2018/03/09 - 2018/03/09
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ぶどう畑さん
この旅行記のスケジュール
2018/03/09
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バスでの移動
JTBのツアーバス(大型観光バス)
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車での移動
JTBツアーのワゴン車
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Seroni(ニョニャ料理)
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車での移動
JTBツアーのワゴン車
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ウォール・ペイントの通り
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鄭和の碑
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この旅行記スケジュールを元に
2018年3月9日(金)
シンガポール3日目、JTBのシンガポール発ツアーを利用して、マラッカへと足を延ばしました。
29年ぶりのイミグレーションには、驚いたー!!!
周辺の景色もだけど、出入国管理の巨大な建物に目をパチクリ。
いやぁ、ビックリ、ビックリ!(*o*)
ピーカンの青空のもと、周りにパームヤシ畑の広がる道をひたすら走り、マラッカにやってきました。
マラッカに着いたら、まずはニョニャ料理の店でランチ。
それから、マラッカの旧市街、チャイナタウン・エリアを観光。
中国仏教寺院、モスク、ヒンドゥー教寺院の並ぶ通りや、人気の飲食店やショップが軒を連ねる旧市街のメインストリートを歩きました。
(旅行期間:2018年3月4日~3月12日)
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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部屋で朝ご飯を食べ、7時過ぎ、ホテルのロビーに降ります。
ツアーの集合時間は7:20。
私たち以外に、ご夫婦と思われる2人がピックアップを待っていました。
お腹の調子はというと…。
朝、ちょっと腹痛はあったものの、トイレに行ったらスッキリ感あり。大丈夫そう。
食あたりの薬を飲んで出かけます。コンラッド センテニアル シンガポール ホテル
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ツアーバスから眺めるシェントン・ウェイのビル群。
朝日に染まって綺麗です。
バスにはすでに乗り込んでいる人たちもいて、いくつかのホテルを周り、ツアー客をピックアップしていきました。 -
イチオシ
8時過ぎ、ウッドランズにあるシンガポール側のイミグレーションに近づきました。
マレーシアに行くのは、1989年の初シンガポールで足を延ばして以来。実に29年ぶり!
あの時、「シンガポールも端まで来ると、景色がだいぶ違うなぁ」とつくづく思ったのですが、今はどこも近代的で、”端”なんて感じはナシ。
そして、なんとまぁ、マレーシアに向かうバイクの数のおびただしいこと!
時代は変わった…。 -
「出入国管理所の中では、写真は厳禁!」
ガイドさんに何度も、何度も念を押されてバスを降りると、目の前に巨大な建物が…。
えぇーーー、こ、これが出入国管理所???
昔は、建物なんてなかった。
ガイドさんがパスポートを集めて、係員に見せて終わりだったような…。Woodlands Checkpoint 駅
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デジタル化したネガを探してみると…。あったぁ!
たぶん、これがシンガポール側のイミグレ。
料金所のようです。(^^; -
シンガポールの出国手続きが終わると、またバスに乗って、マレーシアとの間に架かる橋を行きます。
マレーシア側、こんな景色だったっけ…? -
またまたネガをチェック。昔は緑が多かった…。
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橋を渡ったら、今度はマレーシアの入国手続き。
大型バスに乗ったツアー客は25人でしたが、その半分くらいは、国境の街”ジョホール・バル”の観光。
マラッカに行く私たちはワゴン車に乗り換え、ガイドさんもかわります。
隣のバスと比べてください。長距離なのにワゴン車…?
乗ってきた大型バスのように冷房ビンビンでなかったので、ま、いっか。ジョホールバル イミグレーション コンプレックス その他の交通機関
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かつてのマレーシア側のイミグレ周辺。
鉄道が発達していないマレーシアの足はバス。
イミグレに隣接している、バスターミナルを撮ったのだと思います。
国が違うとこんなに違うものかと思うくらい、イミグレの周りはシンガポールとは違った。
ジョホール・バルの街は、スルタンの宮殿があったり、貧しいという感じはありませんでした。
けれど、シンガポールのように洗練されてはいなかった。
特にイミグレ周辺の雰囲気には、少なからずカルチャー・ショックを受けました。 -
それが今のジョホール・バルは…。
ガイドさんによると、中国資本が入って、急速に発展しているらしいです。 -
9時過ぎ、ジョホール・バルを離れると、パームヤシ畑が広がる道をひた走ります。
一面のパームヤシは、昔と変わらず。
パームヤシは、実から採れる油を目的として栽培され、油は食用油のほか、洗剤などの原料として使われます。
一時期は、マレーシアのパームオイルが世界の生産量の半分を占めたほど。
見渡す限りのヤシ畑がマレーシアの主要産業を支えています。
ヤシは4年で油が採れるようになり、成長して幹が高くなると実を取りづらくなるため、4年過ぎたら若い木に植え替えるとのこと。 -
10:45、サービスエリアでトイレ休憩。
お祈りの場所があるのは、イスラム教徒の多いマレーシアならでは。
ムスリムの女性がかぶる”ヒジャブ”のマークがそう。
トイレと間違えないようにと、ガイドさんに言われます。
なお、トイレは洋式もありました。(^^) -
このサービスエリアには、一休みできるスペースもありました。
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イチオシ
売店にあった丸いモノはなに?
駄菓子屋のフワフワ煎餅に似てるけど。
ちょっと小さめのは色とりどり。 -
オジサンが、中華まんみたいな物をショーケースから取り出しています。気になる~!
-
パンダン・リーフで色付けしたを使った緑色のお菓子。
マレーシア・リンギットは持っていないので、残念ながら、見てるだけ~。 -
2時間以上高速を走り、一般道に入ります。
天気に恵まれ、ヤシの葉が輝くようです。 -
突然、赤茶けた場所が現れました。よく見ると、枯れたヤシ。
4年を過ぎて、切り倒されたのでしょうか。
深い緑から一変した景色です。 -
イチオシ
T字路になった所に信号がありました。
道の脇にテーブルと椅子が並んでいます。
ローカルなサービスエリア? アジアって感じがする。 -
まだ背の低いヤシの畑が広がるところで、右折。
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右折してから20分ほど、11:50、マラッカの街に入ります。
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近代的なビルに、またまた目を見張る。
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道の奥にマラッカ版ベイサンズが見える通りにやってきました。
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ランチのお店”Seroni”に到着。
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この店でいただくのは”ニョニャ料理”。
ニョニャとは…。
15世紀後半から数世紀にわたり、マレーシアに移住してきた人たちが現地の女性と結婚。
その末裔は”プラナカン”と呼ばれ、男性は”ババ”、女性は”ニョニャ”と。
ちなみに、シンガポール建国の父のリー・クワンユー氏もプラナカン、つまりババでした。 -
イチオシ
あっという間に、すべての料理がテーブルに並びました!
マレーに移住してきた男性は主に中華系だったことから、プラナカンは、父系の中華料理の食材に、母系のマレーのスパイスを用いて味付けしました。
見た目が中華、味がマレー的な料理が”ニョニャ料理”と呼ばれています。 -
特に美味しかったのが、ココナッツ味のカレー、骨付きの鶏料理。
これがニョニャ料理?はあるけれど…。(^^;
右上は”チェンドル”というデザート。
緑色の短い麺状のゼリーが入っているのが特徴的。
シンガポールでも、フードコートなどで食べることができます。
出されたチェンドルには、氷が入っていました。
この店、コップが汚れていて、申し訳ないけどデザートはパス。
昨日、お腹が痛くなったから、用心、用心。
マンゴージュースが飲めるはずでしたが、あいにく品切れで、コーラになってよかったかも。コップを使わずに飲めたから。
マラッカ・ツアーの参加者は、大学生くらいのカップルと、同じ会社の人たちと思われる男性ばかりの6人くらいのグループ。
会社員グループの年齢は、若手からベテランまで。割り合いとしては中堅が半分かな。出張の合間に観光でしょうか。
カップルの女の子は、味付けが口に合わなかったのか、料理にほとんど手をつけませんでした…。
一方、会社員グループの男性の1人は、「こんなに美味い鶏料理は初めて!」と感激しているので、ワタクシたちのテーブルのを分けてあげました。(^^) -
12:45、レストランを後にして、いよいよ観光開始!
マラッカは、シンガポールから250km。車で3時間半は、かかります。
「自力でバスを利用して」も検討しましたが、ターミナルが街中から離れていたり、渋滞で大幅に到着が遅れたりもあるようで、ツアーを利用した次第。
信号待ちの間、ガイドさんからマレー語とインドネシア語に共通点があることを教えてもらって、そうだったのかぁ。
ツアーの良い所は、いろいろ説明を聴けること。(^^) -
海です!
そう、マラッカは、海賊でも有名な”マラッカ海峡”に面する港町。 -
マラッカ旧市街のチャイナタウンにやってきました。
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提灯が並ぶ通りは Tokong 通り。
どことなく、ベトナム・ホイアンに似てるね。
提灯は、赤だけでなく、パイナップルも。
パイナップルは縁起が良いそうです。 -
イチオシ
通りの店に、ヘチマが下がっていました。
昔、おじいちゃんがお風呂で使ってた。 -
この店も昔懐かしい感じ。
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こちらの店は、小さな祭壇がありました。
台所の神様は、年に1回、天の神様にその家のことを報告します。
その時に悪いことを告げられないよう、お餅などを供えて、モゴモゴと活舌が悪くなるようにするそうです。
なんだか微笑ましい。(^^) -
通りにあったお寺、香林寺。立派ですね。
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”清潔飲料”と書かれています。屋台の人はどこ行ったの?
昼下がりの長閑なひとコマ。 -
中国寺院にやってきました。
チェンフンテン(青雲亭、Cheng Hoon Teng)という仏教のお寺。
17世紀に建造された、マレーシア最古の寺だそうです。チェン フン テン寺院 寺院・教会
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屋根の飾りが躍動的!
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この空間、なんだかとっても癒される~。
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お寺には3つの祭壇がありました。
祀られているのは、学問の神様”孔子”、阿弥陀如来、海の神様”媽祖(まそ)”。 -
熱心にお参りしている人がいました。
この祭壇は、孔子様? -
奥にいらっしゃるのが阿弥陀如来様でしょうか。
日本の仏像とは趣きが違う。 -
これはわかりました。媽祖様です。
香港の”天后宮”に祀られていた。 -
海運で栄えたマラッカ。
このお寺で、航海の安全を願ったのでしょうね。 -
お寺の人が、ツアー全員にミカンをくれました。
ありがとうございます! -
イチオシ
いいお寺でした~!
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ガイドさんに促され、次に向かいます。
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お寺の向かいにある建物は、京劇場とか。
黒い扉に金の模様。なかなか素敵。 -
通りの向こうから、トライショーの一団がやってきました。
キャー、ど派手~~~!!!
クレヨンしんちゃん、マレーシアでも知られているの??? -
中国寺院の少し先、緑の屋根の建物は、カンポン・クリン・モスク(Masjid Kampung Kling)。
なんと、イスラム教寺院!門の所にアラビア文字があります。
モスクといえばドーム型の屋根が多いけれど、どことなく中国風?カンポン クリン モスク 寺院・教会
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白い塔がミナレットとのこと。
ここからお祈りを促す”アザーン”が流れるのでしょうか。 -
そして、モスクのちょっと先にあったのが、ヒンドゥー教のスリ・ポヤタ・ヴィナヤガール・ムーティ寺院(Sri Poyyatha Vinayagar Moorthi)。
スリ ポヤタ ヴィナヤガ ムーティ寺院 寺院・教会
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同じ通りに、間隔を置きながらも、仏教、イスラム、ヒンドゥーの寺院が並んでいたってこと。グローバルですなぁ。
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3つの寺院が並ぶ通りから、マラッカ旧市街のメインストリートのジョンカー・ストリートに来ました。
グーグルマップで見ると、ジャラン・ハン・ジェバット(Jalan Hang Jebat)となっていますが、地元の人たちから”ジョンカー・ストリート”の愛称で呼ばれているそうです。
たくさんの赤い提灯が、通りのにぎやかさを感じさせます。ジョンカーストリート 散歩・街歩き
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ココナッツ・シュガーが売られていました。
インドネシア・ジョグジャカルタの観光で、世界最高級のコーヒー”コピ・ルアック”の店を訪れた時、コーヒーとともに出され、初めて口にしました。優しい味でした。
買いたいけれど、通りすがりに見るだけ~。団体行動を乱してはいけません。
(最高級のコーヒー、コピルアックを味わう!ベチャで走る夜のジョグジャ インドネシア・シンガポールの旅2-4)
https://4travel.jp/travelogue/11064512 -
ジョンカー・ギャラリー、有名店らしいっす。(モヤサマ風に)
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ゆるキャラ?
唐辛子クンとでも名付けましょうか。(^^) -
お菓子、色とりどり。
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ジョンカー・ストリートを左折して、Lorong Hang Jebat に入ります。
少し行った所にあったのが、オランウータンハウス。
マラッカ出身の画家のギャラリーで、Tシャツなどのグッズも販売しているらしい。オランウータン ハウス お土産店
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イチオシ
オランウータンハウスの手前を右折して、色鮮やかな壁画が描かれた通りに入ります。
ここに小さな祠があり、会社員グループの何人かは、中国寺院でいただいたミカンを置いている。あれれ…。
男性陣のかばんは小さい。邪魔だったと思われますが、
「お供えしたんですよ」
ま、それならいいね。(^^) -
ウォール・ペイントの通りに、”鄭和(ていわ)将軍”と書かれた碑がありました。
マラッカに貢献した人のようです。
1402年、中国・明の3代皇帝に”永楽帝”が即位。
海のシルクロードとなる交易ルートを構築すべく、ルート沿いの国や重要港に使節団を送りました。
海のシルクロード構築を急ぐ明王朝と、強大国の防衛力を味方につけたいマラッカ王国の利害は一致。
永楽帝は、鄭和将軍率いる大船団をマラッカに送りこみます。
大船団を仕立てることで、周辺国に明の国力を誇示しながら、初めてマラッカに到着したのが、1405年6月。
その後マラッカは、鄭和の艦隊がやってくるたびに明に貢ぎ、脅威だったタイ・アユタヤ王朝の南進を阻みました。
鄭和の保護のもと、力を蓄えたマラッカ、強国として自立し、東西貿易の中継港の役割りを確立していったそうです。 -
マラッカ川に出ました!
マラッカ川 滝・河川・湖
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リバー・クリーズもあるようです。乗ってみた~い。
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川岸を橋のほうに向かい、ぶつかったロータリーから、歩いてきたジョンカー・ストリートの入口が見えました。
この時、マラッカに来たかった理由の1つをすっかり忘れていました。
プラナカンの家を見たかったんです。
地図で確認すると、最初に訪れた中国寺院から近かった。
ツアーで行かないってことは、メジャーな見所ではないんでしょうけれど、ガイドさんに頼み込んだら、もーしかしたら通ってくれたかな。ちゃんと調べてこなかったことを反省…。
さて、チャイナ・タウンに別れを告げ、次は、オランダ統治時代の遺構を見学します!
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