2018/07/09 - 2018/07/15
26位(同エリア26件中)
まみさん
ヤクーツク動物園に行くことにして本当によかったと思えた思いがけない副産物は、豊かな田園景色を往復の乗り合いシャトルタクシーの車窓から見られただけでなく、片道15分程度の国道沿いでしたが、自分の足で歩きながら撮影散策できたこと、そしてなにより、ポクロフスクの町の夏至祭りの会場が見られたことでした。
シャーマニズムや宇宙を感じさせるミステリアスでシンボルチックな光景を、現地ガイドさんのジーナさんが検索したネットの写真を見たとき、これはぜひ自分でも見に行きたいと思いました。
ジーナさんはその写真を、あくまで私が動物園の停留所で降り損ねないための目印として検索してくれたのです。
私がヤクーツクやサハ共和国に興味をもったきっかけは、NHKテレビのロシア語講座のシベリア・シリーズでしたが、そのときに紹介されたサハ人の夏至祭りもヤクーツクに興味をもった要因のひとつです。
取材された夏至祭りは小規模なものに見えました。
今にして思うと、おそらく広大な大地が、集まった大勢の人数をそれほどの数でないように見せていたせいでしょう。
それと、レポーターと取材に応じてくれた人が、少し離れた空いているところでレポートしたからだろうと思います。
今回の訪問時は7月なので、夏至祭りは終わっていましたが、ガイドのジーナさんにどんな様子が話を聞くことができました。
夏至祭りは、サハ人にとっては、一年で一番大切なお祭りなので、日本人とっての元旦のようなものかしら、と考えたりしましたが、お祭りの内容と開催期間と規模からすると、元旦と比べると誤解が生じそうです。
夏至祭りは、夏至のある週の週末2日にわたり、白夜なので徹夜で行われ、体力比べや歌や躍りのコンクールがたくさん披露される、とても娯楽性とコミュニティ感が高いお祭りのようです。
それから、ポクロスクの会場を見て容易に想像つきましたが、お祈りや祈祷といった宗教儀式的な部分もあるようです。
であれば、日本人にとっての、元旦と盆踊りやいろんな夏の祭りや年中行事を一緒にして、それが1つの町ぐるみで行われているかんじ?
祭りの会場はたいてい町の郊外にあり、人々はテントで寝泊まりすることが多く、その週末2日間は、町はほとんど空っぽになるそうです。
会場は町ごとにあるし、人口によって規模はさまざまでしょう。
ヤクーツクの夏至祭り会場は、エクスカーションで向かう車で近くを走る機会がありましたが、会場の中心は道路よりずっと奥にあって、見えませんでした。
それに比べると、ポクロフスクの夏至祭りの会場はコンパクトな方だったかもしれませんが、出店とか人が集まれば、いまは緑の大地が、見渡せないくらいの遠方まで会場になり、大変賑わうのだろうと思います。
そのポクロフスクの夏至祭りの会場が、動物園の隣のバス停留所のところだったことは幸いでした。
いや順番は逆で、祭りの会場があるから、バスで行く人々のためにバス停があって、祭りのときにくらいしか降りる人はいないでしょう。
隣といっても私の足で片道15分くらいかかったのですが、行きはまだか、まかだとあせっていたものの、帰りは田園景色を楽しみながらの撮影散策の続きができました。
会場のそばにバス停があったので、そのままそこでバスを待つことも考えましたが、会場のそばには全くひとけがなく、こころもとなかったので、動物園まで戻りました。そこなら、少なくとも動物園があって、職員や来園者がいて、売店やカフェもあったので、安心できたのです。
逆に動物園のバス停まで戻らなければ、撮影はポクロフスクの夏至祭りの会場だけで終わり、その後の周辺の田園風景の撮影はできなかったでしょう。
動物園で、動物以外に楽しめた副産物として、野花撮影もありましたが、その写真はこちらの旅行記にまとめました。
「2018年シベリア・サハ共和国ヤクーツクへの旅(6)植物編:永久凍土で高く育たない白樺や白柳の街路と針葉樹林(タイガ)&短い夏を彩る豊かな花」
https://4travel.jp/travelogue/11386146
その他に、動物園内の景色も、少しだけですが楽しめました。
平らな大地が続くようでいて、小高い丘陵や起伏の多かったサハ共和国の広大な郊外の一部、なだらかな給料の裾野に動物園はありました。
日本の動物園めぐりでも、場所によっては、風景として眺めるのも楽しめます。
ヤクーツク動物園は、旧態然としたケージが多かったものの、水鳥の池と小屋があるあたりはいいかんじで、あたりまえですが日本と違う景色に惹かれました。
というわけで、動物園で撮った動物以外の風景がメインの写真と、ポクロフスクの夏至会場、そしてその周辺の田園風景写真でまとめた旅行記です。
<2018年シベリア・サハ共和国ヤクーツクへの旅の簡易旅程一覧>
7/09月 成田第1ターミナル発ウラジオストク経由ヤクーツク到着
7/10火 市内観光:ヤロスラフスキー北方民族歴史・文化博物館ほか
7/11水 市内観光:ヤクーツク地方考古学民俗博物館とマンモス博物館ほか
7/12木 ブルウスの谷・エクスカーション
7/13金 ヤクーツク動物園&市内観光:人形博物館と旧市街ほか★
7/14土 ソツィンツィ・エクスカーション
7/15日 4時間遅れのヤクーツク出発&ウラジオストク経由で成田到着
※この旅行記の対象の日に★印をつけました。
<2018年シベリア・サハ共和国ヤクーツクへの旅の旅行記サブタイトル一覧(予定)>
(1)近くて遠い国へのアクセス:定刻通りの往路とウラジオストク空港散策&大幅遅延と初ロストバケージの帰路
(2)旧ソ連としては快適な三ツ星ホテル・ソナタと朝食
(3)朝食以外の食事とレストラン・カフェ編:ロシア料理やスイーツ以外の外食はいまいち
(4)移動編その1:市内バスと郊外行きの乗り合いシャトルタクシー
(5)移動編その2:エクスカーションでレナ川を渡ったフェリーとボートの旅
(6)植物編:永久凍土で高く育たない白樺や白柳の街路と針葉樹林(タイガ)&短い夏を彩る豊かな花
(7)動物園以外の動物:ヤクーツクの野良猫は冬を越せない&田園風景の中の馬や牛たち
(8)市内編その1:燃料パイプが地上に出た工事現場のようなヤクーツク
(9)市内編その2:旧ソ連らしい現代ヤクーツクの町並みと人々
(10)市内編その3:コサック時代を彷彿とさせる旧市街や可愛い一角もあるヤクーツク
(11)市内編その4:身近ゆえに楽しいスーパーマーケット散策
(12)おみやげ編:アクセサリー買いまくり&カタログで紹介する宝飾展示博物館
(13)ヤロスラフスキー北方民族歴史・文化博物館(前編)セミクジラとマンモスの全身骨格から始まって
(14)ヤロスラフスキー北方民族歴史・文化博物館(後編)サハ人の民族衣装や宝飾品からロシアのおもちゃやシャーマニズム展示など
(15)ヤクーツク大学内にあるヤクーツク地方考古学民俗博物館
(16)ここでしか見られない珍しいマンモス博物館
(17)国立美術館は撮影禁止&代わりに写真が撮れた子供たちによる警官の絵
(18)2人の女流画家のギャラリーでサハ人とサハの風景画を満喫する~宝飾展示博物館の建物内にあった国立美術館分館
(19)夏でも氷が残る水が美味しいブルウスの谷へのエクスカーション
(20)ヤクーツク動物園Orto Doidu:思いがけず会えた黒ギツネの赤ちゃんたち&ホッキョクグマのロモノーソフくんとコルィマーナさん~日本の動物園であまり見ない動物たちもたくさん!
★(21)動物園ののどかな風景とポクロフスクの町の夏至祭り会場
(22)旧市街の人形博物館:平易なロシア語とジェスチャーによる館員さんの懸命な解説付きで見学
(23)ソツィンツィ編その1:木造建築が移設された広大なドルージュバ(友愛)野外建築博物館
(24)ソツィンツィ編その2:チェラプチャ村の人々の小さな夏祭り&煙で白くかすむ幻想的な景色
詳細旅程はもう1つのブログ「まみ’s Travel Diary」に掲載しました。
(http://mami1.cocolog-nifty.com/
「シベリアのサハ共和国ヤクーツク旅行の詳細旅程とハイライト写真」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2018/08/post-f015.html
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- その他
-
まずは、ヤクーツク動物園内の景色から~I Love Zooの看板があるフォトスポット
背後は、サハ共和国の郊外に意外にあった丘陵。
動物園の動物たちのケージは平野にありましたが、中にはトナカイなど、一部の丘陵を取り込んだ展示場内にいました。
動物園の動物写真はこちらの旅行記にまとめました。
「2018年シベリア・サハ共和国ヤクーツクへの旅(20)ヤクーツク動物園Orto Doidu:思いがけず会えた黒ギツネの赤ちゃんたち&ホッキョクグマのロモノーソフくんとコルィマーナさん~日本の動物園であまり見ない動物たちもたくさん!」
https://4travel.jp/travelogue/11390184 -
夏の花が咲く、緑が多い動物園内
ロシアの夏は短いけれど、シベリアのサハ共和国の夏はもっと短いです。
こういう景色もおそらく8月後半になったら、あっというまに秋景色になるのではないかと、現地ガイドのジーナさんの話から想像しました。 -
水鳥の池がある景色に、カラフルな屋根の小屋がファンタジック@
あれらの小屋は、動物たちのバックヤードだと思います。 -
静かに水面に地上の景色が映し出される
-
三角屋根の小屋と白い柵、そして白鳥がたたずむ池のある景色
-
動物園を出た後、隣のバス停最寄りにあったポクロフスク市の夏至祭りの会場に向かう
向かう途中で気付きました。
車窓からでは、ぶれぶれな写真しか撮れなかった郊外の写真を、ちゃんと構図を気にかけながらピントを合うのを待ってシャッターが切れると。
※動物園に向かう乗り合いシャトルタクシーからかろうじて撮れた車窓の外の写真がある関連の旅行記
「2018年シベリア・サハ共和国ヤクーツクへの旅(4)移動編その1:市内バスと郊外行きの乗り合いシャトルタクシー」
https://4travel.jp/travelogue/11384181 -
針葉樹林がいい感じに広がる景色
-
水のある景色は私のお気に入り
ちなみに、これは湖とはいえないですが、サハ共和国には大小たくさんの湖があり、その数は人口に匹敵するくらいだそうです。
一見、支流かと思えたところが、現地ガイドのジーナさんに湖だと言われてびっくりしたことも多かったです。 -
これぞ、ポクロフスク市の夏至祭り会場のハイライト!
現地ガイドのジーナさんが、これが見えたら動物園は近いと教えてくれました。
動物園は満喫しましたが、これもぜひ、近くでちゃんと見て、自分のカメラに収めたかったのです。 -
せっかくなので会場に入る
すぐ近くにはバス停がありました。動物園とは隣のバス停でした。
でも、私の足で15分くらいかかりました。 -
これが入口かもしれない
会場は閉鎖されているわけではなかったので、ここからでなければ入れないというわけではありませんでした。 -
白い鳥が連なって飛ぶデザインがある不思議なトーテム
この鳥が連なるデザインは、国道沿いの町の境界にある看板で見覚えがあります。
ポクロフスク市の象徴とかデザインだったのかしら。
赤い円盤の中は、鳥と樹木のデザインのようです。 -
土着のシャーマニズムを思わせるトーテム群
夏至の日に、メイポールみたいにここで何かが行われるのでしょうか。
ヤクート博物館の前にあったトーテム群に、どこか通じるものがありました。 -
トーテム群とサハのテント
-
サハの夏のテント
サハの冬のテント「バラガン」は粘度造りの壁で、防寒対策ばっちりですが、こちらは夏のテントなので、見た目も涼しげです。
たぶん冬にも使われるのだとしたら、壁を防寒用に補強するのでは? -
斜面に広がる、不思議なサークル
丘陵が広いのでなだらかな傾斜に見えましたが、真ん中まで上る通路はかなりの傾斜のようでした。 -
どういう使われ方をするのか、ミステリアスなサークル
あの中にひとが登れるつくりになっているものの、祭りの最中に、だれか登るのかどうか、わかりません。
円の柱1本1本のところに人が立ったりするかんじではなさそう。 -
さらにズームすると、サークル部分は立ち入れないかんじ
なんだか原始的な手段か超能力的なもので宇宙と交信するスポットのようです。 -
会場にはテントや舞台が点在する
夏至祭りの最中は、歌や躍りや力自慢や相撲など、いろんなコンクールや競技が行われるそうです。
おそらく1つ1つは全員で鑑賞するようなかんじではなく、あちこちで行われるのかもしれません。 -
道路沿いにテントが並ぶ
ヤクーツクの夏至祭りは、夏至の日にかかる週末2日かけて徹夜で行われるそうです。
人々は会場周辺にテントを張って休むようです。
あれらのテントは、そんな宿泊施設となる、一部の常設テントではないかと推測。 -
会場の近くにあるテント
常設のテントの中には、食べ物の売店やレストランとして使われるものもあるかもしれません。
向かって右の長細いのも、サハ人の伝統的なテントの形態のひとつです。もちろん裕福な家族のもので、伝統的な使われ方をするとしたら、家畜の中に入ります。
後日、ソツインツイの野外民族建築博物館で、あのようなテントを見学した経験からの推測。 -
祭りの時以外は、田園風景の中に寂しげに溶け込んだミステリアス・サークル
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サークルの中心の柱は人の身長以上ある
-
丘陵が連なる会場と別の舞台
-
最初に見かけた舞台に近寄って見る
ポクロフスク市の人口や祭りに参加する人数規模はわかりませんが、こじんまりした舞台でした。
テントを割った断面のようです。 -
舞台と丘陵と柵がある景色
こういうのは好みの景色なので、ここまで散策できてほんとによかったです。 -
丘陵とテントと舞台がある景色
夏至祭り会場だと教えてもらわなければ、なんの施設かさっぱり想像つかなかったと思います。 -
再び、ミステリアスなサークルがある丘陵
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木橋を渡って国道沿いに戻って、ミステリアス・サークルを返り見る
このアングルだと電線がじゃまになってしまって、あしからず。
だからこそ、ほんとは帰りのバスの時間が気になりつつも、国道沿いでなく、近づいて撮りに行ったわけです。 -
国道沿いにあった、民族衣装の女性の写真がある看板
とても印象的な民族衣装ですが、いまのサハ人は民族衣装を着るにしても、もっと簡易で、ここまではしないと思います。
この看板の連絡先は、夏至祭り主催者あたりでしょうか。
ここに、Orto Doidu と書かれてあったので、Orto Doidu とは動物園だけを意味するのではないと気付きました。
調べたところ、Orto Doidu 自体は、サハ語で、Middle world という意味だそうです。
ほとんどの場合はヤクーツク動物園を指すようですが、この意味するところは、天国と地獄、あるいは地獄とまでいわなくても地下世界にはさまれた現世を意味するのかもしれないと考えられるかもしれません。 -
動物園のバス停に戻りながら、田園景色の写真を撮る
会場のすぐ前にもバス停があったので、そこでヤクーツクに戻るバスを待っても良かったのですが、あたりには思いっきり人がいないので、動物園の前の方が安心できると思ったのです。
実をいうと、会場前のバス停は屋根付きでしたが、あんまりきれいではなかったので、その中で待っていたくなかったせいもありました。 -
永久凍土の上の大地なので、樹木は低い
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意外に起伏がある大地
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小屋も見えるとますます絵になる
-
少し色付き始めた木もある
早くも秋の気配を感じさせました。 -
白樺よりもこういう木が多い
ヤクーツク市内の街路樹としてもたくさんあった白柳でしょうか。 -
あの柵は夏至祭り会場の続きだろうか
-
鋪装されていない道と木の電信柱がある景色
-
背後に針葉樹林も見えて来た@
動物園のすぐ近くに戻ってきました。
徒歩移動では、車移動と違って、目の前の景色が劇的に変化するわけではないのですが、やはり落ち着いてきちんとピントを合わせ、構図を考えながら、こういう風景の写真が撮れたことは、とても楽しかったです。
おわり。
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