秋を探しに海蔵寺、秋分の日に鎌倉で萩を愛でてきた。

2021/09/23 - 2021/09/23

秋分の日。
どうやら快晴になるらしい。
鎌倉の海蔵寺門前の萩が見ごろだという。

ならばと、海蔵寺の萩を愛でてお気に入りの寿司屋で寿司でもつまんで帰ろうと思い立つ。
鎌倉は季節を感じるのには良い街だけれど、混むのが難点。
最近はもっぱら、9時前に入り混み合う昼ごろにはは鎌倉を離れることにしている。

今回は海蔵寺門前の萩だけを目的に出向いたものの結局、円覚寺、銭洗弁天、佐助稲荷と回った。

尚、海蔵寺へのアクセスは鎌倉駅から徒歩20分が最短。
北鎌倉駅から海蔵寺へ向かうには亀ヶ谷坂を通って行くか、浄智寺脇から葛原岡神社を抜け源氏山公園から下ってくる道を取るかの二通りがあるが、今回は亀ヶ谷坂を利用。

エリア 鎌倉(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩

スタートは横浜駅朝8時過ぎ。
横須賀線で鎌倉へ。

横浜駅 駅

8：25
北鎌倉までは約20分。
この時間だと余裕で座れます。

北鎌倉駅 駅

8：30
円覚寺総門

北鎌倉駅の改札を出ると急にトイレに行きたくなった。
さてどうする？
ならばと円覚寺へ。

https://www.engakuji.or.jp/

円覚寺 寺・神社・教会

拝観料500円を払ってまっすぐトイレへ。

トイレだけというのももったいないので久しぶりに法堂の龍とタイワンリスの顔を見に行くことに。

尚円覚寺のトイレ、界隈では一番きれいだと思われる。

山門

何度も潜ったが煩悩は今も手元に。

仏殿

本尊
釈迦如来坐像

仏殿の天井画、白龍図


建長寺の龍とは爪の数が違うらしい。円覚寺、建長寺と回られる方は爪の数に注目してみるのも面白いかも。

僧侶の靴？

赤いものが上段にあるので階位を表しているんですかねえ？

選仏場

修行僧の坐禅道場

説法を聞こうと白鹿が現れたという窟

黄梅院の線香がちょっとおしゃれだったので。

視線を感じて振り向けば・・・

枝に花が無いのが惜しい。

再び、視線を感じて振り向けば・・・

きゃーカワイイ！！という声が聞こえてきたが、このタイワンリス、

“鎌倉の別荘地または江ノ島植物園で飼われていたものが逃げ出し、野生化したもので、特定外来生物法に基づき年間約500匹が捕獲され焼却処分される。”

という立ち位置である。
小鳥の卵や雛を食べちゃうらしい。

またまた、視線を感じて振り向けば・・・

弁天堂

この奥に弁天茶屋という茶屋があり、拝観料を払った際の半券を見せれば100円引きになりますよ。

洪鐘　
北条時宗の子である貞時が正安3年（1301）、国家安泰を祈願して寄進。(国宝)

関東で最も大きい鐘らしい。

閻魔堂　（十王堂・桂昌庵）

道場があるのか弓がたてかけられていました。

軒先には熟睡する猫一匹。

よもや、閻魔様の使いじゃあるまいな。
猫の形をした狸か？と暫し観察。

あまりの緊張感になさに、こちらの肩の力が抜ける。

君はいいなぁ。
リスに襲われないように気を付けて。

さてと、次行きますか。トイレを借りに入りましたが思いのほか時間を使った。

9：40
この道をまっすぐ行けば明月院。

紫陽花の季節には線路沿いまで人が並ぶが、秋は比較的静かだ。

9：50

北鎌倉駅から海蔵寺へむかうには亀ヶ谷坂を通って行くか、東慶寺を越え浄智寺脇から葛原岡神社を抜け源氏山公園から下ってくる道を取るかの二通り。

今回は亀ヶ谷坂を通って行くことに。

亀ヶ谷坂切通し 名所・史跡

建長寺の池の亀が、たまには世界を見てみたいとこの坂を登ったが急なため引き返し、
亀返り坂とよばれそれが亀ヶ谷坂となった、というようなことが書かれていました。

亀ヶ谷坂の萩(正確には長寿寺の萩)もきれいでちょっと得した気分。

長寿寺は足利尊氏の菩提寺で、公開は、4～6月、10～11月 金土日祝日のみ

長寿寺 寺・神社・教会

北鎌倉から海蔵寺を目指すには建長寺方面へ向かい、この長寿寺を右折。

萩を見ながら静かな坂を下る。

10：00

坂を下って住宅街を抜けるとこのお堂が見えてくる。
海蔵寺へはここを右折。
左折すれば鎌倉駅だ。

青もみじのトンネルをずんずんと。

この感じじゃ今年の鎌倉の紅葉は良さそうですよ。
数年前は台風の塩害で散々でしたから・・・

10：10
海蔵寺

階段を隠すように咲く萩が見事

海蔵寺 寺・神社・教会

トンナルとまでは行かないけれど流石は豆科の萩。

潜ってみたくなる気を抑えて・・・

花を踏まないようにそろりそろり

時々花の中に顔をうずめてみたりして

海蔵寺、拝観料100円と書かれていることもあるが、後で出てくる井戸を観なければ無料だ。

不学にて読めず。

入るなよ、って。

底抜けの井

鎌倉十井のひとつ。

十六井戸

この井戸、いつも門が開いているわけではないようです。

井戸の壁には観音菩薩
下には弘法大師

花火を連想。

来年は行われると良いですねエ、各地の花火大会。

10：40
時間も早いので銭洗弁財天に寄って行くことに。

おやおや、鎌倉じゃまだ紫陽花が咲いてますよ。

こちらは白い彼岸花

源氏山への道は予想外に厳しく・・・

10：50
登りきったところは源氏山公園
頼朝像、よくよく見るとずいぶんと若いな。

源氏山公園 公園・植物園

10：55
銭洗弁財天宇賀福神社

銭洗弁財天宇賀福神社 寺・神社・教会

境内へはこのトンネルを越えて。

小さな子供にはちょっとしたアドベンチャー。

ここでお金を洗います。

お正月はお金を溢れかえるけれど人の姿はまばら。

ところで、銭洗弁財天宇賀福神社の裏手ってどうなっているんだろうと階段を登ると古民家カフェgulaという看板が目に入った。

cafe gula グルメ・レストラン

11：00
あまりに普通さに結局入らなかったのけれど、後で調べるとケーキセットが300円という休日のみオープンの奇跡のようなカフェであったと知る。

うーむ今度来たときは寄ってみよう。

cafe gula グルメ・レストラン

11：05
もっとも、cafe gulaの前を通り下って行くと佐助稲荷神社にショートカットできたのにはちょっと驚いた。

佐助稲荷神社 寺・神社・教会

稲荷と言えば京都の伏見稲荷を思い出すが、このあたりの地名は佐助。

佐助稲荷神社の由緒によると頼朝が平家討伐を念じていた際に稲荷の大神が夢に現れ挙兵を促した、とされています。

せっかくだしお参りして行きますか。


https://sasukeinari.jp/

伏見稲荷とはまたちょっと違う雰囲気。

11：15
京都伏見のキツネよりふっくらしているように思える。

11：40
さてさてお腹が空きましたね。

踏切に差し掛かると江ノ電が走ってきたので一応撮っておく。

江ノ電 乗り物

目指す寿司屋は丸七商店街の中。

以前食べた鰺が忘れられず。

どんな鰺か気になる方は下記をどうぞ。
鎌倉半日散歩・獅子舞と一条恵観荘の紅葉2020
https://4travel.jp/travelogue/11667933

丸七商店街 市場・商店街

11:45
ところが目的の鮨えにしは休業中。

カウンター6席ほどの寿し店なので致し方なし。

ならばと、随分前から鎌倉っ子に激押しされていたあさくさ食堂へ行ってみることに。

https://100shoku.jp/diner/kanagawa-asakusa

あさくさ食堂 グルメ・レストラン

12:00
店内は喫茶店風。

昼時だというのに客の姿は無し。
この店、創業が大正13年
朝6時開店。

ちなみに食堂で飲むのが大好きである。
それを知る鎌倉っ子の推薦だけれど、なんだか“やっちまった”感満載。

羊肉の麻婆豆腐定食やらパキッじゅわ(ハートマーク)ソーセージなんていう不思議なメニューから選んだのは、危険を避けてラーメン。

昔ながらのラーメン（550円）

うーむ。
何度か通えばその良さがわかるっていうタイプの店ですかね。
ビールとつまみで始めることができたならまた感想は変るのだろうが・・・

この店、面白い造りで入口は二か所ある。
こちらは若宮大路側の入り口。

この店デートでの利用は避けた方が無難かな。
後から入ってきたカップルの女性、フリーズしていたし。

12:30
鎌倉市観光案内所

観光案内所はいずこも閉まっていますね。
働いていた方はどうされているんだろう？

昼過ぎになり、街も混み合ってきたのでお暇いたしますか。

13:00
昼過ぎの横浜駅

今日は一段と人が多いな。
天気も良いし遊びに行きたいよねえ。

横浜駅 駅

おまけとして中秋の名月。

緊急事態宣言は解除の方向へ進みそうだけれど、
マスクって何時までつけなきゃならないんですかね？

と月に問うてみる。
もちろん返事は無かった。

（緊急事態宣言は9/30解除されました）