町田市の薬師池公園で春の訪れを感じてきました！

2017/03/20 - 2017/03/20

３月お彼岸の３連休。
前日は「浜離宮恩賜庭園」に行きましたが、この日は気分が塞ぎがちな義母を引っ張り出して、家内の実家から程近い町田市立「薬師池公園」に出かけてみました。
サクラにはまだ早く、梅はもう終わりという微妙な時期でしたが、それなりに楽しめた一日でした。

エリア 町田(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車 徒歩

「薬師池公園」。

家内の実家からは車で１０分から１５分ほど。
立川の昭和記念公園にでも行こうかと考えていましたが、お彼岸で道路も混んでることが想定されたので敬遠し、近場で春を感じてみましょう。

薬師池公園 公園・植物園

車を第一駐車場に停めて、公園に入って最初にあるのが、ハス田。

もちろん、今はまだ、ただの泥田です。
ここでは７月下旬～８月にかけて、大賀博士が発掘した2,000余年前のハスという「大賀ハス」が楽しめます。

早咲きのサクラがありました。

綺麗ですね。
この公園、案外サクラは少ないのですが、今、正に満開でした。

熱海寒桜という種類らしい。

メジロ、ツグミなどの小鳥も居ましたが、上手く撮れませんでした。

この白い花は・・・。

「タムシバ」。

モクレン科の花で別名を「ニオイコブシ」。
花はコブシに似てますが、コブシが花の下に葉が一枚ついているのに対し、タムシバは花の下に葉がないのだそうです。
また、ハクモクレンはほぼ上を向いて咲きますが、コブシとニオイコブシは花に方向性にはありません。
分りにくい・・・。

ツバキなどが植えられている山の方は木が落葉樹が多いのか、すっきりと見渡せます。

家内とお義母さん。
一応お元気ですが、体調が優れない日もあったりして、気分が塞ぎがちの時もあるようです。
今日は親孝行で、表に引っ張り出しました。

ハス田を見下ろしています。

町田市立の「薬師池公園」。
1982年に「新東京百景」、1998年には「東京都指定名勝」に指定。さらに、2007年に「日本の歴史公園100選」に選定された町田市を代表する公園です。
園内中心部には池があり、梅、椿、桜、花しょうぶ、大賀ハス、新緑・紅葉等、四季折々の彩が訪れる人々を楽しませてくれます。

小田急沿線の小学生は必ずといっていいほど遠足で来るそうです。

薬師池です。

かつて「福王寺池」ともよばれ、天正5年に北条氏照の印判状が野津田の武藤半六郎（河井家祖先）にくだり、水田用水池として天正18年まで開拓されたのが始まりだそうです。

その後、宝永5年にこの溜池は泥砂で埋まり、大塚村、小山村、高ヶ坂村などから人足が出て、3年間を費やし泥砂をさらいました。しかし、文化14年にふたたび泥砂で埋まり、渇水状態となったため、普請願を提出し、ひでりにあえぐ七町余歩（約7ヘクタール）の水田の水を得るため、溜池を堀りなおし、今日にいたっています。
面積は、7,700平方メートルあります。
（町田市ＨＰ）

穏やかな春の日差しです。

梅林にやって来ました。

梅は、満開を過ぎました。

旧永井家住宅。重要文化財。

旧 永井家住宅 名所・史跡

永井家は多摩丘陵で代々農家を営んでいたそうですが、多摩ニュータウンの建設にともない町田市に寄贈され、昭和50年（1975）にこの薬師池公園に移築されましたた。
建築年代については、構造手法からみて17世紀末ごろと推定されます。
（町田市ＨＰ）

典型的な多摩丘陵地の農村家屋で、多摩地方では最も古い民家に属し、当時の生活を知る上でも重要な古民家です。

茅葺で、土間があり、懐かしい感じがしますが我々世代でもすでにこの様な家は無かった・・・。

福寿草。
葉っぱがぼうぼうで、普段見慣れているのと大分違います。

韓ドラの「福寿草」を思い出します。
チェ･ユラは悪い女だったなぁ・・・（笑）。

ボケの花。
赤いのをよく見かけますが、これも綺麗でした。

滝が流れています。

ふと、お義母さんが見つけたカタクリの花。

花言葉は、「初恋」「寂しさに耐える」。

この公園にあるもう一軒の古民家が見えてきました。

旧 荻野家住宅 名所・史跡

旧 荻野家住宅。

もとは三輪町にあった医者の家で、医院を兼ねていたものでした。
昭和49年(1974年）に薬師池公園内に移築復原され、東京都指定有形文化財に指定されています。
（町田市ＨＰ）

やくし茶屋で休憩。
これは家内のお団子セット。

お義母さんは甘酒、私はアイスクリームでした。

萬葉草花苑。

その名の通り、万葉集に詠まれる約７０種類の草花を中心に植えられています。
入ってみましょう。

萬葉草花苑 公園・植物園

これは？
割合よく見る木で、沢山の白いつぼ状の花が咲きます。

アセビまたはアシビ（馬酔木）だそうです。
なるほど～。

セイヨウスイセン。

先にも見た福寿草。

カタクリ。

やはり、森の妖精です。

ありました、黄色い花・・・。

ミツマタです。
その名の通り、三つ叉に分かれた枝の先に黄色い花が咲いています。

稀に、三叉でないのもありますが大体は三つに分かれていますね。

ご存知の通り、日本の紙幣はこのミツマタをメインの原料にして作られています。

これは？
アヤメやショウブに似てるけど背丈が低い・・・。

「カンザキアヤメ」（寒咲菖蒲・寒咲文目）でした。

ネコヤナギ。

銀白色の毛は、ネコの尻尾に似ています。
上手く命名したなぁ～。

これは、サンシュユ。

薬師池です。
無風で水面が鏡のようですね。

花菖蒲園です。
５月下旬～６月上旬には綺麗なショウブが約2,200株ほど花開きますが、今はただの泥田です。

園内をゆっくり歩き、駐車場に向かっています。

家内とお義母さん。
お義母さんは花に詳しかった～。

気分が晴れてくれれば何よりです。