2019/04/26 - 2019/04/26
9位(同エリア20件中)
shunfilmさん
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・4月18日:名古屋 ⇒ 香港
・4月19日:香港 ⇒ アムステルダム
・4月20日:アムステルダム ⇒ デンハーグ
・4月21日:デンハーグ ⇒ ロッテルダム
・4月22日:ロッテルダム ⇒ アントワープ
・4月23日:アントワープ ⇒ ブルージュ
・4月24日:ブルージュ ⇒ ブリュッセル
・4月25日:ブリュッセル ⇒ ルクセンブルク ⇒ ナンシー
・4月26日:ナンシー ⇒ ブザンソン+アルケスナン
・4月27日:ブザンソン ⇒ ローザンヌ
・4月27~30日:ローザンヌ
*******小旅行*******
・4月28日:ヴヴェイ ⇒ モルジュ ⇒ モントルー
・4月29日:ジュネーヴ
・4月30日:ローザンヌ ⇒ ベルン
・5月1日:ベルン ⇒ ツェルマット
・5月2日:ツェルマット ⇒ グリンデルワルト
・5月3日:グリンデルワルト ⇒ ルツェルン ⇒ チューリッヒ
・5月3日~6日:チューリッヒ
*******小旅行*******
・5月4日:ザンクトガレン ⇒ リヒテンシュタイン(ファドゥーツ)
・5月6日~7日:チューリッヒ ⇒ 香港 ⇒ 名古屋
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
6:30目覚ましで起床。すぐにメールチェック、アメリカ案件のトラブルが解消され、一安心。日本ともSkypeして8:25にチェックアウトし、8:35駅に到着。
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今日は昨年、鉄道のストの影響で行けなかった場所を目指す。
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出発まで20分ほどあるので、朝食を買うため駅構内を散策。
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1年ぶりのRELAYで朝食を購入。昨年のドリンクセット購入のキャンペーンはやっていなかった。キャンペーン自体が終了したのか、Nancyだからやっていないのか?
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目的地までの乗車券は2回乗り換えが必要なこともあり、2枚に分かれている。
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定刻8:55出発。
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車内はガラガラ。フランスの地方都市と地方都市を結ぶ列車はこんなもんだろうか?
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RELAYで購入したサンドイッチとグリーン・ティー。
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「キントリ」を見て、乗換地のEPINALに予定より2分早く9:51到着。
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もともと乗り換え時間が6分しかなく、これを逃すと次の電車まで3時間待ち。しかもフランスはベネルクスと違って大都市の主要駅にしかロッカーや荷物預け所がないので、荷物を預けて散策・・・なんてことも難しい・・・と思っていたが、2分早く到着し、ホームの反対側に次の電車が待っていたので余裕で乗り換えができた。かなり地方の田舎駅のようだ。
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しかし車両はかなり近未来的なデザイン。
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9:59定刻出発、昨夜できなかった日記の打ち込みを済ませる。しかし今日もまた寒い。「集団左遷」「電影少女」を見て、定刻11:28にBELFORT到着。
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ホームは1つ隣だったが、地下通路を通り、無事乗換完了。
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駅から見える景色は都会とはとても言えない・・・。
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電車は何事もなく、11:36定刻発。
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車内はこんな感じでやはりガラガラ。
絶対に赤字路線だろうな・・・。 -
車内の地図を見ると知っている名前がほぼない(DOLEとBESANÇON、そしてARC-ET-SENANSのみ)。やはりフランスの中でもかなりの田舎路線だ。
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そしてこの路線で1時間ほど原因不明のストップ(説明はあったが、フランス語のみでわからない)、これがこの前の乗り換えの電車だったら・・・接続が悪くてアルケスナンに行く時間がなくなっていた・・・と思うと、乗換が2つ終わった最終のこの路線で良かった!とトラブルも前向きに考える。
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「俺のスカート」「ミラーツインズ」「電影少女」「きのう何食べた」を見て、54分遅れの13:44ブザンソンに到着した。
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Nancyからずっと曇っていたがブザンソンは青空がのぞいている。
ホテルは駅の目の前のIbis Budget Besancon Centre Gare。 -
駅からは近いのだが、市街中心部までは坂道を下って徒歩15分ほどかかるのが難点。かといって市街中心部のホテルだと駅からが遠い。日本だと駅の周りに町ができていくのだが、ヨーロッパの場合は必ずしもそうではない・・・むしろ、町中に駅を作れないので町はずれに駅があることが多い。
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その典型的な例がここブザンソンのホテルに泊まったことで改めて浮き彫りになった。
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バスタブはなく、シャワーのみだったがクーラーはある。
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イチオシ
また洗面所の鏡が矢印になっていてなんかオシャレ。しかし部屋の鍵がプッシュボタン式というちょっと古いタイプ。
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メールチェックして14:25に出発。アルケスナンまでの往復チケットと明日のローザンヌ行きのチケットを購入した。青空見えててもやはり寒い・・・。
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電光掲示板で確認したホームへと向かう。
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チケットへの打刻マシーンも忘れずに!
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そしてフランスの駅ということでピアノも!
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アルケスナンまでの往復のチケット。
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8分遅れて出発、直前の1時間ストップも含めて最後の最後まで、1年越しのアルケスナンはすんなりと行けない・・・。
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車両はコンパートメント・タイプ。
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15:21、出発が8分遅れたのに4分早く到着するという奇跡!
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昨年はストライキのおかげで計画断念せざるを得ず、今年も乗換の不安があったが、遂に念願かなってアルケスナンに到着した!
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イチオシ
駅から徒歩2分で到着。1年我慢したこともあり、外観を見れただけでとても楽しい。
天日製塩施設、サラン レ バン大製塩所からアルケ スナン王立製塩所まで 文化・芸術・歴史
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ブザンソンから電車で20分ほど南西にあるアルケスナン。
1982年に登録された世界遺産である王立製塩所は、1年越しの訪問に挑んだ因縁の地として、個人的には思い入れの強い場所となっている。 -
2018年、フランスを周遊すると決めた後にいろいろと調べているうちに、「世界遺産」の番組で特集されたこの場所を訪れたいと思ったのだが、2018年はフランス国鉄のストライキの影響を受け、訪れることはできなかった・・・。
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イチオシ
そして翌2019年、ベネルクス3国とスイスを訪れる計画を立てた際に少し遠回りをして再びこの地を訪れる計画を立てた。
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イチオシ
ルクセンブルクからフランスナンシー経由で、1本乗り過ごすと3時間待ち、かつ乗り換え時間が数分しかないという緊張の乗り換えを2回を挟み、ブザンソンまで向かうという計画。
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イチオシ
1年前のストライキの時も電車以外の手段としてバスはないか?と探したものの、電車しかないというフランスの中でも極めて田舎のため、これ以外の手段がないという、なかなかの僻地。
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昨年はストライキのおかげで計画断念せざるを得ず、今年も乗り換えの不安があったが、遂に念願かなって1年越しのアルケスナンに到着した!
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前段が長くなってしまったが、それだけ思い入れがあったこのアルケスナン王立製塩所とはどんな場所なのか?
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18世紀当時、肉や魚の保存のために食塩の需要が高かったが、鉄道がまだ発達していなかったこともあり、昔から塩用の井戸があったこの地に、ルイ15世の命を受けた王室建築家であるクロード・ニコラ・ルドゥが建てたもので、単なる製塩所ではなく、都市計画の一部として製塩所を組み込む形で建設がすすめられた歴史を持つ。
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イチオシ
もともとの計画では研究所や浴場、住宅なども備えた直径370mの円形の都市になる予定だったが、資金難などの影響で半円形の形で工事は終了した・・・そんな歴史を持つのがこの世界遺産。
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ギリシア神殿風の入口を抜け、チケットを購入する。
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そこはインフォメーションセンターも兼ねていて、上空から見た綺麗な半円状のアルケスナンの写真と計画通りに作られていた場合の円形状の完成予想図もそこに展示されている。
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チケット売り場の建物を出て、左回りに敷地内を回る。
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敷地の中央に神殿風の建物がある。
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最初の建物は変わった建物のミニチュア模型がたくさん展示されていて、その中に完成形となる円状のアルケスナンの模型もあった。
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やはりこういった建物や都市の模型はテンションが上がる!
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すべて王室建築家であるクロード・ニコラ・ルドゥが未来を先取りしていた建築計画を模型として展示しているもの。
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中には今の時代的に見てもだいぶ先端行っている外観の建物も複数あり、18世紀当時の建築界においては異端児的な扱いだったのかもしれないなぁ・・・なんて思いにふけりながら模型を楽しんだ。
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こちらは凱旋門の向こうにホワイトハウスのような建物がある模型。
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凱旋門越しのホワイトハウス風建築。
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ギリシア神殿風のベースの上にコロッセオを乗っけたような建物。
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建物は2階建てになっていて、欄干部分はネットになっている。
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そして円筒形のダム?の模型もあった。
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続いて目にしたのが劇場のような建物。
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イチオシ
そしてアルケスナンの完成系のミニチュア模型。
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こちらは現実に完成している側の入口。
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ズームしてみると細かい石を組み合わせた部分まで精巧に作られている。
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上から見ると綺麗な同心円状の整備された街になっている。
模型だけでなく、現実世界でもこの完成系を見たかった・・・と思うのは自分だけだろうか? -
窓にもシルエットの鳥がいて、おしゃれ。
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外に出てミニチュアで見た半円だけでも現実世界に建っていることを改めて認識。
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舗装されていない砂利道も円形を成す一部。
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次に入ったのは、現在の上海をベースにしたり、存在しない(と思われる)未来都市の絵が描かれたキャンバスが複数ある大きなホール。ここだけ他の建物とは雰囲気が違っているものの、クロード・ニコラ・ルドゥが今生きていればお気に入りの場所になっていたのかもしれない。
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こちらは最深部にある巨大キャンバス。
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存在しない近未来都市を描いた巨大キャンバスの左側。
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存在しない近未来都市を描いた巨大キャンバスの右側。
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誰がどう見ても上海をベースにしたキャンバス。
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これはドバイか?とも思ったが、ドバイならバージュ・カリファがあるはずなのでドバイではないか?
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イチオシ
そして同心円の中央に位置するギリシア神殿風建物に到着。
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円柱に四角いパーツが組み合わされたという今までに見たことのない柱。見れば「おぉ!」となるが、これをゼロから発想する建築家の頭をのぞいてみたい!
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内部は撮影禁止だったが、地下に世界遺産の様々な説明が書かれたパネルが展示されていて、アスワンハイダムの移築がきっかけとなり、世界遺産が誕生したことを知った。
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イチオシ
四角と円の組み合わせでできた柱越しに入口を眺める。
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どの角度から見てもこの四角と円の組み合わせでできた柱は凄い!
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最深部から眺めたアルケスナンの建物群。
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次に入った建物がこちら。
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旧製塩工場群で、この製塩所の歴史に関する展示が並んでいる。
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説明書きがあるのだが、フランス語のみのため、年代しかわからない・・・。
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イチオシ
旧製塩工場の建物を出て同心円の中心にある先ほどの四角と円の組み合わせでできた柱の建物を眺める。手前の緑の中に小さな白い花が咲いていて、とても奇麗。
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続いて上空から見た場合に円弧の部分にある庭を訪問。
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近未来的な花の展示がされていた。
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木で作られたオープンエアのカフェテラスとも言うべきベンチもある。
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更に奥に行くとこんな感じ。左側の白いものは・・・
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・・・巨大なナメクジかと一瞬疑った石で作られた謎のベンチ?
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宙づりのカゴ型の椅子もあった。
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そんなこんなで約2時間、1年越しの世界遺産を堪能した。
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アルケスナンの駅に戻る。昨夜ネットで確認したスケジュールでは17:30の電車があったが、駅の電光掲示板にはその電車はなく、17:42しかなかった。
またチケットの刻印機が駅になかったので、帰りの電車はビクビクしながらブザンソンまで帰ったが、チケットの検札はなく、18:09ブザンソンに到着。 -
ブザンソン駅の前にあるグラシス公園。
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高台になっていて、旧市街の展望を楽しむことができる。
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遠くには世界遺産に登録されているシタデルも見える。
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足元に目線を移すと・・・
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移動遊園地のゴーカートが見えた。
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そして高台の公園には銃を構えた戦士が描かれた壁がある。
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その戦士は人の名前で描かれていて、追悼用の壁なのかもしれない。
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ロベール・シュウィン橋を渡り、旧市街へ。
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ブザンソンの目抜き通りであるグランド・リュ。
駅から坂道を下り、旧市街に入るとこのメインストリートに出る。そこをまっすぐ歩いていくと最初に出くわすのが9月8日広場。 -
広場の周りをサン・ピエール教会や市庁舎が取り囲み、教会の前には移動式のメリーゴーランドもある。
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教会のファサード部分はギリシア神殿を思わせるコリント式の柱が4本並んでいる。
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尖塔にある時計盤。白かったはずの色がかなりくすんでいて歴史を感じる。
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またてっぺん部分には黄色い装飾が施されたあまり見ないタイプの十字架がある。
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広場の南側にある市庁舎。
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市庁舎は工事中で、周囲をぐるりとフェンスが囲んでいて中には入れなかった。
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屋根が赤レンガっぽい色で壁との対比がバランス良く、重厚感がありつつも重苦しさを感じさせない絶妙な雰囲気を醸し出している。
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工事の内容を示すボードがフェンスの一部にあった。
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そこから南へ歩いていくと出くわした門。
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門の上を見ると砲台と砲丸のファサードになっていた。軍関係の建物だろうか?
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また町を歩いていると道路のところどころに二等辺三角形に時計やら城塞が描かれた案内標識が埋め込まれていて、自分がどこに向かっているのか?がわかりやすいような仕掛けもあった。
こちらの時計が描かれた二等辺三角形の示す先にあったのは・・・ -
・・・グランヴェル宮殿を利用した時の博物館。
時の博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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時計の上部には目覚まし時計のベルがついていたり、秒針がSecond(秒)のSになっていたり、シャレが効いている。
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時の博物館の前には「レ・ミゼラブル」の著者として有名なヴィクトル・ユゴーの全身像が建っていて、いかにこの町にとって彼の存在が大きいか?を物語っている。
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時の博物館ということもあってか、その銅像は左手に懐中時計を持っている。
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グランヴェル宮殿から適当に歩いているとドーム型の屋根を持つ建物に出くわした。
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丸いドーム屋根が特徴的な屋根を持つ建物。その屋根がカラフルな小さなパーツで組み合わされたドイツ建築によくみられる特徴を備えている。
パリよりもドイツに近い土地柄が屋根に現れていて面白い。 -
その南にはHôpital Saint-Jacquesという名の病院がある。
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病院の歴史を記したボードが外壁に埋め込まれていた。
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病院の中庭とも呼ぶべき空間。病院とは言っているが、おそらくは修道院の建物を改装したものだと思われる。
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立派な柵に囲まれたかなり巨大な建物。
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続いて現れた二等辺三角形に描かれたのは山の上の城塞。
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川沿いを歩いていくと山の上の城塞が見えてきた。
ヴォーバンの防衛施設群として世界遺産にも登録されている城塞で、先ほど駅前の高台の公園から見えたものと同じ城塞。 -
1677年から1963年にかかけて建設された城塞・シタデルはルイ14世おかかえの軍事建築家のヴォーバンによって設計された。
彼の建てたフランス各地の城塞群は「ヴォーバンの防衛施設群」として世界遺産に登録されており、その中でもここブザンソンのシタデルは彼の最高傑作として知られている。 -
海抜118m、ドゥー川を見下ろす高台の上に建ち、城塞内には動物園、水族館、昆虫博物館などもある。自分が訪れた2019年は時間の関係で内部まで訪れることはできなかったが、ドゥー川沿いから見上げる形でこの世界遺産を眺めた。
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続いて訪れたのがこちらの建物。
「レ・ミゼラブル」の著者として有名なヴィクトル・ユゴーが生まれたのがここブザンソン。 -
その生家は博物館となっているが建物の外観はその当時のままで、外壁には1802年2月26日にここで生まれたことを示すプレートが飾られている。
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時間がなかったので中には入らず、外観のみの見学。
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坂道を登って次の目的に向かっていると・・・
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・・・坂道をまたぐ形で凱旋門が!?
こちらはノワール門という、2世紀頃ブザンソンを支配していたローマ皇帝のマルク・オーレにより作られた高さは16.56mの凱旋門。
門と言っても、両隣に建物が建っているため、あまり"門"感はない・・・。 -
その凱旋門の向こうに建っているのが。3世紀頃から築かれ、9世紀や11世紀に大規模な増改築が行われたサン・ジャン大聖堂。
サン ジャン大聖堂/天文時計 寺院・教会
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現在見られるのは11~13世紀にかけて造られたもので、外観はロマネスク、ゴシック、バロック様式が融合している大聖堂になっている。
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2019年に訪れた際は時間が合わず中に入ることはできなかったが、中には天文時計もある。
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サン・ジャン大聖堂から市街へと戻る道のノワール門の奥にあるのがカスタン広場。
カスタン広場 広場・公園
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小さな広場だが、実際には古代ローマ時代の円形劇場跡で、当時をしのばせる柱が数本残っている。
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また広場の中央には当時の図面もある。
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今ままでヨーロッパ各国で見てきたローマ時代の遺跡は基本的には開けた空間に石造りの遺跡の一部、あるいは町全体が残っているものしか見たことがなかったが・・・
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・・・ここは今となっては木が生い茂る中にローマ遺跡が残っているというある種異様な空間になっている。
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カスタン広場のすぐ隣に建っているこの建物。
この町が生んだもう1組の有名人が映画を発明したリュミエール兄弟。 -
その生家が実はユゴーの生家のすぐ近くにあり、広場を挟んだ向かい側に建っている。その建物の一部の窓がキャンバスになっていて、そこにフィルムをセットアップするのとカメラを回す兄弟が描かれている。
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同じ時代に生きていたら絶対にご近所付き合いがあったであろう世界的に有名な2組の有名人。そんな偶然がここブザンソンにありました!
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9月8日広場に面したサン・ピエール教会のてっぺんにあった十字架も特徴的だったが、町中を歩いていてもう1つ気になった教会の十字架があった。
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教会の名前はわからなかったが、黒いフレームで作られた立体的な十字架の下部に複数の鐘が連なる構造の十字架がそれ。こうした特徴を持った十字架は自分のヨーロッパ周遊の経験上では珍しいタイプで、フランスの田舎町で特徴的な十字架を2つも見れることになるとは思いもしていなかった。
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9月8日広場の北東の角にある「IGUANE CAFE」でディナーにたどりついたのが20:10。
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英語メニューはなかったが、店員さんに店の前の看板に書いてあったコースが、地球の歩き方に載っていたこの地方の名物であることを確認し、そのコースを注文。
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ドリンクはモヒートを頼んだ。葉っぱが入っていてアルコールもそこまで強くなく、非常に飲みやすい。
1品目は豆のスープ、美味い!付け合わせのチーズが乗ったパンは温かければ美味しかったのに・・・。 -
2品目がメインと思っていたら、スープと前菜は別だったようでマッシュルームのシチューのようなものが出てきた。これがまた美味しくて、2019年の旅では一番の美味しさ!
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そしてメインがこの地方の名物「じゃがいもとモルトー・ソーセージのロスティ」。
歩き方に載っているものはピザ生地のようなものの上にソーセージが乗っていたが生地はない。それでも美味しい!白いのはソースかマヨネーズと思いきやチーズでこれがまた味を変えてくれる絶妙なトッピング。 -
デザートはクリーム・ブリュレ。焼きキャラメルが乗っていて下はプリン。そして少しアルコールが入っていて今まで食べたプリン・ジャンルの中では1、2を争う美味しさだ!!
最初のスープも含めて4品で16.90ユーロ。オランダやベルギーではカルボナーラ1品で18ユーロだったことを考えると格安でボリュームもある。フランス万歳!
21:05に店を出て21:30にホテルに戻り、明日からのスイスの下調べをして25:00就寝。
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