2021/04/04 - 2021/04/04
529位(同エリア1034件中)
ハンクさん
「奥の細道」の句の中でどれが最高傑作だろうか?「夏草や、、」、「五月雨を、、」、「荒海や、、」などいずれ劣らぬ傑作の中でやはり「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」を上げる人が多いのではないだろうか?
「奥の細道」を辿る旅を続けて半年、やっと名高いこの句のインスピレーションを得た立石寺に辿り着いた。立石寺の登山口の階段を上って根本中堂を過ぎた所に芭蕉像と曾良像が立つ。2人は1689年の7月にここを訪れている。本文によれば、もともとここを訪れる予定ではなかったが、地元の人々が慈覚大師が開いた寺であり、格別清閑な所でぜひ訪れた方がよい、と勧められ、尾花沢から南下して訪れた、と記している。冷静に考えれば、蝉の声が聞こえれば閑かではないはずであるが、そこがミステリアスで魅力を倍加させているように思う。
立石寺は比叡山延暦寺の別院として、860年慈覚大師・円仁が開山した天台宗の名刹である。境内は広大で、1000段あるという階段を登って降りるだけでも1時間はたっぷりかかる。まず登山口を登って根本中堂、芭蕉・曾良像を見て、日枝神社、堂塔伽藍、続いて念仏堂、鐘楼を過ぎ、山門をくぐって急な階段を登る。一番上にある奥之院まで、右に左に多くの建築、石仏、岩壁が続き見どころ満載、素晴らしい、の一言だ。ちなみにこれまで見てきた数多くの芭蕉像、曾良像と比較してここで見られる像は最もリアルで美しい。ロダンの塑像を思い出すほどだ。
立石寺を訪れた後、車で約5分の「山寺芭蕉記念館」を訪れた。入場料は400円、芭蕉記念館は深川、須賀川、大垣など訪れたが、この記念館の特徴は「山寺」という周囲の環境を考慮、目の前に山寺の全景を見上げる場所に位置、芭蕉自筆の書作が多数展示されていることである。また屋外には、元米国駐日大使ライシャワー博士の紀行文碑があり興味深い。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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山寺登山道入り口
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日枝神社の登山口
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根本中堂
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立石寺本堂
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立石寺本堂
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招福布袋尊
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出羽国山寺総鎮守
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大正天皇行啓記念碑
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日枝神社の鳥居
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芭蕉像
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曾良像
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芭蕉像と曾良像は少し離れている
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「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」の石碑
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ころり往生阿弥陀如来
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山寺案内図
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道端の石像
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雪が残る参道
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急な階段が続く
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四寸道
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修行者の参道
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石像が印象的
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弥陀洞
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修行者の参道
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せみ塚
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道端の石像
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仁王門
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仁王門
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納経堂
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納経堂
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見晴台からの眺め
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石像が並ぶ
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奥之院
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仏足跡
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空也塔
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山寺芭蕉記念館
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金澤祥子書「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」
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芭蕉肖像画
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封人の家のミニチュア
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「馬の尿する」は「ばりする」と読む
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ライシャワー博士の紀行文碑
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