2020/12/01 - 2020/12/01
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FUKUJIROさん
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世界遺産・平等院鳳凰堂が創建された頃、平安京には末法思想が広まっていました。お釈迦様が亡くなって1500年後には仏法が廃れ、世の中が乱れてしまうという考えです。実際に飢饉や天災が相次ぎ、平安貴族たちは不安な日々を過ごしていました。
同じ頃、政治の実権を握った藤原氏は栄耀栄華を極め、摂政・藤原道長は「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも 無しと思へば」と詠みました。その藤原道長の別荘「宇治殿」を、道長の死後、永承7年(1052年)長男である藤原頼道が寺院に改めました。
翌天喜元年に定朝作阿弥陀如来を安置した阿弥陀堂を建立し、さらに法華堂や五大堂などの諸伽藍が造営されています。
阿弥陀堂は後に鳳凰堂と呼ばれ、中堂を中心にその左右に翼廊がひろがる姿を見せています。鳳凰堂の前面には池を配した庭園が広がり、西方極楽浄土を模した造りとなっています。
1日目:京都府宮津市へ直行し、街歩きをしました。
2日目:天橋立を観光して、京都市内へ移動。
3日目:京都市内を観光。
4日目:トロッコ列車に乗り、嵐山を散策。京都市内を観光。
5日目:宇治を観光。
6日目:市内を観光後、帰宅。
コロナ禍のため、帰宅後2週間以上経過してから旅行記を公開しています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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JRで宇治へ向かう途中、稲荷駅で下車しました。
全国に30,000社あるといわれる稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社に立ち寄りました。 -
大鳥居と参道。奥の小山が、稲荷信仰の原点である稲荷山(232m)です。
和銅4年(711年)2月初午の日、伏見稲荷大社の御祭神である稲荷大神様が稲荷山に御鎮座されたと伝わっています。 -
稲穂を銜えたお狐様。
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参道と二の鳥居。
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この日は12月1日、月次祭を拝観するために立ち寄りました。
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楼門。天正17年(1589年)豊臣秀吉によって造営されました。
重要文化財です。 -
楼門の随身像・右大臣。
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楼門の随身像・左大臣。
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外拝殿。天保11年(1840年)の造営です。重要文化財。
神無月の真っ只中、出雲国に出張中とは知りながら、お参りしました。
月次祭は9時から始まり、約40分間この外拝殿の脇で拝観しました。 -
本殿。「稲荷造」と称されています。重要文化財。
応仁の乱で境内の全てが焼失し、明応3年(1494年)に再建されました。 -
神楽殿。
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お山への鳥居。
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奥宮。御祭神は稲荷大神です。桃山時代・天正年間の建立で、本殿と同じ流造、他の境内社とは別格とされています。重要文化財。
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白虎社。稲荷大神の眷属を祀る唯一の社、御祭神は命婦専女神(みょうぶとうめのかみ)です。元禄7年(1694年)造営。重要文化財。
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千本鳥居。稲荷の鳥居は社殿と同じく「稲荷塗」といわれ、朱をもって彩色するのが慣習となっています。
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奉納された鳥居は、お山全体では一万基以上あるといわれています。
自ら繁盛してこそ、商売繁盛の神様ですね。外国の方もチラホラ。 -
ここからは鳥居の列が左右に分かれますが、右側通行なのに逆歩行している人も結構いました。
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お山は広いので、今回は千本鳥居をぐるっと回って下りてきました。
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珠を銜えたお狐様。
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鍵を銜えたお狐様。
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藁を銜えたお狐様。
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稲穂を銜えたお狐様。
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狛犬(阿形)。
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狛犬(吽形)。
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大鳥居(内側)。デイリーヤマザキの左側がJR稲荷駅です。
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JR稲荷駅。これから宇治へ移動します。
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JR宇治駅。宇治川を挟んで反対側に京阪宇治駅もあります。
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宇治橋西詰を目指しています。
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宇治橋を西詰から撮影しました。
宇治橋は、大化2年(646年)に建造された非常に歴史のある橋で、瀬田の唐橋、山崎橋(現存しない)とともに日本三古橋といわれています。 -
現在の宇治橋は、平成8年3月に架橋されたもので、長さは155mあります。檜造りの高欄は、擬宝珠を冠した木製高覧という伝統的な形状を使用し、擬宝珠は、現存する最古の寛永13年(1636年)の刻印がある擬宝珠と形状・大きさを合わせています。
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夢浮橋広場には、夢浮橋之古跡の石碑と紫式部像が建っています。
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紫式部石像。源氏物語の最後の十帖が宇治を舞台にしたことを記念し、平成15年に建立。
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縣(あがた)神社の一の鳥居。正面の道路が縣神社への参道。
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左側の細い道が平等院への参道。
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両側にはお茶屋さん、お土産屋さんが立ち並んでいます。
30年ぐらい前に来たときは、辺り一面にお茶の香りが漂っていましたが、今回は全く香りませんでした。 -
寺島屋弥兵衛商店の裏口には憎めない顔をした鬼がいます。
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平等院の入り口。
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平等院の入り口。
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奥に見えているのが、北門です(造りは南門と同じです)。入り口で拝観料を払います。ミュージアム鳳翔館の入館料も込みで大人600円。
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辻利右衛門像(つじりえもんぞう)。平等院正門横に胸像が立っています。辻利右衛門は、玉露製法の確立と茶櫃の考案により宇治茶の復興に大きく貢献した人物です。宇治茶の老舗「辻利」の創業者。
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観音堂。重要文化財。境内北側、表門(北門)を入って左側に建っています。鎌倉時代初期の建築で本堂跡に建てられ、御本尊十一面観音立像(平安時代後期)を安置していました。その隣には藤棚が作られています。
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北翼廊。中堂を正面にして向かって右側の廊。
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平等院は、17か所の寺社と城郭で構成されている世界文化遺産「古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)」の構成資産です。
鳳凰堂は藤原氏の栄華を今に伝えるほぼ唯一の遺構だと言われています。 -
中堂の左右に翼廊が広がり、中堂の背後には尾廊が設けられています。
鳳凰堂は内部拝観が可能ですが、火曜日にもかかわらず2時間待ちなので、諦めました。
鳳凰堂は池の中島に建てられているため、その姿が水面に写り、さながら極楽浄土の宮殿が池に浮かんでいるように見える造りです。 -
鳳凰堂中堂。堂内中央には、御本尊の阿弥陀如来坐像を安置しています。
平安時代後期の仏師・定朝の作で、現存している仏像の中で定朝が作ったものと確証があるのはこの阿弥陀如来坐像だけと言われます。
屋根の上には鳳凰(複製)が付けられています。 -
鳳凰堂の正面の窓からは阿弥陀如来のご尊顔を拝すことができます。
iPhoneでも、かすかに写すことができました。 -
周辺の阿字池は極楽浄土にある宝池をあらわしています。浄土の世界をこの世にあらわした庭園の姿は浄土式庭園と呼ばれます。
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阿字池の南側から。
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南翼廊。中堂を正面にして向かって左側の廊。
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平等院ミュージアム鳳翔館、境内南側にある博物館で、平成13年に開館しました。入り口から撮影禁止なので、創建当時の姿をCGで再現したものや鳳凰(本物)がありましたが、すでにほとんど忘れています。
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平等院ミュージアム鳳翔館を出たら、忘却の早さは矢のごとし。
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鐘楼。音の三井寺、銘の神護寺、姿形の平等院をもって天下の三名鐘と言われます。美しいその姿は国宝に指定されています。
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梵鐘には銘がありませんが、平等院ができた前後に造られたものと言われ、鳳凰や飛天、獅子や唐草などの文様が浮きあがるように彫刻されています。
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外の鐘楼に置くのは傷みの不安があることから、現在鐘楼にあるものは複製品で、現物は平等院ミュージアム鳳翔館にあります。
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南門。北門と全く同じ造りです。
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塔頭へ続く参道です。
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養林庵書院(重要文化財、奥の檜皮葺の建物、非公開)。慶長6年(1601年)に伏見城から移築された桃山様式の建物です。養林庵は隣の浄土院の管理となっています。
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塔頭・浄土院。浄土宗の栄久上人が平等院の修復のために明応年間に創建しました。平等院は、特定の宗派に属さない単立寺院となっていて、塔頭である最勝院と浄土院が毎年交代で管理しています。
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浄土院。お堂には御本尊の阿弥陀如来坐像が安置されています。正面には救世船乗観音像が置かれていました。大東亜戦争後に盗難に遭い、復元されたものです。
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救世船乗観音像。旅の安全を祈る旅人や家族の方、航海の無事を祈る方、人生を長い旅路として一生涯の無障を願う人々などの崇敬を集めていました。
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羅漢堂。茶師星野道斎とその息子たちにより、先祖の追善のため寛永17年(1640年)に建立されました。
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宇治茶祖 竹庵の碑誌。元禄12年。
上林加賀守久重の4男・政重は竹庵家を興し、お茶頭取として宇治郷の代官家になりました。現在、宇治で茶業を営む上林春松家は3男・秀慶が興した春松家で、徳川将軍家の御用達でした。 -
石造 層塔。詳細不明ですが、高さ3.8mの十一重塔です。
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石碑と宝篋印塔。一番左は、通圓の墓。源頼政の家臣であった古川右内は、宇治川橋合戦で討ち死にしました。その子孫は代々通圓と称して、旅人に茶を供したと伝わり、宇治橋東詰めには通園家の後裔が通園宇治本店を営業しています。
後方に、中堂(背面)が見えます。 -
尾廊と中堂(背面)。
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塔頭・最勝院の不動堂。不動堂には御本尊の不動明王像、役小角像が祀られています。
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源頼政の墓。保元元年(1156年)に起きた保元の乱で源義朝に従い後白河天皇を警固しました。続く平治の乱では平清盛に与して清盛の信頼を得て、従三位に昇りました。
後に、後白河天皇の第3皇子である以仁王とともに平家打倒に立ち上がり(治承の乱)ましたが、この付近で平家軍に破れました。 -
最勝院庫裏。最勝院は、承応3年(1654年)に京都東洞院六角勝仙院(住心院)の僧が開創しました。
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扇の芝。北門を入ってすぐ左手です。
平家軍に攻められた源頼政は、以仁王を逃がすため平等院に立てこもり、治承4年(1180年)5月26日この「扇の芝」付近で自害したと伝わっています。 -
扇の芝の要の位置から。
源頼政は、自害する時に軍扇を開き「南無阿弥陀仏」と唱えたことから、この場所を扇の芝と呼ぶそうです。 -
源頼政の時世の句碑。
「埋木の 花咲く事も なかりしに 身のなる果は あはれなりける」 -
相伝 三位源公之墓地籍...
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扇の碑。
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縣神社にやって来ました。縣神社は宇治地域の地主神であり、平等院の鎮守です。御祭神は、木花開耶姫命(このはなのさくやひめ)、火の神様です。
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創建不詳ですが、平安時代の蜻蛉日記にも登場しています。
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縣井(あがたい)。鳥居をくぐってすぐ左側に井戸があります。
平安時代以来の歌枕で古歌にもしばしば詠まれています。 -
縣の森。かつて神社の境内には巨木が鬱蒼と繁っていたそうで、樹齢500年以上といわれる御神木の椋木が立っています。高さ約26m、幹周り約4.4m。
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拝殿。昭和11年(1936年)に再建。
社伝によれば平等院建立にあたり同院総鎮守となり、藤原氏の繁栄を祈誓したとあります。御祭神の木花開耶姫命は「貞操の女神」と崇められ、家運隆盛と商売繁盛、結婚、安産の守護神として敬われています。 -
梵天(ぼんてん)奉納所。
6月5日に行われる「縣祭」では、明かりの消された境内から神移しされた梵天が渡御されます。その梵天が鎮座されています。 -
句碑と木の花桜。
市内の俳句結社「幡の会」の主宰者土田克己さんの句碑が建てられ、木の花桜と呼ばれている枝垂れ桜があります。 -
宇治橋と紅葉を描いています。
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縣神社から参道を戻り、路地を入ったところで見つけました。
とり菊。宇治の名物、抹茶うどんがあるようです。 -
これで800円はお得でした。抹茶うどんも美味しかったです。
ちょっと無口な親父さんがいるだけで、お客さんはいませんでした。 -
飛雲。
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橘橋を渡って橘島(中の島)へ、そして対岸にある宇治神社と世界遺産・宇治上神社を目指します。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
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