2021/09/11 - 2021/09/11
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kojikojiさん
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釧路湿原のカヌークルーズの後半は、カヌーを停めてサイフォンで淹れたコーヒーを飲んで休憩です。ガイドさんがカヌーの後ろでコーヒーを淹れてくれますが、その間目の前に今年生まれた小鹿が立ってじっとこちらを見つめています。ほぼ2メートルくらいの距離なので、本当に見つめあった感じです。出来上がったコーヒーはとてもおいしく、優雅な気持ちになれます。後半のぱどリングするのにも力が入りました。前半は鳥が多かったのですが、後半はエゾジカの群れがたくさんいて、鏡面の川面に移った鹿の姿はもののけ姫に出てくるシシ神の姿のようでした。はじめは長すぎるかなと思った3時間のツアーでしたが、終わってみれば腰も痛くならず、少し物足りないくらいでした。カヌーポート細岡駅でカヌーを降りた後はバンに乗って塘路駅まで送ってもらいました。帰りのノロッコ号まで時間があったので、北海道のソウルフードの芋餅を食べて絵葉書を1枚書いても時間が余っています。妻は駅の喫茶室にいるというので1人でサルボ展望台まで行ってみることにしました。距離や所要時間が分からないので30分歩いて、着かなかったら戻ってくればよいと思いました。途中からは山道になりましたが、何とか展望台に着いて戻ってくることが出来ました。帰りのノロッコ号では先ほどまでカヌーで下っていた釧路川に沿って走るので、ルートを確認できました。機会があったらまたどこかの川でカヌーに乗ってみたいと思いました。午後6時前に釧路駅に戻り、北大通りをぶらぶら歩いていつものように末広町に入りました。釧路の夜を振り返ってもう一度行きたかった「鳥松」でザンギを食べて、これまで食べてなかった釧路ラーメンを食べに「河むら」に寄って、これでガイドブックに掲載されていた行きたい店を全部制覇しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 船 タクシー JALグループ JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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3時間のツアーの中間地点でコーヒーブレイクになりました。湿原に上陸することは出来ないのでカヌーの舳先を少し泥炭層に乗せた感じで停泊します
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するとまだ生まれて何か月かの小鹿が目の前に立って、興味深そうにこちらを眺めています。
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その姿のかわいらしいこと。耳だけが動くのですが、視線はずっとこちらを見ています。
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たまに母親たちのいるほうにも向きますがしばらくずっと目の前に立っていました。
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心配するでもなく近くには10頭近い群れがいました。ここでも雌ジカと子供だけで雄ジカはいませんでした。
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エゾジカたちはこちらを気にせずに草を食べています。
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ガイドさんがサイフォンで淹れてくれたコーヒーとカントリーマームが回ってきました。
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少し疲れもたまってきたのでミルクと砂糖も入れて飲みましたが、おいしかったです。
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15分ほど休憩した後はぱどリングの手にも力が入ります。反魂草が黄色い花を咲かせていますが元々は外来種のようです。
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しばらく進むと小鹿が川辺にいました。鏡のような水面に美しい鹿の子模様が写り込んでいます。
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きれいな模様が背中に出ています。
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親はどうしたのだろうと思っていると、ちゃんと後ろの茂みで見守っていました。
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今度は母ジカが水の中に入っています。
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こちらには目もくれずに頭を突っ込んでいます。ただ耳は立てて周囲の様子を窺っているのでしょう
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梅花藻(ばいかも)のような水草を咥えていました。
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小鹿は注意深くこちらを眺めています。
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そして母親の真似をして水草を食べています。
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釧路川が蛇行している辺りは水の流れも穏やかなようでたくさんの鹿がいました。
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午後2時くらいですが晴天ではなくて曇っているのも良かったようです。
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うまい具合に食事時間に当たったようです。ガイドさんは鶴の鳴き声がすると耳を澄ましますが姿は見えません。
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見つけました。かなり近い位置にタンチョウがいました。
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たぶん近くにはもう1羽いるのだと思いますが、その姿は探せませんでした。この時期は夫婦のタンチョウと巣立ち前の雛がいることが多いです。
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タンチョウを見ている我々をエゾジカが見ています。
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首の周りに産毛が残った雛がいました。1羽なのか母親と一緒なのか見わけが付きません。
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細岡に向かって穏やかな時間が過ぎます。3時間は長すぎるかなと思っていましたが、ちょうどよかったと思いました。
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スペイン絵画の騎馬像を見ると馬の胴体のわりに頭が小さいと思っていましたが、こうやって見ると自分の認識の方が間違っていたのだと感じました。
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この日に見たたくさんの小鹿たちが無事のこの冬を越えられることを祈ります。
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とうとう終点のカヌーポート細岡駅に着きました。一度着岸してからスタッフの方にカメラを渡して写真を撮ってもらいました。
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やっぱりパドルを持った方が絵になりますね。ここまでほかのカヌーにもほとんど出会わず、暑くも寒くもなくてとても良いカヌーツアーを経験できました。
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あっという間にカヌーはバンに積み込まれ、我々も預けた荷物を受け取って塘路駅まで送ってもらいます。「しべちゃ遊ん得キャンペーン」というのがあって1人1回あたり4,000円を標茶町が助成してくれるのですが、緊急事態宣言中なので対象にならなかったのが残念でした。また近くの細岡展望台へも行きたかったのですが、追加料金の設定が高かったので諦めました。
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塘路駅で降ろしてもらいましたが、帰りのノロッコ号までかなり時間がありました。妻は北海道のソウルフードの「いももち」を買ってきました。バスの中でガイドさんが勧めてくれたものは何でも買っているような気がします。でも、確かに美味しかったです。
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こちらは絵葉書を1枚書いて、駅前のポストに投函しました。駅の中の売店では絵葉書も売っていました。
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しかし北海道の秋の草花は色鮮やかできれいです。
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1時間ちょっと時間があるので1人でサルボ展望台まで行ってみました。これは妻を置いて行ってよかったと思います。もし一緒だったら途中で諦めるか帰ってこれなかったと思います。
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しばらく歩くと鉄橋が見えてきました。脇の道路は摩周湖からの帰り道と知床への往復と、カヌーに乗る前に通った道です。
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鉄橋の下は先ほどカヌーで通過したアレキナイ川(阿歴内川)が流れています。
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右手にはやはりカヌーで渡った塘路湖が見えます。
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先ほどカヌーに乗った湖畔辺りがサルボ展望台の登り道のようです。
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看板が見えてきましたが、まだまだ先のようです。かなりの速足で歩いていますが、景色が変わりません。
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この辺りが湿原と台地の際だということが良く分かります。湿原の部分は昔は海だった海跡湖です。
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展望台への登り道が1か所閉鎖されていて、さらに先に進んだところにある登山道です。
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ここからは山道を登りますが、歩いている人は誰もいません。サルルン展望台まで行っている時間はないので右に曲がります。
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最後の登り道は結構急な階段状です。
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展望台からの眺めはこれくらいで、湿原が見渡せるというわけではありませんでした。
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先ほどカヌーで渡った塘路湖も半分くらいが見えました。
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釧網本線と国道391号線の赤い鉄橋が見えました。短時間でここまでよく来たなと思います。
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アレキナイ川へのルートも見えましたのでこれで満足です。
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森の中にある展望台なので、車で行くならよいかもしれませんが、塘路駅からわざわざ歩いて行くべきかは微妙な感じでした。
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用は済んだので急いて塘路駅へ戻りました。途中で駅の方から速足で歩いてくる人がいたのでサロボ展望台へ向かうのだろうと思いました。ということはノロッコ号が着いたということです。
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時間前に塘路駅に着きました。途中妻へは電話を入れておきました。
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帰りのノロッコ号は16時42分発です。単線なので列車交換の汽車が塘路駅に到着しました。
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時刻表を見てみるとこの2両編成の汽車は19時45分に網走に到着のようです。
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釧路駅行きのノロッコ号はテーブル席がほぼ満席の状態で出発しました。
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しばらくは先ほどカヌーで通過した釧路川の景色を確認します。
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ガイドさんによるとこのハイオクは大久保さんのおばあちゃんが住んでいた家だそうです。国立公園内なのでここまで重機や車が入れないので朽ち果てるに任せているようです。
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カヌーからの視線だと分からなかった地形がこれで分かりました。
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たぶん先ほどもいたエゾジカだと思いますが、その数は減っていたので良いタイミングでカヌーで通過したのかもしれません。
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これでエゾジカともお別れです。
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細岡駅も観光用のログキャビンのような建物です。
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ノロッコプリンを妻が買ってきてくれました。釧路のイオマンテというフレンチレストランで作っているとのことです。
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東釧路駅を過ぎるとノロッコ号の旅ももうすぐ終わりです。
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夕暮れの釧路駅は昼間にもまして寂れた雰囲気があります。このまま北大通りを末広町まで歩くことにしました。
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公共建築だけが異様に立派な釧路市です。
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そろそろ旅も終わりなので釧路の夜を振り返って、もう一度「鳥松」のザンギを食べに行くことにしました。
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この店のザンギの美味しさもさることながら、ウスターベースのソースのおいしさは中毒になりそうです。
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相川らずお母さんは後ろ向きで、電話注文の持ち帰りザンギを包装しています。
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今日も閑散とした末広町の夜です。
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2軒目は釧路ラーメンの「河むら」に行きました。ここへ来ればガイドブックに掲載されていて来たかったお店は制覇したことになります。カウンターがいっぱいだったので5分ほど待って座れました。
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妻はシンプルに醤油ラーメンです。
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こちらは昔風醤油ラーメンです。まだ20代だったころに結婚する前の妻と新宿の歌舞伎町の屋台でラーメンを食べたことがありました。「あたしはラーメン2本くらいでいいから少しちょうだい。」と言われ、あこがれの女性だったのでドキドキしていましたが、「はい。」と返された丼の面は半分ほどなくなっていました。そこまでは許せますが、煮卵までなかったのは今でも許せません。
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午後8時の釧路の街を歩いてホテルに帰りましたがどの通りもこんな感じです。
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1週間前に摩周湖の展望台で買った富良野メロンがようやく食べごろになりました。今日も部屋飲みしながら釧路の夜は更けていきます。
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