着替えます

地下に大浴場
1階がお食事処
お部屋が4階です

お部屋の窓からはパチンコ屋ビュー

ホテルの周りは結構飲み屋さんがある印象です

夜も朝も温泉に入ったので、シャワーは朝の寝癖直し程度で利用しました

お部屋で食べようかとセコマで買ってきたスイーツをモグモグ

落ち着いたので、ホテル内を徘徊します。
レンジ発見！

カプ麺の自販機！

アルコールの自販機もあります。
入浴後に飲みたくなっちゃいますね。

氷もあります

お風呂入ったあと、ホテル内の宴会場で夕食です。
日本酒がある！

今夜は、ホタテづくしコース

ホタテの塩辛
ホタテの天ぷら
ホタテのお刺身
ホタテのステーキ
ホタテの焼売
ホタテのお鍋

白米は食べませんでしたが、1人にひとつ小さなおひつが用意されていました

では、日本酒をば。
最初は北海道の地酒の男山。

2杯目は新潟の八海山

この宴会場のテーブルクロス、もしやベッドのシーツでは？

デザートのソフトクリーム、さすが北海道！
美味しかったです。

夕食後、雪のチラつく露天で温泉を楽しんで就寝。
あっという間に朝です。
日の出前に朝風呂しました。

大浴場横にはジムコーナーがありました。
レンタルシューズもあり、ちょっと走ろうかななんて思ったりもしましたが。

コミックコーナーもあって、読みふけっちゃいました。

朝日が出てきました。
お仕事の車が早朝から頑張ってました。

朝ごはんはバイキング。
お刺身コーナーもあります。
北海道のソウルドリンクのカツゲンもありました。

デザートは、フルーツに、アイスに、なぜか生クリーム単品もあり。

バスは8時出発です。
まずはサロマ湖を車窓から。
キンキンに凍ってます。

サロマ湖 自然・景勝地

途中のトイレ休憩でカーリングのストーンが持てました。
20キロだった！

道の駅 サロマ湖 道の駅

こちらでコーン茶を購入

車窓からシカ発見！

網走に到着。
流氷は見当たらないけど、オーロラ号に乗船します。

流氷観光砕氷船「おーろら」 乗り物

残念ながら流氷は沖に流されているので、ご用意された流氷と記念撮影して

青い発泡酒の流氷ドラフト飲んでくつろいでいたら

船内放送で、はぐれた流氷を見つけたのでゆっくり航行します！とのこと

わー！みんな外に出て記念撮影してました

セガールもきた！

1時間ほどのクルーズ、なかなか盛り上がりました。
バスに戻り、知床に移動しつつ、途中でランチです。
2000円のコースだったけど、ネタ、良かったな。

入丸水産 グルメ・レストラン

オホーツク海に1番近い北浜駅を通過する際、ちょうど電車も停車してて、車窓から記念撮影

北浜駅 駅

可愛い駅です

知床に近づくにつれ、流氷が増えてきます。
半島の形のおかげで、紋別や網走のように流氷が風で沖に流されにくいようです。

わー

わー、わー！

親子岩の周りも、ぎっしり

わー、わー、わー！！！
流氷がザクザクに見えて期待は高まります！！
だって、今回のツアーの目的は流氷ウォークですから！！

まず、ショップに寄り、説明を受けます。
今日は暖かいので、薄着でいい感じ。
下は、タイツと裏起毛レギンスにくつ下。
トップスはヒートテックと薄手の長袖のみ。

事前に身長と体重を伝えておいたので、用意されていたドライスーツを着込み、グローブとニットキャップを貸してもらい、流氷ウォークスポットへまたバスで移動。
そこで軽く準備運動して、流氷ウォークスタート！
まず、1番手前にある山脈で記念撮影。
楽しい！！
3パターン撮ってもらいました！

流氷ウォーク 自然・景勝地

もう少し沖の方へ進んで、各々撮影タイム。
ひとり参加でしたが、みんなでスマホ渡して撮りあいっこしました。

風もなく日差しもあったので、汗ばむくらい。
インストラクターさんの許可が出たので早速ドボン！
ドライスーツは足元はブーツ一体型で、手首と首周りがピッチリしてるので中が普通の服でも濡れないんです。(手袋は簡単に浸水するので、水中に入れないようにしています)

私はスマホの防水ポーチを持っていったので、動画ボタン押し、水中にゆっくりポーチを沈めて、流氷の下の風景を撮ったりしました。

コポコポ、シャリシャリって音も入っていて、とても心地よい動画になりました。

1時間なんてあっという間です。
流氷をとことん満喫して、帰りの道の駅でソフトクリーム！
美味しい。
来てよかったー！
流氷がっつりあって良かったー！！

道の駅 ウトロ観光案内所(うとろ シリエトク内) 道の駅

斜里のホテルにチェックインする前に夕食です。
昨日はホタテ尽くしでしたが、今日は銀ガレイ尽くし。

しれとこ里味 グルメ・レストラン

銀ガレイのお刺身、初めて食べました

こちらでは熱燗をいただきました

夜18時半頃、斜里で1番高層な建物(７階建て)だというルートインにチェックイン

知床天然温泉ルートイングランティア知床斜里駅前 宿・ホテル

6階のお部屋です(このホテル、全てツインルーム)

鏡も大きくて便利

こちらのホテルも昨日同様、温泉大浴場があります。
バスルームは朝の寝癖直し程度でシャワーを使いました。

プリンスホテルはアメニティバーでしたが、こちらはお部屋に設置されてました

クローゼットには毛布と作務衣、あと毛布

枕元にはコンセントとUSBと読書灯

館内着は作務衣と丹前。
すぐ着替えようかと思ったけど、ホテルの目の前がセコマなので、まずはお買い物へ。
今夜のビールやアイスや、おつまみを買いました。

さて、ちよっと一息着きますか

落ち着いたとこで館内を徘徊します。
大浴場手前の待合。

冷水と製氷機

大浴場(女湯)は専用のカードキーがないと入れない仕様

アルコールの自販機。
フロントロビーには、フリーのコーヒーマシーンもありました。

軽食の自販機もある！
セコマがしまった後でも安心ですね。

お風呂入って就寝して、朝起きてまたお風呂！
お部屋帰ってきて窓見たら……

おお

おおお

流氷ビューのお部屋だったんですね。
昨日は日没後のチェックインだったので気づきませんでした。

朝ごはんはバイキングです。
こちらのホテルにも、北海道でしか飲めないカツゲン、ありました。
朝風呂の時に、ものすごく美味しそうなパンを焼く香りが漂ってたので、ホテルベイクなクロワッサンもいただきました。
デザートにミニおはぎもあって、おもしろいメニューでした。

最終日。
ホテルを9時に出発。
知床岳を横目に、野付半島へ向けて峠越えです。

海水面上昇もしくは地盤沈降によって枯死したナラの林立地を「ならわら」と言うそうです。
木々の残骸が立ち残り、荒涼とした風景を作っています。

野付半島 自然・景勝地

野付半島は対岸の国後島との間の根室海峡を南下する潮流で運ばれた砂が堆積してできた、長さ26kmの日本最大の砂嘴です。標高はほとんどなく、平坦な砂浜と湿地だけが続いているそうです。
水深は、湾口で最大4m。湾内は1m未満。
氷は10～20cmくらいで、海なので海流もちゃんとあるそう。
だから、氷は一面凍っているように見えてても、ゆっくり動いていて、この線は氷の亀裂の跡。

野付半島氷平線ウォークでの記念撮影その1。
氷平線と腕を同じ高さにして見ました。

これはその2の準備

トリック写真！

その3
誰もいなーい！！

あとは、連れてきたヌイを氷の地面に置き、私は氷面に這いつくばって撮影してたら時間終了。
こんな景色の中での撮影、滅多に味わえませんね。
来てよかったー！

ちなみに、この日も、ものすごくいいお天気で気温はプラス1℃で晴天無風。
足元はタイツなし、靴下1枚。
ボトムは裏起毛レギンスにスノウパンツ。
タンクトップとセーター1枚とスノウブルゾンで楽しく遊べました。
極厚靴下、極厚タイツ、ウルトラライトダウン、追加セーター、貼るカイロもたくさん持ってきていたのに、使わずじまいでした。
初日の強風以外は、天候に本当に恵まれました。

ソリのアクティビティもあるようです

出発まで少々時間があり、ここでランチしても良かったけどそこまで空腹でもなかったので、売店にあったシカまんを食べてたら

野付半島ネイチャーセンター 美術館・博物館

シカ登場！

わらわら出てきて

さっきまで私たちが遊んでいた所を行進して行きました。
そこ、海なんだけど、わかってるのかな？
群れ全員が集まるまで待機してたり、仲良し雄シカ集団でした。

ああ、これでツアー全てのアクティビティを終えました。
空港へ向かいます。
さらば、オホーツク海と知床連山。

中標津空港はそんなに大きくないのですが、お土産やさんは定番商品が揃ってます。白い恋人や六花亭などのお土産を追加購入。
よし、悔いはない！
お昼ご飯食べなかったから、セコマで買っておいたコーヒーどら焼きをモグモグして飛行機に乗り込みました。

帰りは通路側でした。
ツアーってこういうとこが公平ですね。
ほぼ満員の飛行機と聞きましたが、行きも帰りも隣りが空席だったので、寛げました。
今回、移動のバスも3日間、隣が空席だったので良かったなー。
ひとり参加ってこういう配慮というか、ラッキーがありますね。ありがたい。

中標津空港 (根室中標津空港) 空港

いやー、ほんと、流氷良かったです。
また行きたい！
次は流氷の下にも潜りたい！
ダイビングの経験をつまねば！！

おしまい