2010/11/18 - 2010/11/20
21位(同エリア21件中)
まさとしさん
スリナムからガイアナに入国しました。
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スリナムを出航して30分後にガイアナ側の桟橋に到着した。
ここから同じ会社のミニバスでガイアナの首都ジョージタウンへ向かうことになった。ちょっと高い金を出したが、ゆったり座れ猛スピードで走るので快適な移動となる。ガイアナの首都ジョージタウンには時前に到着した。
ちなみにミニバスがジョージタウンまで40ドルかかり、船代は別に10ドル分の現地通貨が必要だ。米ドルでも支払い可能だ。 -
ジョージタウンでは中心地にほど近い「EENA’S GUEST HOUSE」というゲストハウスに泊まることにした。1泊4000ガイアナドル(20ドル)だ。
個室で宿には客が僕しかいないのでシャワーなど共有スペースは自由に使える。
ジョージタウンもイギリス植民地時代の木造家屋が残る町並みだ。その町並みは広範囲に広がっている。僕が滞在しているのは中心部に近いセントジョージカテドラル周辺だ。場所的には何をするにも便利な場所になる。
ジョージタウンでまずすることは現金を手にすることだ。しかしこの国は銀行が少なくATMがあるのか不安だったが、さすがに首都だけありVISAでキャッシングすることができた。
次はブラジルへ行くバスが明日あるのかということだが、ブラジル国境へのバス会社は移転していて事務所は遠くになり発見できなかった。その代わりブラジル人が多い一角を発見し、国境まで行くミニバスがあるのを発見した。値段もバスと同じだ。明日ビザが取れればミニバスで行くのもいいかもしれない。
最後に旅行代理店でベネズエラやコロンビア、アルバ・キュラソーへの航空運賃を聞いてみた。最近ネットで買うことが多く旅行代理店へ足を運ぶことはなくなったが、どんな航空会社があるのかわからない場合は旅行代理店が頼りになる。
結局ベネズエラ以外はかなり高額になり、買う気はなくなってしまった。またキュラソーへは結局スリナム経由になり、スリナム発に比べかなり高額になるので陸路でスリナムへ戻った方が無難だ。結局ジョージタウンから空路でどこかに移動するという計画は崩れ去ってしまった。
また空路を使う際、最大の問題がある。ガイアナなどカリブ諸国では出国のための航空券を持っていないとすべての南米諸国に入国できないと思われていることだ。そのためコロンビアにもエクアドルにも片道では航空券を買うことができない。
事実上日本への航空券があるアルバ以外は航空券を買うのは不可能だということになる。
明日ブラジルビザが発給されないとなると八方ふさがりになる。とんでもない場所で足止めを食らってしまった。 -
ジョージタウンの市場。
ガイアナはギアナ三国の中で飛び抜けて遅れているように感じる。
街の汚さやインフラの遅れなどはハイチを思わせる。銀行のATMも一般の人には浸透していない。
またジョージタウンはあまり治安がよくないようだ。宿や商店の入り口は鉄条網で厳重に囲まれているし、昼間行った旅行代理店はベルを鳴らさないと扉を開けてくれなかった。またそれらの店では入り口に銃を持った警備員を配備していた。
夜は街灯が少なく、歩道はぬかるみなど足場が悪て歩きづらい。また町は荒廃した雰囲気の場所も多く、また路上生活者がここまで多い国は最近見たことない。
日が暮れると中心部でも人通りもほとんどなくて雰囲気がよくない。日が暮れたあとは外出しない方がよさそうだ。そんなわけでジョージタウンは夜は宿でおとなしくしていた方がよさそう。
かつて中国人排斥があったらしく、そのような経緯から中国人に間違われるのも危険だ。
もしかしたら長居することになるかもしれないが、 この街の魅力は食事など物価は安い点にある。
それにしても今日は到着初日で日中時間があったにもかかわらず、全く観光しなかった。
明日、ブラジル大使館で即日ビザ取れるかがネックだ。
【11月19日(金)】
ジョージタウンではブラジル人が集まる一角が形成されていた。なぜガイアナにブラジル人なのか。中華料理屋の黒人定員が言うには金が取れ、それを狙ってきているとのことだ。それにしてもブラジル人だけが目立つのは謎だ。ブラジルと関係が深い以上大使館は混雑が予想される。そんな中、即日でビザが発給されるかは微妙だ。もし発給されれば今夜のミニバスでブラジルへ向かうことになる。発給されなければブラジル行きは断念だ。とにかく今後のルートが大きく変わる重要な日となる。 -
それにしてもジョージタウンはどうしようもない場所だ。空路で脱出するにも目的地が限られ、高額な費用がかかってしまう。ガイアナからの周辺国への国際線はトリニダードに飛んでいるカリビアン航空とLIAT航空の二路線だけだ。
ブラジルビザが取れなければスリナムに戻ることになりそうだ。飛行機での出発する場合ガイアナよりスリナムの方が目的地の選択幅も増えて値段も安くなる。時間は多少無駄になるがスリナムまでの交通費や宿泊費を出しても元は十分取れる。
写真は宿に近いセントジョージカテドラル。
朝9時にブラジル大使館はオープンするようでその時間に入ることができ大使館は空いていた。結果としてビザ発給には3日かかるとのこと。今日は金曜日なので受け取りは来週の水曜以降ということだ。ただ料金は20ドルとずいぶん安かった。とはいえ週末を挟んで1週間も待つわけにはいかない。100ドル出してでも即日発給してもらいたかった。というわけでこの時点でブラジル行き断念は決定した。
改めて空路でガイアナを出国する方法を考えたが、どうしても片道の航空券で入国できる国がないため絶望的だ。
もはやお金の問題ではなくなってきた。とりあえずスリナムに戻る事を前提に次を考えることになる。スリナムに戻ると航空券があるアルバ・キュラソーに格安で飛ぶことができる。その後キュラソーから南米の都市に飛ぶことになる。一度あきらめていたエクアドル訪問が現実味を帯びることになる。
21日にキュラソーへ飛ぶスリナム航空があるのでとりあえず予約することにした。まずはパラマリボに戻らないと話が進まない。そして明日のパラマリボへ戻るための乗り合いバスに電話で予約した。来たときと同じ運転手になるがその方が都合もいいし安心できる。
ガイアナはネット環境がよくインフラが遅れているような国に限ってWi-Fiカフェが時間無制限だったり、ショッピングセンターのフードコートが無料でネットを使えたりする。考え方によっては時間をコントロールするプログラムが未成熟だともいえる。ネット環境がいいとガイアナで待つのも悪くなかったように思う。でも明日スリナムに戻ることにする。
しかしこの場に及んでスリナム航空のウェーブサイトの調子が悪く予約ができなくなった。しばらく時間をおくことにした。でも最悪空港で予約すればいいだけだ。ここのところ八方ふさがりで憂鬱だったが、道が開け今後の展開に希望が出てきた。 -
ジョージタウンの観光に出かけることにした。昨日はいろいろやることがあり観光どころではなかったのだ。
宿周辺の市場は今朝の大雨で浸水していた。悲惨な状態だ。 -
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ガイアナの首都ジョージタウンはイギリス植民地時代の木造の建物が多いが、廃墟になった教会もある。
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ジュージタウンの中心部には見応えのあるヴィクトリア調の建物が多く驚いた。
街の中心にあるスタブロック・マーケットは巨大な時計塔を備えていて印象的だ。 -
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それ以外にもタウンホールなど周辺の雰囲気とアンバランスな建物が多い。
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でも町並みがおもしろいのはその一角に限られる。どうしても道路がよくないので歩きづらい。
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セントジョージカテドラル。
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中華レストランの廃墟。
夕方、宿の近くにWi-Fi無料のフードコートへむかった。何も頼まなくてもネットが使える最高の場所だ。ここで改めてスリナム航空の予約をすることになった。しかしまだ調子が悪い。そんな中オランダ語のサイトをさわっていたら使えるようになった。そのまま予約を進めていくととんでもない壁にぶち当たった。カードはマスターとアメックスしか使えないのだ。僕はビザカードしか持っていない。最悪だ。確かにスリナムではATMもマスターカードしか使えないものばかりだった。VISAが使えるATMもあることはあるがパラマリボでは2カ所しか見たことがなかった。今まで特殊な国をのぞいてVISAカードの使えない国などなかったので想定外の状態になってしまった。スリナム航空までVISAが使えないとは思わなかった。
空港まで行って直接航空券を買えばいいが、はたして格安209ドルで買えるのかは疑問だ。
もし直接空港で買った場合高額になり、お金が足りないとまたVISAカードが使えず飛行機に乗れないということになる。
開いたはずの道がまた閉じようとしているのか。
どのみち明日の早朝パラマリボへ戻ることになる。
スリナム航空以外にも航空会社はあり、キュラソーに飛んでいるので少し考えよう。
とりあえずこの日は何もできず保留。
【11月20日(土)】
今日はブラジル行きを断念したので再びスリナムへ戻ることになる。朝4時45分に一昨日と同じガイアナ側の運転手がゲストハウスに迎えに来た。
予定時間より迎えが15分遅れることをちゃんと宿に連絡してきたのは感心した。
今日は土曜ということで帰省客など混雑が激しく、ミニバスは補助席まで満員だ。安いならいいがこれに40ドルとか払っているのが精神的に辛い。 -
途中朝食休憩に立ち寄った店にて。
インド系のロティを食べることにした。
そんな中、3時間ほどでガイアナ側の桟橋に到着した。しかし港は厳重警戒態勢で警官がたくさんいる。何かと思えば大統領が船で到着するらしい。船と車で移動となると車列を作っても相当時間がかかるしセキュリティーの問題もあるはずだ。なもかかわらず船を使うケチくさい大統領のせいで面倒なことが増えた。
じつはここまでの道のりで検問があり、荷物を全部調べられたのだ。でもどうせ港に早く着いても待つだけなのであまり気にはならなかった。
港で待っているとフェリーが定刻通りやってきた。 -
フェリーからはキャデラックの大統領専用車が下りてきた。そして一般の乗客も乗っているのが不思議でしょうがない。今日はこのような状態で乗り切れなかった乗客もいるようで船が二便出るらしい。
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でも地元の人にしてみれば大統領間近で見られ大騒ぎだ。僕はガイアナの大統領の名前など知らないが。
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同じ船には一般客も乗船していてしばらく下船を待たされていた。
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さて我々の乗り込む番だ。
フェリーで国境の河を航行し、スリナム側には30分ほどで到着した。
入国審査を受けミニバスに乗ることになるが運転手は前回とは違う人だった。このまま一気にパラマリボに帰れるのかと思った。
しかししばらくは走るとスリナム側でも検問を布いていて車から降ろされることになった。そして全員の荷物を徹底的に調べられた。もう大統領は通過したのだから何を調べる必要があるのか。
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