2020/11/28 - 2020/11/28
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FUKUJIROさん
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京都出張が決まり、休暇+土日+出張の5泊6日旅。ところが、コロナ禍のため出張がドタキャンされてしまいました。しかし、観光客が少ない今、京都に行きたい思いが強過ぎて、行ってしまいました。
まずは、宮城県の松島、広島県の宮島と並び、日本三景に数えられる「天橋立」を観光しました。
同じ京都府というものの日本海に面した宮津市にあり、京都駅からほぼ半日かけて移動しました。天候も京都市内とは異なり、日本海の冬を連想させる冷たい小雨の1日でした。
旅番組でも度々取り上げられているので、何となく見慣れた景色でもありますが、天橋立の先にある「府中」が、かつての丹後国の中心地ということで、興味深い土地でした。
1日目:京都府宮津市へ直行し、街歩きをしました。
2日目:天橋立を観光して、京都市内へ移動。
3日目:京都市内を観光。
4日目:トロッコ列車に乗り、嵐山を散策。京都市内を観光。
5日目:宇治を観光。
6日目:市内を観光後、帰宅。
コロナ禍のため、帰宅後2週間以上経過してから旅行記を公開しています。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 船 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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観光船を貸し切って、宮津桟橋から天橋立桟橋へ航行中です。
2階甲板から前方です。 -
2階甲板から後方です。
天気は小雨、寒さで手がかじかみます。 -
左は宮津市文珠地区、右は中州です。この中州部分は、小天橋または南砂州という名称のようです。
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阿蘇海に続く細い運河、観光船では天橋立運河と言っていましたが、正式名称は文殊水道です。
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丹後海陸交通のバス。丹後海陸交通は、丹後半島の乗り物全般を運行している会社です。
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文殊水道の途中、観光船で説明があったのですが...忘れてしまいました。
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文殊水道をゆっくり進みます。
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廻旋橋(かいせんきょう)が回っています。
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廻旋橋へどんどん近づいて行きます。
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廻旋橋全開です。私が乗っている観光船を通すために、開けてくれました。
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見たかったのはこの景色。
コロナ禍、しかも雨のため集まった人は少ないのですが、船の上から手を振っていたのは私です。 -
天橋立桟橋です。ここで乗客を乗せて、一の宮桟橋へ向かいます。
観光船は文珠地区と府中地区を片道12分でむすびます。 -
天橋立桟橋のはずれに「知恵の輪」が見えています。
古来、輪の中に火を灯して船の目印にしたものでした。 -
天橋立の松並木、自生した8千本の松が生い茂っています。
観光船からカモメにエサを投げる人もいました。 -
一の宮桟橋に到着、観光船乗り場を背に歩きます。
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丹後国一の宮「元伊勢 籠(この)神社」の大鳥居。
HPには、お伊勢さまのふるさととあります。 -
籠神社の参道です。元来、天橋立は籠神社の参道としていた栄えた歴史があります。
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養老3年(719年)に、本宮を奥宮眞名井神社の地から現在地にお遷りされました。伊勢神宮に祀られている「天照大神(あまてらすおおかみ)」や「豊受大神(とようけおおかみ)」が鎮座していたという伝承から「元伊勢」と呼ばれています。
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手水。
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さざれ石。
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狛犬です。鎌倉時代に造られたと伝わり、胴体と脚がどっしりと安定感のある名作として国の重要文化財に指定されています。
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狛犬の上に屋根がかけられています。
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丹後地方を開拓した神様である「彦火明命(ひこほあかりのみこと)」を主祭神としてお祀りしています。彦火明命は、別名を天照国照彦火明命ともいい天孫邇邇藝命の兄弟神です。天祖から息津鏡・邊津鏡を賜り、海の奥宮である冠島に降臨され、丹後・丹波地方を開拓された神様です。
この神門の先は撮影禁止です。境内の様子はすでに忘却の彼方に行っております。 -
亀に乗った倭宿禰命(やまとすくねのみこと)像。
西鳥居の近くにありましたので、境内の外から撮影しました。 -
西側の鳥居。鳥居の先は境内。
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紅葉。
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西通の近くに大きな亀の像を中心に据えた池がありました。
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本物の亀もたくさんいました。
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籠神社を出て西へ進むと、府中駅です。
文字通り、古代においては丹後国の中心地でした。 -
笠松駅との間は、ケーブルカーとリフトで結んでいますが、雨天のためケーブルカーのみ運行されていました。
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笠松駅(標高130m)まで約4分です。
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真ん中で下りのケーブルカーとすれ違いました。
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もうすぐ笠松駅に到着します。
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笠松駅に到着すると、そこが天橋立傘松公園です。
「バスが出ます」の声につられて飛び乗ってしまいました。 -
この階段の上が、股のぞき発祥の地。
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傘松公園バス停から成相寺登山バスに乗って移動します。成相寺は、成相山の中腹(標高328m)にあり、つづら折りの山道を約7分で登ります。
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成相寺(なりあいじ)の山門です。山門前にもバス停があります。
ここで降りると、ずーっと上り坂になるので終点まで乗りました。 -
バスは一般車両通行禁止区間を経て、参道の石段下に止まりました。
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山門前バス停へ戻るバス。
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参道の石段を上ります。
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撞かずの鐘。石段の途中にあります。
鐘鋳造の際に見物していた子供が坩堝(るつぼ)の中に落ちて死んでしまいました。鐘を撞くと子供の泣き声が聞こえてくるので、撞かないと伝わっています。 -
成相寺の本堂。安永3年(1774年)に建立。
ご本尊は身代わり観音、美人観音として名高い聖観世音菩薩(平安期の像)です。お参りすれば身も心も美しくなれると伝えられていますので、60余年の人生で身も心も穢れている私は、人一倍熱心に拝みました。 -
本堂は撮影禁止ですが、内陣右上の真向の龍だけは撮影できました。
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左甚五郎作の真向(まむき)の龍。龍は横向きのことがほとんどで、真正面を向いた龍は珍しいもの。
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本堂の横に立つ観音像。
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お地蔵さんがいっぱい。
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六地蔵。
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手水鉢に転用されている鉄湯船。正応3年(1290年)の銘があるようですが、雨足が強くなっててよく見なかったです。
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一願一言のお地蔵さん。約620年前に作られたそうです。
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十王堂。閻魔大王像と孔雀明王像を安置しています。
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閻魔大王像。
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孔雀明王像。
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熊野権現社。延宝4年(1676年)建立。
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弁天山展望所。弁天池そばにある階段を登ります。傘松公園より展望が良いらしいのですが、雨ですから行きません。
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五重塔。本堂から山門へ降りる途中にありました。平成10年(1998年)に完成した新しい塔ですが、鎌倉時代の建築様式を再現した本格的な木造の五重塔です。
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雪舟が描いた国宝の天橋立図にも描かれている五重塔を復元しました。
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平面は方三間、高さ百八尺(約33m)、屋根は銅板本瓦葺です。
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山門(内側)。五重塔からさらに降りていくと山門が見えてきました。
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山門(仁王門)。表側に回りました。
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立派な山門です。
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成相寺の扁額。この動物は?
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阿形(あぎょう)像。2.8mの像。開口一喝、憤怒の形相で山門中央の参道を睨んでいます。
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吽形(うんぎょう)像。こちらも2.8m。口をへの字に結び、憤怒の形相です。
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山門内部にも龍の彫刻。
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小雨の中バスを待っていると、ほぼ定刻通りにバスが来ました。
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バスで笠松公園へ降りる途中です。この位置からは天橋立は見えませんでした。たぶん、もう少し右の方だと思います(運転手さんには見えているのかも)。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
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