2025/06/25 - 2025/06/26
75位(同エリア195件中)
芦花さん
2025年6月18日~7月3日まで、フェリーを使って718ボクスターGTS4.0で北海道の南半分を周遊。
地域別にフェリー編をくっつけて、紹介します。今回は「⑤オホーツク編:天国への道と斜里岳&網走&北見」。
①フェリー編:低床車ボクスターでフェリー乗船
②十勝平野編:日本有数の農家が集積する十勝平野
③釧路・根室編:夏でも涼しい快適な旅
④知床編:シャチクルーズでシャチとランデブー
⑤オホーツク編:天国への道と斜里岳&網走
⑥日高編:襟裳岬と観覧岩
⑦白老&真狩編:マッカリーナと別邸ふる川
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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知床半島後の次のターゲットは「天に続く道」。
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確かにまっすぐ伸びた道が空に向かって伸びているような景色。
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実際に走ってみると、先がみえないほどのまっすぐな道で地平線の先まで道が続いている。
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だんだん標高が下がってきてもまだまっすぐ。
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そして左手には雄大な斜里岳。
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平地に至ってもまだまだ道はまっすぐ
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ボクスターと斜里岳。
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斜里町市内に入り、
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斜里町立知床博物館。
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知床半島の歴史。
860万年前に知床半島が誕生したらしい。 -
どのように岩石が生まれるのか?がわかりやすい展示。
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幻の魚「イトウ」のレプリカの展示。
斜里町には、斜里川に20個体いるのではないか、と言われています。 -
斜里町の宿は、HOTEL BOTH 。
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宿泊費税込7,000円、朝食1,400円で、キャビン風コテージに宿泊。ボクスターも目の前に駐車可能。
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中は意外に広い。
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ベッドのシーツやカバーが独特のざっくりとした質感で素晴らしい。
おかげさまでぐっすり寝ることができました。 -
必要最小限のツールは揃っている感じ。
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北海道限定のポテチでまったりと過ごす。
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ただし水回りはすべて本棟に集約されているため、トイレやシャワー、歯磨きなどは本棟にその都度行く必要あり。
今の季節は問題ないですが、寒い季節の場合はツラいかも。 -
夕日に染まる斜里の農地。
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翌朝は本棟のセンスの良いレストランにて。
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野菜からハムなどの肉加工品まで、全てに質の高い食材が使われていた美味なる朝食でした。
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スープやパンと共に、スクランブルエッグ含めワンプレートで提供。
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ホテルをチェックアウトし、
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釧網本線、止別(やむべつ)駅。
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無人駅なのでちょっとホームに立ってみる
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さらに車をすすめ、
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止別駅の次の駅「浜小清水駅」に隣接する小清水原生花園。
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遠くにオホーツク海と知床半島を望む
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ちょうど季節は、エゾキスゲが花咲く季節。
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そして、実は網走で一番行きたかった場所がここ「網走市立郷土博物館分館モヨロ貝塚館」。
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なぜ行きたかったかというと、人骨から採取したDNAで古代人の系統を分析する古代DNA解析で、アイヌはオホーツク文化人の遺伝子を一部受け継いでいるということがわかったから。
ここではオホーツク文化人はモヨロ人として紹介されています。 -
そのオホーツク文化人の遺跡がここモヨロ貝塚なのです。
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その全体像を示したのがこの展示。
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地理的にもいても、ちょうどこの辺りは網走港の丘の上、つまり海岸段丘にあって貝塚になりやすい場所なんですね。
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そひて対岸の丘の上に網走市立郷土博物館があります。
wikiによれば昭和11年、モヨロ貝塚を発見した米村喜男衛が資料の散逸を防ぐために、住友財閥の支援を受けて設立されたそう。 -
館内は、見た目と違ってコンパクトで、あっという間に見学は終わってしまいます。
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北海道の動物の剥製が多種多様に展開されています。
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1936年竣工のこの時代の建物らしく、フランク・ロイド・ライトの影響やアールデコの影響を受けた意匠が美しい。
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北海道有数の建築家だったという田上義也設計の建物だけでも楽しめる博物館です。
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大正時代の網走の街。
網走に鉄道が開通するとともに第一次世界大戦での好景気(青豆景気という)で沸いた時代だそう。
周辺原野への農業移住も激増して人口が一気に増えた時代(6,000人→30,000人)でもあるとのこと。 -
さらにボクスターを走らせて「北海道立北方民族博物館」。
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意外にもここは巨大な博物館で、アイヌ含む北方民族全体を対象にした博物館。
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扱っている北方民族は、エスキモー(イヌイット)から写真家星野道夫の著作で登場するアラスカの北方アサバスカ、そしてスカンジナビアのサミまで、北方民族全体を網羅。
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サハリンアイヌのエプロンや、ニブフのカバンなど、用途別に各民族の生活用具を横断的に紹介することで、共通性や独自性を比較展示。
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魚皮の服は、アイヌだけでなくアムール川、オビ川流域から西南アラスカまで共通してみられる衣服だという。
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カナダのクワキウトル族のワタリガラスの仮面。
日本の八咫烏(ヤタガラス)同様、カラスは、あの世とこの世を結ぶ使いのような聖なる生き物なのです。 -
見応えのあった北方民族博物館を後にし、さらに丘を登ってその頂にある「オホーツク流氷館」
館内では通年でオホーツク流氷を紹介した有料施設もあるのですがそこはパスして屋上の展望へ。 -
海につながっていて潟とも言える能取湖と目の前の網走湖。
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そして南には斜里岳と知床連山が望めます。
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この近辺で最もメジャーな観光施設「博物館網走監獄」。
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まずは監獄庁舎。
ちなみに北海道の監獄は男子のみ。 -
庁舎内は、ショップと展示施設でここでも「ゴールデンカムイ」の影響は大きいみたい。
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。人気施設だけあって入場客も多く、展示パネルも非常にみやすい。
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川湯の硫黄山での硫黄採掘と北海道を横断できる中央道路開削を目的に山縣有朋が標茶に刑務所(集治監)建設を指示。
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床にはその中央道路含めた囚人の関わった北海道の主要道路の地図。
道路建設の労働は悲惨を極め、例えば北見道路の建設にあたった釧路監獄の囚人1,400人のうち、なんと211人が死亡(死亡率15%)。その死体は鎖を繋がれたまま土をかぶせられ、のちに鎖塚と呼ばれたらしい(『県史 北海道の歴史』200頁)。
過酷な囚人労働は、その悲惨さから明治27年に終了(なお、囚人は土木工事のほか、炭鉱労働も担う)。 -
監獄は、今の小菅でも同じ構造で、タコの足のように中央から枝状に建物が伸びる構造。
これなら全方位監視官が監視しやすい構造。 -
でも現在は監視カメラが発達しているから、これからの監獄は構造が変わるかもしれません。
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実際に囚人の入る部屋に入ってみた。
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食事の様子
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囚人が耕作していた二見ヶ丘農場の様子。
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その二見ヶ岡農場にあった刑務支所(重要文化財)での食事の様子。
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監獄内とは思えない美しい風景。
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監獄を脱獄し、ランチは北見郊外の「そば処ほん多屋 たんの店」
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北海道産の蕎麦粉を使用した十割そばだという。
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確かに香り豊かでざっくりした蕎麦らしい食感が美味。
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北見市内に入り、モダンな北見駅ではあるもののほとんど歩いている人がいない。
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北見市内は観光資源といえば、この「北見ハッカ記念館」。
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かつては世界一のハッカ王国だったらしい。
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別館では「薄荷蒸留館」。
当時のミントを使用した薄荷は廃れ、今現在、ハッカは化学合成のメントールがメインなのですっかり当時の面影はありませんが、細々と観光向けに生産されている商品がここで売られています。
私もハッカ飴を購入させていただきました。 -
さらに、近江八幡の近江兄弟社や大阪の大丸本店の設計で有名なヴォーリズが設計した建物が北見市にあります。
つまりヴォーリズ設計最北端の建物。
宣教師のピアソンの家で、キリスト教の北見市での布教の拠点だったようです。 -
この日は、十勝地方の上士幌町に宿泊する予定だったのですが、まだ時間があったので美幌峠に寄り道。
その途中の美しい白樺並木。 -
人生三度目の美幌峠。
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いつ来ても北海道一ではないかと言われている屈斜路湖を見下ろす美しい美幌峠は、やっぱり美しい。
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美幌峠にてボクスターの記念撮影。
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一旦湖畔に降りた後、津別峠を登って、
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日本一寒いという陸別町を通過し、
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松山千春の故郷、足寄町を通過し、宿のある上士幌に向かいました。
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