2021/01/10 - 2021/01/15
82位(同エリア146件中)
ハンクさん
千住で船を降りて芭蕉と曾良は北上する。「その日やうやう草加といふ宿にたどり着きにけり」、草加と言えば草加せんべいが名高いが、芭蕉は草加について詳しくは書いていない。それでも芭蕉が立ち寄ったといわれる草加市の札場河岸公園を訪れた。綾瀬川沿いの約1.5kmある松並木を遊歩道化した公園で、芭蕉像と門人の曾良像が立てられている。最寄り駅は東武線草加駅で、日光街道を約10分歩いたところにある。舟運の河岸場の面影を再現しており、五角形の望楼、休憩所、東屋などが立てられている。また草加市の観光インフォメーションセンターが設置され、奥の細道や草加に関わる歴史や文芸を紹介している。
続いて、奥の細道には描かれていないが、1689年の3月27日に宿泊したいわれている春日部市の東陽寺を訪れた。東武線春日部駅から徒歩約10分の所にある。しかし実際に宿泊したかどうか確たる記録があるわけではなく、芭蕉に随行した弟子曾良が「廿七日夜カスカヘニ泊ル」と記しているところから、東陽寺がその可能性があるというだけだ。しかし、330年も昔の3月、俳聖がこの地を歩んでいたかもしれない、と想像するだけでもワクワクさせられる。東陽寺の境内はさほど広くなく、本堂はコンクリート造りで風情はないが、階段の横には芭蕉が「奥の細道」の旅で、粕壁(かすかべ)宿に宿泊したという記念碑がある。
更に春日部を発って2人は下野(栃木県)に入り、「室の八島に詣す」。本文では同行曾良がこの地の由来について物語るが、句は作られていない。東武宇都宮線の野洲大塚駅から徒歩15分ほど歩く。大神神社の境内の水を張った池の中に石橋や、朱塗の橋がかかる島が八つあり、それぞれの島に筑波神社、天満宮等8つの神社が鎮座している。また、有名な歌枕として知られており、奥の細道には収められてはいないが、敷地内には芭蕉の句碑「糸遊に結ひつきたる煙哉」がある。ここまで来ると周囲は田畑、林で民家は多くなく、奥の細道に向かいつつある、という旅情に包まれる。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
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草加市の札場河岸公園の芭蕉像
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草加市の札場河岸公園常夜灯
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草加市の札場河岸公園の芭蕉像
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草加市の札場河岸公園の眺め
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草加市の札場河岸公園の句碑
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舟運の河岸場の面影を再現した五角形の望楼、
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舟運の河岸場の面影を再現した五角形の望楼、
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こちらは同行曾良の像
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草加市の札場河岸公園の句碑
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芭蕉と曾良の説明
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草加せんべい発祥の地、とある
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1689年の3月27日に宿泊したいわれている春日部市の東陽寺
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1689年の3月27日に宿泊したいわれている春日部市の東陽寺
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奥の細道紀行300周年記念碑
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曽良が「廿七日夜カスカヘニ泊ル」
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東陽寺の境内
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室の八島のある大神神社
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大神神社の入り口
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大神神社の境内
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室の八島の説明
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室の八島入り口
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香取神社
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二荒山神社
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熊野神社
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八島に架かる橋
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雷電神社
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鹿島神社
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大宰府天満宮
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奥の細道の解説
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筑波神社
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室の八島の句碑
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芭蕉と室の八島の説明
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大神神社
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大神神社
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下野惣社
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大神神社本殿
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大神神社本殿
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下野惣社の説明
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小さな祠
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大神神社の歌碑
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