渡り鳥がやって来た県立三ッ池公園に行ってみました！

2018/12/04 - 2018/12/04

暖冬予報が出ている今年の冬ですが、１２月４日（火）は首都圏の最高気温が２２℃にもなるという予報。一転、今週末には最高気温が９℃とか。
そうは言っても季節的には冬。県立三ッ池公園には、渡り鳥が来ているでしょうか？
家内が弁当を作り、遠足気分でお散歩して来ました。

エリア 鶴見(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

「三ッ池公園」までは、我家から歩こうとすれば歩ける距離なんですが、公園内でも歩くので、自宅近くのバス停からバスに乗っています。

臨港バス 乗り物

「寺尾中学入口」で降ります。
利用したのは、「川崎鶴見臨港バス」。
主に横浜市北東部・川崎市東部を走る、京急グループのバス会社です。略称、臨港バス。

１０分程で「神奈川県立三ッ池公園」に到着です。
南口から入場します。

三ツ池公園 花見

樹木の葉は大部分が落ち、季節は確実に冬の筈なんですが、なにせこの日は暖かい。
家に帰ってニュースを観てたら、西日本や金沢では２５℃を超えて夏日になったとか。　

「神奈川県立三ツ池公園」。

面積は、約29.7haで、開園は1957（昭和32）年4月9日。
その名の通り、園内には3つの池があり、江戸時代1787（天明7）年に、農業用水のため池として浚渫・整備されました。

「上の池」沿いから歩いていきます。

季節外れの桜。

花は小さく、かつ、少ないです。

「冬桜」とありました。

ジャンボすべり台。

大勢で一度に滑ることのできるすべり台ですが、この日の使用者はゼロ。
さすがに初冬の平日・・・。

池の水面にモミジ。
あまり赤くはないですが・・・。

この紅葉は赤い方でした。

イチョウはもうチラチラ散っています。
でも、頑張って残ってる方。

「中の池」に来ました。

クヌギ。

最近新しく出来た休憩所。
おじさんが二人・・・。
暇な人。私と同じです。

「中の池」を進んで来ています。

渡り鳥も来ていました。
まだ、その数も種類も少ないです。

可愛い「キンクロハジロ」。

目が黄色（金色）で、背の羽が黒、腹の羽が白で、キンクロハジロ。
20センチほどの小さな鳥です。
皇居にも飛来するようになって、昭和天皇がことのほかお好きだったらしい。

イチョウ。

誰かがハートマークにしたイチョウの落葉。

花の広場に来ました。

カツラ。

花の広場のオオモミジです。
多分、この公園で一番赤い。

ツバキ。

こんなのもあります。
真っ直ぐ進んで降りていくと・・・。

遊びの森です。

休日は子供たちで一杯なんですが、今日は２～３組。

「里の広場」の芝生で食事です。

ビール持ってきました。
美味い！！

おにぎり、これも美味し。

ここにも水鳥。

公園内には神社もあります。

「下の池」にやって来ました。
ここにソメイヨシノの古木があります。

これが開花標準木となっています。

ジョロウグモ。
越冬は出来ません。
卵を産んで、子孫が来春新しい命を繋ぎます。
「ダーウィンが来た」か「ワイルドライフ」か・・・。

歌碑がありました。

「千町田に引くともつきじ君が代の惠みもふかき三ツ池の水」。
三ツ池がまだ灌漑用水の溜池だった昔、水の恵みついて歌った作。

見た目は冬の池ですが、気温は生暖かい。
私は、この日、半袖でウロウロしてました。

テレビ神奈川の送信所（通称：三ツ池タワー）が見えて来ました。

「コリア庭園」にやって来ました。

これは、「 ヘチ像」。
ヘチは「善と悪を見極めることができる想像上の動物」です。

コリア庭園 公園・植物園

ここは、1990年に神奈川県と韓国・京畿道との友好提携を記念して作られた庭園で、広さは面積約5,000平方メートル。
李朝期（1393年から1910年）の地方貴族の山荘庭園をイメージした庭園です。

地元に居ながらにして韓国の雰囲気を味わうことの出来る施設です。

前庭にある「方池円島」。
方形は地の陰を、円島は天の陽を象徴します。

エンジュの木。
エンジュは周辺の地気を集め、家勢が繁栄する吉祥木として植えられました。

そのエンジュの植込みも、「陰陽石」としての意味を持たせています。

朝鮮期独特の石塀。
雰囲気あります。

案内板があります。

屋敷内に入ります。

「トゥホノリ」。

投壺遊び。
壺に矢を投げて入れる伝統遊びで、トゥホは漢字で表すと「投壺」。
壺から少し離れたところから矢を投げて壺に入れます。
もともとは中国の宴席で行われた遊びで、百済や高句麗、そして日本にも伝わったとされます。
両班たちが行った遊びで、朝鮮時代には王も行ったといわれます。

「別堂」。

正門から中に入って一つだけある建物は、別堂と呼ばれ、主人が客人を迎える部屋です。

「通友齋」。

この別堂は、友好と文化交流を記念して「通友齋」と名づけられました。
中にも入ることができます。

この屋根の「反り」が、朝鮮時代の「両班屋敷」の特徴がよく出ています。

オンドルの煙突と、後ろの壁は花階になっているのも特徴的です。

「チャントッテ」、醤甕置き場。

「チャン＝醤」とは、広義には食品を食塩と麹で発酵させた調味料や食品のことで、大豆や穀物を発酵させた穀醤（こくびしお）以外に、魚を発酵させた魚醤（うおびしお、魚醤（ぎょしょう)、肉を発酵させた肉醤（にくびしお）など、主原料が広範囲に亘ります。

チャンの筆頭に挙げられるのは、カンジャン(醤油)とテンジャン(味噌)です。
韓国らしい風景ですね｡

半月池の向こうには、六角亭「観自亭」を配しています。

ここから自然を愛でたり、移り行く季節を感じたのでしょう。

「観自亭」から見える風景です。

「別堂」の前には、「半月池」と「主庭」。

石塀の外を見ています。

後苑方向です。

「後門」。

門の外を「後苑」と呼びます。

こちらの石塀はより装飾が施されています。

後苑には自然が残り、紅葉もきれいです。

正に、四季を慈しんだ両班の生活が偲ばれます。

ゆっくり両班気分に浸りました。

コリア庭園を出て来て、見上げると三ツ池タワー。
ここが一番近いようです。

そろそろ、帰ることとします。
南門に向かいましょう。

三ツ池公園 花見

上の池まで戻りました。
春、桜の時期には花筏ですが、この時期は枯葉筏でした。

ホウノキ（朴ノ木）。
初夏には白い大きな芳しい花が咲きます。

朴葉。

朴葉味噌や朴葉焼きで使います。
何故か、殆どの葉が裏返しに落ちるといいますがその通りです。

南門近くまで戻りました。
もう一枚モミジを撮って帰りました。

暖冬続きで、１２月に入っても横浜ではまだまだモミジが楽しめますが、今年は特に暖かい。
渡り鳥の渡りもまだまだこれからでしょう。