2020年9月守ろう心身の健康！四国リンリン時々テクテク遍路(15)朝夕パンクで伊予人の情を頂く

2010/09/13 - 2010/09/14

2020年の新型コロナウイルス肺炎克服のため、一丸で力を合わせつつ心身の健康維持の外出をします。

弘法大師が宿が取れずに一夜を明かした橋の下にお地蔵さんが今でもあり、十夜橋という名前になっています。今では永徳寺が建ち水害から再建中です。朝早くと夕方のパンク2回で本日はお詣りできず試練です。

コロナ対応を四苦八苦・満喫しながら鉄分またはリンリン時々テクテク分補給で観光ミッション・コンプリートを目指します

エリア 伊予・砥部(愛媛)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

　まつちや旅館を朝食後出発しました。今日は70km先の大宝寺を目指します。明治の街並みを見ながら卯之町を出発したはずでした。

卯之町の町並み 名所・史跡

　昨日より自転車の後輪はガタガタしていました。7kmほど走ったところで、パンという音で後輪がパンクしました。喫茶ペチカハウスさんマスターさんご厚意で駐車場を借りて修理します。悪天候が続く中、今日は好天で修理はしやすく助かりました。

ペチカハウス グルメ・レストラン

　パンクで穴があいたクロスバイクのチューブをタイヤから外し、持ってきたチューブに交換します。しかしお遍路前に乗っていたママチャリのタイヤより、チューブとタイヤの隙間が小さくチューブを傷つけてしまいました。2時間作業しましたがギブアップして近くの自転車屋さんを探します。チューブ交換のコツは以下の動画で。
https://www.youtube.com/watch?v=dKCoMNtvG0w

台湾料理 豊源 グルメ・レストラン

　喫茶ペチカハウスマスターさんのはからいで、店の常連さんの軽トラで卯之町の自転車屋さんまで送っていただきました。常連さんはミカン農家で、東京は卯之町に比べて山々が少なくて驚いたそうです。確かにお遍路はどこでも山々がありました。

ステーション グルメ・レストラン

　卯之町まで戻りました。店の人は伊予なまりが強く、この旅で初めて何を言っているかわかりませんでした。どうやらタイヤ交換が必要でこの店にはサイズが合うタイヤがなく、チューブのゴムを切ってタイヤの擦り切れたところに巻いて応急修理をしたことが後でわかりました。

　パンクのロスタイム4時間で卯之町出発はお昼を過ぎました。予約した久万高原の宿にたどりつくために自転車を急ぎ走らせます。相変わらず後輪はガタガタしていますが、またパンクするなど考えてもいませんでした。広川を越えて大洲市内に入ります。

肱川うかい開き 祭り・イベント

　月へんに広い、と書いて肱川（ひじかわ）と読むこの川は流路がひじのように曲がっているためという説と、昔、大水を鎮めるためおひじさんと言う娘が人柱になった事を弔うためという説があるそうです。

稲荷山公園 紅葉

　大洲市内を通ります。お昼の時間がなく、お詣りの線香を買うために寄った100円ショップのパンで済ませました。後から考えると卯之町の自転車屋さんからはここで自転車屋を探してタイヤを交換するよう言ったようなんですが、そこまで状況をシリアスに考えずに進んでしまいました。

食味園 グルメ・レストラン

　松山に向かうＪＲ線と並行して走ります。ＪＲは大洲でトンネルを抜ける高速山線と絶景海岸を走る海線に分岐します。次の鉄分補給は道後温泉までお預けでした。

Rest-Cafe ＆Gallery H2 グルメ・レストラン

　お遍路は大洲城に行くより、この十夜ヶ橋に寄るべし、というブログがあったので立ち寄りました。橋には永徳寺というお寺ができていました。平成30年7月の西日本豪雨災害で本堂は倒壊の恐れがあり解体され現在は仮の本堂だそうです。

第八さつき丸 大洲本店 グルメ・レストラン

　弘法大師がお遍路で大洲の宿を借りようとしたが泊めてもらえず、橋の下で一夜を過ごしたそうです。一夜が十夜のように感じたので十夜ヶ橋となったそうです。大洲にお遍路のお寺がないのはこの件が関係しているともいわれています。

十夜ヶ橋食堂 グルメ・レストラン

　午後1時半、十夜ヶ橋を出発して、 大洲郊外から内子町へ向かっています。ヤマダ電機や郊外店舗のうどん屋さんを過ぎるといよいよ田舎道となります。

大介うどん 大洲店 グルメ・レストラン

　ミカン農家さんの言ってた郊外の山々が近くにある四国らしい風景の中を走ります。

ルート56 グルメ・レストラン

　まっすぐ行くとＪＲの内子駅ですが、松山に向かう国道56号線は左に曲がって中山川のすそ野を走ります。次の久万高原町にある次の44番大宝寺はすぐ右の379号線に曲がります。

道の駅 内子フレッシュパークからり 道の駅

　小田川沿いを走ります。曽我兄弟の仇討というのが忠臣蔵と並ぶ日本の仇討のひとつだそうで、その仇討を果たしたが斬られた曽我兄弟の首を家来が持ち去り、追手から隠すためにこのあたりに埋めたそうです。

大瀬の館(歴史的建造物) 名所・史跡

　そんな生臭い話があったなんて感じさせない小田川の坂を上ると、日本の伝統な家屋を模した建物の道の駅がありました。ハイキングの一休みにもってこいの場所です。

道の駅 小田の郷せせらぎ 道の駅

　右折すると四国最大のスキー場ソルファオダスキーゲレンデ（SOL-FA）に行けるそうです。クロスコース、モーグルコースにスノーパークまであるそうです。

ソルファオダスキーゲレンデ スキー場

　大洲から3時間走り続けたところで道はつづら折りの上り坂になりました。ここで応急修理だったらしい自転車の後輪が再びパンクしました。宿のある久万高原まで15km以上あるので自転車を押していくと着くのが深夜になってしまいます。

八坂神社 (内子町) 寺・神社・教会

　宿の方に電話して迎えに来れるかどうかお願いしました。とりあえず自転車を押して進みます。内子町と久万高原町の境の真弓トンネルに入ります。

　午後5時過ぎ、トンネルを出て久万高原町に入ったところで宿のワゴン車とおちあうことができました。

カフェレストラン こもれび グルメ・レストラン

　シートの間に自転車を差し込んで乗車します。このお遍路で初めての車への乗車です。本日の走行距離は78km、乗車は18kmでした。

　車内で宿の方に、久万高原町には自転車が1軒もないと教えてもらい驚きました。こちらの子供さんは自転車に乗らないんだそうです。町の地図にコーナンがあったのでそこで直そうと思っていたので当てが外れました。この旅続けられるかピンチです。

　今日のお宿は、いやしのお宿八丁坂さんです。44番大宝寺と45番岩屋寺の間にありお遍路さんが多数泊まられてました。きれいなお宿でしたがＧＯＴＯが使えてリーズナブルに宿泊できました。

いやしのお宿　八丁坂 宿・ホテル

　迎えにきていただいたお礼で瓶ビールを2本頼み、夕食をいただきました。夕食の食堂では食べ終わっても、お遍路さんがお遍路情報交換の長話をされていました。
　Beforeコロナでは当たり前だった光景でしたが、WITHコロナのこの旅では初めての体験でした。明日は久々のテクテクお遍路となります。