2021/04/11 - 2021/04/11
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ハンクさん
奥の細道を辿る旅をを続けている。芭蕉と曾良は羽黒山、月山、湯殿山の三山を詣でたあと、鶴岡を経て「川船に乗って酒田の湊に下る」と記し、酒田では「暑き日を 海に入れたり 最上川」を残している。芭蕉達が日和山公園に立ち寄ったかどうかは定かではないが、ここには芭蕉像が立ち、上記の句碑が設置されている。日和山公園は酒田市民の憩いの場所で、酒田港、市街、日本海、最上川から出羽三山まで一望できる。園内には芭蕉の句碑の他、木造六角燈台、大正時代の医院、西廻り航路開発に貢献した河村瑞賢の記念像などがある。日本海に沈む夕陽のビュースポットで、満開の桜が美しかった。
酒田を発った2人は日本海沿いに北上し、旧有耶無耶の関のある三崎峠を越えて、奥の細道で芭蕉達が訪れた最北の地である象潟へ向かう。象潟は芭蕉達の憧れの地であり、かつては松島同様無数の小島が浮かぶ入り江だったが、1804年の大地震で干潟に変わりその後埋立てられて農地になってしまった。芭蕉は「九十九島」と呼ばれた当時の象潟の景観を絶賛し「象潟や 雨に西施が ねぶの花」を詠んだ。これは中国の悲劇の美女西施を思い浮かべ、「ねぶ」を「ねむの花」と「眠る」にかけたものであるそうだ。
象潟に近い蚶満寺は、酒田から国道8号線を北へ向かって走って30分ほど、右手に入り口を示す看板が出ている。蚶満寺は曹洞宗の名刹で、853年天台座主円仁(慈覚大師)の開創と伝えられる。本堂自体は小振りであるが、庭は周囲の九十九島を模した造りで山門は江戸時代中期に建設されており風格がある。境内には芭蕉像、西施像が立てられており、イメージを掻き立てさせてくれる。満開の桜を眺めながら、今は失われてしまった象潟の絶景に感嘆する芭蕉と曾良が歩む姿が目に浮かぶようであった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
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酒田市日和山公園の芭蕉像
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日和山公園
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芭蕉の句碑
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「暑き日を 海にいれたり 最上川」の句碑
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河村瑞賢の像
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日和山公園の千石船
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日和山公園の松並木
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日和山公園
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日和山公園の満開の桜
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日枝神社の鳥居
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日枝神社の随神門
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日枝神社の本殿
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芭蕉の酒田出立を見送った近江屋三郎兵衛の宅跡
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鳥海山は2236m
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三崎山旧街道から鳥海山の眺め
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三崎山旧街道から日本海の眺め
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三崎峠、有耶無耶の関跡
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穏やかな日本海
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蚶満寺の入り口
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蚶満寺の案内図
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蚶満寺の芭蕉像
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芭蕉像の近景
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蚶満寺の西施像
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西施像の近景
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蚶満寺の内部
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蚶満寺の山門
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象潟の解説
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蚶満寺の地蔵たち
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蚶満寺の建屋
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蚶満寺の本堂
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蚶満寺の満開の桜
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蚶満寺から象潟の眺め
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蚶満寺のタブの木
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蚶満寺の鐘撞堂
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蚶満寺の夜泣きの椿
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象潟近くの日本海
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