新四国曼荼羅霊場第61番・定福寺

2019/09/01 - 2019/09/30

だいたい四国の真ん中辺り。
高知県の大豊町。
吉野川の上流部にある山深い町です。

いい雰囲気のお寺さんを見つけたので。
ちょっとご紹介します(〃'▽'〃)

▽使用機材：CANON IXY 150

エリア 大豊・本山(高知)

• 旅行の満足度: 5.0

ちょっとお天気が悪い・・・

朝方まで雨が降っておりまして。
ところどころ水溜りがあるのはそのせい。

もやが立ち上がってるのは、山火事じゃないですよ？
雨上がりはいつもこんなカンジなの。
この辺りはガチで山深いから・・・(*´ω｀*)

カッコよすぎる住宅案内板。
どう見ても観光案内板みたいだよ！

大抵は味気ないボロボロの看板がデフォだよね。
大豊町はお金持ってるのかしら( *´艸｀)

あ、後先になったけど。
大豊町は高知県のはじっこにある町でー。
すぐお隣は徳島県です。

で、これから行くのはココ。
新四国曼荼羅霊場の第61番札所の定福寺さん。

四国八十八箇所霊場のネームバリューがありすぎて。
他の霊場が陰に沈みがちだけど。
○○霊場めぐり、みたいのって全国に結構あるのです(〃'▽'〃)

国道から脇に逸れて、坂道をトコトコ。
左の一段低いトコロがさっきいた国道。

ま、この辺はまだまだフツーです。
そのうち激坂になると思うけど( *´艸｀)

ショーカットするなら、ココ上ったほうが早いかも。

参道っぽく見えないけど、これでも参道。
遠くにかすかに山門が見えます(〃'▽'〃)

なんかいろいろ書いてあるけど。
これ全部、一緒の場所です。

ユースホステルは今はやってないです。
昔はお寺さんが直営でやってたみたいだけど。

ショートカットはせずに車道をテクテク。

ちょっと木に隠れちゃったけど。
行基菩薩開創って書いてあります。

行基さまは奈良時代の偉いお坊さま。
つまりは、このお寺さんも奈良時代に出来たってこと。
めちゃめちゃ歴史があるのです(*´ω｀*)

この辺りから坂がえげつなくなってきた！

ま、この辺りは山しかない地形だから。
予測はしてたけどねー。

やっぱり、ちょびっとしんどいかも (o´Д`)=з

すでにこの絶景っぷり！

登山か？
私は登山に来てるのか？(≧ｍ≦)

もぅ石段登ってショートカットしちゃおうかな？

いやいや。車道通っていったほうがね。
絶景っぽい写真撮れるんじゃないかなぁって。

この石段の雰囲気も捨てがたいけど♪

あ！なんかさっき撮った写真よりいいかも！
彼岸花も入って、秋らしいカンジになってるし。

こっちの道で正解～ヽ(´▽｀)/

でも、このカーブはフツーにエグいよ。
クルマだったらひっくり返るんじゃない？(；・ω・)

そいえば『水曜どうでしょう』のお遍路編。
大泉さんが、クルマがはがれそうとか言ってたけど。
なるほど。こーゆー坂のコトを言うのか(≧ｍ≦)

これを絶景と言っていいのかどうか、わかんないけど。
わたし的には、ぷち絶景。

こんな山の上に人の暮らしがあるなんて。
なんかすっごいなぁーって思う。

着いたどーっ！(≧ω≦)ノ

100mぐらいは登りました。
確かにこれだけ登れば見晴らしがいいのも納得。

あ、距離じゃなくって標高ね。

あ！神社があるー♪

お寺の中に神社があるのって、なんか不思議。
神仏習合の名残ってよく聞くけど。

カトリック教会行って、いきなり仏像とかあったらビックリじゃない？
見たことはないけど(≧ｍ≦)

お社は熊野神社と書いてありました。

熊野信仰は、自然神信仰と密教信仰が合体したもの。
真言は密教だから、ココに熊野神社があっても自然な流れかな？

あ、宝福寺さんは真言宗のお寺さんです(*´ω｀*)

『あうん』の『あ』のほうの狛犬さん。

いつ見ても思うんだけど。
獅子舞に見えて仕方ないんだよね(≧ｍ≦)

がおー♪

こちらは『うん』のほうの狛犬さん。
こっちのほうが可愛い♪

牙が八重歯っぽく見えるんだよねー(*^ヮ^*)

シーサーなんかだと、口閉じてるのは女の子。
狛犬さんもそーゆーのあるのかな？

お社の雰囲気は山神社。

や、熊野神社も元々は山の神さま。
雰囲気似てても、おかしくはなさげ。

しっとりした趣きがありますねぇ。
実際、雨降ってて濡れてるけど(≧ｍ≦)

摂社の雰囲気。
これもいかにも山の神社ってカンジ。

夏に来たら、めっちゃ虫が多そう。
今もコーロギとか鈴虫っぽい音色が聞こえてて。
ちょっぴり森林ヒーリング(人*´∀｀)

横たわる巨大な物体。
岩なんだか巨木なんだかサッパリ(-ω-；)

アメリカにペトリファイドフォレスト国立公園ってゆーのがあって。
そこにある樹木の化石は、木だか岩だかわかんない状態。
これもそんなカンジの謎物体(≧ｍ≦)

お社の裏。ガチでジャングルっぽい。
ちょっぴり熱帯雨林テイスト入ってる？(´Д｀ )

奥まで行くと、なんかマムシとか出そう。
ヤマビルとかもいたりして？＞＜ ﾋｨ

一応ね、って言い方したら変だけど。
ちゃーんとお参りもしていきます♪

いつもどおり、お願いごとは特にないのでー。
ココまで無事に来れたことへの感謝のお祈り。

いつも見守っててくれて、ありがとー！ (≧ω≦)ノ

ふと見れば。
石灯篭のレリーフはお馬さん。

これは神馬ってことなのかな？
キリンさんではないよね(≧ｍ≦)

雨上がりに咲くお花。

まだまだ満開じゃないけれど。
可愛くてちょっぴり癒された・・・(*´ω｀*)

昭和の大営繕の記念碑。

ココのお寺さんは奈良時代の創建で。
かれこれ1300年は経ってます。

何十年おきに改築とかしてきたのかはわからないけれど。
お金も相当かかったろうなぁと・・(*´･д･)(･д･`*)ﾈｰ

英霊を祀る供養塔。

こんな山深い集落の人たちまで。
戦争に担ぎ出さなくちゃな時代って・・・(´Д｀ )

山里の人たちまで引っ張り出す時点で。
負けは見えてるよね＞＜

鐘楼。これは昭和46年に再建されたもの。

最初は江戸時代中期に建てられて。
その後、焼失か倒壊かでしばらく姿を消していて。
昭和になって復活しました。

やっぱり、これがあるとお寺さんってカンジがします(*´ω｀*)

これは二宮金次郎さん？
どーゆーいわれなのかは、わからないけど。

農政家として名高い彼。
数々の農村復興政策を手がけたそうで。

そう考えると、山里で人気があってもおかしくないかも。
勤勉の鑑でもあるしー(*^ヮ^*)

あ、これなんか珍しい！
緑の丸ポスト。

お茶の生産で有名な愛知県の西尾市。
あの町にはお茶色のポストが立ってます。

これもそんなカンジ？
この辺りでもお茶作ってるの見かけたし（*^-^*）

カラーリングのいわれはともかく。
郵便ポストじゃなくって、募金箱でしたー♪

お寺の敷地内にある民俗資料館。
要は運営費が赤字だから寄付してねー、みたいな。

とりあえず100円だけ♪ ( ﾉ ´ ・ω・)ﾉ ⌒ *ﾎﾟｲ

参道の下のほうになんか面白そうなのがあって。
ちょっと見てみます。

雨上がりはホントよく滑るから。
ゆっくりゆっくり慎重に。
旅先で怪我なんてしたら、目も当てられない（ノ∇`）

ハスの葉っぱがいっぱい。

草叢にみえるけれど。
ココって実は池なの？(；・ω・)

ココのは大賀ハスってゆー古代種。

もともとは遺跡発掘してたら見つかった古代のハスの実。
試しに育てたら、花まで咲いちゃったとか！(；・ω・)

もともとは千葉で発見されたのを、育てていって。
おすそ分けでいただいたものなんだそう。

お寺さんとハスの組み合わせ。
仏さまもハスのお座布団とかよく座ってます(*^ヮ^*)

お寺さんのお庭でもハスの池ってよく見かけます。
浄土宗とか真宗のお寺さんに多いかな。
なんとなくの体感だけど♪

お寺の山門。
バックショットになっちゃった（ノ∇`）

これは昭和60年ごろに再建されたもの。
明治18年に火事で燃えてなくなっちゃって。
100年ぐらい門も何もない状態でした・・・

仁王さまの像。

当時がどんなカンジだったかわからないのでー。
一概に比べられはしないんだけど。

なんかハリボテみたいでちゃっちい・・・
なんて言ったら怒られちゃう？
もぅちょっとシックで重厚感あったら、カッコいいんだけど♪

それでも再建から30年ぐらい経つと。
金物なんかはいい具合に味が出てきます(*^ヮ^*)

壁や天井が新しくて。
風情を出すにはまだまだってカンジだけど。
これからどんどんいい雰囲気になっていくのを望みます♪

そしてまたお約束の絶景ビュー♪

どこ見ても山ですなぁ・・・(*´ω｀*)

今さら気付きました。
階下はお茶畑になってます！Σ(・∀・；)

景観と実利の合わせ技。
これはすっごいアリだと思う～♪

こちらのおみくじはちょっと面白くて。
開いた後は、そのまんまお守りになるというもの。

どの七福神さまが当るかは運次第。
こーゆーガチャもなんか楽しい。

山門脇の七福神さま。

これだけ一気に並ぶと壮観です(*´ω｀*)

壮観といえば、こっちも！
仏さまの団体です(≧▽≦)ノ

真言十三仏といわれるもので。
主だった仏さまが13人並んでいらっしゃいます。

仏さまごとに唱えるお経は違ってて。
有名どころをあげるとー。

『のうまく　さんまんだ』で始まるのは、お釈迦さまと不動さま。
『おんころころ』は薬師さま。

結局まとめて『ぎゃあてーぎゃあてー』で済ませました( *´艸｀)

こっちはなんだろう。
お茶室の入口かな？

とりあえず雰囲気がよさげだったので。
蜜に誘われる蝶のようにフラフラと～ΣΣ≡≡≡ｰ(ｰ・ω・)ｰ ?

おお！これはまたナイスな和風庭園！

向こうにあるのはお茶室・・・じゃないよね。
お堂だよね( *´艸｀)

実は、こちらは庫裏エリア。
簡単にゆーと、ご住職さまのお住まい。

手前のお堂ではお参りもできます(〃'▽'〃)

お家のすぐお隣なので、静かに静かに。
おとなーしくお参りします(≧人≦)

ま。お寺さん来て騒ぐ人もフツーはいませんが（笑

でもココの雰囲気、すごいいいなぁ(*´ω｀*)

ザ・日本庭園ってカンジだよね。
紅葉の季節とか、すっごい興味あるー♪

本堂に向かっていく途中。
なにやら謎の文様が・・・

梵字なのかなぁ？
学がないからサッパリわからん(≧ｍ≦)

面白い参道。灯篭が真ん中にドドーン！
通行の邪魔じゃない？(≧ｍ≦)

神社でもこーゆートコ、まれにあるんだけど。
真ん中は神さまの通り道。
だから、真ん中空けて端っこ歩きなさい的な。

お寺にも、そーゆーのあるのかわからないけど。

道の真ん中を偉そうに歩くのは『このはしわたるべからず』をクリアする一休さんだけにしてほしい(≧ｍ≦)

そんなノリ？

ご由緒がき～♪
詳しくはこれ読んでねっ！

出たな。いつもの手抜き（￢з￢）σ

なぜにこの方向からフレアが入るのか(；・ω・)

空、思いっきり曇りだよ？
半分、雨みたいな天気だよ？

それともこれは後光なのか・・・(≧ｍ≦)

雰囲気は本堂ってゆーか、阿弥陀堂。
や、阿弥陀さま祀ってるから間違いではないんだけど。

こぢんまりしててね。
あんまりメインの建物には見えないのです。
枯れた味わいがあると言えば、あるんだけど(*´ω｀*)

あっちにも何か建ってる！

遠目に見ただけではよくわかんない謎の構造物。

御真言を唱えながら手で回すと、功徳が得られるという・・・

や、得られる得られないじゃないっ！
損得で私は動いたりしないぞ！

ただ、面白いからやるぞ！(≧ｍ≦)

ぎゃあてーぎゃあてー・・・

バカの一つ覚えです。
私はこれしか知りません( *´艸｀)

本堂のお参りも済んだので、そろそろ撤収。

ホントは最初に本堂にお参りするのがセオリー。
私みたいに『美味しいものは最後に』するのは邪道です( *´艸｀)

お寺さんの裏山は墓地になってて。
かなりムリクリ墓石を置いた感。

なんか墓石がアートのようにも、石仏のようにも。
不思議な存在感。

これは完全にアートじゃないか！

もぅ木なんだか、岩なんだか。
石碑なんだか、お墓なんだか。

そーゆーのを超越した何かに思えて仕方がない。
しめ縄とか巻いてあげたくなっちゃう＼(^o^)／

雨上がりのコスモス～♪

霧吹きで映え狙ったわけじゃないよ？
ちゃんと水滴ついてたんだから(≧ｍ≦)

裏モミジ。
さすがに9月は紅葉には早かった (・ω≦) ﾃﾍ

ま、でもモミジがココにあるってことは。
紅葉の季節はめちゃめちゃ期待できそうo(≧▽≦)oﾜｸﾜｸ♪

下界への道をトコトコと。

行きとはまた違った景色を楽しみながら。

ココの茶畑感もすごい。
絶対、見栄えも計算に入れてる！

これはこれですごく面白い絵だなぁと。
だって近所にこんな風景ないもん(*^ヮ^*)

来るときは気にも留めなかった彼岸花。
たぶん、上るのに夢中で見逃してたんだね。

こーゆーのを気付かせてくれただけでもなんか嬉しい。
これもお参りのご利益かしらん（´ー`）

最後は野に咲くお花でシメ。

お天気はイマイチだったけど。
しっとりとした風情はすごく良かったー♪
いい想い出ができました(*^ヮ^*)

おしまい。