2021/03/14 - 2021/03/14
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クリント東木さん
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江戸東京博物館で「古代エジプト展」を鑑賞しました。開幕から時間が経っており、空いているのかと思いきや、まだまだ人が多く驚き。展示されていた像やマスク、棺の数々は全く違う世界観で作られており引き込まれました。鑑賞後は、初めての両国の街を散策しました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル
PR
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両国駅改札前には関取の手形がずらり。
両国駅 駅
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改札。駅名の書体も江戸文字。やはり両国は相撲抜きでは考えられないですよね。
両国駅 駅
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そう言えば今日は3月場所初日。何か街の雰囲気もざわざわ。
両国国技館 名所・史跡
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ビルの地下のような江戸東京博物館入口。アルコール消毒、検温を終え入館。
全てはご紹介できませんが、印象に残ったものを何点か。江戸東京博物館 美術館・博物館
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「腹ばいになる山犬の姿をしたアヌビス神像」がお出迎え。
アヌビス神とはヘリオポリス9柱神の中のオシリス神とネフティス女神との間に生まれた神で山犬頭の人物、または厨子の上に横たわる山犬の姿で表現されます。墓地や死者の守護神であるとともにミイラ作りの神としても知られています。江戸東京博物館 美術館・博物館
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右「背面にジェド柱を持つオリシス神の小像」
左「ホルス神に授乳するイシス女神の小像」江戸東京博物館 美術館・博物館
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「ナイル神の像」(上半部)
途中のパネルやアニメーションのビデオで古代エジプトの神々や死生観について分かり易く解説しています。江戸東京博物館 美術館・博物館
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「ハトシェプスト女王のスフィンクス像」(胸像)
江戸東京博物館 美術館・博物館
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「デモティックの銘文のあるパレメチュシグのミイラマスク」
部分的に金箔が貼られ、華美に装飾されたカツラを着用し多数の守護神やその象徴が描かれています。これは美しく目を惹きます。江戸東京博物館 美術館・博物館
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「ネスコンスパケレドという名の女性のカルトナージュ棺」
カルトナージュ棺とはミイラを保護するための覆いで死者の領域を毎日旅する太陽神に現生の日の出まで同行したいという死者の願望を暗示しています。江戸東京博物館 美術館・博物館
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「カイレトカプという名の女性の人型棺・内棺」
江戸東京博物館 美術館・博物館
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「タシェリトエンアメンという名の女性のミイラのカルトナージュ」
プトレマイオス時代からミイラを覆うカルトナージュは1枚で作らられるものではなくなり、分割された。それら全てに精緻な装飾と金箔が施されており、金色は「神々の肉体」として死者の神性さを強調しています。江戸東京博物館 美術館・博物館
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「王の書記サアセトの人型棺蓋」
遺体の損傷を防ぐためにミイラは石棺に納められ、石棺に施された装飾は死者を保護することを意図していました。江戸東京博物館 美術館・博物館
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「タイレトカプという名の女性の人型棺・外棺」
解説を読んでもすぐには理解できない部分も少々ありましたが、ここでしか見れないものも多く、全く違う文化に触れるいい機会でした。江戸東京博物館 美術館・博物館
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江戸東京博物館を後にし、両国の街を散策。
まず向かったのは横網町公園。横網町公園 公園・植物園
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公園内にある東京都慰霊堂にお参り。
東京都慰霊堂 名所・史跡
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花でカラフルな音符が描かれていると思ったら、これは「東京空襲犠牲者を追悼し、平和を祈念する碑」。現在の平和と繁栄が尊い犠牲の上に築かれたものであるという事は忘れてはいけませんね。
東京空襲犠牲者を追悼し平和を祈念する碑 名所・史跡
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続いてすぐ傍にある旧安田庭園へ。元禄年間(1688~1703)に徳川5代将軍綱吉の生母である佳昌院の実弟、本庄因幡守宗資が下屋敷として拝領しこの庭園を築造したと伝えられています。明治になって旧備前岡山藩主池田章政伯爵邸となり、明治24年に安田財閥の創始者である安田善次郎の所有となったもの。
旧安田庭園 公園・植物園
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非常に気持ちのいい公園で、中心には心字池。
旧安田庭園 公園・植物園
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反対に周ると背後にはスカイツリー。上から見ると「心」という字に見えるようですが、池端からでは今いち分かり難い。
旧安田庭園 公園・植物園
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江戸時代に庭園が造成された時には「潮入」と呼ばれる技法がとられ、隅田川から水を引き込み、潮の干満によって池の水位を上下させ、それと共に見え隠れする岩や護岸、浮沈する島等の景観変化を楽しんだそう。なかなか風流ですね。この水量調整のためにつくられたのがこの水門。現在は使われておらず、貯水池から水を移動させることで潮入を再現しているそうです。
旧安田庭園 公園・植物園
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西門から出ると、「花の生涯」で有名な「舟橋聖一生誕の地」の碑。
舟橋聖一生誕の地 名所・史跡
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駅に向かい歩いていくと、「御蔵橋跡」。
高札 御蔵橋跡 名所・史跡
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両国国技館を横に見ながら
両国国技館 名所・史跡
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ベンチに描かれているのは北斎の「絵本隅田川両岸一覧」。両国橋を渡る人の多さで当時の賑わいが伺えます。左端に描かれているのが御蔵橋で、
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現在この道路の起伏がその痕跡を残すのみ。
高札 御蔵橋跡 名所・史跡
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「百本杭跡」
総武線の鉄橋辺りの隅田川の湾曲した東側に、護岸のために打たれていたもの。明治の初め事までは鯉の釣り場として有名だったそうです。現在はこの看板のみ。百本杭跡 名所・史跡
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高架を潜り、国技館通りには貴乃花(右上)、曙(左上)、稀勢の里(右下)、日馬富士(左下)の手形。反対側には若乃花のものをありちょっと懐かしい。今のご時世じゃなければ手を当てて大きさを比べることろですが…。
そろそろ昼食へ。国技館通り 市場・商店街
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両国の人気店、はせ川。満席で30分ほど待って店内へ。
注文したのはヒレカツ定食(180g)。ご飯、なめこ汁がセットです。はせ川 グルメ・レストラン
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極上ロースカツ定食。久しぶりにトンカツを食べると旨いですね。
因みに12時過ぎに退店すると30人以上並んでおられたので早めの入店が良さそうです。はせ川 グルメ・レストラン
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昼食後は回向院へ。すぐ横が旧国技館だったんですね。
旧国技館跡 名所・史跡
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旧国技館は明治42年に回向院の境内に開館しました。日本初のドーム型鉄骨の建物だった事から大鉄傘(だいてっさん)とも呼ばれたそう。
旧国技館跡 名所・史跡
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回向院正門。回向院は明暦3年(1657)、大惨事となった明暦大火(俗に振袖火事)に依る、10万人以上の犠牲者を弔うために建立されました。
回向院 寺・神社・教会
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境内に入るとまず目に入るのが「力塚」。回向院は相撲の興行が行われた初めての場所。天保4年(1833年)10月からは境内の掛け小屋で相撲の定場所として年に2回興行が開かれました。この力塚は昭和11年に歴代相撲年寄の慰霊のために建立されたもの。大きさもさることながら、力強い石碑です。
回向院 寺・神社・教会
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本堂の天井には鳴龍。手を叩くと、高音の反響があり、これが龍の鳴き声のように聞こえます。
回向院 寺・神社・教会
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御本尊は阿弥陀如来。静かに手を合わせました。
回向院 寺・神社・教会
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そして境内には明暦3年の江戸大火による犠牲者の供養塔。
この他、海難事故による溺死者、犬や猫の供養塔が多くあり埋葬供養されています。回向院 寺・神社・教会
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鼠小僧供養墓。供養墓の前にあるのが供養碑、別名「欠け石」と呼ばれているもので、この石を削り財布や袂に入れておけば金回りが良くなるそうです。以前はこれにも「教覚速善居士」と刻まれていたようですが、現在はその文字すら見えません。
回向院 寺・神社・教会
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横にあるのが猫塚。猫を可愛がっていた魚屋が生活に困窮すると、2両くわえて戻り助けます。その猫がある商家で2両くわえて逃げようとしたところ見つかり、奉公人に殺されました。それを知った魚屋と商家の主人は、遺体を回向院に葬ったそうです。
回向院 寺・神社・教会
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次に本所松坂町公園へ。この公園は「忠臣蔵」で知られる吉良上野介義央の上屋敷跡。所謂討ち入りの舞台となった場所。年を経てその面影もなくなり、地元の町会有志が遺跡を後世に伝えようと旧邸跡の一角を購入し、史蹟公園として東京都に寄付したもの。
本所松坂町公園 公園・植物園
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公園内には「吉野上野介義央公座像」が鎮座。テレビ等で良く見るのはこの像だったんですね。「忠臣蔵」では悪役ですが、地元三河では評判が良く、新田の開発や塩業の発展に尽力するなど多くの事業で成功を収めました。
本所松坂町公園 公園・植物園
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そして「吉良公御首級(みしるし)洗い井戸」
本所松坂町公園 公園・植物園
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「吉良家家臣の石碑」などが残されています。
本所松坂町公園 公園・植物園
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最後に向かったのは両国公園。ここは勝海舟生誕の地。ここは勝海舟の父、小吉の実家である男谷家があった場所。さすがに立派な石碑です。後ろにはパネルの解説があり、日本の歴史にどう貢献してきたかが一目で分かります。
勝海舟生誕の地 名所・史跡
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横には勝海舟が愛用した椅子を模したオブジェ。
エジプト展では全く違う文化に触れ、両国の街では詳しくなかった歴史を改めて勉強でき、いい1日となりました。先日の渋谷、亀戸といい知らない街を歩くのも楽しいですね。勝海舟生誕の地 名所・史跡
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