2018夏 フランス＆ドイツ周遊 6日目午後② ミュンヘン マリエン広場・新支庁舎・ホフブロイハウス

2018/08/09 - 2018/08/12

フランス・ドイツ周遊旅も後半に差し掛かりました。
ドイツには2泊3日しか滞在しないので、できるだけ本日観光を…と考えていたものの、事前にガイドブックを見てもミュンヘンの情報があまりなく、ネットで調べている時間もないまま旅立ってしまったので、なんだかんだ行き当たりばったりな1日になりました。

ミュンヘンはドイツ南部にあるバイエルン州の州都。
バイエルン王家の宮殿であったレジデンツ博物館を見学後、夕食まで特に計画を立てていなかったので、ぶらぶらと人が集まっている方へ街歩き開始です。

マリエン広場を観光し、少し時間があったので新市庁舎の展望台に上ってみました。

夕食はホーフブロイハウスで。
ミュンヘンはオクトーバーフェストの開催地で有名な街。
ここに来たら、やっぱりドイツビールとソーセージで楽しみましょう！

エリア ミュンヘン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

入口がなかなか見つからず焦って走り回ったレジデンツの建物。

オデオン広場から見えるこちらの建物、広場から続く道「レジデンツ通り」からはずっと黄色い壁面の建物が続いており、通りに面した入口は小さくてわかりにくい。
少しマリエン広場方面に進んだところで開けた広場が見えたら折れて、奥まった所にあるこちらの入口の方が分かりやすいです。
写真の赤い看板が出ているところから入ります。今は閉館後で木の重厚な扉が閉まっていますが、開館時間は中央の扉が開いています。

マックスジョセフ広場。
向こうにはパルテノン神殿風の豪華な建物が見えます。こちらはバイエルン国立歌劇場。1818年創建だそうです。

広場の前にあった銅像。マクシミリアン1世＝通称Max Joseph（マックス・ヨーゼフ）ということでした。
初代バイエルン王で、国立歌劇場の建設を主導。

マックスジョセフ広場からレジデンツ通りを挟んで、向かいの建物。
旧市街には黄色い壁面の建物が案外多いんですね。
夏の午後、通りにはパラソルのテラス席が並び、のんびりした時間が流れています。

人が歩いている方へ向かい流れについて散策開始。ようやく落ち着いて周囲の建物を見物できました。
整然と四角い窓が並ぶドイツの街並み。パリで見た優美な曲線の印象の建物と違い、ゴツゴツしてキッチリとしたイメージ。

とてもいい天気！真昼のような空ですが18時少し前です。夏のヨーロッパは日が長くて観光にはもってこいです。
それにしても今日は本当にジリジリと暑い異常気象でした。

同じ通りを歩いていますが、このあたりから通りの名前が変わりました。
「ディーナー通り」だそうです。

こちらの黄色い壁の建物。入口におもしろい石の細工がはめ込まれていました。

高級食材店ダルマイヤー（Dallmayr）の本店でした。

カフェメニューもあります。ダルマイヤーというとデパ地下でソーセージを売ってるイメージでしたが、コーヒーも有名なんだそうです。

アロイス ダルマイヤー ファイン ダイニング 地元の料理

中には入りませんが、外観を見物。
歴史を感じさせるプレートですね。ALOISという名称はこちらにあるダルマイヤー経営のミシュラン2つ星レストラン。

ショーウィンドーに見えるディスプレイがカワイイ！
マカロンやスイーツも売られていました。
日本のデパ地下のイメージとは全く違いました。

ブラブラ街歩きの終着はこちら。マリエン広場（Marienplatz）。

ネオゴシック様式の尖塔が連なる建物。
新市庁舎です。新って言う割りに結構黒ずんだ建物ですね。酸性雨かな？

マリエン広場 広場・公園

マリエン広場は市民と観光客の憩いの場、って感じでした。
変な物売りとかもいなくて、安心して観光できます。

噴水、気持ちよさそー。こりすたちも腰を下ろして少し休憩。

アップで。なんかカワイイ。

こちらの尖塔は鐘楼。中央の緑かかった部分に有名なからくり人形の仕掛け時計があります。

ミュンヘン新市庁舎 建造物

仕掛け時計グロッケンシュピール「Glockenspiel」、1908年製。
上段は1568年に行われたバイエルン大公ヴィルヘルム5世の結婚式に催された騎士の武術会、
下段は、16世紀初頭にミュンヘンを襲ったペストの終焉を祝い、陽気に歌い踊った樽職人をモデルにした謝肉祭の踊り。人形がくるくると回ります。

地上から肉眼ではほぼ見えない小さなからくり人形。ズームで撮影してみました。
今見えている人形の他に、奥に隠れているのも含め合計32体もあるそうです。しかも皆人間の等身大の大きさがあるんだとか。

仕掛け時計は毎日11時と12時、3～10月は17時にも見られるようですが、この日はもう夕方遅かったので、動いているところは残念ながら見られませんでした。

こちらの鐘楼には展望台があり登ることができるので、時間を見てみましょう。

門の飾り。

鐘楼の入場料は大人3ユーロ、少し前の情報から若干値上がりしていました。
オープニングアワーは月-金10～20時、土日は閉館時間が早くなります。
結構遅い時間まで空いていて良かった。この後のぼることに決定。

門をくぐると写真に写っている辺りにチケットオフィス＆鐘楼への入口があります。
中庭が見えたのでもう少しぶらぶらしてから行くことにしました。

門の壁に描かれていた何か。読めません。

反対側にも。

中庭にはパラソルが出ていました。レストランのラーツケラー（Ratskeller）です。

中庭をぐるりと囲む新市庁舎の建物。

繊細な装飾。

この写真は別の通り側の入口を撮影したものです。
中庭の方からも店内席への入口がありました。

ラーツケラー ミュンヘン 地元の料理

そろそろ鐘楼へ上ります。門まで戻り入り口を探します。

案内はライトの下につり下がっていました。こちら側へ。

チケットを購入し、エレベーターで。階段を上らなくてよいのがありがたい。

エレベーターを降りて外に出たところ。見上げるとこんな感じ。

通路はかなり狭いです。窓の部分には鉄格子がはめ込まれています。

良い眺め！向こうに見える二つの丸い塔はフラウエン教会。ちょうど建物を後ろ側からみたアングルです。

フラウエン教会 (ミュンヘン) 寺院・教会

視線を下にずらしてみました。かわいらしい建物が立ち並んでいます。

ミュンヘンの街並み。あまり高い建物がないですね。

向こうにも鐘楼が見えました。
聖ペーター教会（St.Peterskirche）です。ミュンヘンで最も古い教区教会なんだとか。
ここからの方が新市庁舎も見られてよいのですが、エレベーターはなく、約300段ある狭い階段で登らなければいけないということで、行きませんでした。

聖ペーター教会 (ミュンヘン) 寺院・教会

マリエン広場を見下ろしたところ。

無数の人が小さな虫のように見える。

茶色い屋根が連なるミュンヘン市街地の風景。

別の角度から。ずーっと向こうに高層ビルが見えます。

ズームで。高層建物が見えたのはこれくらいでした。
程よい景観が守られている市街地ですね。

暫く眺めを楽しんでいると、なんだか雲行きが怪しくなり始め、ぽつぽつと雨粒が顔に当たる！

太陽が出ているのに、横殴りの雨がザーッと降ってきました。
急いでエレベーターホールのある室内にみんな逃げ込みます。

狭いエレベーターホールで通り雨をやりすごすこと10分以上。
段々暇になってきたので、ガイドブックを読んだり、置いてあった旅人のメモ帳を眺めたりしていました。

暫くすると雨は上がり、また太陽が顔を出しました。

遠くに虹が見えた！　思わず何枚も写真に収めました。
こちらはちょっとわかりにくいですが、塔のある場所から虹の足元が出ています。

さて、眺めを見納めして、そろそろ戻りましょうか。

鐘楼で市街地を見渡して、ようやくミュンヘンの街がわかってきたような感じになりました(笑)

噴水の脇を通って…

ぷくっとしたカワイイ魚の像に別れを告げて、先へ進みます。

マリエン広場を振り返ると太陽が雲に隠れ、印象的な写真が撮れました。

外に出ると、先ほどの雨で地面が濡れていました。
緑に囲われた面白い建物を発見。

レストランですね。それにしてもよく上手にこれだけツタを這わせたものです。

歩いているときに見かけた日本料理屋。
庄屋とかいてありますが、あのチェーン店とは関係なさそう。

向かっているのは、向こうの方に見えてきた…

向こうの白い壁に金色の紋章が見えてきました。

ホフブロイハウスにやってきました！

ホフブロイハウス 地元の料理

ミュンヘンといえばビール！　今夜はこちらでディナーとします。

ホフブロイハウス 地元の料理

中に入ると、大きな木のテーブル席が並び、天井にはフレスコ画のような素敵な絵。
雰囲気ありますねー。

屋内はかなり騒がしく、会話するのも声を張り上げないといけないレベルだったので、テラス席にやってきました。

雨上がりだったので濡れていない席を見つけるのが大変。
ようやく落ち着いて、さっそくビールを注文！　んまい～！ごくごく進んでしまいます。

テーブルの上に置いてあった新聞紙みたいなの、こちらがメニュー表でした。

あちらの方から売り子さんがきましたよ。

プレッツエルはこうして売り子が席までやってきます。

一つ注文してみました。デカい！　サングラスのサイズと比べてみるとわかると思います。
大人の顔が隠れてしまうくらいのサイズでした(笑)
表面についている白い塊は塩で、手で払い落して食べます。

プレッツエル売りのお姉さん。きれいな人でした。
このあとプレッツエル片手にビールが進みました。

ビールのお代わりは店内を巡回している店員のお兄さんにオーダーするのですが、担当の座席エリアが決まっている様子で、近くに来た人に順番に声をかけても、なかなか追加ビールはやって来ませんでした。

グリルソーセージを頼んでみました。
ザワークラウトが付け合わせに乗っかってます。

このあと白ソーセージを食べる予定でしたが、思わぬ悪天候に見舞われ食べそこなってしまいました…。

グリルソーセージを食べ終えた頃、また急に雲行きが怪しく辺りが暗くなり、土砂降りになってしまいました。
突然の雷雨。テラス席の客たちは急いで店内に逃れます。

雨が上がるのを軒先のテーブル席で待っていましたが、ちっともやむ気配はなく、日が暮れて夜になってしまいました。
テーブルで隣になったドイツ人が耳をつんざく大声で会話していたので、次第に頭が痛くなってきて、やや不完全燃焼のままお店を後にします。

店内に飾られていたホフブロイのマークの入った木の樽？
中からは陽気な歌声と楽団の音楽がまだ鳴り響いています。

料金は2人トータル30.7ユーロでした。

ホフブロイハウスを後にして、マリエン広場まで戻ってきました。
辺りはすっかり暗くなり、人影も少なくなった広場。

所々に警官が立っていて、夜でも治安は問題なさそうでした。
女性の観光客も普通に出歩いています。

雨はもう上がっていましたが、1日券のチケットを買ってしまい使い道もないので、地下鉄Uバーンで中央駅まで戻ることにしました。

最後に夜景の新市庁舎を眺めて、帰路につきます。

途中の写真がありませんが、ミュンヘン中央駅です。

ホテルに戻る前に水を買いたかったのですが、マリエン広場付近でスーパーが見つからず、中央駅の売店で買って帰ることにしました。

電車が停まっていたので記念写真。

ミュンヘン中央駅 (ハウプトバーンホフ) 駅

ICEです。ドイツ国内の鉄旅もしてみたいなぁ。

写真を撮っているうちに、ICEが出て行ってしまいました(笑)

向こうに停車中の赤い鉄道、自転車の絵が描かれています。
海外では自転車を持ち込んで電車に乗っている人も案外見かけますね。

電車に気を取られていましたが、最初の目的の水をまだ買っていません。
向こうに見える売店に行ってみるかな。

売店には沢山お菓子が売られていました。色々気になるものもありましたが、水だけ買ってホテルに戻ります。

ホフブロイハウスでは水を頼まずビールだけだったので、久しぶりに飲んだゲロルシュタイナーが喉に染みわたりました。

明日は早めに起床して、ノイシュバンシュタイン城に日帰りバス観光予定です。
続く。