2021/06/05 - 2021/06/05
131位(同エリア343件中)
ハンクさん
芭蕉の「奥の細道」巡りを続けており鼠ヶ関を訪れた。福島から車で約4時間、長い新潟県を北上し山形県との県境を越えた所にある。国道7号線に看板は出ているが、うっかりすると通り過ぎてしまうほど目立たない史跡だ。鼠ヶ関(念珠関)奥の細道には記載はないが、1689年6月27日(旧暦)に芭蕉はここを通過している。ここは「白河関」、「勿来関」と並び、「奥州三大古関」のひとつ、1186年、兄の源頼朝に追われた源義経一行が上陸したと言われる。歌舞伎の名場面「勧進帳」の舞台となったのは一般には現在の石川県の安宅関と言われるが、念珠関であるという説もあるという。
鼠ヶ関を経て芭蕉と曾良は乙宝寺を訪れている。新潟県胎内市にあり、市の中心から北に約5㎞の距離にある、この地域では際立って大きな寺院である。奥の細道には載せていないが、境内に芭蕉の「うらやまし 浮世の北の 山桜」の句碑が立つ。乙宝寺は奈良時代の736年、聖武天皇の勅命により、インド僧と行基菩薩が北陸一帯の安穏を祈って建てた勅願寺である。「今昔物語」、「古今著聞集」などにこの寺が記載されている真言宗智山派の寺院で、広い境内に多くの建物が建っている。なかでも1620年村上城主建立の三重塔は純和様建築で、国の重要文化財に指定されている。重厚な姿を写真でご覧いただきたい。
弥彦神社は乙宝寺から車で約1時間、二人は弥彦神社に立ち寄っている。新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦にある巨大な神社で、奥の細道には記載はないが、二人がここを見過ごすことはないだろう。神社は標高634mの弥彦山の山麓に鎮座し、弥彦山を神体山として祀る。万葉集にも歌われる古社であり、祭神の天香山命は越後国開拓の祖神として信仰された。また神武東征にも功績のあった神として武人からも崇敬された。源義家、源義経、上杉謙信などとも所縁がある。芭蕉の句碑は神社境内にはなく、徒歩5分ほど離れた宝光院に「荒海や、、」の句碑がある。
弥彦神社から車で更に2時間、日も暮れ始めたころ出雲崎に到着した。ここで芭蕉は名高い「荒海や 佐渡に横たふ 天の川」を詠んだと言われる。もちろん眼前には佐渡ヶ島の全景を見ることができる。最寄り駅はJR出雲崎駅であるが、海岸までは4-5㎞離れており、車で移動する方がよい。ここは良寛(1758-1831)の生誕の地(橘屋跡)であり、良寛座像がある。もとの屋敷は 現在地の約2倍の広さで ここは幕府のお触れを掲げた御高札場であった。正面の良寛堂は佐藤吉太郎氏の計画、安田靫彦画伯の設計によって建立されたもの。佐渡ヶ島を背景に日本海上に浮かぶ浮御堂として構想された。
今から福島までナビによれば約5時間、夕日を眺めている余裕はないので、早々に帰途についた。繰り返しになるが、新潟県は本当に横に長い。次回は市振を訪れなくてはいけないが、驚くことにここはまだ新潟県だ。次回の旅はかなりの長距離ドライブになる。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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芭蕉も通過した鼠ヶ関
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義経でおなじみの勧進帳の舞台の可能性あり
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山形県と新潟県の県境
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古代鼠ヶ関跡
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史跡念珠の松庭園
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史跡念珠の松庭園
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念珠の松庭園
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乙宝寺入り口
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国宝大日如来の石碑
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乙宝寺の弁天堂
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乙宝寺の山門
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乙宝寺の建物
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乙宝寺の三重塔
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乙宝寺の建物
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乙宝寺内部
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乙宝寺の芭蕉句碑の案内
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乙宝寺の芭蕉句碑「うらやまし 浮世の北の 山桜」
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乙宝寺の句碑
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乙宝寺の建物
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乙宝寺の建物
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乙宝寺の獅子
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乙宝寺の庭園
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弥彦神社の鳥居
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弥彦神社の内部
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弥彦神社の建物
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弥彦神社の入り口
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弥彦神社の本殿
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弥彦神社の建物
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弥彦神社の鳥居
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宝光院の入り口
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宝光院の「荒海や 佐渡に横たふ 天の川」の句碑
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日本海の眺め
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出雲崎の良寛座像
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出雲崎の良寛座像
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良寛生誕の地の良寛堂
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良寛生誕の地の良寛堂
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佐渡島を望む桟橋
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佐渡島を望む桟橋
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