ラオスのお食事事情。ベトベト親父とラオラオ奥さんが切り盛りするベトベト食堂。と犬のミナ。

2017/11/16 - 2018/01/24

2017年11月末、ラオスのセコン、
Sekong の街で大バイク事故に遭いました。
(地球の歩き方には、セーコーンと記載されています。)

事故処理が終了するまで、ラオス出国禁止と警察から言い渡されました。
どこにも行っちゃあいかんと、セコンの街に軟禁されました。

結局、セコンの街で70日滞在することになりました。


当たり前ながら、毎日食べなければいけません。

でも、セコン県は人口11万人。
小さな街です。

見るものは10数キロのところにある滝ぐらい。
旅人は通り過ぎてしまう街です。

旅行者の訪れるビエンチャン、ルアンパバーン、バンビエンの様に、外国人用の洒落たレストランなんて皆無なのです。。。
洋食屋さんなし。中華料理屋さんなし。
もちろん日本料理屋さんもありません。

さあ、どう過ごしたのでしょう。。。

エリア その他の都市(ラオス)

ここは、セコンの街の台所。
タラートセコン、セコン市場です。

朝から人がいっぱいです。

野菜はいっぱい。
ぶつ切りの肉もいっぱい。
川魚もいっぱい。
果物もいっぱいです。

中には、麺類を食べれる食堂もあります。
東南アジアの市場には、必ず食堂がありますね。


日本人には馴染みのないゲテモノちゃんもときどきいます。。。


先ず、ゲテモノちゃんたちをご紹介しましょう。


市場でも滅多に出会えないレア物です。

市場で一度だけ見たオオトカゲです。

結構大きくて、体長60∼70cm。

丸焼きかなあ。。。

この摩訶不思議な自然の神秘模様のトカゲさんは、

超弩級のレア物です。。。

ネズミさんもリスさんも、ご愁傷様。。。

こう見てみると、仲良くころがってるけど、尾っぽと毛の色が違うだけで、リスさんもネズミですねぇ。。。

ご愁傷様です。。。

危険な出っ歯ちゃんです。。。

君はネズミの仲間？

君ももうすぐ昇天する。

ラオスでは高級食材の君。
ご愁傷様です。。。

僕たち、私たちは不覚にも忍者に捕まりました(T_T)

　どうか
　出してケローーーーー。。。

　後生です。後生です。。。
　助けて欲しいっちゃーーーーー。。。
　出しておくんなはれ。。。

　私たちはおいひくないの。です。
　お頼み申す。お頼み申す。。。

　オスクール (助けて フラフラ語)。。。
　アイユート (助けて イタイタ語)。。。

　頭を一撃です。。。
　ご愁傷様です。。。

　C'est la vie. セラビ(フラフラ語)。
　それが命です。。。



日本人がぶつ切りされた豚肉や、真っ裸のチキンが常温でハエがたかってるのを見て、ギャーっと思いますよねえ。

でも豚さんも鳥さんも、その朝に潰されたもの。

みんな買って、直ぐに火を使って料理するので問題ないらしい。。。
ベトナムも同じです。

日本人が、潔癖過ぎるのかも。。。
ま、でも、南国のレストランで出てくる料理はそんなお肉やお魚さんです。。。


冷蔵庫文化は、まだちょっと先らしいです。。。

南国の果物には、わーっとうっとりしますねえ。

マンゴー、パパイヤ、ランブータン、ジャックフルーツ、ドリアン、ドラゴンフルーツ、龍眼、釈迦頭、みかん、バナナ、、、、、などなど

日本人には安く思われるのですが、ラオス人には高い。

ベトナムより高い !!!


指差して、
　ラオ？

と聞くと、
　あれもタイ、これもタイ。みんなタイ、タイ、タイ。。。

バナナは、ラオ産。他はタイ産。
バナナだけ安い。日本で売ってるより小ぶりの種類がいっぱい。
一房、5000キップです。。。

他の果物はタイとの国境のパクセーの街から運んでくるので、輸送費が上乗せされます。
実際にパクセーの市場と比べると、セコンのが高いのです。。。

青年海外協力隊の方の言によれば、セコンの土地はあまりよろしくないらしい。。。
痩せている土地らしい。。。

しかも雨季で道が悪くなると、もっと値が上がるのだとか。

とっても意外。。。
フルーツ天国ではないのです。。。
バナナ以外は高級品なのです。。。


海の無いラオスの魚屋さんは、川魚がいっぱいです。
ナマズ、鯉、その他は名前がわかりません、、、タライにいっぱい。

おばちゃん、おねえさんが売っています。

一人だけおじちゃんがいました。
私が通りがかる度、フィシュ、フィシュと客引きしてきました。
きっとおじちゃんの唯一知っている英単語、fish 魚です。

私はタライを覗いて、指差して、

　ナマズ、Namazu

　鯉、Koi

と教えていたのですが、おじちゃん、おばちゃん、おねえさん、みんな koi に反応して大爆笑(*_*) why ?

フランス人や、イタリア人の乾杯の言い方に、チンチンがあります。
日本人は、わかってても苦笑しますよね。

日本語の意味を教えてあげると、えええっと大爆笑か、苦笑です。キャハハ !!!

ラオス語の koi は、正にそれでした。
鯉 Koi はチンチン。。。

私は日本語を少しだけ伝授しようと思って、鯉いっぱいのタライを通りがかるたびに、koi, koi と真顔で教えていましたよ。

売り子のおばちゃん、おねえさんは、困ったように苦笑か大爆笑。か、ぽかーんと口を開けて唖然です。。。


うう、ラオス語のkoiの意味を知らないで何日か過ぎました。。。

恥ずかしい koi (-_-)チンチン、乾杯(*_*)/

日本語では鯉。
koiは、ラオラオ語では、チンチン。

ラオスでは、鯉も恋も、フフフ。


タイでおばちゃん、おねえさんにコーヒーと頼むより、かなりましですかねぇ。。。

おばちゃんもおねえさんもアー マー ニャー ギャーです。

タイ、ラオスでは、英米語のコーヒーじゃなくて、フランス人やイタリア人のようにカフェとニッコリ頼みましょう。

フフ

東南アジアは外食文化だけど、ラオスはちょっと違うんです。

お持ち帰りの屋台が圧倒的に多いです。
もちろんテーブルのあるレストランもありますが、少数です。

ランチタイムにはカオニャオ、肉/魚BBQとか、お惣菜をお持ち帰りで、自宅で食べるか、食堂のない会社でみんなでいただくスタイルです。

もち米のカオニャオは、200gとか500gで買えます。
BBQはチキン、豚、魚、ナマズたいてい10000キップ。
小さなBBQソーセージは、5000キップです。
その他にもお惣菜いっぱい。


学校は、2部制で、午前中だけか、午後だけです。

お昼前に午前中の部が終わる頃、わーと数しれないたくさんの子供たちが小中学校から出てきます。

大人たちもランチで家に帰るので、この時間だけはバイクだらけになります。

大人も子どもたちも家に帰って家族と一緒にランチを食べて、ゆっくりと休んで、昼寝する人々がほとんどです。。。

ゆっくりのんびりシエスタです。


でもまあ、フランスも似たようなもの。。。


フランス出張体験 1

昼食は、フランス人とドイツ人で車でちょっと郊外へ。
中に入ると真昼間から絵に書いたような酒場。。。
カウンターでパスティス(食前酒の一つ)を飲んで、
席に移ってワインに美味しいランチ。
2時間ランチターイム。。。


フランス出張体験 2

フランス男性２人、アメリカ男女で２人、ルーマニア女性1人と日本男児の私。。。
ランチに郊外に車２台で繰り出しました。
お勧め郊外のレストラン。

フランス人は、カエル食べたことある？
食べてみーる？
ニコニコでお勧めじゃーと言う。

アメリカ人は興味深々。
ルーマニア女性の反応は覚えていません。
私は昆虫じゃなければ大丈夫。。。

まあ、日本人が飲み会で外国人に納豆や鯨どう？ってお決まりで勧める感じです。。。

バゲット(フランスパン)をワインでハムハム。

カエル料理にワインボトル２本。

パトロンの部長ーーーーぅ、真昼間からいいんですか？
いつもフレンチランチはこんなで感じですか？
と会社に帰ったのは、2時間以上後。。。

それから仕事です。。。

フランスのおもてなしに(^_^)メルシー !!!

フランスは少々の飲酒運転はokです。
全面禁止なんてしたら、たちまち暴動、革命!!! です(-_-) きっと。。。

フランス万歳(*_*)/チンチン サンテ

あーまー
それもフランスの一面です。。。


ランチタイムは、国によって違いますね。

日本人には羨ましいのんびりラオスのランチタイムは、フランス譲りかも。。。


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フランスのカエル料理は、まあそれなりに。。。
美味しくもなく、まずくもなく、まあ、こんなもんかって感じでした。。。

ついでに、
エスカルゴは、ムニュっと歯ごたえなし。
私的には美味しくない(-_-)


カエルとカタツムリもフランス文化です。。。

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ラオラオ国の市場には、

カエルがいっぱい。。。
でもカタツムリはいない。。。


ベトベト国の市場には、

カエル？いたかなぁ？
カタツムリは地方によって、てんこ盛りだったり。。。


フラフラ国の人たちは、いつどこでカエルとカタツムリの味を覚えたのかなぁ？？？

日本では、カエルさんもカタツムリさんも、ゲテモノちゃんですよ。。


$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$

おまけ編。。。

フランスでムール貝を頼んだら、目が(ﾟ∀ﾟ)点になるほどてんこ盛り。。。
付け合せは、なぜかフリット(フレンチフライ、ポテトフライ)がてんこ盛り。。。

頼んだワインはピッチャーで500cc(*_*)フフフ。

でも、こんなてんこ盛りのムール貝とフリットをどう食べるんじゃーと、
出された魚介用ナイフとフォークで格闘してました。
日本人には、お米一粒も食べ残さないのが美徳なのです。。。

　フニャー(-_-)。。。
　めんどくさーーーーーい。。。
　貝は日本人的には、お吸い物ぐらいで十分なんですけど。。。
しじみ、あさりの味噌、お吸い物で十分です。ハマグリは大バンザイです。

ポテトフライも少しで結構です。

でもムール貝がてんこ盛り。
ポテトフライもてんこ盛り。。。

が、その後入ってきたフランスのカップルのお客さんは、手で、ムール貝をパックン。
フリットも手で、パックン。パックン。
ワインをゴックン。。。

その後のまわりのみんなも、手でパックン。。。
しかも凄い食欲です。
ムール貝の貝殻が積み上げられます。

えーーーーーーっ(*_*)。
アニャー、なんだ。なんだ。。。
フランス(*_*)

手づかみでいいんですね (*_*)/
そして凄い食欲。。。

私は、ナイフとフォークでゆっくりゆっくりと格闘していたのが恥ずかしい東洋人でした。。。

見様見真似です。
おむすびコーロコロ。
コロリン。。。

みんなのまねです。。。


フフフ、
フラフラ国も不思議国です。。。

ラオスの屋台のBBQの豚や鳥、魚は一目瞭然です。

でもその他にお惣菜もいっぱいなのです。
が、ハズレだと超激辛です。

赤い唐辛子も緑も要注意です。


写真は、魚とお漬物のセット。

魚は、小骨が多すぎで失敗。。。


おかず、漬物は、食べられなくて失敗が多かったです。

(T_T)こりゃあ食えん。。。

見た目そのままの、BBQ魚、肉が大正解(*_*)でした。


ナマズBBQ、うっふん、おいひー(*_*)/

これはパクセーとセコンの街の中間地点。
パークソンの街のバスターミナルで買ったランチです。

卵に飢えていて、目玉焼きがとっても嬉しかった。
パクチーは大好き。
チャーハンも良し。
ラオスランチ楽しみました。

これはパクセーの外国人向けレストランでの一品。

ドレスをまとったヘタレ熊さん？
に見えるのは、気のせい(*_*)かなぁ。。。

なんだったかなぁ？
色合いは緑ばかりで良くないですね。

これは、シーパンドンで食べた野菜炒め。
カラフルです。

外国人、西洋人向け。

見た目もいいけど、
フランスのサラダみたいに巨大です。。。


私はフランスでは、なんとかサラダとワインかビールでお腹いっぱいで十分です。。。

ラオス風の春巻き。

ベトナムの南のホーチミンでは、可愛い小さな春巻きです。
北のハノイはドーンとデカイ春巻き。
どちらも美味しい。

これは、ラオス春巻きです。
初めから一口サイズに切ってあります。
外国人用のラオス風春巻きかなぁ？？？


タレも絶妙で美味しかったです。

これは、パクセーのレストランで食べた、ブランチのお気に入り。

ラオスハム、目玉焼き、バゲット。
レア焼きの目玉焼きが美味しい。

バゲット(フランスパン)は元仏語インドシナのラオスでは普通です。

この一品は、ラオラオフラフラの融合でした。


これ、ビールにも合って最高でした。

ラオス焼肉はお勧めです。

日本人にはジンギスカンみたいなドーム鉄板。
ドームでお肉を焼きます。

違うのは、ドームの周りが野菜鍋になるのです。
お肉の汁がジューっと野菜鍋に入って来て美味しいのです。

カンボジアやタイにもあるようです。

こちらは、ご家庭でごちそうになった、川魚鍋。

おいひー(*_*)/

この美味しいお魚は、刺し身でも頂きました。

ラオスで供された唯一の刺し身です。

川魚です。
川魚なんて、寄生虫など危なーい。

でも、刺し身の誘惑には勝てませんでした。。。

美味しかったかなあ。

どんな魚かは不明です。


わさびと出されたのは、中国製。
わさび風味だけど超ド級激辛。。。

ラオス人はわさびじゃ、と言ってもてなそうとしてましたが、違ーーーーーーぅ。。。

いつか本当のわさびをラオス人に味合わせてみたいです。

ま、日本のチューブのわさびは大抵タイ産ですねぇ。。。

ラオスでは出回っていません。。。

みんな中国製のわさび風味の激辛唐辛子入を、わさびと思っています。。。

これも家庭の味。

真っ赤な料理。
無茶苦茶辛いに、ミントいっぱいでした。

左上は、なんだかわからないけど、肉。
柔くて味も濃くて絶品でした。

右上のソムタム(青いパパイヤサラダ)は、赤い。。。
辛すぎて無理。
辛すぎて、日本人は、たちまち撃沈。。。

タイより辛い(T_T)かなぁ。。。

葉っぱサラダはお隣りのベトベト国とちょっと種類が違う。。。
なんだかなぁ。。。
見たことのない葉っぱもいっぱいです。。。

ドレッシングや塩もなく、そのままハムハムするのです。


お宅でご馳走になった家庭料理です。。。

ご家庭の飲み会で頂きました。

日本人には、みょうがと紫蘇に見えますが、ミントとバナナの蕾です。。。

冷えてるともっと美味しかったかなあ。

でも、ラオスで冷麺は初めてでした。


おめでたい日の麺のようです。

新築祝いで振り舞わってくれた料理です。

おばちゃん、おねえさんが料理して振り舞ってくれました。

こちらも新築祝いのパーティ料理。

野菜いっぱいです。

こちらもごちそうになった家庭料理です。

竹籠は、カオニャオ(もち米ごはん)です。

外国人の入るオシャレレストランでは、１人分の小さな竹籠で供されます。
が、家庭では、ドーンと大きな竹籠のお櫃です。

カオニャオ、ドーン。

みんなお櫃から、カオニャオ(もち米ご飯を)にぎにぎ。

まさに、同じ釜の飯食ったーです。。。

ラオスではガスは全く普及していません。

家庭も、食堂も、屋台も、みんな炭火で調理します。

ドラム缶を半部に切ったBBQセットは普通です。。。

薪もいっぱい。

どこでも炭火で料理です。

ジャングルでは、もちろん薪か炭火で料理です。

水は川からです。

究極のクラスタ爆弾バーベキュー。

クラスタ爆弾は、空中で真っ二つ。。。
小爆弾ボンビーが空に広がって。。。
地上は、絨毯爆撃でボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンとことごとく破壊されます。

クラスタ爆弾。。。

日本には、焼夷弾。。。

ベトナムには、ナパーム弾。。。
ラオスには、クラスタ爆弾。。。
そしてエージェントオレンジ。。。

日本人的には、焼夷弾でバーベキューです。。。


米米(コメコメ)空軍(T_T) B29 B52 絨毯爆撃
たわけ者////////


ラオラオ人は何事もなかったように、平和にクラスタ爆弾鉄板でBBQです。。。

お世話になったお宅の家庭菜園です。

種類豊富です。

いいなぁ(^_^)/

みんな太陽の光を浴びて、すくすく育ちます。

乾季でした。
雨季はどうなっちゃうんだろう。。。

雨季は道路が寸断され、舟で渡れるメコン川だけがライフラインになるそうです。。。


メコン川 (T_T)/ありがとう。

コー、コッコッコー。

鳩さんも。。。

フフフ。

暴れる君たちは、鳥かご送りです。。。

鶏さんも、アヒルさんも、みんなご馳走になります。

みんな、美味しくなあれ。。。

満州国でも私のおじいちゃん、おばあちゃんの生活もこんな感じだったのでしょう。

仏領インドシナも同じです。

育てて、殺して、食べる。


大きくなあれ !!!

セコンを通り過ぎるのは、主にバイクバックパッカー。
行程によってたまに一泊です。
通り過ぎるもとっても少ないし、宿泊するのは極わずか。

外国人ターゲットの食堂は皆無でした。


そんな中、入った食堂が、Duong Chit でした。

店の看板にベトナム語はなくて、最初はベトベト食堂だとは気づかずに入りました。

この食堂には、兄弟姉妹、従兄弟姉妹あわせて6人ぐらいの子どもたちがいます。

食べに入って二回目あたりに、男の子に、こんにちは、ありがとう、と簡単な日本語を教えてました。

　Khoy con Yepen. 私は日本人です。
と言うと、

　Khoy con Viet. 僕はベトナム人です。

　えっ!?

ベトベト語に切り替えて、再確認しました。

　Con la nguoi Viet khong ? 君はベトナム人？

男の子は、にっこりうなずきました。

そこで、初めてベトベト食堂だと気づきました。。。

ベトベト親父は、在ラオス20年だったかな。

奥さんはニコニコの美人ラオラオ人。
厨房にはもう一人ニコニコのラオラオ女性でした。

子どもたちはニコニコ。
小さいのからお大きいのまで男の子と女の子が合計7人ぐらい。

とっても居心地の良い場所になりました。

英語は通じません(-_-)。

ベトベト親父には、ベトベト語、
ラオラオ奥さんには、ラオラオ語。。。

ベトベト親父に会うと、
an com アン コムご飯食べる。とベトベト語。

奥さんに会うと、
キン カウ、ご飯食べるとラオラオ語。。。

Mot chai bia ビール一本は共通で通じます。。。

厨房にも出入り自由となりました。
勝手に冷蔵庫からビール一本。。。

ラオラオ奥さんとラオラオ女性しかいない時は、つたないベトベト語かラオラオ語でジェスチャーです。。。
でも通じない。。。

ベトベト語なら
an com アン コンご飯食べる。

　Ca 魚
　Ga 鳥、チキン
　Heo 豚

ラオラオ語は、

キン カウ？
ご飯食べる？

(*_*)はい、/

じゃあと厨房で指差しで、豚肉とか鳥肉料理を指差すと、ラオラオ女性がニッコリ適当に定食を作ってくれます。


ベトベト親父にも、ラオラオ奥さんにも英語が全く通じないのです。。。。


ご飯食べる？
an com? ご飯食べる？
ベトベト親父のベトベト語

キン カウ?　ご飯食べる？
奥さんのラオラオ語。
。。。


昔、英語会話と仏語会話を一緒に勉強したころがありました。
一時間目、英語。
二時間目、仏語。
三時間目、英語。
四時間目、仏語。。。

初期は頭がごちゃごちゃになります。
英語の授業なのに、フランス語発音でブー。
仏語の授業で、英語発音でブー。

単語は50%ぐらい一緒だけど、英語発音とフランス発音は違います。。。

frangrais フラングレです。。。
仏英ごちゃまぜ語になります。。。


んん、
ベトベト親父、ベトベト語。
ラオラオ奥さん、ラオラオ語。。。

ベトベト語もラオラオ語も独立語です。
単語を並べるだけです。
がのにをと、はありません。
動詞の時制活用もありません。
簡単そうですけど、
でも、日本人には、母音、子音、声調の多さにアー、ギャー、ニャー。。。

ベトベト語は、漢語がたくさん。
ラオラオ語は、タイ語的。

系統が違うのです。
全く違ーーーーーーう。
声調も全く違ーーーーーう。。。
のです(-_-)よ。。。


頭の中はベトラオ、ベトラオごっちゃごっちゃ(*_*)混ぜでした。。。


ベトベト親父はラオラオ語も堪能。
美人ラオラオ奥さんもベトベト語がわかるはず。
でも私のベトベト語の発音は、ほぼ通じません。。。


何言っとんねん？？？

でした。。。

子どもたちは可愛いニコニコたちでした。
ベトベト親父と美人ラオラオ奥さんの子供たち。ベトベトラオラオ語のバイリンガルです。

みんな少しだけなんちゃってベトベト語とラオラオ語を話す私に、興味深々でした。

こんにちは。
こんばんは。
ありがとう。
おなかすいた。
おなかいっぱい。
わかりません。
などなど、彼らは日本語をオウム返しでいっぱい覚えていきます。

　あじのもとーーーー
　Ajinomotoーーーーー

　(-_-)うにゃ。。。


ある日、1人が本を持ってきました。
何ーーーーーー!?　
中国語会話の教本でした(プーさん語/ラオラオ語)。。。

私、日本人ですけど(-_-)。。。
が、超初級教本で、私にもわかる、読める。。。

ニーハオ
ゾーサン
シェイシェイ
と発音すると、

子どもたちはニコニコ、うっとり。
キラキラな目に、とり囲まれました。

あまりにもぐいぐいと寄ってきて、1人が私のビールを倒しちゃいました。

気づいたいつもはニッコリのベトベト親父が、何やっとんねん？と子どもたちを一喝しました。。。

子どもたちは、わらわら。
きゃー、ぎゃーと飛び散って行きました。。。


子どもたちは悪くないよ。。。
でも、私の乏しいベトベト語、ラオラオ語では何も弁護できませんでした。。

ベトベト親父とラオラオ奥さんの子どもたちはベトベト語とラオラオ語のバイリンガル。


バイリンガルの子どもたちが、中国語に興味があるのに、びっくりしました。

英語でもなく、フランス語でもなく、日本語でもなく、、、

第三か国語は、
えーーーーーっ、プーさん語、、、(-_-)


プーさん帝国の影がここにも。。。


子どもたち、すぐそばに住んでいる少数民族さんたちも忘れないでね。

ベトベト親父とラオラオ奥さんの子どもたちの君たちには、きっとできる。

画期的なことに、ベトベト親父は、英語/ベトベト語のメニューを掲げました。

　ブラボー(^_^)/じゃ。

その日を境に、数少ない西洋人がたまに紛れ込むようになりました。

が、ベトベト親父もラオラオ奥さんも全く英語が話せません。。。

英語メニューで注文しても、全く通じません。。。

　意味ないじゃん。。。

私に
noodle ヌードルってなんじゃ？
mot1 hai2 ba3 (ベトベト語)は、
ヌーン1 ソーン2 サン3 (ラオラオ語)は、
英語でワン、ツー、スリーでいいか？
と聞いてくる始末です。。。

(-_-)ありえん。。。

西洋人のお客さんが何か頼んでも、聞き取れずに
ちんぷんかんぷんです。。。

注文するお客さんも、注文とるベトベト親父もラオラオ奥さんも大変です。

Co len co len !
(ベトベト語で頑張って、頑張って)。

見ていて大笑いです。
でも、頑張って !

んにゃ、しびれを切らした西洋人が、ほうきを発見し、ほうきで、これ、これーと掛かった英語メニューを指し出しました。

西洋のおねえさんが、ほうきの先で英語メニューをぽんぽん。これじゃー。これじゃ。
そして、指で1, 2, 3.

みんな大爆笑(^_^)です。


ベトベト親父も、美人ラオラオ奥さんは、いつもニコニコ対応です。

西洋人のお客さんが入ってくると、とっても嬉しいのです。

ベトベト親父は、お話好きなんです。
ベトベト人やラオラオ人のお客さんには、しゃべりかけてベッタリおもてなしです。
奥さんもおしゃべり大好きです。

ときにはビールで乾杯/ koi チンチン(*_*)/
いえ、ラオラオ語で乾杯は、ニョッです。
ニョッーーーー(*_*)/

でもベトベト親父は西洋人にはできません。。。
話したいけど、英語は全く駄目なのです。。。

そこで、
西洋人が入ってくると、あにゃ。
私の出番です。。。

ベトベト親父が私の近くに西洋人のお客さんを座らせるーーーーっ。

　ホストじゃなーーーーい。

でも、そんな出逢いもよくって、何度も楽しい食事を楽しみました。


ラオスで出会うのはフランス人が圧倒的に多いですね。ちょっと昔は仏領インドシナ。ご縁がある人も周っているのかなぁ。

次はドイツ人。

フランスもドイツもヨーロッパでは圧倒的な人口で経済大国です。


そんな旅人との出逢いを求めて、お店に通い続けることとなりました。

私が滞在していたゲストハウスの飼い犬の、ミナ。女の子です。
私は犬種に疎いので、この子が何なのかわかりません。
マルチーズっぽい可愛い犬です。。。

いつの頃からか、私が外出するとき、足音を聞きつけてトコトコと付いてくるようになりました。

ラオスで飼い犬にリードはありません。
自由です。

私の前をトコトコ、後ろをトコトコ。。。
クンクン、クンクン、おしっこちょっとマーキング。
先導してくれたり、のろのろ付いて来たり。。。

道にはリードの無い飼い犬？野良犬？がいっぱいなのです。

みんなミナが通りがかると、ちょっかいをだ出してきます。
くんくん。
ミナにつきまとったり。。。

ミナも相手の犬にクンクン。
ご挨拶。

平和で喧嘩なしです。
みんなそれぞれのテリトリーがあるようで、それを離れると、不思議とみんなミナを見送ります。

リードありの散歩と全然違います。。。
不思議な犬社会です。。。


青年海外協力隊のみなさんによれば、ラオラオ人も犬を食べるそうです。。。

市場にはなかったなぁ。

ベトベト語のcho の犬の看板は一切見ませんでした。

ラオラオ文字は読めないのでわかりません。。。

ミナはトコトコ。

１番遠かったのは、片道2, 3キロの散歩です。

駆け寄ってくる犬を通り抜けて、トコトコ、てけてけ。

朝のベトベトカフェにも一緒。。。
カフェのトイレにも、てけてけ付いてくる。。。
いらん。。。

お手、おかわり、お座りを教えようとしました。
でも、手を繋いでいると、お腹出して転がっちゃうんですよねぇ。。。

日本語わかってません。。。


ベトベト親父のベトベト食堂にも当然、付いてきます。。。

トコトコ。。。

でもベトベト親父のベトベト食堂には、猫３匹いるんですよ。

親玉かお母さんは、黒猫。
触っても余裕でニッコリニャン。

一方、他の２匹は、ちょっと触っただけでも、アー、ギャー、ニャー。。。
と飛び散ります。

私が食べていると、犬のミナは私の足元でずーっと待ってます。
ずーっと私を見つめて、、、

　お腹すいたワン。。。
　クーン、下さいワン。

ミナはじっと私を見つめたままです。
あんまり無視していると、

　ワン (犬語 下さい)。

　はい。

とおこぼれどうぞ。。。
と与えてしまいます(*_*)


一方、３匹の猫さんも間合いを詰めて、私に寄ってきて、私を見つめてます。。。

３匹の猫ニャン軍は、
　ここは私たちの家ニャン。 ナワバリを荒らすでニャイ !!!　おこぼれは我々の物ニャリ。
と、犬のミナと間合いを詰めます。

猫と同じ体格の小柄なミナは、犬さんの社会でもなかなか強いのです。
目の前の３匹の猫ニャンたちにも全然動じません。

猫ニャンたちもミナに飛びかかりません。
ミナは余裕です。。。

犬ワンと猫ニャンたちの微妙な間合いが、食事中の私の足元で絶えず繰り広げられていました。

私は猫も好き。

どうやっておこぼれを均等にあげればいい？


一度だけミナが猫パンチを喰らうのを見ました。

ミナは、ヤラれたワン。
でもミナは別に戦おうと思ってなかったようでした。

反撃もせず。
トコトコ。
不意打ちの猫パンチ強し。。。
ちょっと痛かったワン。。。

反撃しなかったミナは可愛い。
お利口さん。

犬と猫の間合いも不思議空間です。。。


みんな一緒に食べましょう。


ベトベト親父と美人ラオラオ奥さんのベトベト食堂。

ベトベト親父もラオラオ奥さんもいつもニッコリ。

子どもたちもいつもニコニコで可愛い。

バックパッカーもたまに訪れて、おしゃべりできて、猫３匹がニャンとどこかで待ち構えています。。。


ベトベト親父と美人ラオラオ奥さんのベトベト定食は、15000キップ。
ビアラオ(ラオスビール)は、10000キップ、
です。。。

写真は、おまかせ豚肉定食です。
野菜炒め、スープ付です。
最初は、八角風味でギャー。。。
八角はちょっと苦手でした。

でもだんだん、おいひー(*_*)
八角風味の豚の角煮です。
私のラオスの味です。。。

炭火調理です。
時間がかかるのです。

ゆっくりのんびりとラオス時間を、ビールで待ちましょう。


セコンの街の、お食事、癒やし空間でした(^_^)/