太地町で鯨を食べた思い出。

2014/07/17 - 2014/07/18

タイトルに共感しない方は、誠に恐縮ですが、このページからの退出をお願いします。
私が子供の頃はまだまだ日本全体が貧しく（もちろんお金持ちもいました）、私の家はさらに貧しい方だったように思います。
子供の頃に自宅でお肉を食べた記憶がありません。小学校の給食で食べた鯨肉の美味しかったことは、生涯忘れないでしょう。鯨の竜田揚げが大好きで、本当に給食が楽しみでした。
昨年末、日本はやっと国際捕鯨委員会の脱退を決めました。
報道に寄れば、今年の7月には商業捕鯨が再開されるようです。
今回の報道から、2014年7月に和歌山県に行った折に太地町の「くじら博物館」を見学したことを思い出し、そのときの記録をまとめました。
私の歴史認識から言えば、鯨を激減させた犯人は米国です。
米国は綿花から綿糸を紡ぎ、綿製品工場を24時間稼働させるために（黒人労働者を24時間酷使するために）、その照明のために大量の鯨油を必要としました。当時はまだ原油の利用がほとんどされていない時代だったため、安い鯨油が必要だったのです。
大西洋の鯨を捕り尽くし、太平洋の鯨を捕るために日本に開国を迫ったのです。しかも彼らは、鯨を殺し、油だけを搾り取り、死骸は海に放置したのです。
私たち日本人が己の命を繋ぐために捕鯨をしたのとは、全く違うのです。
後にアラビア半島で原油の採掘を始めると、米国と英国は共謀して砂漠の真ん中に勝手に国境線を引き、アラビア半島を分断させてしまいました。アラブの民を欺し、極めて安い価格で原油を買い付け、油の出る国と油が出ない国との敵対関係を構築し、今に続く中東扮装の原因を作ったのです。
トランプを見て分かるように、今も昔も米英の白人至上主義（自分勝手主義）は全く変わっていません。

エリア 那智勝浦・太地(和歌山)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

羽田空港から和歌山県の南紀白浜空港へ飛びました。

前年に世界遺産に登録された「富士山」が綺麗に見えていました。

紀伊半島が見えてきました。

南紀白浜空港（公式HPより拝借）。空港到着からレンタカーを借りて移動を始めたときの写真をうっかり消失していました。

南紀白浜空港 空港

南紀白浜空港から新宮市まで国道42号線を移動しました。
空港の近くでナビをセットしたら「目的地まで50ｋｍ以上道なりです」と音声が出てびっくりしました。

日置川の河口にかかる日置大橋。

軽自動車とはいえ、半日で3,000円と激安でした。

潮岬。

潮岬灯台。明治11年4月に石造りの灯台として改築。高さ23m。
灯台の下部には資料展示がありました。

明治3年6月に完成した初代の潮岬灯台は、日本初の洋式木造灯台でした。

螺旋階段を上り、展望台に出られます。

北西方向。

潮岬の先端の岩。

灯台から少し下ったところに立つ潮御岬神社。

潮御岬神社。本州最南端の神社です。
御祭神は、鉱業や鍛冶の守護を司る金山彦命です。意外なことに海の神様ではありません。

日本一短い川を探しにやって来ました。
那智勝浦町、玉ノ浦海水浴場の近くにありました。

日本一短い川の看板がありました。

ぶつぶつ川は、民家の庭先を流れていました。
声をかけましたが、どなたもいらっしゃなかったです。

ぶつぶつ川の始まり。おそるおそる一口飲んでみましたが、普通の水でした。（お腹を壊すこともありませんでした）

粉白川（このしろがわ）に合流して玉ノ浦海水浴場に流れています。
次はいよいよ太地町に向かいます。

太地町には大きな船がありました。
かつて南氷洋で活躍していた捕鯨船でした。

くじらの親子。

太地町立くじらの博物館。
和歌山県東牟婁郡太地町太地2934-2。

周辺には鯨料理のお店が数軒ありました。

鯨御膳。鯨の刺身と竜田揚げ。とても美味しかったです。
お店のおばちゃんに、このお肉が鯨か海豚か聞いたら笑って誤魔化されました。
因みに太地町のお肉屋さんでは海豚肉も売っていました。

博物館の展示、陸上から水の中に棲むようになった進化の移り変わり。

進化の長い道のりを経て鯨になりました。

捕鯨の銛。

セミクジラの実物大模型と勢子一番舟。

鯨を捕るのは、命がけの闘いです。

雄鯨の生殖器。雌鯨のものも展示されていました。

新宮市内にある徐福公園。平成元年に設立されました。

紀元前221年に中国を統一した秦の始皇帝に仕えていた「徐福」は、東方海上にあるという不老不死の霊薬を求めて船出しました。

当然のこと、不老不死の霊薬を見つけられない徐福は、熊野にたどり着いたと云われ、この徐福公園にお墓が残されています。

ところが、驚いたことに徐福はこの地で不老長寿の霊薬「天台烏薬」を発見したそうです。この池の傍らに植えられた7本の天台烏薬からは水が滴り、不老池となっています。

徐福のお墓（諸説あります）。

翌朝の新宮駅前。

逆光で見えにくいですが、白装束に荒縄を巻き付けた出で立ちは、地元の神倉神社での「お燈祭り」に参加する親子の像。

このバス停から、日本一長い路線バスとして有名な奈良交通の八木新宮線に乗りました。始発バスに乗りましたが、写真のドライバーさんと乗客は私一人でした。

八木新宮線は、全長167㎞、停留所の数167ヶ所。
（写真は奈良県側の休憩所で撮影）

ちょうど50周年の記念の年でした。春頃までに完乗すると記念の証明書が貰えたそうで、7月に乗った私は残念でした。

始発バスは、誰も乗っていませんでしたが、新宮市内の山間のバス停から高校生が乗り込み、県境を越えた奈良県の十津川高等学校で降りました。

正面に見えている鳥居は、熊野速玉大社の大鳥居です。
バスの中から参拝しました。

熊野川に沿って山を登ります。川の向こうは三重県です。

バスは山道を進み、この後すぐに県境を越えました。

県境を越えて奈良県に到達しました。
この後も近鉄大和八木駅（奈良県橿原市）までは長い道のりでした。
もう5年も前のことですが、お読みいただきましてありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• FUKUJIROさん 2022/02/10 06:20:58

  初めまして

  kamaさん、こんにちは。
  旅行を始めたのが遅かったので、いろんなとこに行ってみたい、いろいろ観てみたいの気持ちが強いです。
  kamaさんの旅行記はいつも美味しそうですね。羨ましいです。
  これからもどうぞよろしくお願いします。

• kamaさん 2022/02/09 15:25:38

  はじめまして

  FUKUJIROさん、こんばんは。
  kama と申します。
  
  この度は私の拙い信州桜旅行記に
  投票下さりありがとうございます。
  
  色んな所にお出かけで羨ましいです。
  クジラのお肉って美味しそうですね。
  高級品のイメージで、私は頂いたことが無いので、
  どこかで食べてみたいと思いました。
  
  次回もステキな旅を。
  お体を大切に。