GWはアート・ウィーク　「東寺」「ギュスターヴ・モロー展」「トルコ至宝展」「ウィーン・モダン」「クリムト展」鑑賞

2019/05/11 - 2019/05/11

今年のゴールデンウイークの旅行記が続々とアップされ、皆さまの楽しげな様子や温泉、観光地などを拝見し、全く旅行に行かなかった我が家ですが、少し御裾分けを頂いたように旅行気分を味わっております。ありがとうございます。我が家のゴールデンウイークは、4月に行けなかった映画、美術展などを纏めて鑑賞する、アート・ウィークになりました。合わせて、普段いけないグルメを堪能。ゴールデンウイークと翌週の11日分を加えた備忘録です。

4月27日　築地すし大にて昼食　映画「ブラック・クランズマン」鑑賞
4月28日　東京国立博物館にて「国宝　東寺ー空海と仏像曼荼羅」鑑賞
　　　　　ヴェヌス・サウス・インディアン・ダイニングで昼食
5月5日　パナソニック汐留美術館にて「ギュスターヴ・モロー展」鑑賞
　　　　　俺のスパニッシュで夕食
5月6日　国立新美術館にて「トルコ至宝展」「ウィーン・モダン」鑑賞
5月11日　東京都美術館にて「クリムト展」鑑賞
　　　　　キエチュードで昼食

エリア 上野・御徒町(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

映画館は日比谷なのですが、築地まで来ました。まず築地すし大さんで昼食。2階のテーブル席に案内されました。

築地すし大 本館 グルメ・レストラン

おまかせにぎりを注文。3カンずつ提供されます。
一皿目　平目　甘エビ　鰹

築地すし大 本館 グルメ・レストラン

二皿目　金目昆布〆　ヒサマサ　赤貝
この赤貝が歯ごたえも良く美味しかったです。

築地すし大 本館 グルメ・レストラン

三皿目　雲丹　卵焼き　鯵
雲丹かイクラで雲丹を選択。特上ではありませんが、上物でした。（相方はイクラ）

築地すし大 本館 グルメ・レストラン

四皿目　大トロ炙り　穴子　巻物（ネギトロ・ヒモキュウ）
大トロ炙りは思っていたほどの感動はありませんが、穴子まずまず。

築地すし大 本館 グルメ・レストラン

五皿目（お好みの1カン）　鮪中トロ　（相方は）小肌
結局最後の鮪中トロが一番旨かったです。欲を言えば飛びぬけて旨いと思うものが2～3カン欲しいところ。

その後シャンテシネで映画「ブラック・クランズマン」を鑑賞。久しぶりにスパイク・リーらしい映画で、挑発的で非常に楽しかった。「グリーンブック」も鑑賞済で非常にいい映画なのですが、好みで言えばこちら。

築地すし大 本館 グルメ・レストラン

4月28日は東京国立博物館へ。開場15分ほど前に到着するも、すでにこの行列。しかし意外と早く入場できました。

東京国立博物館 美術館・博物館

平成館で「国宝　東寺ー空海と仏像曼荼羅」展。

東京国立博物館 美術館・博物館

両界曼荼羅図など興味深く鑑賞。中でも第4章の15体の立体曼荼羅は圧巻。

帝釈天騎象像だけが撮影可でした。
左前から。

東京国立博物館 美術館・博物館

右前から。

東京国立博物館 美術館・博物館

正面。

東京国立博物館 美術館・博物館

象。

東京国立博物館 美術館・博物館

帝釈天。

東京国立博物館 美術館・博物館

帝釈天のお顔をアップで。

東京国立博物館 美術館・博物館

鑑賞を終え、次回の美術展のチラシの横に散策マップがあり庭園を散策。東京国立博物館裏側になります。

春草蘆。

池。東京国立博物館の裏側。こんな静かな所があるとは知りませんでした。

九条館。人も少なく、木々の間の散策は心地よかったです。

昼食は御徒町の先にあるヴェヌスサウスインディアンダイニングで。

ヴェヌス サウス インディアン ダイニング 御徒町店 グルメ・レストラン

ノンベジセット。
コーンとほうれん草のカレー、ミックス野菜のカレー、ラッサム、チキンペッパーカレー、玉子のココナッツカレー、チキンティッカ、ワダ、パヤサム、サラダ）中央にマトンビリヤニ。
リーズナブルにミールスが頂けるのですが、もう一工夫必要かと。

ヴェヌス サウス インディアン ダイニング 御徒町店 グルメ・レストラン

パンはプーリー、チャパティ、ナン、ドーサから選べ、ナンを。

ヴェヌス サウス インディアン ダイニング 御徒町店 グルメ・レストラン

ドリンクはチャイとラッシー。

ヴェヌス サウス インディアン ダイニング 御徒町店 グルメ・レストラン

5月5日は午後からパナソニック汐留美術館へ。「ギュスターヴ・モロー展」。

パナソニック汐留美術館 美術館・博物館

撮影可なのはこのポスターだけでした。
魅惑的な絵が多く、「一角獣」「エウロペの誘拐」などその世界のどっぷり浸れます。ファム・ファタルとしての女性の描き方は素晴らしく、分かっていても惹かれていく男性の気持ちはよく分かります。私には全く経験がありませんが…（笑）

パナソニック汐留美術館 美術館・博物館

「出現」（チラシから）
（習作を含め）サロメを執拗に描き続けて完成させた今作は傑作。少々オカルトチクな要素もありますが、洗礼者ヨハネの首と対峙するサロメは是非間近で見ることをお勧めします。（私なりに感じた事はありますが、ここでは敢えて書かずに置きます。）

記念写真。

パナソニック汐留美術館 美術館・博物館

夕食は俺のスパニッシュへ。当日朝予約しました。16時入店。

俺のスパニッシュ グルメ・レストラン

ワイン。

俺のスパニッシュ グルメ・レストラン

タパス3点盛り合わせ。

俺のスパニッシュ グルメ・レストラン

俺のサラダ（ハーフ）。ボリュームがすごい。

俺のスパニッシュ グルメ・レストラン

シーフードパエリア。魚介の旨味たっぷり。

俺のスパニッシュ グルメ・レストラン

子羊ソテー。火の通し方も良く、中々旨かったです。

俺のスパニッシュ グルメ・レストラン

5月6日は午後から国立新美術館へ。

国立新美術館 美術館・博物館

前の広場には吉岡徳仁さんの「ガラスの茶室 ー 光庵」が展示されていました。

因みにこの建物は黒川紀章氏と日本設計の共同体による設計。この曲線とガラス張りの外壁が近代的な印象です。

国立新美術館 美術館・博物館

まず2階の「トルコ至宝展」へ。

国立新美術館 美術館・博物館

館内入口の看板。

国立新美術館 美術館・博物館

館内で撮影できるものはありませんでした。
宝石の数々は素晴らしいのですが、それ以上に床用敷物やザール・ベルデ（壁用カーテン）のデザインが興味深かったです。サーイェ・バーン（日陰テント）は山で使ってみたいですね。（絶対無理ですけど）またチューリップへの拘りが凄く、あらゆるものにデザインされていて、これも見どころの一つです。

記念写真。

国立新美術館 美術館・博物館

続いて1階の「ウィーン・モダン」展へ。

国立新美術館 美術館・博物館

非常に見所が多い美術展でクリムトの「パラス・アテナ」は異彩を放っていました。またあまり詳しくなかったウィーン分離派の事も少し分かり、分離派のポスターやグラフィックも洒落ていて素敵。

そして撮影可だったのがクリムトの「エミーリエ・フレーゲの肖像」。
この衣装もモダンで1900年当時としては最先端だったと想像できます。そして何より素晴らしいのはこういう体にフィットする衣装を着こなしているエミーリエ・フレーゲ。アパレルショップを経営していたとは言え、見事。

国立新美術館 美術館・博物館

自立している女性の力強さがにじみ出ています。

国立新美術館 美術館・博物館

そして国立新美術館の1階フロアーに世界で25台しかないグランドピアノが展示されていました。クリムトの代表作の「アデーレ・ブロッホ＝バウアーの肖像 I」が描かれています。

国立新美術館 美術館・博物館

まさかこんな形で見れるとは思っていませんでした。

国立新美術館 美術館・博物館

5月11日は東京都美術館へ。「クリムト展」。

東京都美術館 美術館・博物館

「ユディトⅠ」「ヌーダ・ヴェリタス（裸の真実）」など非常に印象に残る絵が多かったです。選ぶモデルが現代的な顔立ちで素晴らしいのですが、それを凌駕する作風で見応えがありました。そんな中でお気に入りはクリムトの姪を描いた「ヘレーネ・クリムトの肖像」。6歳にしては少し大人びた風に見えますが、どこかあどけなさも残るいい絵でした。

もし可能であれば「ウィーン・モダン」展の後でこちらを鑑賞すると、ウィーン分離派の事も非常に理解しやすく、お勧めです。
合わせたわけではないでしょうが、「ギュスターヴモロー展」「ウィーンモダン」「クリムト展」と同じ時代のものが揃い、それらを続けて見れた事が非常に幸運。理解も深まり良かったです。特にギュスターヴモローの絵は今まであまり見ていなかった事もあり強烈な印象が残りました。

東京都美術館 美術館・博物館

昼食を食べに、下谷神社へ。知らずに向かったのですが、当日は大祭で屋台がずらり。

下谷神社 寺・神社・教会

鳥居。

下谷神社 寺・神社・教会

横ではお囃子の演奏もあり、賑やか。

下谷神社大祭 祭り・イベント

神輿も準備されていました。

下谷神社大祭 祭り・イベント

そして参拝。
開店時間まで少しあるので、周辺を散策。懐かしい屋台や下町らしい風情を見ることができました。

下谷神社 寺・神社・教会

昼食を予約したのは下谷神社前にあるキエチュード。今日は屋台に囲まれています。

キエチュード グルメ・レストラン

グラスでワイン。ソーヴィニヨン・ブランです。

キエチュード グルメ・レストラン

オーダーはランチコース。＠3000円（税抜）
猪肉のパテ・ド・カンパーニュ。
エディブルフラワーも綺麗で、ハニーマスタードが味を引き締めます。

キエチュード グルメ・レストラン

パン。

キエチュード グルメ・レストラン

桜海老のマリネと鎌倉野菜のサラダ。
野菜、桜海老とも美味しくパプリカのソースが旨く纏めていました。

キエチュード グルメ・レストラン

メカジキのポアレとズッキーニ。
火の通し方が素晴らしく、身に弾力があります。タプナードのアンチョビの塩分がしっかりあり、合わせると旨いです。

キエチュード グルメ・レストラン

宮崎県産あべ鶏もも肉のスパイシーロースト。
皮は香ばしく、ジューシーな仕上がり。クミンベースのスパイスも味を引き立てています。

キエチュード グルメ・レストラン

ナッツ風味のクレームブリュレ　ラズベリーアイス　　
直前にキャラメリゼしているので、硬めで砕くとパリパリした食感が楽しい。ナッツの香ばしさ、カスタード部分の濃厚なコク、ラズベリーアイスの甘酸っぱさを含め美味しい。

キエチュード グルメ・レストラン

コーヒー。
若い方には少ないかもしれませんが、私達ではちょうどいい量で大満足。キエチュードさんは雰囲気も良く、料理も美味しいのでお勧めです。

以上が我が家の今年のゴールデンウイーク。ご覧頂きありがとうございました。

キエチュード グルメ・レストラン