2020年9月守ろう心身の健康！四国リンリン時々テクテク遍路(16)杉と岩の四国軽井沢で英気を養う

2020/09/14 - 2020/09/15

2020年の新型コロナウイルス肺炎克服のため、一丸で力を合わせつつ心身の健康維持の外出をします。

岩屋寺の法華仙人堂に昇るはしごです。秋芳洞と並ぶ四国カルストの絶壁を登ると神々しい岩々と山々が現れました。

コロナ対応を四苦八苦・満喫しながら鉄分またはリンリン時々テクテク分補給で観光ミッション・コンプリートを目指します

エリア 西予・鬼北・松野(愛媛)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 徒歩

　今日は44番大宝寺と45番岩屋寺の間にある宿からまず44番大宝寺を徒歩で目指します。7時に宿を出発して久万川に合流する有枝川を渡り久万高原中心部に向かいます。

千本高原キャンプ場 キャンプ場

　峠御堂（とのみど）トンネルをくぐります。この山の両側には卯之町から来るの遍路道と松山に行く2つの遍路道があり、トンネルは間を貫いています。

竹森ガーデン フルーツ狩り・農業体験

　大宝寺に近づくとお遍路道はカーブしながら険しい上り坂に変わります。

町立久万美術館 美術館・博物館

　赤い勅使橋を渡ると大宝寺の広く高い境内の中に入ります。愛媛に入って山場を越えたかと思いましたが卯之町から久万高原まで山また川の連続で、まさに中札所のお遍路ころがしでした。

　8時20分、横に長く広がる境内を登ります。午前のまぶしい光の中でろうそくにライターで火を点けます。ろうそくを立てお線香に炎を近づけ、お賽銭と般若心経も手に持ち石段を上り、本堂へ向かいます。

　千年杉や500年ヒノキが日の光のゆらぎを作り、神聖な静寂さで包まれています。88か所の44番目の大宝寺本堂は銅板の屋根が青いです。

大宝寺 寺・神社・教会

　宿の方から電話があり、午後3時20分までのバスならＪＲバスさんが松山まで自転車を乗せて乗車してよいそうです。45番岩屋寺へ急ぎます。はたして岩屋寺をお詣りしてJRバスの昼間のバスに間に合うでしょうか。

　しかし久々のテクテク遍路で勘が働きません。遍路道の標識を見逃し、林道の行き止まりで引き返します。

久万公園 公園・植物園

　自転車のパンク修理をしなければなりません。しかし応急修理しかできない店では困ります。あれこれ雑念があるとお遍路に集中できません。小さな白い標識を見つけお遍路コースに戻ります。それにしても人が少ないお遍路道は草や倒木で荒れており蚊も多く歩きにくいです。

　2時間半もお遍路道をさまよいました。しかし立派な杉が多くお遍路にあります。久万高原町は年間気温や降雨量の条件が杉やヒノキの生育に適しているそうです。植えて30年たつと16mの高さまで育つそうです。

　四国の軽井沢と言われているそうですが雨は多いようです。お遍路道を完走して宿の前の大通りに戻りました。

久万高原ふるさと旅行村 宿・ホテル

　緩やかな上り坂を進みます。ゴルフ場入口からは山あいの道です。舗装道は味気ないのでお遍路道に戻りたいのですが見つかりません。

高原ゴルフ倶楽部 ゴルフ場

　岩が立ち並ぶエリアに入って来ました。岩屋寺の近くというだけあります。100m近い岩が並び、岩肌には多くの穴があります。直瀬川に合流し岩屋寺に入る橋に着いてしまいました。

古岩屋 自然・景勝地

　岩屋寺橋には駐車場があり、車でお詣りに来たお遍路さんと合流します。

国民宿舎　古岩屋荘 宿・ホテル

　日光が茂る古杉で遮られる中、長い坂道を200m以上上ります。車で来たお遍路さんにはこの長い上り坂はきついそうです。

　1５分歩いてようやく山門です。午後1時をすぎ、松山行のバスにはもう間に合わないので連泊することにしました。

　260段の階段を上るとたくさんの弥勒が道沿いに並べられているゾーンを通過します。次の浄瑠璃寺近くの自転車屋を検索し擦り切れたタイヤのスペアの在庫があるかどうか電話して確認しましました。

　2件目の自転車屋さんでクロスバイクのタイヤがある店が見つかりました。午後1時半になり、やっと本堂に着きました。本堂の背後には岩の絶壁が迫っています。

岩屋寺 寺・神社・教会

　大師堂の横にあるはしごで法華仙人堂跡に登ってみました。はしごの高さは高く段も広めで少し勇気がいりました。しかし下りの方がもっとこわかったです。

　下では岩と建物しか見えなかったですが、上からの視界では荘厳な森と峻険な岩が迫ります。お遍路さんの感動と宗教心を掻き立てます。

　帰りは川をみながら帰る余裕ができました。午後2時に出発してのんびり歩きます。

　結局、宿には4時ごろ戻れました。明日のバスは空いている10時半まで乗れないそうなので、この遍路で初めてのんびりとすごしました。

いやしのお宿　八丁坂 宿・ホテル

　本日の歩行距離は25kmでした。連泊は私一人なので他のお遍路さんとは別メニューでした。

　翌朝、バスで砥部町の自転車屋さんに行きタイヤ交換してもらいます。朝も歩きお遍路さんと話をしたり、見送ったりとゆったりです。10時ころ宿の車で久万高原のＪＲバス営業所に向かいます。