2020.01 年末年始・鉄路でぐるっと九州四国（18）温泉よってフェリーに乗って、さよなら九州おはよう四国

2019/12/29 - 2020/01/03

別府もまた懐かしい街です。18切符でしばしば訪れたり、温泉に浸かったり、列車乗り継ぎの30分でカラスの行水をしたり……。今回はそんな懐かしい学生時代に幾度か利用したフェリーの別府ー八幡浜航路を利用することにしましょう。温泉に入ってフェリーターミナルまで歩き、九州とはお別れです。

464冊目　2020/04/27投稿

エリア 別府温泉(大分)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

特急を乗り継いで九州を一周……にはいかずとも３/４周くらいはできたでしょうか。別府駅へやってきました。

別府駅 (大分県) 駅

別府にはゆふいんの森も来ますものねえ。西日本パスで乗った、懐かしい。2020年1月1日のボードを見るのもこれが最後かな？

名残惜しいですが、特急含めて本日の鉄道乗車はここまで。改札を出ましょう。

別府駅記念スタンプ
日本一の湯けむりに囲まれた駅

別府駅前手湯 温泉

改札の外に出ると
いつも向かえてくれる陽気なおじさんの像。実は12時間ほど後にこのおっさんが誰かを勉強することになるのですが、このときはそんなことつゆ知らず、いつもの像やな～って感じでした。

油屋熊八像 名所・史跡

では駅前の通りを歩いていきましょう。

今日は元旦でしたね。そういえば。

懐かしい別府高等温泉。何度か利用しましたし、泊まったこともありました。あのとき道中一緒になったおっちゃん、今でも元気にしてるかな～。（2011.11　https://4travel.jp/travelogue/10631585）

駅前高等温泉 宿・ホテル

別府が一番！

さて、高等温泉でもよかったのですが、新規開拓もいいかなと思い、こちらの市営の温泉にやってまいりました。

海門寺温泉 温泉

海門寺温泉です。22時前ですが、ここは22時半までやっているので入っていきましょう。

それではお金を払って……え、今日は無料なの？　ヤッター！

本日は2230まで。

更衣室はこちら。

荷物が大きいので預かってもらおうと受付に行ったら、有料ロッカーを使ってくださいとのこと。そうだった、別府の市営温泉は鍵付きロッカー有料やったっけな。

ああ、いいお湯でした。入っている人は地元のお客さんに私のような旅行客にと様々。最後、あがったあとに写真を撮らせていただきました。

温泉成分表。

ロビーには自販機もあります。

いやあ、いい温泉だった、ありがとうございました。

閉館の2230に撤収。

さあ、それではフェリーターミナルまで歩いていきましょうか。本当は別府北浜あたりからバスに乗って楽できないかなあと思ったんですけど、フェリー乗り場を通るAPU行きが正月は早い時間に終バス出ちゃうんですよね。
昔ならバス代浮かすために徒歩一択だったろうに。まあ、学生時代を思い出してあるきましょう。フェリーの時間的には丁度いいし。

海門寺公園 公園・植物園

別府タワー。綺麗にライトアップされていますね。

別府タワー 名所・史跡

この辺のローソンでお茶を購入。英語表記が多かったり、アルバイトの店員の外国人だったのはインバウンドのため……というよりもAPUアジア立命館大学の留学生が多いからでしょう。

ちょっと海が見たくなり、国道から入って的が浜公園へ。ああ、海岸から見る別府タワーいいねえ。

的ケ浜公園 公園・植物園

波打ち際でしばしまったり。うん、歩いてよかった。

SPAビーチ ビーチ

さあ、どんどん歩いていきましょう。北浜温泉テルマスの隣を歩いて国道へ戻ります。

北浜温泉 テルマス 温泉

さて、今日の晩ごはんはどうしたものか。

一度、ここのジョイフルで大分名物とか言ってとり天定食を食べたことがあったっけ。確かに大分名物なんだけど、今住んでいる岐阜にジョイフルあるしなあ。その気になればすぐ食べに行けるし……。

地図見ながら考えた末、リンガーハットにしましょう。大晦日の長崎では長崎名物食べそこねたからね。
こらそこ、結局どちらも全国チェーン店じゃないかとか言わない。リンガーハットも岐阜駅にも大垣駅にも大垣イオンモールにもあるとか言わない。だって元旦の晩23時に開いてる店って限られるでしょ！？
よーし、それじゃあ長崎ちゃんぽんの麺大盛りで……ありゃ、リンガーハットも元旦にはやっていなかったみたいです。あらら。

近くのマクドもいつもは24時間営業ですが元旦は22時閉店。日本の働き方改革はここまで進んでいたというのか。

しゃーない、しかしそうなると晩ごはんどうしよう。フェリーターミナルまでにコンビニでもいいからあるかな？

おお、マックスバリュあるやん、しかも元旦にも関わらず24時間営業してる！　ありがとうイオン！！

マックスバリュ別府店にて無事に食料調達ができました。フェリーのりばはもうすぐ。

別府交通センターの隣を通って……

別府交通センター お土産屋・直売所・特産品

はい、2327に到着しました宇和島運輸。4travelのスポットには、さんふらわあが発着する別府観光港は登録されていますが、こちらのフェリーターミナルは未登録なのですよね。別府観光港よりも南側、別府交通センターのすぐ隣にあります。

あれがこのあと乗船する船ですね。

それではターミナルに入って

旅客運送申込書に記入。

切符を購入します。これから乗船するのは別府→八幡浜の６便で出発は2350。あと20分です。いつの間にやらいい時間になったな。

切符購入。大人1名3350円。八幡浜についてからはそのまま朝5時半まで船内休憩していきます。いつぞやのように寒いフェリーターミナルに放り出されてはかなわんからな……。
GWやお盆、シルバーウィークなどの多客期には船内休憩ができない時期もあるようですが、正月を含めた年末年始は多客期にはならないのでした。これほどの連休なのに。

明るい時間のフェリーに乗るなら、ここでとり天弁当や唐揚げ弁当を購入して、景色を眺めながら食べるのも良さそうですね。ここの航路、夜行便が使いやすくて明るい時間に乗ったことがないんだよなあ。一度乗ってみるのもいいかも。

それでは乗船口へ。

この別府ー八幡浜航路はたしか2009年の西日本パスのときと、2012年の旅行で使ったんだったかな？　どちらも八幡浜からの乗船でしたが。すぐに思い出せないだけで、他にも使ったことがあったかもしれません。
2012年の方は旅行記に書いていました（https://4travel.jp/travelogue/10706906）。

本日の宿兼四国への移動手段はこちら。フェリーあかつき丸です。2014年6月に就航した、比較的新しい船ですね。

それでは、乗るぜフェリーあかつき丸、渡るぜ四国。

乗船。

結構テーブルも多いですね。さっき調達してきた晩ごはん食べるところには困らなさそう。

まずはカーペット席で寝るところを確保。

３階のカーペット席です。乗船率はこんな感じ。

寝床確保できたので、ちょっとデッキに出てみましょう。

上部デッキへ。

煙突は２本。赤と黒に塗られていますね。

船室の様子。

それでは船内を散策。一度夕食をテーブルに広げるも、先に船内散策と出港してからの景色を眺めにデッキに戻らねばと思い直し、いそいそと片付けました（笑）。

船内の販売は自動販売機。売店やうどんコーナーまであったようなのですが、深夜便となると流石にしまっていますね。

小さいですがゲームコーナーもありますね。

時間になりまして出港。再びデッキへ。

ああ、別府タワーが見える。

別府の街が、九州が、離れていくよ。

離れていく別府の街の灯りをひとしきり眺め、満足したのでそろそろ船内へ。

おや、２階のカーペット席は３階よりも空いてますね。……よし、こちらで寝ようとリュックを移動。

船内案内図。

ちなみに、フェリーあかつき丸には上級室も設置されていたみたいです。比較的短時間の航路ですが、色々な設備がありますね。

そろそろ日も変わろうかという頃。それでは宴といたしましょう。2割引、3割引、4割引、そして半額。

先程のマックスバリュで購入した品々です。人吉で買った球磨焼酎はともかく、二日市で買ったポテトソーセージがまだ残ってたりも致しますが、ポテトだし冬だし大丈夫（汗）。
九州最後の食事（もう岸から離れてるけど）は海鮮丼にとり刺し。この旅でとり刺しひたすら食べてるなあ。今日の昼も似たような感じだったし。まあいいや。

ミネラルやビタミンの不足が気になったのと、なにより半額だったので買ってみましたがワカメは野菜に入るでしょうか。後から鑑みれば、もっとビタミン補給すべきだったかな。寝不足続きの中でひたすらとり刺しと酒飲んでたようなものだったし。

球磨焼酎・繊月を飲みながら、去りゆく九州の地に思いを馳せます。

酒蔵の名前が繊月酒造なんですね。あ～うまい！　うん、ボトルで買って帰ればよかったな。

たまにデッキに出ては夜風にあたって

あのあたりが大分市街地でしょうかねえ。

あと、モバイル機器も充電しつつ。こうして元旦の夜は更けていったのでした。

さあ、そろそろ寝ましょうかね。

1時間くらいちびちびやってたのか。もう九州よりも四国の方が近いですね。佐田岬沖やん。
それではおやすみなさい～。

「♪～乗船中のお客様に、ご案内申し上げます。長らくのご乗船お疲れさまでございました。まもなく、下船のお時間です。船内にお忘れ物が無いよう、お支度をお願いいたします」

おはようございます。朝5時7分。起床の時間です。

ああ、無事に八幡浜港に着いていますね。入港時は完全に夢の中でございました。

宇和島運輸フェリー 乗り物

宇和島運輸フェリー 乗り物

それでは下船いたしましょう。

突堤の反対側にも宇和島運輸のフェリーが停泊していますね。

それでは

タラップで下船いたしましょう。

八幡浜港到着です。

向こう側の船はあけぼの丸でした。

2017年12月に就航した新造船だそうです。

こちらが私が乗ってきたあかつき丸。

宇和島運輸フェリー 乗り物

船内休憩していた人たちが車で船から出てきていました。

八幡浜港 乗り物

寄らなくてもいいのですが、ターミナルの中へ。

今から10年前、2010年の1月にはここで極寒の夜を過ごした覚えがあり、あまりいい思い出ではないのですが……。椅子があの時と比べて変わったなあ。クッション付きになった代わりに肘掛けがついて寝転がれなくなっとる。
https://4travel.jp/travelogue/11535671

八幡浜港 乗り物

さあ、駅に向かって歩きましょうか。

八幡浜港 乗り物