2025/10/07 - 2025/10/07
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スネフェルさん
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宇治市にある源氏物語ミュージアムにやってぎした。
宇治駅からはちょっと距離があるので、行きはタクシーで向かい、帰りは徒歩で戻りました。
歩くと15~20分くらいですが、街並みを見ながらの散策は退屈はしません。
夏の暑い日は苦痛ではありますが・・・
ミュージアム自体は落ち着いた雰囲気の建物です。
内装も平安時代をリスペクトしていて、良い雰囲気です。
展示内容は平安時代や平安時代から続く文化(香道)などの紹介と、源氏物語自体の紹介の基本二本立てです。
場所が宇治なので、「なぜ宇治十帖を紫式部は加えたのか?」の展示・紹介・解釈があるかな、と思ったのですが、これらの内容は無く、「光源氏終焉の地としての宇治」の紹介があるのみでした。
まぁ、これはこれで良いんですが・・・
光源氏無きあとの世界を描く意図にこそ、源氏物語の面白さがあると個人的には思うのですが。
解釈の点での物足りなさはともかく、小説に関するミュージアムとしては一流の部類にはいると思います。
展示物や映像は綺麗かつ分かりやすく、美しさも感じます。
世界最古の小説の展示にふさわしい内容です。
入館者には外人も散見されました。
外人にはしちむずかしい日本語の解説なんか、わからないので、このイメージ展示で十分なのかもしれません。
それならそれで、大和和紀の「あさきゆめみし」の展示くらいしても良いのではないかなぁ・・・
個人的には源氏物語に興味をもったきっかけが「あさきゆめみし」だったので。
国語が嫌いな子供でも、あの「あさきゆめみし」は面白く読めると思うので。
「あさきゆめみし」はフランス人が歴史を学ぶときの「ベルサイユのばら」みたいなものだと思うんですよね。
大和和紀の展示を加える事を望む(笑)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
JR宇治駅下車。
「茶壷」の郵便ポストがお出迎え宇治駅 (JR) 駅
-
宇治川を渡る。
鵜が魚を狙っていた(笑) -
宇治といえば抹茶。
川沿いの茶屋には外人さんが溢れてました。 -
源氏物語ミュージアムに到着。
造りは少し変わっていて、スロープを登ってしか入口には行けません。 -
入口玄関は水場の上。
平安時代の庭園の近くに建つ寝殿のイメージ
(こんな距離感でなかったことは承知しているけど、この雰囲気は有りですね) -
「響け!ユーフォニアム」が源氏物語と関係あったか、は知らないけど、このアニメは京アニ(京都アニメーション)だから、これはこれでアリなのかなぁ・・・
-
館内の展示室への廊下。
行燈と天板が良きイメージ。
建物全体に感じられるのが、現代建築でありながら、全体的に平安時代の寝殿の中をイメージさせる点。
この手の展示館はとかく「前衛的」な内装になりがちですが、ここは全般に落ち着き、日本の伝統や平安文化へのリスペクトを感じました。
「パヨク」が設計に絡んでいないのでしょうね -
企画展がありました(内部は撮影禁止)
源氏物語の江戸時代にける「二次創作」本の展示でした。
「薄い本」の存在は現代では知らない人の方が少ないですが、江戸時代にその存在があった、というのは面白い。
日本文化(サブカルチャー)の奥深さを知る良い機会でした。 -
常設展示エリアへ。
垂纓冠と蝙蝠扇がお出迎え。
光源氏と紫の上のイメージかな? -
ジオラマは平安貴族の邸宅のイメージ。
実際にこのようなあ場面はなかったと推察されるけど、イメージは湧きやすい。
女性二人が遊んでいるのは貝合わせかと思ったけど、囲碁でした。 -
牛車。
実物大みたいだけど、乗り降りは大変そう。 -
のれんのような隠し出口を抜けると、現代的でありながら、どこか和風な通路が現れます。
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先の部屋では平安時代のイメージを示す展示がメインでしたが、別の部屋では物語の世界を表す展示が。
-
暗い部屋のスクリーンでは次々と移ろう景色が移されていました。
これは秋のイメージ。
美しい。 -
最期の部屋。
こちらは物語から現代につながる展示が中心。 -
物語の年表が壁一面に。
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香道には詳しくないのですが、源氏香という香りの重ね方の考え方(設計に使い?)があるとの説明文。
始めて知ったので、なかなか興味深い。 -
源氏香の表し方はこのような記号で説明する、とあります。
五つの香りの組み合わせとはいえ、組み合わせ記号のなんと多彩なことよ!
香道って奥が深いんですね -
香木の説明もありました。
-
香炉もありました。
-
奥の休憩スペースで1杯。
ちゃんと煎れたお茶って、なんで1杯目が甘いんだろう? -
おまけ。
宇治市のマンホール。
「源氏物語の街」と言っていても、郷土のイメージは源氏物語ではなく、宇治川なんですね。
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