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世界中の国の首都を覚えようとしたとき一番後回しにした地域。それがこのカリブ海に存在するたくさんの小さな国だ。<br />今でも首都の名前ははっきり答えられない国もある。<br />移動はすべて空路になり、複雑な旅程計画が必要となる。<br />とにかくわからないことが多いが、行ってみないとわからない。この際カリブ海のすべての独立国に行くのが目標だ。

2010年 カリブ海の島国をめぐる-N(セントルシア編)

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2010/11/07 - 2010/11/09

30位(同エリア41件中)

まさとし

まさとしさん

世界中の国の首都を覚えようとしたとき一番後回しにした地域。それがこのカリブ海に存在するたくさんの小さな国だ。
今でも首都の名前ははっきり答えられない国もある。
移動はすべて空路になり、複雑な旅程計画が必要となる。
とにかくわからないことが多いが、行ってみないとわからない。この際カリブ海のすべての独立国に行くのが目標だ。

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  • アンティグアからセントルシアへの便はトリニダード行きの経由地になる。セントルシアでは首都に近い空港に到着することになる。ルート変更されているのでセントルシアでは首都から遠い方の空港ではと思ったが首都に近い空港のままで助かった。<br /> 19時にセントルシアに到着。<br /><br />日はとっくに暮れている。入国は至ってスムーズ。今夜の宿は空港から歩いていけるハーバーライトゲストハウスに向かった。日が暮れていて滑走路の脇を延々と歩くのは少し危なっかしい。目的地は見えているのだがけっこう遠かった。<br /> 滑走路の先端部分に位置する幹線道路沿いに目的の宿はあった。<br />外観はアパート風でなかなか良さそうだ。しかし受付に行くと断水していて客を受け入れられないと宿泊拒否された。<br /><br />やはりドミニカで会ったJICAの隊員が話していたことは本当で、首都も断水は復旧していなかったのだ。<br /><br /> とはいえここに泊まれなかったら他に行く場所ない。宿の人は水の使える宿がこの近くにあるといって電話で空室を確認してくれたが、値段が50ドルもするので何とかここに泊まりたいと頼み込んだ。<br /><br />水は使わないしシャワーも今夜は浴びない。あと少し前ハイチに滞在した時は電気もない宿に泊まった事を大げさに話した。断水していたのは事実なので半分本当だ。その話題が効いたのか受付の対応が変わってきた。<br /> もう疲れて移動などできないし、このまま部屋ですぐ寝るので水など使う必要はないし部屋があるなら何とかしてほしい。最後の一押しをしたらそんな願いが通じたのか受付の女性は部屋に案内してくれた。<br />

    アンティグアからセントルシアへの便はトリニダード行きの経由地になる。セントルシアでは首都に近い空港に到着することになる。ルート変更されているのでセントルシアでは首都から遠い方の空港ではと思ったが首都に近い空港のままで助かった。
     19時にセントルシアに到着。

    日はとっくに暮れている。入国は至ってスムーズ。今夜の宿は空港から歩いていけるハーバーライトゲストハウスに向かった。日が暮れていて滑走路の脇を延々と歩くのは少し危なっかしい。目的地は見えているのだがけっこう遠かった。
     滑走路の先端部分に位置する幹線道路沿いに目的の宿はあった。
    外観はアパート風でなかなか良さそうだ。しかし受付に行くと断水していて客を受け入れられないと宿泊拒否された。

    やはりドミニカで会ったJICAの隊員が話していたことは本当で、首都も断水は復旧していなかったのだ。

     とはいえここに泊まれなかったら他に行く場所ない。宿の人は水の使える宿がこの近くにあるといって電話で空室を確認してくれたが、値段が50ドルもするので何とかここに泊まりたいと頼み込んだ。

    水は使わないしシャワーも今夜は浴びない。あと少し前ハイチに滞在した時は電気もない宿に泊まった事を大げさに話した。断水していたのは事実なので半分本当だ。その話題が効いたのか受付の対応が変わってきた。
     もう疲れて移動などできないし、このまま部屋ですぐ寝るので水など使う必要はないし部屋があるなら何とかしてほしい。最後の一押しをしたらそんな願いが通じたのか受付の女性は部屋に案内してくれた。

  • 案内された部屋は広々としたきれいな部屋で風通しもよくテレビも付いている。(翌朝撮影)

    案内された部屋は広々としたきれいな部屋で風通しもよくテレビも付いている。(翌朝撮影)

  • 空港から徒歩で来られて首都にはバスですぐに出られる立地条件のこの宿で30ドルだ。はっきり言ってここ以外の宿は選択枠になかったので泊まれてよかった。快適な宿だが水はないので少しの我慢が必要だ。宿の人はお情けか巨大なペットボトルに汲まれた水を二本を与えてくれた。「これは飲み水じゃないから」と言い残して部屋を去っていった。助かった。<br /> 夕食は近くにKFCがあったのでテイクアウトで購入した。KFCも水が出ないようでドリンクも不足しているようでコーラはなかった。

    空港から徒歩で来られて首都にはバスですぐに出られる立地条件のこの宿で30ドルだ。はっきり言ってここ以外の宿は選択枠になかったので泊まれてよかった。快適な宿だが水はないので少しの我慢が必要だ。宿の人はお情けか巨大なペットボトルに汲まれた水を二本を与えてくれた。「これは飲み水じゃないから」と言い残して部屋を去っていった。助かった。
     夕食は近くにKFCがあったのでテイクアウトで購入した。KFCも水が出ないようでドリンクも不足しているようでコーラはなかった。

  • 【11月8日(月)】<br /><br />セントルシアで宿泊することになった「ハーバーライトゲストハウス」。<br />高台にあり見晴らしがいい。

    【11月8日(月)】

    セントルシアで宿泊することになった「ハーバーライトゲストハウス」。
    高台にあり見晴らしがいい。

  • 宿のベランダからの眺めがすごい。目の前は滑走路の先端部分だ。<br /><br /> セントマーチンとは比べものにならないが、この宿もなかなかすごい眺めだ。

    宿のベランダからの眺めがすごい。目の前は滑走路の先端部分だ。

     セントマーチンとは比べものにならないが、この宿もなかなかすごい眺めだ。

  • ただLIAT航空のプロペラ機しか離着陸しないのでは迫力はいまいちだ。<br />でも頻繁に離着陸がある。

    ただLIAT航空のプロペラ機しか離着陸しないのでは迫力はいまいちだ。
    でも頻繁に離着陸がある。

  • 昨夜はシャワーは我慢して今朝も顔だけ洗うだけにした。午前中にミニバスで首都のカストリーズで出ることにした。ミニバスは宿の前を頻繁に通るので便利だ。カストローズまでは交通量が多いがそれでも10分ほどで到着する。 首都カストリーズは海岸線にモダンなビルが建ち並ぶ、ずいぶん洗練された街だという印象を受けた

    昨夜はシャワーは我慢して今朝も顔だけ洗うだけにした。午前中にミニバスで首都のカストリーズで出ることにした。ミニバスは宿の前を頻繁に通るので便利だ。カストローズまでは交通量が多いがそれでも10分ほどで到着する。 首都カストリーズは海岸線にモダンなビルが建ち並ぶ、ずいぶん洗練された街だという印象を受けた

  • しかしバスターミナルは、今までの国に比べゴミが散乱していて雑然とした雰囲気だ。何となくアフリカを思い起こさせる。<br /><br />道端は今までの国々に比べきれいではない。

    しかしバスターミナルは、今までの国に比べゴミが散乱していて雑然とした雰囲気だ。何となくアフリカを思い起こさせる。

    道端は今までの国々に比べきれいではない。

  • マーケット。

    マーケット。

  • 海岸線では海では水を汲んでいる人を見かけた。<br />断水の影響だろう。

    海岸線では海では水を汲んでいる人を見かけた。
    断水の影響だろう。

  • スーパーマーケットに入るとミネラルウォーターのコーナーだけスペースが空いていて深刻さが伺える。<br /><br />この苦に全体が水不足に陥っているのだろう。大変な時期に旅行に来てしまったようだ。

    スーパーマーケットに入るとミネラルウォーターのコーナーだけスペースが空いていて深刻さが伺える。

    この苦に全体が水不足に陥っているのだろう。大変な時期に旅行に来てしまったようだ。

  • 街の中心には教会ごく一部の建物をのぞいて植民地時代の建物はほとんど見あたらない。コンクリートの無機質な平屋のビルが立ち並んでいる。いまいちインパクトがない町並みだ。<br />

    街の中心には教会ごく一部の建物をのぞいて植民地時代の建物はほとんど見あたらない。コンクリートの無機質な平屋のビルが立ち並んでいる。いまいちインパクトがない町並みだ。

  • 街の見所はカトリック教会ぐらいだろうか。

    街の見所はカトリック教会ぐらいだろうか。

  • このカテドラルの内部は壁画が描かれずいぶん華やかな内装だ。かなり見応えがある。

    このカテドラルの内部は壁画が描かれずいぶん華やかな内装だ。かなり見応えがある。

  • この国でも街の中心に面した場所にクルーズ船専用の港湾施設があり、建物の内部は免税店とカフェが入居していた。建物内部はエアコンの効いた空間で外とは別世界といった感じだ。しかし今日はクルーズ船の姿がない。この国には毎日寄港しないのかもしれない。

    この国でも街の中心に面した場所にクルーズ船専用の港湾施設があり、建物の内部は免税店とカフェが入居していた。建物内部はエアコンの効いた空間で外とは別世界といった感じだ。しかし今日はクルーズ船の姿がない。この国には毎日寄港しないのかもしれない。

  •  バスでグロス・イレットという北部の街に行ってみた。といってもミニバスで20分ほど走るだけだ。この街は海沿いにカラフルな家屋が建ち並び、南国的な雰囲気が広がっている。ミニバスが到着する街の中心には一応時計塔が建っていた。見逃しそうな小ささだ。しかしせっかくの時計だが時間は狂っていた。

     バスでグロス・イレットという北部の街に行ってみた。といってもミニバスで20分ほど走るだけだ。この街は海沿いにカラフルな家屋が建ち並び、南国的な雰囲気が広がっている。ミニバスが到着する街の中心には一応時計塔が建っていた。見逃しそうな小ささだ。しかしせっかくの時計だが時間は狂っていた。

  • ここも波は荒い。

    ここも波は荒い。

  • この町の商店でミネラルウォーター(大)を2本買うことができた。店員はあっさり売ってくれたが、カストリーズの状況を知らないのだろうか。でもありがたい。

    この町の商店でミネラルウォーター(大)を2本買うことができた。店員はあっさり売ってくれたが、カストリーズの状況を知らないのだろうか。でもありがたい。

  •  グロス・イレットの街は午前中ということで開いている店も少なく、街の教会などを見学して一度宿に戻ることにした。

     グロス・イレットの街は午前中ということで開いている店も少なく、街の教会などを見学して一度宿に戻ることにした。

  •  宿の前には滑走路に平行してきれいなビーチが広がっている。砂は白くはないが水がきれいで地元の人でにぎわっている。カリブ海もこのあたりでは砂の白さは期待できないようだ。

     宿の前には滑走路に平行してきれいなビーチが広がっている。砂は白くはないが水がきれいで地元の人でにぎわっている。カリブ海もこのあたりでは砂の白さは期待できないようだ。

  • 波打ち際では樹木が波に浸食されてる場所もあり、温暖化の海面上昇がここでも感じることができる。

    波打ち際では樹木が波に浸食されてる場所もあり、温暖化の海面上昇がここでも感じることができる。

  • 町中の教会。<br /> 夕方、また首都のカストリーズへ出ることにした。この町には中華料理店が2軒しか見あたらず、そのうち一軒は早々に店終いしてしまった。<br /><br /> 残りの一軒もエアコンが効いて快適だが、メニューは少ない。やはり水がないので調理に支障を来しているのだろう。

    町中の教会。
     夕方、また首都のカストリーズへ出ることにした。この町には中華料理店が2軒しか見あたらず、そのうち一軒は早々に店終いしてしまった。

     残りの一軒もエアコンが効いて快適だが、メニューは少ない。やはり水がないので調理に支障を来しているのだろう。

  • パブリックマーケットは早々に店終い。

    パブリックマーケットは早々に店終い。

  • スーパーでアルコール度数80パーセントのラムの小瓶を発見した。<br /><br />これはセントルシアの名物で国外には持ち出せないとか言う話だ。大きいサイズはどこのスーパーでも見かけるが、小さいのは初めて見たので買うことにした。<br />80パーセントをストレートでいくと唇がぴりぴりする。<br />火がつく火気厳禁の飲み物といったかんじだ。消毒にも使えそうだ。<br /><br />おそらく機内持ち込みも預け入れも禁止だから国外に持ち出せないのだろう。船便で輸出は可能かもしれない。

    スーパーでアルコール度数80パーセントのラムの小瓶を発見した。

    これはセントルシアの名物で国外には持ち出せないとか言う話だ。大きいサイズはどこのスーパーでも見かけるが、小さいのは初めて見たので買うことにした。
    80パーセントをストレートでいくと唇がぴりぴりする。
    火がつく火気厳禁の飲み物といったかんじだ。消毒にも使えそうだ。

    おそらく機内持ち込みも預け入れも禁止だから国外に持ち出せないのだろう。船便で輸出は可能かもしれない。

  • 夜はホテルのバルコニーから滑走路を眺めながら涼むことにした。プロペラ機が離陸していく。

    夜はホテルのバルコニーから滑走路を眺めながら涼むことにした。プロペラ機が離陸していく。

  • 【11月9日(火)】<br /><br /> 今日1時のフライトでセントビンセント・グレナディン諸島へ向かう。実際訪問するのは首都があるセントビンセント島だけだ。<br /> 午前中は今まで我慢した水を使って全身を洗うことにした。シャンプーを使って全身を洗っても巨大ペットボトル一本で済み、かなり水が余ってしまった。勿体ないので宿に返すことにした。それにしてもトイレが流せないのが辛かった。結局便秘気味になってしまった。<br /> 9時過ぎに宿をチェックアウトして歩いて空港に向かった。滑走路横の道路を歩いていると見かねた車に強制的にヒッチハイクさせられた。そんな感じで空港にはあまり汗もかかず到着することができた。

    【11月9日(火)】

     今日1時のフライトでセントビンセント・グレナディン諸島へ向かう。実際訪問するのは首都があるセントビンセント島だけだ。
     午前中は今まで我慢した水を使って全身を洗うことにした。シャンプーを使って全身を洗っても巨大ペットボトル一本で済み、かなり水が余ってしまった。勿体ないので宿に返すことにした。それにしてもトイレが流せないのが辛かった。結局便秘気味になってしまった。
     9時過ぎに宿をチェックアウトして歩いて空港に向かった。滑走路横の道路を歩いていると見かねた車に強制的にヒッチハイクさせられた。そんな感じで空港にはあまり汗もかかず到着することができた。

  • 空港ターミナル前はビーチに面してのどかな雰囲気だ。<br /><br /> チェックインを済ませたあと、セントビンセントからバルバドスを経由してグレナダまでの航空券を購入することにした。この前セントキッツでフライトキャンセルになった時もらった75ドル分のクーポンを使いたいのだ。しかしインターネット予約ではクーポンが使えない。だから空港のチケットカウンターで購入する必要がある。あらかじめ安いフライトは調べてあるので日程を係員に告げるだけだ。バルバドスでは1泊する事になるが、滞在時間を24時間以内にすることで空港税が免除されるはずだ。支払いはカードでスムーズに発券してもらえることができた。<br /><br /> セントビンセント行きは珍しく定刻通りに出発するようだ。この便はセントルシアの南部にある国際空港を経由してからセントビンセントへ向かう。

    空港ターミナル前はビーチに面してのどかな雰囲気だ。

     チェックインを済ませたあと、セントビンセントからバルバドスを経由してグレナダまでの航空券を購入することにした。この前セントキッツでフライトキャンセルになった時もらった75ドル分のクーポンを使いたいのだ。しかしインターネット予約ではクーポンが使えない。だから空港のチケットカウンターで購入する必要がある。あらかじめ安いフライトは調べてあるので日程を係員に告げるだけだ。バルバドスでは1泊する事になるが、滞在時間を24時間以内にすることで空港税が免除されるはずだ。支払いはカードでスムーズに発券してもらえることができた。

     セントビンセント行きは珍しく定刻通りに出発するようだ。この便はセントルシアの南部にある国際空港を経由してからセントビンセントへ向かう。

  • 南部の国際空港までは高度を上げず、海岸線を飛行することになる。首都の港にはクルーズ船が二隻停泊していた。

    南部の国際空港までは高度を上げず、海岸線を飛行することになる。首都の港にはクルーズ船が二隻停泊していた。

  • 海岸線は変化に富んで地形でずいぶん眺めがよかった。

    海岸線は変化に富んで地形でずいぶん眺めがよかった。

  • 実際同じルートをヘリで遊覧飛行するツアーがある。そう考えるとフライトに乗れて得した気分だ。<br />20分ほどで南部の国際空港に着陸した。<br /> この空港からアンティグアへの乗り継ぎがあるようで大半の客は降りていった。<br /><br /> さらにセントビンセント島の空港までは20分ほどでだ。<br />

    実際同じルートをヘリで遊覧飛行するツアーがある。そう考えるとフライトに乗れて得した気分だ。
    20分ほどで南部の国際空港に着陸した。
     この空港からアンティグアへの乗り継ぎがあるようで大半の客は降りていった。

     さらにセントビンセント島の空港までは20分ほどでだ。

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