2021/09/12 - 2021/09/12
66位(同エリア146件中)
kojikojiさん
- kojikojiさんTOP
- 旅行記1484冊
- クチコミ1138件
- Q&A回答73件
- 2,685,624アクセス
- フォロワー151人
ツアーの9日目は一番天気が悪かったかもしれません。この日はトラピックス社のツアーとは別の阿寒バスが主催する「ピリカ号」という観光バスを予約していました。行先は大きく言うと摩周湖と屈斜路湖と阿寒湖になります。ツアーの3日目にも摩周湖と屈斜路湖には行っていますが、摩周湖の次に硫黄山に寄って、屈斜路湖は足湯に立ち寄るので、立ち寄り先が微妙に違います。そしてまだ行っていない阿寒湖に行くことが出来ます。トラピックス社のツアーが催行された後にいろいろな現地のオプションを手配したのですが、阿寒湖も路線バスで往復して、滞在時間を長くしてアイヌコタンのイコロシアターでアイヌの伝統舞踊を観たいと思っていました。初夏の旅で行った白老町のウポポイでの経験もありますが、中国の少数民族の踊りを現地まで観に行くほど好きなので楽しみにしていました。ところがコロナの緊急事態宣言の延長で劇場は閉鎖になっていました。仕方ないので観光バスに乗ることになったのですが、実際はこれが正解でした。天気が悪かったので摩周湖は本当に「霧の摩周湖」で何も見えませんでした。峠を越えて川湯温泉の近くの屈斜路湖畔の足湯では20分ほどの滞在時間でしたが足湯にも浸かれました。このルートは20数年前に弟家族と旅したので懐かしく思い出されます。各所天気が悪いのでピリカ号の乗客もバスに戻るのが早く、阿寒湖には予定よりかなり早く到着しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 船 タクシー JALグループ JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
PR
-
ツアーも9日目になりました。さすがに同じ朝食は飽きてきた感じはしますが美味しいのでたくさん食べすぎてしまいます。
-
毎日何艘ものRO-RO船が出入りしていきます。初夏の太平洋フェリーの旅でも同じでしたが、日本の海上運送が盛んなことが感じられました。
-
午前8時にプリンスホテルの前の空港バスの停留場で「ピリカ号」を待ちます。予約時に座席は自由席と書かれてあったので始発の釧路駅前のバスターミナルで乗った方が良いか問合せしました。回答としては「2人で並んで座れないほど混まないので、プリンスホテル前からの乗車で大丈夫です。」とのことでした。
-
釧路駅前を8時に出発したバスはMOOを経由してプリンスホテル前には午前8時8分に到着しました。バスに乗っていたのは10名くらいの方でした。「おはようございます。」と挨拶しても知らん顔といったあまり良い雰囲気ではありませんでした。後方の席が空いていたので広く使えました。
-
ルートはツアーの最初に美幌峠に向かったのと同じ釧路湿原の西側に沿って北に進むので、毛綱毅曠の設計した「釧路市湿原展望台」を通過しました。
-
バスのルート説明では「釧路湿原北斗展望台」の車窓見学とありますが、バスは減速することもなく走り抜けました。もっとも景色は真っ白で何も見えませんでしたが。
-
「ピリカ号」は観光バスなのでバスガイドさんが乗車していて、ルートの説明や
阿寒湖のホテルに泊まる方や帰りのバスを路線バスに変える方など細かく対応されています。 -
見覚えのある「鶴見台」を通過しました。いつかここで冬のタンチョウの餌付けを見てみたいものです。
-
タンチョウがいました。かなり近いところにいたのでバスの運転手さんが徐行してくれました。
-
何度も見ていますがついついシャッターを押してしまいます。
-
この時期つがいと雛の3羽でいることが多いタンチョウですが、このタンチョウは1羽だけでした。
-
これでも200ミリの望遠レンズで撮っているので、まあまあピントが合っていたのは数枚だけでした。バスの車窓からだと窓ガラス越しなのでピントが合わないことがあります。
-
孤高のタンチョウの姿も凛として美しいですが、冬の雪の上の群れた姿も見てみたいです。
-
少しすすむとまたタンチョウがいました。こちらはつがいでいました。
-
北海道ではよく見る風景ですが、なんで木を1本残しているのでしょうか。
-
釧路湿原を西側からぐるりと周って、一番北側の弟子屈町の「道の駅摩周温泉」の脇を通過しました。先日知床へ行く往復で立ち寄った場所なので懐かしく思います。
-
ここから摩周湖までは10キロほどでした。駐車場にバスが停まって、30分ほどの自由時間になります。駐車場でこの状態です。
-
添乗員さんに記念にシャッターを押していただきました。バスガイドさんも「普段は霧があっても周囲の山々のシルエットぐらいは見えるのですが。」とおっしゃっていました。ほかの方には気の毒ですが、我々はl霧の摩周湖が見たかったのです。
-
1週間前の摩周湖はこんな快晴でした。
-
妻が「摩周ブルー!摩周ブルー!」というのでソフトクリームを買いました。天気が悪いときは妻にソフトクリームを食べさせると天気が回復するジンクスがあります。
-
上の展望台からの眺めもこんな感じでした。
-
本当はこんな風景が隠れています。
-
こんな木々だけの眺めですが。
-
こんな景色が隠されています。
-
ピリカ号のバスガイドさんの説明によると、宗谷のコタン(アイヌの集落)同士がイヨマンテ(熊祭)の夜に争い、一方のコタンは敗れほとんどが殺されてしまいます。敗れたコタンの老婆とその孫は命からがら逃げるが、逃げる道中で孫がはぐれてしまいます。
-
老婆は孫を探しながらさまようが見つからず、カムイトー(摩周湖)付近までたどり着きます。老婆はカムイヌプリ(摩周岳)に一夜の休息を請い許されますが、悲嘆にくれ疲労困憊した老婆はそこから動けず来る日も来る日もそこで孫を待ち続け、とうとうカムイシュ島になってしまいました。いまでも摩周湖に誰かが近付くと老婆は孫が現れたかと喜んで嬉し涙を流すそうです。この涙が雨であり霧であり吹雪なのだそうです。
-
何も見えないので早々と観光が終わり、予定より10分以上早く出発になりました。
-
「摩周湖第三展望台」を越えて峠を下ると川湯温泉の近くの「川湯パーク牧場」を通過しました。
-
久しく乗馬もしていないので、乗ってみたくなりました。
-
そしてバスは硫黄山に向かいます。硫黄山の近くは釧路から知床への往復で通過していますが、ここへ立ち寄ることはありませんでした。
-
硫黄山レストハウスの前でバスを降ります。ここでも30分ほどの自由時間になります。
-
ここも20数年前に弟家族と来たことがある懐かしい場所です。
-
昭和っぽいデザインの看板があるので記念写真を撮っておきます。
-
硫黄山は川湯温泉の源でもあり、ゴーゴーという音と噴煙が立ち込め、地球の鼓動を間近で感じる事のできる場所です。
-
妻は怖がってこれ以上近くには来ません。
-
硫黄山(アトサヌプリは明治初期から昭和30年代にかけては、硫黄を採掘する鉱山として利用されていました。当時の硫黄はマッチや火薬の原料として需要が高まっていた鉱物で、近くの雌阿寒岳や知床硫黄山でも採掘が行われていました。
-
硫黄山はアイヌの人々が硫黄を焚き付けに使っていたことに始まります。それを聞きつけた釧路の漁場持(松前藩よりアイヌとの交易権を委託された商人)の佐野孫右衛門が明治9年に試掘を行い、明治10年の1877年には本格的に採掘事業が始まります。
-
子供のころに見たテレビ番組の「ウルトラQ」に出てきそうな光景です。曇っている天候も良かったようで、幻想的な雰囲気を感じました。
-
途中からは柵が設けられ、その先の硫黄の噴出口の黄色は鮮やかでした。
-
広い駐車場に観光バスは「ピリカ号」1台だけです。思い返してもこの10日間で我々以外の観光バスを見たことはなかったと思います。
-
バスガイドさんのおすすめの温泉蒸したまごを食べに行きます。
-
1個100円なので2個買い求めました。
-
クラフトテープを1周巻き付けます。そして殻をテーブルに叩きつけて割ります。
-
テープをはがすとこの通り。何しろ卵が熱いのでこれは便利です。
-
硫黄山も少し早めの出発になりました。
-
屈斜路湖に向かう途中に川湯温泉を通過しますが、ここには「大鵬相撲記念館」がありました。第48代横綱大鵬が少年時代を過ごして大きな夢を育てた郷里であるということです。
-
「巨人・大鵬・卵焼き」が流行語になった時に小学生だった世代なので懐かしくも感じます。記念館の建物は両国国技館を模した形だそうです。
-
川湯温泉の公園の脇を通過します。
-
川湯温泉の名前の由来は元々は景色の通り湯の川でしたが、函館に湯の川温泉があるので文字を入れ替えて川湯温泉にしたそうです。
-
ピリカ号の中はこんな感じでガラガラです。
-
川湯温泉を通過するとすぐに屈斜路湖の湖畔に出ました。
-
「砂湯レストハウス レタラチップ」の駐車場でバスは停車してここでも自由時間になります。25分ほどなので急いで湖岸に向かいます。
-
砂湯も20数年前に来たことがあります。冬だったので白鳥がたくさんいたのを覚えています。
-
この辺りは温泉が湧いているので冬でも凍らないです。
-
妻が靴下を脱ぎだしたので慌ててこちらも脱ぎました。まさか妻が足湯するとは思ってもいませんでした。
-
対岸には1週間前に行った屈斜路湖プリンスホテルが見えました。プリンスホテルの湖畔にも出てみましたが、ここ足湯の場所は分かりませんでした。
-
摩周湖で妻にソフトクリームを食べさせたせいか
-
沖に浮かぶ中島の向こう側に美幌峠があるのですが、全く見えませんでした。
-
初夏の旅行の支笏湖以来のスワンボートです。ここでも乗っている時間はありません。
-
「砂湯レストハウス レタラチップ」の中には飲用の温泉がありました。こんなことならブダペストのセーチェニ温泉で買った口吸いみたいなカップを持ってくればよかったです。
-
適応症の中に結石があったのでもっと飲んでくればよかったです。
-
砂湯のクッシーに見送られて阿寒湖に向かいます。ここでも全員の集合が早かったので予定より早く出発しました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2021道東10日間の旅
-
前の旅行記
トラピックス 釧路で過ごす10日間(12)小鹿と見つめあいながらコーヒーブレイクの後、サルボ展望台へ行ってか...
2021/09/11~
釧路
-
次の旅行記
トラピックス 釧路で過ごす10日間(14)観光バスのピリカ号を阿寒湖で降り、遊覧船に乗って虹鱒とワカサギを堪...
2021/09/12~
阿寒
-
トラピックス 釧路で過ごす10日間(1)釧路をベースにプリンスホテルに9泊して、道東を巡る旅のプロローグ。
2021/09/04~
釧路
-
トラピックス 釧路で過ごす10日間(2)竹老園の座敷に遊び、春採湖畔を散策して釧路市立博物館でアイヌ文化を学...
2021/09/05~
釧路
-
トラピックス 釧路で過ごす10日間(3)晴天の釧路湿原をサテライト展望台まで歩き、釧路市湿原展望台を見学して...
2021/09/06~
摩周・弟子屈
-
トラピックス 釧路で過ごす10日間(4)屈斜路湖プリンスホテルでランチの後は、渡辺体験牧場で牛と戯れ、快晴の...
2021/09/06~
摩周・弟子屈
-
トラピックス 釧路で過ごす10日間(5)ホテルの朝食を和商市場の勝手丼に変えて、夜は鳥松のザンギとかど屋のつ...
2021/09/07~
釧路
-
トラピックス 釧路で過ごす10日間(6)斜里を目指すバスの車内で知床半島クルーズの欠航を知るも、知床五湖と羅...
2021/09/08~
斜里
-
トラピックス 釧路で過ごす10日間(7)荒天の中を根室半島を目指すが根室車石と納沙布岬では好転し、トロサンマ...
2021/09/09~
根室
-
トラピックス 釧路で過ごす10日間(8)暴風雨の霧多布湿原とあやめヶ原にくじけるも、スワン44の濃厚なソフト...
2021/09/09~
厚岸・霧多布
-
トラピックス 釧路で過ごす10日間(9)池田ワイン城と十勝が丘展望台から帯広のはげ天本店で豚丼を楽しみ、六花...
2021/09/10~
池田・浦幌
-
トラピックス 釧路で過ごす10日間(10)真鍋庭園の回遊式庭園に驚き、六花の森の完成度の高さに驚嘆する。
2021/09/10~
帯広
-
トラピックス 釧路で過ごす10日間(11)ノロッコ号に乗って駅弁を楽しみながら塘路へ行き、塘路湖からカヌーを...
2021/09/11~
釧路
-
トラピックス 釧路で過ごす10日間(12)小鹿と見つめあいながらコーヒーブレイクの後、サルボ展望台へ行ってか...
2021/09/11~
釧路
-
トラピックス 釧路で過ごす10日間(13)旅の最後はピリカ号で霧の摩周湖を堪能し、硫黄山で温泉卵を食べ、屈斜...
2021/09/12~
川湯温泉
-
トラピックス 釧路で過ごす10日間(14)観光バスのピリカ号を阿寒湖で降り、遊覧船に乗って虹鱒とワカサギを堪...
2021/09/12~
阿寒
-
トラピックス 釧路で過ごす10日間(15)最終日の釧路は青天の中の港を散歩して、和商市場でお土産を買って空港...
2021/09/13~
釧路
-
トラピックス 釧路で過ごす10日間(16)釧路空港から羽田空港への旅のエピローグ。
2021/09/13~
釧路
-
阿寒湖のアイヌコタンで知った「木彫り熊の申し子 藤戸竹喜」の展覧会を観にステーションギャラリーへ行く。
2021/09/21~
丸の内・大手町・八重洲
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
川湯温泉(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2021道東10日間の旅
0
62