神宮外苑を散策。銀杏並木はほぼ散ってしまってました～。

2017/12/10 - 2017/12/10

先週「Tokyo健康ウオーク2017」で、板橋・北区をウォークしましたが、その際、「定期的に歩こうか～」と夫婦で話し、今週は神宮外苑を散策して来ました。
神宮外苑といえば、有名な銀杏並木ですが、過去にこのイチョウの紅葉の最盛期に来たことが無いのですが、案の定今年もきっちり外し、ほぼ散り去っていました。
ただ、初めて神宮絵画館にも入館し、ゆったりとした休日を送りました。

エリア 信濃町・千駄ヶ谷(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩

自宅を１０時半頃出て、渋谷まで電車、渋谷から神宮外苑まで歩いてます。
これは表参道。
人通り多いですが、目もくれず外苑方面へ。

建物工事中で、その向こうに六本木と東京タワーが小さく見えました。

国立競技場は、２０２０東京五輪に向け、急ピッチで工事中。

１２時近くなりました。
ホープ軒で腹ごしらえ。

ラーメンの店 ホープ軒 千駄ヶ谷店 グルメ・レストラン

昭和35年、屋台を借りて始めたのがきっかけという伝統のラーメン。
当時は、赤坂や新橋などを屋台をひいて周り、1杯50円だったらしい。

３階席に案内されました。
ネギはお好みで好きなだけ入れることが出来ます。

ラーメン７５０円です。
そこそこ背油ありますが、それほど油濃くない。
独特の旨みがあります。

でも、家内は、面が太いし油が強いのであまり好きではないそうです。

新国立競技場の完成予定日は、2019年11月30日。

ご存知の通り、イラク生まれのイギリス人のザハ・ハディッド氏な設計案が工期・費用の問題から白紙にもどされ、再コンペの結果、大成建設・梓設計・隈研吾のチームによるA案が採用されました。
その後、解体工事の開始が、日本スポーツ振興センター (JSC)による入札の不手際により遅延したなどありましたが、工事はご覧の通り大分進んできたようです。

国立競技場 名所・史跡

子供用のレンタル自転車。
自転車教室もあって、２時間で自転車に乗れるようになる子もいるそうです。

「聖徳記念絵画館」にやって来ました。
建物としてあることは知っていたし、中が美術館だと言うことも知ってはおりましたが、今回初入館です。

御鷹の松。

三代将軍徳川家光が鷹狩りの途中、この地で休息していたところ、江戸城より愛鷹「遊女」が飛来し、境内前庭の松に止まったという言い伝えがあります。
家光はこれを大いに喜び、この松を「遊女の松」と名付けたとか。
時代が下ってからは「御鷹の松」、また地名から「霞の松」と称されるようになりました。
もちろんこの松は当時のものではありませんが、場所をこちらに移し「御鷹の松」として黒松を植えてあります。

「聖徳記念絵画館」。

聖徳記念絵画館 美術館・博物館

絵画館前のこの角池は、昭和34～5年頃、子供用プール「かっぱ天国」となり、市民に開放されたそうです。
先日、BS日テレの 「ぶらぶら美術・博物館」で紹介されていました。

竣功は、1926年（大正15年）10月22日。
歴史的建造物、重要文化財指定。
鉄筋コンクリート造りで、岡山県万成産花崗石で、ピンク色がかった美しい石です。

観光バスもチラホラ。

入館しましょう。
入館料は５００円。年中無休です。

聖徳記念絵画館は、明治天皇と同妃・昭憲皇太后の御聖徳を永く後世に伝えるために造営された絵画館。
館内には、明治天皇・昭憲皇太后の御事蹟を伝える大壁画（縦3m横2.5～2.7m）が、画題の年代順に８０点展示されています。

建物表面は多少黒ずんでいますが、雨風に直接当たらないこの部分は、確かに花崗岩の色がピンクですね。

国産大理石が美しい。

館内は撮影禁止ですのでカメラを使えるのはここまで。

エントランスロビーの美しさは圧巻です。
また、壁画も徳川慶喜の「大政奉還」、勝海舟と西郷隆盛の「江戸開城談判」、「大日本憲法発布式」など歴史の教科書で見たことのある絵などたっぷり楽しめました。

大理石の中には、古生代のフズリナの化石も。　　

ポスター。
今年は大政奉還１５０年！
ここの「大政奉還」図が使用されています。

大正１５年に完成し、震災や戦争にも耐えた建物です。

「樺太日露国境天測標」。

日露戦争に勝利し、１９０５年（明治38年）に締結されたポーツマス条約で、樺太の北緯50度以南は、日本の領土となりましたが、その境界を標するために4基の天測標と17標の小標石が建てられました。
絵画館の壁画の中にもこの様子を描いた作品がありました。

現在、絵画館前庭西側にあるこの境界天測標石はレプリカで、外苑造営時に当時の樺太庁から奉納されたものだそうです。

折角ですので「銀杏並木」を歩きます。
絵画館側から、青山口に向かいます。

実はもう殆ど枯れていて、黄色い葉が残っているのは一番手前のこの木だけのような感じ。

樹齢は１００年超です。

1908年（明治41年）に新宿御苑の在来木から採集した種子を豊島御料地（現在の明治神宮内）の苗圃に蒔き、樹高6m内外に成長していた1,600本より選び、更に年々樹形を整えてきたものを1923年（大正１２年）に植栽したものです。

明治神宮外苑 公園・植物園

葉が落ちて、逆に綺麗な円錐形も見ることができます。

実は、地盤は青山口から絵画館寄りでは約1m下がっています。
また、樹高は青山口より下り勾配にしたがって低くなっているので、こちら側から見るほうが遠近法で迫力が出るのだそうです。

殆どは散っています。

イチョウの葉がふかふかです。

前を幸せそうなカップルが歩いていました。

この後、「青山一丁目」駅から地下鉄銀座線に乗り帰宅しました。
何だかんだで１５０００歩ほど歩きました。
明日から寒くなるそうです・・・。