2010/10/18 - 2010/10/20
155位(同エリア206件中)
まさとしさん
世界中の国の首都を覚えようとしたとき一番後回しにした地域。それがこのカリブ海に存在するたくさんの小さな国だ。
今でも首都の名前ははっきり答えられない国もある。
移動はすべて空路になり、複雑な旅程計画が必要となる。
とにかくわからないことが多いが、行ってみないとわからない。この際カリブ海のすべての独立国に行くのが目標だ。
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【10月18日(月)】
12時半にバハマの首都ナッソーに到着した。こぎれいな家が建ち並び緑が多い島だというのが第一印象だ。
バハマはタヒチやモルジブ、セイシェルなどとともにバックパッカーには不釣り合いな国のひとつだ。バックパッカー自体が少ないので必然的にそういうスタイルの人間に対して入国のチェックは厳しくなる。
とにかく宿泊先が決まってないとか往復の航空券がないとかいちいちいちゃもんをつけられるのだ。
さて僕の場合宿泊先は決まっていたが最近のアフリカのスタンプが多いことを不審がられ、どこに住んでいるのかとか帰国の航空券やここまでの航空券を見せるように言われ、少し手間取ったが問題なく入国することができた。
空港から市内へはタクシーしかなく20ドルかかる。でも4キロ離れた幹線道路からダウンタウンへバスが出ているらしい。雨の降る気配はないので歩いて行く覚悟はできていたが空港の駐車場を出ようとしたらホテルの送迎をしているおじさんに呼び止められ乗せていってもらえることになった。あっさりヒッチハイク成功だ。
おじさんはパラダイスアイランドのアトランティスホテルの隣にある1泊千ドルの超高級ホテル「オーシャンクラブ」で送迎の仕事をしているらしく、ちょうど宿泊客を空港まで送り届けたところらしい。 -
ダウンタウンまで行く途中、町の説明をしてくれたと安い食堂が並ぶエリアに遠回りして教えてくれたり、いろんな事を親切に教えてくれた。
バハマはイギリス植民地だったことで日本と左車線だ。ナッソーのダウンタウンまで空港から20分ほどだ。 -
この運転手のおじさん(写真)、日本にも遊びに来たことがあるらしく裕福な暮らしをしている感じだ。こんな金持ちが貧乏くさいバックパッカーから小銭を稼ごうと思うはずがなく、無料でホテルまで送り届けてくれた。しかも彼のホテルとは関係ないのに僕が宿泊するホテルのフロントまで見送ってもらうのは少し変な感じだ。
今回の旅は出だしから親切なバハマ人に出会えて気分がいい。 -
予約してきたタウンホテルはバハマで一番安い部類の宿だが予約時の頭金を含めて税金やその他総額は1泊あたり80ドルになる。空港からのタクシー代が浮いたとはいえこの金額は負担が大きい。
カリブ海の島国では今後もこのような値段の宿を覚悟しないといけないのがまた辛い。タウンホテルは場所は町の中心にあり便利だ。 -
ホテルは中庭を囲む感じで部屋が並んでいる。
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部屋に入れるのは3時からということでしばらくダウンタウンを散歩することにした。
ホテルの近くにさっきのおじさんが教えてくれた安い店があり、ここでチキンカレーを注文した。バハマの料理とは関係ないが昨日からまともなものを食べていないのでガッツリ食べるにはちょうどいいと思った。値段は7ドルだ。1ドルの価値が円高によるかつてのイメージより安くなっているので何でも安く感じる。 -
港の方へ行ってみた。英国風の古い建物。雰囲気は悪くない。
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ホテルの近くにはカテドラルがある。
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夕方パラダイスアイランドへ行く事にした。この島にはバハマ屈指の超高級リゾートが集約されている。
ヒッチハイクした送迎車のおじさんもこのエリアにあるホテルだ。
島へはバスと徒歩で橋を渡っていくことも可能だが船で行くことにした。3ドルで所要20分。ちょっとしたカリブ海クルーズとなる。 -
ナッソーの沖合には大型客船が数隻停泊している。
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一隻でもすごいのにこのように並んでいるとすごい迫力だ。
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パラダイスアイランドでひときわ目を引くのはホテル・アトランティス。
豪華客船の向こうに見えてきた。
ドバイにあるアトランティス・ザ・パームと同じ系列だ。ここもリーマンショック前の好景気の時代にたてられたのだろう。 -
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パラダイスアイランドに到着。
ホテル・アトランティス巨大なカジノも併設されていてはカンクンとラスベガスを合体させたようなリゾート施設だ。
しかし内部に興味はなくもっとバハマの素朴な雰囲気の場所を見てみたいので早々にパラダイス・アイランドを離れることにした。
車でこの島から出るのは渋滞に巻き込まれるので大変だ。 -
橋の上からパラダイスアイランドを眺めてみた。
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船で再びナッソーのダウンタウンに戻った6時を過ぎていた。
ナッソーの店終いは早いようで中心部のローソンスクエア周辺は閑散としていた。
昼間渋滞するこの通りもほとんど交通量がない。 -
政府庁舎の建物。
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【10月19日(火)】
バハマのダウンタウン周辺の町並み。
夜明け前雨の音で目が覚めた。今雨期なので雨が降るのは仕方なく、その場合はホテルでおとなしくしているかカジノでも行くしかない。時差ボケはほとんどなく熟睡した状態で朝を迎えた。
雨は降っているものの晴れ間も見えるのでこのまま降り続くことはないだろう。ホテルで朝食をとり、外へ出ようとした頃には強い日差しが照りつけていた。 -
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今日はまずバハマで標高が一番高いフィンキャッスルという要塞に行くことにした。
標高が高いと行っても石でできたクィーンズ・ステアケイスという階段を上るだけだ。 -
あっという間に階段を上りきった。
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すぐ上にフィンキャッスルがある。
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入場料は1ドル。要塞からは大型客船なども見えたがまずまずの見晴らしだ。雲が多いので海の青さも半減してしまう。
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フィンキャッスルからの眺め。
今午前10時だが、毎日この時間帯にクルーズ船が到着する。そして夕方には出航していく。 -
パラダイス・アイランドのホテルアトランティス。
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いったん町に戻り、西の方へ海岸沿いを歩くことにした。
すぐ近くのブリティッシュコロニアルビーチはダウンタウンの宿泊客でにぎわっていた。 -
バハマの国旗。
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少し行くとビーチから人がいなくなった。
人がいないビーチでもさすがバハマだけあり、エメラルドグリーンの海に純白の砂浜が広がる。後方には豪華客船と素朴な中にもゴージャスな雰囲気が漂う。 -
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途中、昨日も来た安食堂街がアラワクキーの付け根部分に安く飲んだり食べたりできる店が並んでいる。昨日閑散としていたがやはり月曜日は休んでいる店が多かったようで今日は屋台なども営業している。
安いとは言ってもバハマなのでそれなりの値段はする。 -
この界隈で名物のコンクサラダを食べることにした。一番安そうな店で早速作ってもらった。
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コンク貝はバハマ名物の巨大な巻き貝だ。
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トマトやタマネギなどを混ぜてライムを搾ってできあがりだ。
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ちなみに値段は8ドルとけっこうな値段だ。
でもかなりの量の貝が入っていたので満足度は高い。
まだ昼過ぎだがこれにビールも頼むことにした。サラダは腹が少し心配だったが味はタイのシーフードサラダのような感じで美味い。 -
ちなみにこの店で食べた。
昼間っから地元の人がたくさんビールを飲んでいて実に平和な国だ。バハマは。
その後ケーブルビーチまで歩いたがこれといった見所はなかった。 -
途中グッドマン・ベイと呼ばれるビーチでたくさんの海鳥がいたのはけっこうすごかった。
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グッドマンベイ。
ケープルビーチからはバスでダウンタウンに戻ることにした。値段は1.25$。これで空港まで行ければありがたいのだが叶わぬ願いだ。
明日の朝はヒッチハイクするわけにも行かず、空港までタクシー代27ドルを支払わなくてはならない。
高すぎる。 -
夕食は昨日も行ったファーストフードでフィッシュアンドチップを注文。
ちなみに7.75ドル。
中途半端に値段が高く量が多い。もう少し量を減らして値段を安くできないものだろうか。 -
【10月20日(水)】
2泊したナッソーのタウンホテルのロビーにて。
バハマを出発する朝。空港までタクシーを使わなくてはならない。値段は27ドルだ。来るときはヒッチハイクだったが往復タクシー代だけで5000円とは困りものだ。
とにかく空港からの交通費が高すぎるのはここだけではないので今後金がどれくらいかかるのか不安で仕方ない。
朝食は7時半からだが7時には食べることができ、そのまま出発することにした。 -
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空港までは15分くらいだがかなり交通量が多く、中心部へ向かう反対車線は延々と車がつながっていた。
今日の目的地はジャマイカのモンテゴベイでマイアミを経由する。アメリカン航空だがマイアミまではプロペラ機なので乗客は少なくチェックインもすぐに終わった。アメリカの税関と入国審査はこのナッソー空港で受けることになる。ほとんどバハマはアメリカの一部みたいな感じだ。ちなみにカナダ経由で入っているのでアメリカは今回初めての入国となる。
荷物を機内へ持ち込もうとしたら大きいということで再度預けさせられ、アメリカ入国もかなり待たされそれなりに時間がかかった。 -
写真はマイアミへ向かうプロペラ機ATR。 -
ナッソーからマイアミまでは所要1時間。
離陸後ナッソーのリゾートが見渡せた。
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