2021/03/07 - 2021/03/07
852位(同エリア1980件中)
ハンクさん
「奥の細道」を巡る旅で、日光に続き芭蕉と曾良が足を運んだ雲巌寺を訪れた。バスが走ってはいるが、非常に不便であるので、福島から車で約3時間走った。そして殺生石、白河関跡と重要スポットを1日で巡った。
まず雲巌寺、当時の住職であった仏頂和尚は芭蕉の禅の先生として交流があった。和尚が山ごもりをしたという草庵を訪れ、芭蕉は「きつつきも 庵はやぶらず 夏木立」と最大の敬意を表している。現存する雲巌寺の建物は純粋の木造で、装飾は剥げおちており木材の生地がむき出しになっており感動を覚える。腐食も進んでいるようだが、何とか保存して欲しいものだ。雲巌寺は臨済宗妙心寺派の寺院、山号は東山、本尊は釈迦牟尼仏、開山は高峰顕日(仏国国師)、平安時代後期の1130年頃に開山された。
雲巌寺に続いて車で殺生石を訪れた。芭蕉は1689年4月にここを訪れ、「殺生石は、いで湯のいづる山陰にあり。石の毒気いまだ滅びず、蜂、蝶のたぐひ真砂の色の見えぬほどかさなり死す。」と記している。確かに付近一帯は亜硫酸ガスのにおいが立ち込め、有毒火山ガス量が多い時は立ち入り禁止になるそうだ。周囲は荒れ果てた草木が全く生えない火山地形で、「賽の河原」には「野仏群」「千体地蔵」「教伝地蔵」がならんで、地獄の雰囲気を盛り上げている。平安時代の初め、鳥羽上皇が寵愛したという伝説の女性・玉藻前(実はインド、中国を荒らし回った妖怪九尾の狐)が、正体をを見破られ、逃げた先の那須の地で討伐されて石となったという。その後も石は毒を発して人々や生き物の命を奪い続けたため「殺生石」と呼ばれ、1385年に玄翁和尚によって3つに打ち砕かれ全国に飛散したという。
続いて白河の関跡、芭蕉は「心許なき日数重なるままに、白河の関にかかりて旅心定まりぬ。」と記している。この地を訪れることが重要であったことがうかがえる。現在はこの地には白河神社が建てられている。白河の関は奥州三古関のひとつに数えられ、奈良時代から平安時代頃に国境の関で人や物資の往来を取りしまる機能を果たしていた。その後その機能は失なわれたが、「歌枕」として文学の世界で都人のあこがれの地となり、能因法師や西行法師、平兼盛らがこの地で多くの歌を残した。芭蕉自身はこの地で詠んだ句はないが、同行した曾良が「卯の花を かざしに関の 晴れ着かな」を残している。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
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雲巌寺入り口の赤い欄干の橋
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雲巌寺入り口の赤い欄干の橋
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雲巌寺境内に上る階段
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雲巌寺山門
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雲巌寺山門から本堂を見る
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山門の近景
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雲巌寺本堂
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雲巌寺の建屋
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雲巌寺の梅の花
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鐘つき堂
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芭蕉の句碑「きつつきも 庵はやぶらず 夏木立」
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句碑の解説
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老大杉切り株、1610年~2010年の年輪
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殺生石入り口
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「賽の河原」の野仏群
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「賽の河原」の野仏群
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「賽の河原」の千体地蔵
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殺生石に続く道
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殺生石の由来
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殺生石の全景
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殺生石の近景
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「賽の河原」の教伝地蔵
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芭蕉句碑「石の香や 夏草赤く 露あつし」
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温泉神社の鳥居
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温泉神社の鳥居
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温泉神社本殿
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温泉神社本殿
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さざれ石
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白河関跡
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白河神社入り口
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白河神社の鳥居
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白河神社
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