2020年9月守ろう心身の健康！四国リンリン時々テクテク遍路(28)結願するも帰れずお礼参りで徳島へ

2020/09/22 - 2020/09/22

　2020年の新型コロナウイルス肺炎克服のため、一丸で力を合わせつつ心身の健康維持の外出をします。

　お遍路交流サロンから88番大窪寺への道にある、結願の道のモニュメントです。リンリンで完走申請するのは月3人に対しテクテクは月100人だそうです。

　コロナ対応を四苦八苦・満喫しながら鉄分またはリンリン時々テクテク分補給で観光ミッション・コンプリートを目指します。

エリア 東かがわ(香川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 徒歩 バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

　さぬき市中心、ことでん志度駅近くの富士屋さんのお店で朝食をいただいて、7時半出発しました。快晴です。徳島の間にある山々を目指して走ります。

海鮮料理いせだ グルメ・レストラン

　67番大興寺から、つかず離れず走っていた高松自動車道をくぐります。三角形の斜辺の播磨灘沿いを行く自動車道はお遍路の起点1番霊山寺に直接進みます。

フルーツパーク フルーツ狩り・農業体験

　一方お遍路は県境にある結願（けちがん）の88番大窪寺をお詣りします。さぬき市平野部を7km山側に進んで長尾エリアに入ります。

燦家 グルメ・レストラン

　8時半、87番長尾寺の仁王門に着きました。高松から伸びる讃岐五街道（長尾、志度、仏生山、金毘羅、丸亀）の長尾街道終点となります。五街道の各地点を周りいよいよ讃岐の旅も大詰めです。仁王門にある鐘楼を見ながら境内に入ります。

長尾街道 名所・史跡

　仁王門から石畳みの正面に本堂、右に大師堂が並び建ちます。境内は清々しいほど広々としています。

長尾寺 寺・神社・教会

　源義経に愛された踊り子静御前は、義経の子を有しながらも対立する頼朝に捕らえられ産んだ男の子を由比ヶ浜に沈められます。さらに義経の死を知り、ここで得度を決意し下ろした髪を埋めたという剃髪塚があります。

長尾寺本坊膳所 グルメ・レストラン

　古い街並みを出てことでん長尾駅を通過すると車掌さんが高松中心に向かう電車（長尾線は京急のお古）のドアを閉めるところでした。生い茂る雑草がローカル線の終点、これから向かう結願の道の産みの険しさを表していました。

長尾駅 駅

　長尾（さぬき東）街道、国道10号線の渋滞解消のため開通させたさぬき新道の交差点を渡ると結願の坂が始まります。

富丸 グルメ・レストラン

　5キロ進んでさぬき市志度、長尾地区の水がめになっている前山ダムを通過します。ダムは1974年に竣工、湖畔には道の駅やキャンプ場が整備されました。

前山ダム 名所・史跡

　9時半、おへんろ交流サロンに寄り休憩しました。自転車遍路大使任命書もいただきました。1年間で歩きお遍路は899人、自転車は73人任命したそうです。私は2020年7月1日から数えて8番めに任命されました。（当日は2020年9月22日）
http://www.omotenashi88.net/list_henrotaishi.html

おへんろ交流サロン 名所・史跡

　標高300m漕いだり押したりで額峠を越えました。江戸時代の讃岐山奥の自然を利用した重要文化財の細川家古民家近くを通過。9月1日午後に徳島港から霊山寺をお詣りして22日め、ついに自転車1200km余りと歩き100km余りでゴールとなります。

細川家住宅 名所・史跡

　徳島県境近くで左折して県境の裾野を快走し大窪寺を目指します。ところどころに紅葉が見られました。胎蔵ヶ峰と駐車場を見ながら結願の坂を上ります。

第20回さぬき市へんろ88ウォーク 祭り・イベント

　11時半、ついに88番大窪寺の仁王門にたどり着きました。平成2年に完成した高さ13.5mの門は建物のように大きいです。車や自転車でまわるお遍路はこちらを先にくぐることになります。

野田屋 グルメ・レストラン

　一方、昔からの歩き遍路は荒れた山道を越えて結願となるのですが、こちらは趣きのある二天門をくぐってお詣りすることになります。門は二天王と讃岐スペシャル大わらじが寺を護っています。また大通りに出るとうどんのお店八十八庵、にたどり着きます。

八十八庵 グルメ・レストラン

　唐から帰朝した大師が谷間の、大きな窪地にお堂を建てたことから大窪寺と名付けたそうです。大師堂の看板の横には子供が喜びそうな記念写真の看板がありました。ここは私のように順打ちは結願の寺ですが逆打ちの場合は最初にお詣りする記念のお寺なのでした。

　本堂をお詣りして逆コースで高松に戻り、自転車を輪行袋に収納して電車で帰れば今日中に帰宅できたのですが、高松の自転車屋3軒に、ことごとく輪行対応を断られてしまったので行きと同じ徳島港からフェリーで帰ります。

大窪寺 寺・神社・教会

　どうせ徳島に帰るなら打ち初めの1番霊山寺をお礼詣りします。裾野沿いに香川県から徳島県に入ります。県境の要衝、五名トンネルをくぐります。

五名ふるさとまつり 祭り・イベント

　お世話になった志度、長尾、大窪寺のさぬき市やこの周辺の東かがわ市に別れを告げて県道2号線で吉野川を目指します。

松尾餃子店 グルメ・レストラン

　緩やかな下りを快走します。このまま霊山寺まで行けると思ったのですが・・

犬墓大師堂 名所・史跡

　トンネルとそれに伴う上り下りを乗り越え、

　いくつかのアップダウンを繰り返し、

　午後2時過ぎについに戻ってきました、1番から10番切幡寺までのお遍路ころがしの前のお寺コースへ。

十楽寺 光明会館 宿・ホテル

　お遍路さんの姿をみかけると、これから大変だよ、がんばれと先輩面で声をかけてあげたくなります。

安楽寺(徳島県上板町) 寺・神社・教会

　ここまで来れば一安心、道沿いで空いていお店で遅いお昼ご飯をいただきます。

Brisa グルメ・レストラン

　このお店のうどんは低温冷蔵でなんと2日間も麺の生地を寝かすそうです。四国のうどん屋さんはどこのお店もこだわってサバイバルしてます。

　余裕がでてきたので鉄分補給もします。この旅行記第6回で新野駅から立江駅まで乗車した列車は乗り続けると徳島駅を過ぎこの板野駅が終着となります。私はここまでぐるりと高知、愛媛、香川経由で着きました。

板野駅 駅

　板野駅の１つ手前で2番極楽寺と3番金泉寺の間にある阿波川端駅にも寄りました。ここは鳴門市への境でもあります。

阿波川端駅 駅

　身なりを整え、阿波川端駅を出発します。板野町から1番霊山寺のある鳴門市に入ります。

第2番札所極楽寺 寺・神社・教会