2018/07/09 - 2018/07/15
3位(同エリア26件中)
まみさん
ヤクーツクのミュージーアムで一番楽しみにしていたヤロスラフスキー北方民族歴史・文化博物館は、滞在ホテルから徒歩20分くらいのところにあるので、初日の最初の観光目的地としました。
なのに、ホテルを出てから博物館に到着して見学し始めるまで1時間半もかかってしまいました(苦笑)。
途中でオルジョニキーゼ広場で写真を撮りながら歩いていたことを考えても、かかりすぎ!
方向音痴の私にとって、最初の町歩きはどうしても迷ってしまい、途中で反対方向に向かってしまったせいもあります。
でも、念のためにここが目当ての博物館であることを確認しようと、切符売り場の人に「地球の歩き方」に書かれた正式名称「ヤロフラフスキー北方民族歴史・文化博物館」のロシア語を見せたら、「違う、ここはヤクーツク博物館だよ」と否定されてしまったのです。
職員なのに、正式名称を知っておいてよ~!
もっとも、真に受けて外に出て、あちこち歩き回った私も、相当なバカさん。
結局、通りかかった人に確認したことで、やっぱりここでいいんじゃん、と改めて切符売り場に戻るまでの分も時間のロスでもありました(苦笑)。
ヤロスラフスキー北方民族歴史・文化博物館、通称ヤクーツク博物館は、ヤクーツク市内で一番大きな博物館です。
とはいえ、モスクワやサンクトペテルブルグにある大きな博物館に比べると、写真を丁寧に撮りながら回っても、素人の私は1時間半くらいで見学し終えました。
でも、最後まで気力・体力を保ったまま見学できたので、ちょうどよいくらいでした。
博物館内部の展示は、マンモスの全身骨格や剥製から始まりました。
1階は、石器時代の出土品から、ヤクーツクの鉱物資源、動植物、人々の暮らしを示す民俗品や民族衣装・宝飾品など、私にとって一番興味のあるものが、とても分かりやすく展示されていました。
それに最初の部屋にいた館員さんが、そのフロアの展示を積極的に説明してくれたのです。私がロシア語をほとんど分からないので、片言やジェスチャーで。
おかげで一人だったら見逃したかもしれない展示に気付いたり、展示物の意味に気付けたものもあります。
2階は、最初のロシアのおもちゃの展示は単純に見て面白かったですが、歴史展示の方は、サハ共和国の歴史に詳しいわけではないため、あいにく意味が分からないものばかりでした。
3階は、サハ人に関わる展示で、シャーマニズムやサハ人にとって大切な馬に関する展示で、とても面白かったです。
ちなみに、ヤロスラフスキー北方民族歴史・文化博物館という正式名称のロシア語を見せて、ここじゃない、と言った切符売り場の女性は、私が見学を終えて帰ろうとしたら、外にセミクジラの全身骨格の展示があることを教えてくれました。
それも、私がロシア語が分からないので、直接、案内してくれました。
実はすでに気付いて先に見学をすませていましたが、このことで彼女に対する印象が変わりました。
なんというか、ロシア人は、おおらかです。そして、はじめはとっつきにくいけど、いったんゲストとして迎えいれてくれると、とたんに身内感覚で接してくれてくれるな、とつくづく思いました。
ヤロスラフスキー北方民族歴史・文化博物館では、1時間半でも写真をたくさん撮ったので、旅行記は2本に分けました。
<2018年シベリア・サハ共和国ヤクーツクへの旅の簡易旅程一覧>
7/09月 成田第1ターミナル発ウラジオストク経由ヤクーツク到着
7/10火 市内観光:ヤロスラフスキー北方民族歴史・文化博物館ほか★
7/11水 市内観光:ヤクーツク地方考古学民俗博物館とマンモス博物館ほか
7/12木 ブルウスの谷・エクスカーション
7/13金 ヤクーツク動物園&市内観光:人形博物館と旧市街ほか
7/14土 ソツィンツィ・エクスカーション
7/15日 4時間遅れのヤクーツク出発&ウラジオストク経由で成田到着
※この旅行記の対象の日に★印をつけました。
<2018年シベリア・サハ共和国ヤクーツクへの旅の旅行記サブタイトル一覧(予定)>
(1)近くて遠い国へのアクセス:定刻通りの往路とウラジオストク空港散策&大幅遅延と初ロストバケージの帰路
(2)旧ソ連としては快適な三ツ星ホテル・ソナタと朝食
(3)朝食以外の食事とレストラン・カフェ編:ロシア料理やスイーツ以外の外食はいまいち
(4)移動編その1:市内バスと郊外行きの乗り合いシャトルタクシー
(5)移動編その2:エクスカーションでレナ川を渡ったフェリーとボートの旅
(6)植物編:永久凍土で高く育たない白樺や白柳の街路と針葉樹林(タイガ)&短い夏を彩る豊かな花
(7)動物園以外の動物:ヤクーツクの野良猫は冬を越せない&田園風景の中の馬や牛たち
(8)市内編その1:燃料パイプが地上に出た工事現場のようなヤクーツク
(9)市内編その2:旧ソ連らしい現代ヤクーツクの町並みと人々
(10)市内編その3:コサック時代を彷彿とさせる旧市街や可愛い一角もあるヤクーツク
(11)市内編その4:身近ゆえに楽しいスーパーマーケット散策
(12)おみやげ編:アクセサリー買いまくり&カタログで紹介する宝飾展示博物館
★(13)ヤロスラフスキー北方民族歴史・文化博物館(前編)セミクジラとマンモスの全身骨格から始まって
(14)ヤロスラフスキー北方民族歴史・文化博物館(後編)サハ人の民族衣装や宝飾品からロシアのおもちゃやシャーマニズム展示など
(15)ヤクーツク大学内にあるヤクーツク地方考古学民俗博物館
(16)ここでしか見られない珍しいマンモス博物館
(17)国立美術館は撮影禁止&代わりに写真が撮れた子供たちによる警官の絵
(18)2人の女流画家のギャラリーでサハ人とサハの風景画を満喫する~宝飾展示博物館の建物内にあった国立美術館分館
(19)夏でも氷が残る水が美味しいブルウスの谷へのエクスカーション
(20)ヤクーツク動物園Orto Doidu:思いがけず会えた黒ギツネの赤ちゃんたち&ホッキョクグマのロモノーソフくんとコルィマーナさん~日本の動物園であまり見ない動物たちもたくさん!
(21)動物園ののどかな風景とポクロフスクの町の夏至祭り会場
(22)旧市街の人形博物館:平易なロシア語とジェスチャーによる館員さんの懸命な解説付きで見学
(23)ソツィンツィ編その1:木造建築が移設された広大なドルージュバ(友愛)野外建築博物館
(24)ソツィンツィ編その2:チェラプチャ村の人々の小さな夏祭り&煙で白くかすむ幻想的な景色
詳細旅程はもう1つのブログ「まみ’s Travel Diary」に掲載しました。
(http://mami1.cocolog-nifty.com/
「シベリアのサハ共和国ヤクーツク旅行の詳細旅程とハイライト写真」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2018/08/post-f015.html
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- その他
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-
ヤロスラフスキー北方民族歴史・文化博物館がある敷地への入口
これは地上を走る燃料パイプを、あたかも博物館へのゲートのように飾ったものです。
博物館は、レーニン大通りから住宅エリアを抜けた、少し奥まったところにありました。 -
だだっ広い敷地の奥にあったヤロスラフスキー北方民族歴史・文化博物館、通称・ヤクート博物館
-
本体の建物に注目
壁に英語でもヤクート・ミュージーアムと書かれてありました。 -
博物館の建物の手前にあった、意味ありげなトーテム
確認は取れませんでしたが、夏至祭りとかに使われる、土着宗教のシャーマニズム信仰に関係あるものではないかと推測。
背景の博物館の建物が見えるアングル。 -
反対側から眺めたトーテム群
これが1本だけであれは、昔は随所にあったという馬をつなぐ柱ではないかと思います。
伝統的な結婚式では、花嫁が乗る馬をつなげていた柱が、このように装飾性が高かったようです。 -
鉄製の小鹿のような動物の像
-
像の前にあった石碑
タイトルは、「マクシムカ(マキシムちゃん)」に捧げる、かな。
その下に2段に刻まれているのは詩のようです。
その気になれば(全部の単語を辞書で引けば)少しは内容が分かるかもしれませんが、その体力と気力がなくて、あしからず。
さらにその下には、マキシムちゃんの経歴が書かれてあり、「マキシムは2005年1月27日に生まれました。3才のときに、なんとかに成りたいと夢を見ました」くらいは分かったのですが、そこで気力ダウン。
人間なのか、子ジカなのか、分からず。 -
セミクジラの全身骨格の展示
これは、「地球の歩き方」に書かれてあったおかげで、そうだと気付くことができました。 -
セミクジラの巨大さが実感できた全身骨格
-
セミクジラの全身骨格についての説明
ラテン語で、Balaena mysticetusとありました。
別名「ホッキョククジラ」のようです。
この説明をななめ読みする限り、1961年に発見されたようです。
ここに展示されるようになったのは1982年なのかな。
長さは21メートルで、110トンもあったようです。 -
敷地内にあった教会のような建物と、コサック時代風の家屋と、隣接する現代の住宅マンション
-
金の玉ねぎ型屋根のあるこの建物は、たぶん霊廟
金字のロシア語の最初の文字は、たしか追悼の意味があったと思うから。 -
コサック時代のものと思われる、集合写真が壁に掲げられたログハウス風の家
ログハウスと言い切るには、私の中のイメージのログハウスとは違うのですが、旧市街にこのタイプの家屋はたくさんありました。 -
ななめから見るとおしゃれな入口や家の構造が分かりやすい
軒下の飾りもステキです。
旧市街のログハウスの壁はできたてほやほやみたいにきれいすぎましたが、実際はこんなかんじだったろうと思います。 -
博物館の前にあったエメリャン・ミハイロヴィチ・ヤロフラフスキー(1878-1943)氏の像
調べてみたら、英語サイトでいくつかヒットしました。
https://en.wikipedia.org/wiki/Yemelyan_Yaroslavsky
https://www.encyclopedia.com/religion/encyclopedias-almanacs-transcripts-and-maps/yaroslavsky-yemelyan
ざっと読んでみて、このかががユダヤ系の人であって、サハ人でもシベリア民族でもなく、共産党員でレーニンとも親交があり、スターリンの側近のひとりであった、政治家であり、執筆家であり、無心論者だということくらいはわかったのですが、ヤクーツクとこの博物館の関係、銅像がここにある意味はわかりませんでした。 -
建物の前にあった民族的なトーテム
今回のヤクーツク旅行でいろんなトーテムを見ましたが、ここまで華やかなのはなかったです。
ユネスコ2006とあるのですが、2006年に何かサハ共和国やヤクーツクに関わるものがユネスコ世界遺産に登録されたというわけでもなさそうです。
(レナ石柱自然公園がユネスコ世界遺産に登録されたのは2012年) -
ヤロスラフスキー北方民族歴史・文化博物の入口
さあ、いよいよ博物館の見学を開始します! -
どこかアラビアチックなデザインの扉
とっても重い扉でしたが、ヤクーツクの冬は極寒なので、防寒の意味でも扉は重いのです。 -
入場券売り場(カッサ)
ここの窓口の職員に、念のためにここがヤロスラフスキー北方民族歴史・文化博物館か確認するために、「地球の歩き方」にあるその正式名のロシア語を見せたら、「違う、ここはヤクート博物館だ」と言われて、がーん!
実は信じられなかったので、隣のクロークの職員にも同じように確認してみたら、「個々じゃなくて、隣だ、すぐ近くだ」と言わて、やっぱり違うのかと、がっくり。
本日は午後3時から現地ガイドさんの案内で宝物展示博物館を見に行くことにしていたし、ここに到着するまで、自分でも信じられないほど時間がかかってしまったため、他の博物館を見ている余裕はない、と思い、いったん外に出て、ヤロスラフスキー北方民族歴史・文化博物を探すことにしました。
でも、この日だけ有効にしたドコモのパケットパック海外オプションを利用して地図アプリで調べても、どう考えてもここが、ヤロスラフスキー北方民族歴史・文化博物です。
外ですぐ近くを歩いていた通行人にも確認しました。
なので、どうやら職員は、正式名称を知らないらしい、と判断して、もう一度入り直しました。
あるいは、私がロシア語が全然分からなくて、言われている内容を勘違いした可能性は……いやいや、ないない。
特にクロークの職員は、扉の方を指さしたもん!
ただ、これまでのロシアや東欧旅行で、博物館は通称の方が通っていて、正式名称だと現地の人にはかえってわからない、ということはありました。
旧ソ連圏の博物館は、いかめしい名前がついていることが多いからです。
それでもこれまでは、あれ~と思いながらも、なんとかなっていました。いったん入ってカッサまで来て、また出直すなんてバカなことまでしたのは初めてです。
これからは、もっと自分で調べたことに自信をもとうと思いました。
というか、外国人観光客の方がよく知っていて、現地の通行人や住民の方がよく知らないなんてことは、日本でもよくあることでした!
入場料は300ルーブル、撮影代込みでした。
(2018年7月現在、1ルーブル=約2円で換算)
展示は全部で3フロアありました。
11時50分から見学を開始し(敷地に到着したのは11時15分)、興味ある展示はどんどん写真を撮りながらゆっくり回り、13時10分に見学を終えました。
途中で休憩は取りませんでした。 -
半地下の第1フロアの第1室目の様子
真っ先にマンモスの全身骨格が目に飛び込んできました。
周辺には考古学的な出土品が展示されていましたが、ヤクーツクで産出する鉱物の展示もありました。 -
大人のマンモス全身骨格と、子供のマンモスの剥製
奥にいたこの部屋の博物館員さんが、私の手荷物が重かろうと、自分が座っていたテーブルの下に置かせてくれました。
その館員さんは、私がこのフロア見学していた合間に、時々説明とか、ここにもこんな展示があるよと、教えてくれました。
百聞は一見に如かずとはいえ、一見は、知識がなければ気づかずに見過ごすことも多いです。
そんなわからないだらけでも、写真を撮るつもりになると注意深く対象を見るし、わかる部分で興味がもてる部分だけ見学すればいいやと思って見学していましたが、その館員さんのおかげで見逃さずにすんだものも多かったです。 -
子供のマンモスの剥製
このような鼻の動きをしたのであれば、まるきり子供のゾウです。
こんな小さなうちに命を落としたと思うと胸が痛みました。 -
正面からみた大人のマンモスの全身骨格と子供のマンモスの剥製と博物館第一室目の様子
マンモスの全身骨格は圧巻だったので、ぐるりといろんなアングルから写真を撮りました。
マンモスのすぐ回りには、歯や骨格の一部、同時代の哺乳類の情報がありました。
そして向かって右端のガラスケースには私の大好きなものがありました。 -
大人のマンモスの牙の長さは赤ちゃんをすっぽり覆って余りある!
壁際に寄っても、16mmの広角レンズでやっとここまでフレームインできたくらいです。 -
マンモスのおちり側の骨格
足元にはバイソンのような動物の頭蓋骨とか、マンモスの同時代の動物の剥製もありました。 -
バイソンの子供に似た、マンモスと同時代の哺乳類の剥製
-
マンモスの歯
この隣にさきほどのマンモスの全身骨格のものと思われる説明とデータがロシア語と英語併記でありました。
高さは最大3.5m、体重は最大6,000kg。
体毛は長くて1m、皮膚は一番分厚くて2cm。
4本の歯があって、それぞれ5~6kg。生涯、歯は6回生え変わるそうです。
食べ物は植物で、1日300~400kg食べます。
寿命は推定70~80才。 -
マンモス時代のバイソンの頭蓋骨かな
-
ほとんど化石化したこれも、マンモスの歯かな
-
マンモスとバイソンの歯かな
-
これはマンモスの歯で間違いない
たしかゾウも歯が4本とか、そのくらいしかなかったはず。 -
恐竜の化石
イラストがあったおかげで分かりました。 -
古代人が使っていたナイフとなべ
この部屋には、こういう考古学的展示もありました。
あのナイフのラインの美しいこと! -
美しいシルエットのナイフ
葉っぱのようなナイフの部分に、持ちやすく綱を巻いたような取ってもとても美しいです。
私はこういう考古学にうといので、こういう考古学出土品は、プリミティブで美しい造形を楽しみます。 -
古代の人々の生活を再現した人形たち
向かって右のおばさん(?)が、妙に味がありました。
チーズでも作っているところかしら。 -
ヤクーツクで採掘できる鉱物展示もある!
私が好きなのは宝石ですが、美しい鉱物も大好きなのです。 -
ロシアでしか採れない、ワイン色の美しいチャーロアイトの鉱石
この日の午後の宝物展示博物館を見学したことで、チャーロアイトが採れるのは、ロシアの中でもサハ共和国だけだとわかりました。
この特徴的な模様が、宝石としてのチャーロアイトに美しい筋の模様となります。 -
美しいアゲートの鉱石
-
手前の緑に黒まじりの石はサーペンタイン
ロシア語もそのまんまでした。
日本名は、蛇紋石。
後ろにあるのはアゲート。 -
向かって左はネフライト
向かって右は、札がなかったので断言しにくいですが、フローライト(蛍石)っぽかったです。 -
ヤクーツクの動物を展示したジオラマ
動物は剥製です。 -
シベリアオオヤマネコかな
冬毛は灰色っぽくなることもあるようです。 -
シベリアオオヤマネコの獲物を羨ましそうに見ているのは…
オオカミかな。 -
もふ毛が可愛い~
動物の種名は不明。 -
獲物をくわえたテン
-
狩猟生活時代の北方民族の住居かな
ジオラマの一部でした。 -
テントの中と生活用品
しっかり防寒はできていそうです。 -
冬毛で白いホッキョクギツネとライチョウかな
-
シベリアの大地とタンチョウかな
-
毛皮の見本
これは触ることができる見本でした。
上はヘラジカ、真ん中はテン、下はホッキョクグマ。 -
つぶらな瞳のシベリアムスク鹿
再びジオラマへ。 -
雪が残る春の林とオオライチョウ
-
シベリアビッグホーンがたたずむ雄大な渓谷
-
雪山を背景にしたシベリアビッグホーン
-
春めいた山景色を背景にしたワシ
ワシの種はわかりませんでした。 -
子グマの剥製
こんな小さいのに命を失ったと思うと、身につまされましたが、動物の子供の生存率は野生では低いです。 -
17~18世紀頃の農民の生活
-
テーブルの皿に注目
皿の手前にある円柱型の木片は、後日、ソツィンツィの野外民俗博物館でおみやげにもらったものとよく似ていますが、食卓にあるので、フォークみたいなものかな。 -
家の外では飼育されていた牛の剥製
-
牛の奥に小動物が見える
-
シベリアマーモット
ブレーリードッグにそっくりで、可愛い~! -
馬具と矢
上の布はたぶん馬に着せていたものだと思います。
この文様は、サハ民族の伝統的な文様だと思います。 -
短い夏を満喫する鳥類のジオラマ
-
豊かな自然と水鳥たち
-
夏から秋景色へ
-
ひながすくすく成長
-
水中も見える造り
魚をねらっている鳥の姿もあります。 -
当時の子供のおもちゃ
これはさわって遊んでよい展示でした。
私がソツィンツィでおみやげにもらったのは、左上にある先っぽが二股に分かれているおもちゃです。
あのおもちゃで戦いごっこをするみたいです。
馬のおもちゃがあるのは、馬が大事に民族らしいです。 -
当時のカレンダー
まな板みたいな方は年間カレンダー。
向かって左にあるのは曜日を示すものです。
これも触って良い展示でした。 -
狩猟の道具やカヌー
-
ふいごかな
その上にはトンカチやペンチのようなものもあります。
鍛治道具かな。 -
さきほどのカヌーにあった魚をつかまえる罠と、皮製のかご
-
再び冬の動物のいるジオラマ
-
上から威嚇しているのはNorthern Lynx
オオヤマネコの仲間です。 -
下で威嚇しているのはWolverine
グズリです。
小さいながらも凶暴で、強いんですよね。
日本の動物園では見かけたことがなく、この旅行中に訪れたヤクーツク動物園で初めて見ました。
関連の旅行記
「2018年シベリア・サハ共和国ヤクーツクへの旅(20)ヤクーツク動物園Orto Doidu:思いがけず会えた黒ギツネの赤ちゃんたち&ホッキョクグマのロモノーソフくんとコルィマーナさん~日本の動物園であまり見ない動物たちもたくさん!」
https://4travel.jp/travelogue/11390184 -
ヤクーツクのシャーマニズムの展示
上に頭蓋骨とカラスが乗っかっているこの裸の木もシャーマニズムに関係あるものだと思います。 -
ふたがついた丸太は……
-
木棺らしい
中に死体かミイラの模型があったので分かりました。 -
ここからは19世紀の民族衣装の宝飾品
私の一番好きな展示です。
これはチョーカーかな。腕輪かな。
このエキゾチックな模様が素敵です。 -
銀製の装飾品
たぶん服に縫い付けられたボタンみたいな装飾品。
サハ人は銀製を好んだようです。魔除けの意味があると考えていました。
逆に金は悪を呼び寄せるものと信じていたそうです。 -
銀製の耳かき
1888年と書かれてあります。模様も可愛いです。
これは耳かきに似てるなぁと思いましたが、この時点ではまさかほんとに耳かきだとは思いませんでした。
服の飾りみたいにして、常に身につけていたようです。 -
文字が刻まれたみシルバーの指輪
-
伝統的な模様が刻まれた腕輪
-
チョーカーがついた豪華な首飾り
とても重そうです(苦笑)。
首飾りがそのまま素敵な胸飾りみたいになっていますが、鎧っぽいです。 -
こちらもチョーカーがついた首飾り
華やかな色合いの民族衣装の女性の胸もとにこの飾りはとても映ると思います。 -
こちらも首飾り
模様が刻まれた金属板をつなぐビーズの彩りが美しいです。 -
民族衣装を身につけた女性の写真
さきほどの宝飾品をどのように身につけていたかがよくわかりました。
あの重そうな首飾りをしっかり身につけています。 -
すばらしい首飾りの数々
-
コインのような金属片の縁飾り
馬具にもこういう模様のものがありました。 -
いろんな動物が描かれた服飾のボタン
こういうのをぎっしりと縫い付けていたのでしょう。
ちゃんと動物の名前まで書かれています。 -
服飾の一種
シルバーとビーズが使われています。 -
胸当て部分の装飾
-
肩や首から下げた宝飾品
-
鎖の部分もとても素敵!
いろんなパターンの宝飾品がありましたが、おそらくシベリアのいろんな民族のものなのだろうと思います。 -
民族衣装の男性
帽子からすると、これは夏服かな。
縁飾りがとても美しいです。 -
装飾品を身につけて正装姿
こういう写真は百聞は一見にしかずです。
さきほどの装飾品をこのように下げて身につけてたわけです。 -
金属片がとても美しい
1つ1つの金属片も美しいですが、整然としたこの全体もすばらしいです。 -
中央の飾りはまるで盾のよう
-
盾のような円盤のある首飾りを身につけた民族衣装
-
小さな金属片を鎖のようにつなげたイヤリング
-
十字架が下がった首飾り
十字架にはいろんな形がありますが、これは何十字架かな。 -
こちらも十字架の飾りがある
この十字架はケルトチック? -
こちらの十字架にはキリストを意味するモノグラムあり
-
こちらの十字架には聖人の顔もあり
キリストかな? -
浮き彫りがさらに鮮やかに
これは正教会の十字架のようです。
ゴルゴダの丘を示す骸骨も描かれています。 -
エナメル装飾も入った十字架の首飾り
青いエナメルみが描かれた左右に釣り下がっている部分は、男の子と女の子に見えます。 -
ダイヤモンドがぎっしりあしらわれたブローチ
これは民族衣装のモチーフを使った現代の宝飾品でしょう。
私好みの素敵なデザインと、垂涎もののダイヤです。 -
伝統的な装飾品モチーフを使ったダイヤモンドのブローチ
-
こちらはエメラルドのペンダントかな
同じく伝統的な宝飾品のデザインをモチーフに、現代的なセンスが加わったものです。
もうこれはアート作品ですね。 -
花をデザインしたダイヤのブローチ
ここまでが1階と半地下の展示でした。
後編へとつづく。
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2018年シベリア・サハ共和国ヤクーツクへの旅
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2018/07/09~
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旅行記グループ 2018年シベリア・サハ共和国ヤクーツクへの旅
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