2020.01 年末年始・鉄路でぐるっと九州四国（16）新幹線乗り比べして、きりしま12号で日豊本線

2019/12/29 - 2020/01/03

九州新幹線と肥薩線を乗り継いで、鹿児島までやってまいりました。
せめて桜島フェリーで往復くらいしたいのですが、ここは特急乗り放題切符らしく乗りまくりを優先することにしましょう。

462冊目　2020/04/23投稿

エリア 都城(宮崎)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JR特急

そんなわけで肥薩線からの鹿児島中央駅。このまま「指宿のたまて箱」に乗車して国鉄型気動車改造の観光列車4連続とかやっても楽しそうですが……。あれ、全車指定席だし、「きりしま」乗れなくなるし。ということで、新幹線乗り換え改札口へやってきました。

鹿児島中央駅 駅

乗車するのは「さくら404号」博多行き。

新幹線ホームの駅名標。

お、この車体は……。

やったね！　800系新幹線じゃないですか。

N700系もいいけれども九州新幹線といえばやはり800系でしょう。今日は特に自由席限定なので、自由席でも4列のこちらの方が。

九州新幹線 800系 さくら 乗り物

800系とN700系先頭車比較。N700に比べると800系の先頭ノーズはシンプル。

最高速度が高くないおかげで、そんなに先頭形状考えなくていいんでしょうね。

このあたり、E5系・E6系とE7系の関係に通ずるものがあります。

なんにせよ800系に乗車するのは久しぶり。そもそも九州新幹線に乗車するのが10年ぶりくらいの勢いなのですが……。

それでは乗車。ああ、号数表示、こんな感じの点線で描かれていたなあ。

側面の行き先表示はさすがに700系の幕式ほどではないものの、古さを感じるオレンジ系のLED表示でした。

そして車内。

やはり800系といえばこれでしょう。

このゆったりとした車内。自由席で新幹線で2+2の4列ですからねー。

切符にはちゃんと鹿児島中央での入場記録が印字されました。

それでは出発。鹿児島中央を出るとすぐにトンネルに。

こんな感じの風景をトンネルの合間に見せながら……。

車内散策もしたいところですが、早々にデッキへ移動。

はい、1駅乗車して川内駅にて下車です。

この横のラインもこうしてつばめが飛ぶような遊び心があるんだよなあ。

このつばめが飛んでるロゴマークもいいですが、昔の「つばめ」と大書された表記も好きだった。

ドット表記の号数表示

川内駅ホームと駅名標。

川内駅 (鹿児島県) 駅

さて、いつもなら列車が発車していくところをホームで見送るわけですが。

今回はさっさと改札階へ。

そして改札を出て切符の出札記録を印字したら、即折り返してまた改札の中へ（笑）。

というのも、1316発の「さくら404号」でやってきて、次に乗る列車は1319発の鹿児島中央行き「さくら549号」。乗り換え時間はわずか3分。ここまでして新幹線に乗りたいか（笑）。

というわけで改札から即とんぼ返りでホームへ向かいます。あら、ここにもまたお酒が。

うん、まだ来ていないぞ。間に合ったよかったよかった。

川内駅の改札記録は1318出場・1319入場。改札外の滞在時間は実に1分以下（笑）。

ホームの時計を見るとまだ17分くらいなので、改札の時刻が少しずれているかもしれないですね。

で、ちょっと待ってると……。

キタキタ。

「さくら549号」に乗車します。

800系と比べると、尖ったところはあまりないですが、逆に落ち着いた印象。東海道新幹線だとシートも青色でビジネス特急！って感じがしますけど、シートの配色だったり、デッキの木目調だったり、落ち着いていい感じじゃないでしょうか。

N700系は充電コンセントがあるので、この機会に短時間ですが充電。今晩充電できるかわからないからなあ……。

で、しばらくするとこの案内表示になって

あっという間に終点の鹿児島中央駅に到着。

これにて本日の新幹線乗車は終了。

さっきとは異なり、N700系が並びました。

あ、向こうのホームにもいるね。案外800系って少ないのかな。
……考えてみれば、800系が導入されたときの開通区間は鹿児島中央ー新八代だけだもんね。

鹿児島中央駅 駅

次に鹿児島中央の新幹線ホームに来るのはいつでしょうか。

最後に駅名標を撮影。

では、改札を出まして

待ち時間の間に昼食でも……この混み具合では無理ですな。鹿児島ラーメンとか黒豚でも食べようかと思ってたんだけど。

なので、駅前へ出て

ダイエー……じゃなくてイオンに向かいます。

地下通路を通って

地下の入口からそのままイオンへ。

とり刺しをはじめとして、色々と仕入れていきましょう。鹿児島から列車で出発するときは、ここでとり刺し仕入れるよねえ。

色々購入できたので駅へ戻ります。大階段はなくなったけど、大観覧車は残っていますよ。

駅前の広場では2020年の記念式典なのか、鏡開きなんかやっていました。新年だなあ。

さあ、駅へ。

次の列車は鹿児島中央駅を1419発の「きりしま12号」です。

ホームにやってきました。

お、菜の花塗装のキハ200。

そういえば、「指宿のたまて箱」を見送ったりとかできなかったな。まあ、食料確保は重要だし、次列車の座席確保も重要だし……。

向こうはまだまだ頑張る国鉄型415系。

で、次に乗車する「きりしま」はこちら。

ヘッドライトが光っていてカッコいい。

正直、写真としては白飛びしてたりして微妙なんですが、まあいいや。ライトを点灯させているところがカッコイイので表紙にしてしまいましょう。

特急 きりしま 乗り物

787と言われると乗り物ファンの皆様は飛行機を思い浮かべる方が多いでしょうが、こちらのほうが古株なんですよ（と言いつつ、セントレアのFlight of Dreamsで大はしゃぎしていた私　https://4travel.jp/travelogue/11416544）。

787ロゴマーク。有明マークや、ツバメマークも。

行き先表示。宮崎行きの特急。この特急電車もワンマン運行です。

787 LIMITED EXPRESS
AROUND THE KYUSHU
KYUSHU RAILWAY COMPANY

それでは乗り込みましょう。

デッキの様子。

色遣いがメタリック。最近の木製全開なJR九州車両とはテイストが異なりますね。

デッキに掲示されていた「きりしま」の時刻表。今回のプランを組んでて思ったことですが、日豊本線で大分方面の最終特急の時間が意外と早い！　この14時過ぎの特急に乗りそこねると、大分まで日豊本線で行けません。普通列車が宗太郎越え３往復だったときに何度も日豊本線普通列車で帰ったけれども、言うほど時間が変わらないような……。

まあ、博多方面に行くなら新幹線だし、宮崎から博多に行くのもバスと新幹線の方が早いし。そもそもバスも多いだろうし。

客室の様子。いいですねえ。これから宮崎、そして大分まで787系のお世話になるわけですが、ゆったりとできそうです。

時間になりまして、鹿児島中央駅を出発。

先程も眺めた鹿児島駅前電停に

鹿児島駅

大学卒業後も度々旅行に来ては会っていた鹿児島の友人に、「鹿児島来たよ～これから出発するよ～」と連絡（笑）。いや、前もって滞在1時間強で鹿児島に来ることは知らせていました。

そして錦江湾に桜島。先程の絶景をもう一度楽しみましょう。

竜ケ水駅を通過。

車内検札のため切符を出しておきます。新幹線入出札の記録が６回つきました。

シートポケットにはこうした案内も。津波予想時の避難方法など

７８７系４両編成の運用エリア。特急「きりしま」と「にちりん」。こうしてみると、海岸線を走る区間も多いですねえ。

さて、それでは。お待ちかねの昼食の時間でございます。桜島を車窓に眺めながらいただきましょうか。じゃ～ん、豪勢でしょう。

お酒は球磨焼酎の繊月と、黒霧島を準備。
鯖寿司三種盛りに

とり刺し、今度はちゃんと一人前（笑）

そして鶏レバー甘辛煮に玉子。最後の鶏レバー＋玉子以外は定価購入なので実にリッチ。

いやあ、いいですわ。美味しい。酒も旨い。
やっぱし「きりしま」車内では酒も「霧島」でしょう。霧島神宮駅の駅名標と黒霧島。

霧島神宮駅 駅

いやあ、昼間から酒が飲める、正月はいいですな。
車内で酒が飲める、特急はいいですな。

まあ、正月でなくても、普通でも飲むんだけどさ。

酒のんで旨い飯を食ってたらいつの間にやら山を抜けてしまいました。西都城駅。

西都城駅 駅

そして都城駅。

都城駅 駅

都城周辺を抜けると、また山がちなエリアに。

普通列車の行き違い待ちでよく覚えている青井岳駅

青井岳駅 駅

何度もここで停車したからなあ。

青井岳駅 駅

日本の路線って山の中でも結構集落があったりするんですが、日豊本線ってひたすら周りは山！森！みたいなところがずっと続くのよねえ。霧島あたりとか、この青井岳あたりもかな。

いやあ、この感覚懐かしい。黒霧島での酔いも手伝って、久しぶりの日豊本線で気分が上がります（って分かる人いるかな？）。

青井岳周辺を抜けると宮崎都市圏へ。

いや、都市圏というよりは宮崎市の生活圏？　文化圏？

沿線風景は都市には程遠いですね。

車庫が見えてきたら……あ、サンシャインだ！
東京の池袋じゃないです。宮崎を走る普通電車の713系です。

南宮崎駅に到着。日南線はこちらから、懐かしい。接続が案外微妙だったりしたんだよなあ……。

南宮崎駅 駅

隣にもサンシャイン。今回は特急乗り放題なので、817系や713系なんかの懐かしいJR九州普通列車達に乗れないのは残念。まあ、贅沢な話ですが。

さあ、ラスト一駅。

終点宮崎

はい、宮崎駅に到着。

いやあ、７８７系で行く日豊本線の旅、快適でした。

ふと見ると、あっちもこっちも787系。いやあ、新幹線の開通で南九州が485系から787系に置き換えが始まり、普通列車にも817系が投入されて……ってなった頃、南九州マジで変わったな～って感じたことを思い出しました。あれからもう何年経ったかな。787系も南九州に馴染んだでしょうか。

それでは改札へ。

そうそう、宮崎駅の改札口もホーム別になっててちょっと変わってたんですよねえ……。

あら、宮崎駅改良工事中でした。どうやら、これを見ると改札口が自由通路を挟んでホーム別に分かれているこれまでの形から、改札口が一箇所にしゅうやくされた新しいスタイルに変わるらしい。工事予定を見ると、今はもう改札口変わっているでしょうね。ホーム別改札時代、最後に訪れることができました。

鹿児島から2時間位でしたねー。

宮崎のD＆S列車といえば、高千穂鉄道から譲渡の改造車が使われる日南線「海幸山幸」一度だけ短区間ながら自由席に乗ったことがあるなあ。

記念スタンプも押して

ポケット時刻表があったので、ついもらってしまいました。ゆふいんの森、30周年！　また乗りたいなあ。

あ、B＆Sみやざきの宣伝。博多まで3時間ほどで5000円ほどか。

せっかくなので、駅の外に出て。フェニックスかな、宮崎だ、南国だなあ。

宮崎駅をパシャリ。では次回に続きます。

宮崎駅 駅