2021/09/10 - 2021/09/10
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kojikojiさん
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「自然を感じる十勝・帯広」コースの午後は帯広駅前からスタートします。まずは「真鍋庭園」の見学です。ここと次に行く「六花の森」はそれぞれ入場料が必要なので、事前に添乗員さんにお金を渡しておきました。団体料金の15名にも満たないツアーなので通常料金の1,000円になります。午前中の観光がいまいちだったのであまり期待していなかったのですが、「真鍋庭園」は入ったところから素晴らしかったです。北海道にはガーデン街道というものがあり、その中にこの日見学した2つの庭園も含まれていましたが、他の庭園も見たい気持ちになりました。約50分の見学時間で「真鍋庭園」を見学して、バスに乗って移動しますが、途中に愛国町と幸福駅の近くを通過しました。「愛国駅」と「幸福駅」は昭和48年の1973年にNHKの紀行番組「新日本紀行」で紹介されたことから「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで一躍有名になった駅です。残念ながら旧国鉄広尾線は廃線になっていて、愛国駅は残されておらず、幸福駅は車窓から見えましたが、残されていました。子供のころ切符の入ったキーホルダーが流行っていたのを懐かしく思い出しました。続いて行った「六花の森」も素晴らしい庭園で自由に散策できたのも良かったです。ランドスケープの設計がしっかりしているなという印象をすぐに受けました。池袋の百貨店の屋上の庭園をまとめたことがあるので、いろいろ興味深く見学することが出来ました。最後に六花の森のショップで直営店でしか買えないものも買えたのも良かったです。帯広の六花亭本店と合わせていろいろ買い物してしまいました。午後3時30分に六花の森を出ると釧路に着いたのは午後6時でした。この日の帳尻を合わせるために晩御飯は釧路の炉端の発祥の店「炉ばた」を予約しました。時間に行ってみるとすでに店は満席状態で、待っている人もいましたが開いていた2席に通されました。30年ぶりにこの店に来ましたが相変わらず絶妙に焼かれた焼き物を楽しめました。お酒も進んで気持ちよく酔いながらホテルに戻りました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー JALグループ JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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午後1時10分に帯広駅に集合でしたので、ぎりぎり間に合いました。
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バスに乗って出発すると豚丼発祥の店「ぱんちょう」も前を通過しました。現在改装工事中で、郊外で仮営業しているので今回行くのは無理でした。豚丼は肉の枚数で松・竹・梅・華と2枚づつ増えるそうです。通常松が1番高級そうですが、女将の名前に梅の字があったので逆にしたそうです。
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バスは15分ほどで「真鍋庭園」に到着しました。真鍋庭園は樹木の輸入・生産・販売をしている「真鍋庭園苗畑」が運営しています。
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ここと六花の森の入場料はツアーに含まれていないので、事前に1人1,000円づつ2か所分を添乗員さんにお支払ってありました。人数の少ないツアーも良いですが、少なすぎると団体割引の人数にもなりません。約50分の自由時間で思い思いに見学するとこが出来ます。
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入り口にあったのは2019年のNHK連続テレビ小説「なつぞら」のロケセット「馬小屋(アトリエ)」で、真鍋庭園の中には「山田天陽の家」もあるとのことです。
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連続テレビ小説は見たり見なかったりなので、あまり記憶に残っていませんでしたが、地元の友人たちにLINEで写真を贈ったら盛り上がっていました。
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もとは馬小屋だった建物を馬が死んだ後にアトリエとして天陽兄弟が使用したものです。
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吉沢亮は2021年の大河ドラマ「青天を衝け」といい、NHKにマイナビ転職でもしたかのような大活躍ですね。
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アーチ状のハニーサックルが続いていて、とてもきれいなのですが花が咲いていなくて残念です。ツアーの方々が先に行ってからしばらくして庭園の見学に移りました。写真を撮るのに人が入らなくて済みますからね。旅行記などにアップするときに困ることがあります。
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ピラミッドアジサイはここでもきれいでした。1週間前の屈斜路湖プリンスホテルのアジサイもきれいでしたが、すでに遠い昔のような気がします。
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途中から日本庭園に変わっていきますが、十三重の石塔がどこかの大名庭園でも散策しているような気分にさせます。
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鯉の池に出ました。地下350メートルから自噴する地下水の池だそうです。
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周囲の木々が池に移り込んでとてもきれいです。もったいないような晴天になりました。
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フォトジェニックな場所があったのですが、妻は先へ行ってしまって姿が見えません。
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池の中に飛び石があったので素通りは出来ません。とは言いながらバリ島北部のティルタガンガという庭園の池で飛び石から池に落ちたことがあるので気を付けなければなりません。
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1つ目の岩に乗ったとたんに鯉が向かってきました。後で気が付きましたが、池の畔に鯉の餌が売っていました。池の地下水の水温は14℃なので冬でも鯉を飼っていられるのだと思います。
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池の脇には真正閣という建物があります。元々は明治44年に当時の皇太子で後の大正天皇が北海道行啓をされる時に帯広市に建築された御在所の建物だそうです。
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昭和37年にその建物が解体されることに決まり、譲り受けた先々代の真鍋正明の名前から「真正閣」と命名し、現在地へ移築し、昭和43年に完成しました。残念ながら内部の公開はされていないようです。
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この庭園が普通の庭園と違うのは遊歩道の一部が芝生になっているということでしょうか。足裏の感触がとても良いので気分も良くなります。
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ようやく妻を見つけました。この辺りからヨーロッパガーデンの趣に変わります。
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赤屋根の家は昭和52年に先代が住居用として建てたものだそうです。オーストリアのチロル地方の家をモチーフにしているそうです。
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こんな気持ちの良い散歩道が延々と続いています。コニファーの美しさはすごいと思いました。総面積は100ヘクタールで日本一の面積と、日本初のコニファー庭園といわれるそうです。
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明治29年の1896年に開拓のため香川県から移り住んだ初代眞鍋佐市が林業を始め、2代目眞鍋正明が寒冷に強い庭木生産を始めます。2代目は顧客用の“ショーガーデン”として木々を植え、庭園の始まりとなります。
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3代目眞鍋智紀は北欧やカナダなど世界各地から取り寄せた珍しい木々を敷地に植え、西洋風庭園を拡張して庭園の一部を一般公開します。
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樹齢1000年を越すエゾ松やトド松など数100万本に及ぶ樹木が存在するそうですが、それ以上詳しいことは分かりません。背の高いコニファーの間にガゼボが置かれてありました。
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先を歩いていた妻の姿を追いかけますが、意外に早く歩いているようです。
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誰もいなくなってしまうと迷路のようなガーデンを1人で歩いていると急に不安な気分になってきます。
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樹木の幹を傷つけないように展望デッキが設けてありました。こういった秘密基地っぽいところは絶対に登らないと気がすみません。眺めも良いのだろうと思いましたが、周囲の樹木の背も高いのであまり変わり映えしませんでした。
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芝生の広場には「西洋シロヤナギトリスティス」の巨木が見事でした50年ほど前に欧州から3本を輸入し、現在2本が残っているそうです。当時は3メートルほどの高さは約20メートルまで伸びているそうです。あまりの見事さに見とれてしまい、NHK連続テレビ小説「なつぞら」の「山田天陽の家」を見てくるのを忘れたほどです。
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柳の大木から先は園内を30分で巡るショートコースと45分で巡るロングコースに分かれますが、迷わず45分の「キタキツネコース」に進みます。妻は絶対にショートコースのエゾリスコース」に行ったはずです。まずは水の渓谷が続きます。
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アート作品とコラボしたオープンギャラリーの散歩道が続きます。雰囲気がレオナルド・ダ・ヴィンチ終焉の地である「クロ・リュセ城」を思い出させます。
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そうかと思うと小川の脇にこんな東屋が置かれてあったり。
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どこかの庭園にあったものを移築したのでしょうか。
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ここが北海道だということを忘れてしまうような景色です。
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「りすのあそびば」というエリアまで来ました。そろそろ集合時間が近づいてきたので早足になります。
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大きな池を周り込むのでなかなか先に進めません。周囲には誰もいないので少し焦ってきます。
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池の向こうに先ほどの東屋が見えます。
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エゾリスが何匹かいたのでカメラのレンズを向けると逃げてしまいました。
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敷き詰められたバークチップの先には「リスの教会」が見えましたが、あそこまで行って戻ってくる時間はなさそうです。
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リバースボーダーガーデンです。一般的なボーダーガーデンは一定の奥行がある植栽を鏡合わせのように左右対称に植栽する庭園様式ですが、ここでは同じ属種の植物でも「色違いの品種」を向かい合わせにしています。南園路は銅葉と黄金葉のカラーリーフ・プランツを用いて左右反対称に、北園路は花色の違う低木と秋の紅葉色が違う高木を用いて対称混植した整形式庭園です。
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2つのコースが合流しました。簡単なピクトのサイン看板ですが、これがあれば迷うことはありません。
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針葉樹の多い印象の真鍋庭園ですが、背の高い広葉樹の木が風を受けている姿を見ているだけで癒されてきます。
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成長の遅い植物を集めてデザインされたドワーフガーデンです。あまり大きくならないために剪定などの手入れが簡単な樹種が植えられています。
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真鍋庭園を一周して最後に見られるのが50周年を記念してつくられたモンスターガーデンです。広い芝生のあちらこちらに、ユニークな形のモンスターたちが枝を伸ばしていて、子供でなくても楽しめます。中をさまよっているとスタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」の映画を思い出しました。こんなところでジャック・ニコルソンが後ろから追いかけてきたら怖いですね。
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出口近くにも巨大な柳の木がそびえ、ここにもツリーデッキがありました。登りたい衝動にかられますが、もう残された時間がありません。
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子供の頃に読んだ「トムソーヤの冒険」や「ロビンソン漂流記」の物語が頭に浮かんできました。カフェテラスで待っていてくれた妻が絵葉書が売っているのを教えてくれたので、買い求めたところでバスに戻りました。午後の観光もあまり期待していなかったのですが、思ったよりも面白かったです。
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「真鍋庭園」を出ると次は「六花の森」へ30分ほどの移動です。バスの車窓から見える畑ではジャガイモの収穫の真っ盛りです。
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こちらでは大きな籠に入ったタマネギです。十勝の山並みを1つ越えただけで道東とは気候が違っているように感じました。
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途中でバスガイドさんから通りがかった愛国町の話しが出ました。旧国鉄広尾線の「愛国駅」と「幸福駅」は昭和48年の1973年にNHKの紀行番組「新日本紀行」で紹介されたことから「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで一躍有名になった駅です。
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縁起の良い駅名として「愛国から幸福ゆき」の切符は4年間で約1000万枚も売れ、売上総額は約9億4000万円に達しますが、昭和62年の1987年にJR発足直前に赤字路線として廃線となりました。
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こんな話しは50歳以上の年齢の方でないと通じませんが、今回のツアーメンバーの平均年齢は60代後半なので皆さんうなずいていました。
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NHKの紀行番組「新日本紀行」は最近再放送されているので欠かさず見るようにしていますが、昭和40年代が一番日本中を旅していたので懐かしい思いになります。オープニングの冨田勲の曲を聴くだけで、そのころ旅した両親の事を思い出します。
https://www.youtube.com/watch?v=YoMRp3P8d_g -
「幸福駅」は駅名標がある板張りのプラットホームに旧国鉄広尾線の面影を残し、ホームの線路上にはかつて広尾線を走ったディーゼル車2両と除雪車1両が発車しそうな状態で展示されているそうです。
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大きなサイロに「六花の森」の文字が読めました。ここを右折して駐車場に入ります。
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バスを降りた目の前は広大なトウモロコシ畑でした。北海道は秋になりつつありますが、まだ夏草のような匂いがしました。
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駐車場の横の建物は六花亭の工場のようです。鉄扉にはマルセイの文字が書かれ、トラックの荷台の高さの扉からも工場だと想像しました。
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駐車場からいきなりこのような光景の小道に変わり、その先に入り口の建物があります。入場料は1,000円ですが、先に添乗員さんに渡してあるので忙しいのは添乗員さんだけです。
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六花亭製菓が「マルセイバターサンド」を製造する新工場建設と敷地全体を整備する計画を立ち上げ、「六花の森プロジェクト」として三番川沿い約10ヘクタールの敷地を大林組が工場の建設とともにランドスケープを設計し、平成17年の2007年にオープンしたそうです。
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ランドスケープの設計としては池袋の百貨店の屋上を造ったことがありますが、その規模とは比べられないような巨大な敷地です。太鼓橋と池は作りましたが、ここでは小川が何本も流れています。
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園内のマップには番号が振ってあるので、なんとなくその番号に沿って歩いてします。クロアチアの古民家を改造したギャラリーが何棟も移築されています。
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「直行絶筆館」は坂本直行が最期に描いた風景画の未完となった「原野の柏林と日高山脈」が展示されています。
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芝生の庭園には大きな額縁が置かれ、自分の好きなアングルで風景を切り取ることが出来ます。
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丘の上には彫刻「考える人(ロダンから)」という作品が置かれてあります。これは彫刻家の板東優による作品です。
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振り返ると歩いてきた芝生の庭がきれいに見渡せます。
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タイトルを聞かなくてもロダンの「考える人」をギュっとお団子状に握りつぶしたような形です。近くで見るとその部分部分に考える人の面影が感じられます。
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園内を流れるせせらぎがとてもきれいです。
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せせらぎに沿って少し歩いてみます。
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肥後六花に対して六花の森では北海道を代表するエゾリンドウ、ハマナシ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイーを中心に育てています。
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初めて見るハマナスの花と実です。ここではハマナスではなくてハマナシと呼ばれています。坂本直行の説かれる「気になった実を見れば一目瞭然で、その形はナスではなくてナシに近いのは明らかである。牧野図鑑には、東北人しをすと発音するより生きせし称なりとある。」
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ハマナスというと初めて見たという人も多いと思いますが、その実は中国植物名で玫瑰と書き、ローズヒップと言えば味も想像できると思います。
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「柏林」という建物は休憩所のようでした。この辺りに妻がいるはずなのですが…。
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建物の裏には暖炉で使われるであろう薪が積み上げられていました。
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近くを流れる札内川の支流らしい三番川のベンチに座っていました。
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すでに少し歩き疲れているようです。
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三番川の川辺にも彫刻が置かれてありました。青木三四郎という千葉の作家さんで、鳩をモチーフにした作品をたくさん作られています。
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カルガモの親子の姿もありましたが、同じ作家さんかどうかは分かりません。
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緩やかな水の流れの中を梅花藻(ばいかも)がゆらりゆらりとたゆたう姿はずっと眺めてられます。7月に行った安曇野の大王わさび農場の水車小屋と黒澤明の「夢」という映画を思い出します。
https://www.youtube.com/watch?v=X1SxP9lmnko&t=36s -
驚いたのは川の中にも彫刻が置かれていたことです。川を遡上する鮭のようです。そして対岸にはその鮭を狙うフクロウの姿もあります。
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ギャラリーになっているクロアチアの古民家をなぜ移築したのだろうかということを考えました。思いついたのはクロアチアのナイーブアートの事ですが、単に木造家屋として環境にあったからだけなのかもしれません。
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妻と2人でこんな美しいところを散歩するのも良い気分です。コロナの影響なのかここも訪れる人は少なかったです。
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この日の1日ツアーはあまり期待していなかったのですが、帯広のお昼以降はとても楽しめました。北海道にあるガーデン街道の他の庭園も見てみたい気持ちになりました。
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広い芝生の庭に出ると庭園の見学も終わりです。池がありましたが、水が流れ込むのは足元の地中の中からでした。人工的な細工がされているのは分かりますが、そんなことを感じさせないクオリティの高さを感じます。
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最初にバスを停めた駐車場に隣接するショップとロッカフェというカフェの建物です。
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ここで添乗員さんから「六花亭さんからのプレゼントです。」とヨーグルトをいただきました。帯広の六花亭本店でマルセイバタをいくつも買っていたので、保冷剤バックに入れてホテルまで持ち帰りました。
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ここでもいちごジャムとか直営店とかでしか売っていないものをいろいろ買い求めてしまいました。記念写真を撮っていたらほかのメンバーの方から「また買ったんですか。」と声がかかります。
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駐車場に戻る道中にもオブジェなのか彫刻作品なのか置かれてありました。バルセロナのガウディの設計したカサ・ミラやカサ・バトリョを想像してみたり。
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オブジェかと思ったらチョコレートの機械というキャプションが貼ってありました。昭和43年に購入されたもので、この機会によって後にホワイトチョコレートが生まれたそうです。
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六花の森の見学が終わるとこの日のツアーも終わりになります。薬2時間30分かけて釧路に戻ります。
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太陽が雲に隠れているとき、雲の切れ間あるいは端から光が漏れ、光線の柱が放射状に地上へ降り注いで見える現象を薄明光線といいます。天使の階段とか天使の梯子、レンブラント光線とも呼びますね。宮沢賢治はこの現象を「光のパイプオルガン」と表現していますね。
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北海道糖業の本別製糖所です。この辺りで収穫された甜菜はこの工場でグラニュー糖になります。世界で最も使用量の多い砂糖で、世界で「砂糖」といった場合はグラニュー糖のことを指します。
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帰りも往路と同じ上浦幌PAでトイレ休憩がありましたが、トイレ以外何もないパーキングエリアでした。
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午後6時前に釧路市内に戻ってきました。
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この日は一度ホテルに戻りました。何しろ六花亭本店で買ったポテトチップ12個入りの段ボール箱や保冷材の入ったマルセイバタやジャムやヨーグルトなどなど手荷物が多すぎます。
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今回の旅で予定していたサンセットクルーズにも載れず、知床半島クルーズも欠航になったので、この日はちょっとお高いと評判の店に行くことにしました。ホテルから電話してみると午後6時15分で予約が取れました。
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時間ちょうどに到着した釧路の炉端発祥の店「炉ばた」です。中に入るとすでに席が空くのを待っている人がいました。カウンターに2つだけ空いた席があり、すぐにそこに座れました。
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まずは生ビールを注文しました。この店に来るのは30年振りです。
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昔と全く変わらないたたずまいです。おいしそうな帆立が上手に焼かれていきます。
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ランプの明かりに反射した天井の板は油煙で輝いています。
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時間の違う掛け時計には意味があるのでしょうか。
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先に来られているお客さんの焼き物が詰まっているようですが、いろいろ注文しておきます。
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しし唐とシイタケが先に出てきました。どちらも絶妙な焼き加減で美味しいです。
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この形でシイタケを焼いたのは有名ですね。
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あま唐なので味噌をつけて食べるとお酒が進みます。
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続いて北寄貝の焼いたもの。新鮮なのか東京の寿司屋さんで食べるのとはまた違った甘さがあります。
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この辺りから冷酒に変えます。釧路ですから福司ですが、ラベルはこの店のオリジナルです。
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このイカも絶品のおいしさです。生姜味噌焼きか醤油の2種類がありますが、ここは生姜味噌で正解でした。
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そして絶妙な焼き加減の笹かれい。この笹かれいがあまりに美味しかったので最終日に和商市場でお土産に買い求めたほどです。
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日本酒が進んで、午後7時のラストオーダーで追加2本をお願いしました。
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この店は60年以上の歴史がありますが、30年前もこのお母さんだったのだろうかと記憶を手繰りますが…。札幌の五番舘で仕事を終えて東京へ戻る前に立ち寄った釧路で唯一来たのがこの店でした。そんなことを懐かしく思い出していました。妻にとっては32年前以来ですが、あまり覚えていないとのこと。
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このおにぎりもおいしかったです。
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追加でお願いした焼きナスも同じタイミングで出てきました。大満足の晩御飯でした。店を出る前にお母さんにお礼を言っておきます。
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ネットで検索すると高いとかボラれたとかの文字が見られましたが感想としてはそんなことはないと思います。メニューには値段が書いてありませんが、「大人の旅プレミアム」ではホッケ1,400円、焼き物は400円からでシイタケは350円、シシャモが5匹で800円と値段が書かれてありました。この日は全部で11,000円でお釣りがありました。
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今日はいつもよりいい気分でホテルに戻りました。
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