モナス、2度目のチャレンジ！こ、これは…☆見納めの夜景　ジャカルタ・シンガポール2018の旅3-2

2018/03/06 - 2018/03/06

2018年3月6日（火）

ジャカルタ3日目、独立宣言文起草博物館の見学途中でカメラが故障。急遽、デジカメ買ったり、怒涛の午前中でした…。（~~;

ようやくホッとして、インドネシア料理のランチの後、やってきたのはモナス。
あわよくばと狙っていた展望台は、相変わらずの混み具合。

展望台はあきらめて台座の「独立の広間」に行くと、え、え、これがもしかして…！？
モナスに来る前に、「独立宣言文起草博物館」でインドネシアの独立に触れ、いやがうえにも盛り上がるぶどう畑でありました。(^o^)

この夜もレジデンスにお邪魔して、シミジミ夜景を眺めます。
もうジャカルタに来ることはないだろうと思うと、なんだかとっても名残り惜しかった…。

（旅行期間：2018年3月4日～3月12日）

エリア ジャカルタ(インドネシア)

• 同行者: その他
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

月曜日で休みだったモナスに再チャレンジ！
明日もモナスに来る予定ですが、展望台の並び具合で、地下の「歴史博物館」を見学する時間はないかも？とやってきました。

門の前で車を降ろしてもらいます。
門はいくつかあるのですが、どこもカギがかかっていて、入場できるのは一カ所でした。
運転手さんとは、後ほど駐車場で待ち合わせ。

モナス (独立記念塔) モニュメント・記念碑

モナスのある”独立広場（Merdeka広場）”は、とーっても広い。
この時は、乗り場にトラムが停まっておらず、歩きました。
暑い～～～！！！

チケット売り場への入口につく頃、トラムが到着。
帰りは乗ろう！

チケット売り場は地下。
展望台はかなり待つとのことで、”あわよくば”の期待は裏切られ、当初の予定どおり、歴史博物館の見学に留めます。
なお、展望台にのぼる場合は、料金が異なります。

これがチケット。
プラスチック製の立派なカードで「もったいない…」と思っていたら、どうやらチャージ式だったらしい。

冷房が効いた長～い地下通路を歩いていきます。

地下通路を上がると、モナスがドーン！
高さ137メートルの塔の外壁は、大理石でできているそうです。

モナスの周りは壁などで覆われ、地下通路を通らないと、台座にアクセスできないようになっていました。

壁の部分には、なにやらモニュメントが。
ラーマヤナの物語らしい。

ラーマヤナはインドの大長編叙事詩。
インドネシアでは影絵などで演じられており、ぶどう畑はジョグジャカルタで舞踏鑑賞をしました。

（ラーマヤナってこんな話、いよいよボロブドゥール　インドネシア・シンガポールの旅2-5）
https://4travel.jp/travelogue/11064528

トラムの停まっているのが、モナスへの入口。
階段を下りた所にチケット売り場があります。

展望台にのぼるエレベーターの行列は、どんな感じ？
おぉ、並んでるー！
午後の気温が高い時間に並ぶのはキツイね…。
明朝に期待して、台座を周る。

イスティクラル・モスクが見えました。
これもジャカルタのシンボル的存在、東南アジア最大のモスクです。
モナス同様、建物には、スカルノ大統領の独立の想いが込められています。

（アンティーク、イスラム教、オランダ統治、半日ツアーでジャカルタを識る！　ジャカルタ・シンガポール2016の旅2-1）
https://4travel.jp/travelogue/11174237

モナスは、”Monumen Nasional（独立記念塔）”の略。
スカルノ大統領の提案で建築が進められ、定礎式は1961年8月17、1975年に完成しました。

インドネシア独立記念日（1945年8月17日）にちなみ、台座は45ｍ×45ｍ、台座の高さは17ｍ。

頂上部の炎は、”消えることのない火（＝永遠に燃え続ける火）”を意味し、独立当時のインドネシア国民の闘志の象徴とのこと。

モナスの説明図の近くに、スカルノ大統領の肉筆が展示されていました。
日付は、1963年7月29日。何が書かれているのでしょう。

独立の広間（Ruang Kemerdekaan）にやってきました。

ガイドブックに「毎時1回、独立宣言文が収められている扉が開き、スカルノ氏の肉声が聞ける」と書かれているので、とりあえず場所を確認しておこうと。

あっ、こ、これは…！？
午前中に見学した”宣言文起草博物館”にあった、独立宣言文ではありませんか！

（インドネシアを識る！独立の陰に日本人あり、宣言文起草博物館で怪奇現象？いやいや、カメラの故障…　ジャカルタ・シンガポール2018の旅3-1）
https://4travel.jp/travelogue/11362655

見学のオネエサンたちがなかなかどいてくれず、やっと写真を撮れた頃に、ありゃりゃ、閉まり始めた…。（+｡+）

扉はさらに外側にもあった。
壁には何の表示もないため、ココに独立宣言文が収められていることは、知る人ぞ知る…？（~~;

とにもかくにも、見ることができて、よかったねー！
だけど、”毎時”って、何分なんだろう？独立の広間に来たのは、10分頃だったよ…。

独立の広間中心部の壁には、”宣言文の扉”以外に、インドネシアの島々のレリーフも。

インドネシアは 5,110km と東西に長く、タイムゾーンは、なんと３つ！
大小さまざまな島が点在し、その数、世界最多の 13,466。
これらの島々に約300の民族が暮らしている多民族国家です。

それを1つの国家としてまとめるのは、とてつもなく大変そう。

ほかの壁には、独立宣言文が書かれていました。

『宣言
我らインドネシア民族は、ここにインドネシアの独立を宣言する。
権力委譲その他に関する事柄は、完全かつ、できるだけ迅速に行われる。
ジャカルタ、1945年8月17日
インドネシア民族の名において
スカルノ ・ ハッタ』

インドネシアの国章は、ヒンドゥー教のヴィシュヌ神の乗り物、神鳥ガルーダをモチーフとしています。

胸の部分の盾に描かれている5つのエンブレムは、インドネシアの建国5原則を表しているそうです。

ガルーダが掴んでいる巻物には、「Bhinneka Tunggal lka」と書かれています。
これは、古いジャワ語の成句「バラバラであるが、それでもなお1つ」を意味しているとのこと。
まさに、インドネシアを象徴する言葉です。

独立の広間を出て、地下の歴史博物館を見学します。

【ボロブドゥール遺跡（792年頃の完成）】
説明に、仏教徒の人々の相互協力によって造られたことが書かれていました。
現在、イスラム教が約90％を占めるインドネシア、他民族であり、多宗教でもあります。

（ボロブドゥールから見る幻想的な朝日　インドネシア・シンガポールの旅3-1）
https://4travel.jp/travelogue/11066681

【1527年のスンダ・クラパの戦い】
1522年、ヒンドゥー教国のパジャジャラン王は、スンダ・クラパにポルトガルの要塞を建設する権利を与えた Henrique Leme との契約に調印します。

ポルトガルの影響を恐れた、イスラム教国ドゥマク（Demk）のTrenggono王は、臣下のファタヒラ（Fatahillah、後のバンテン国王）に命じて軍隊を送り、1572年6月22日、ポルトガル艦隊を打ち破って、スンダ・クラパを制圧しました。

そして、スンダ・クラパの名を、勝利の都市を意味する”ジャヤカルタ”に改めました。

（かつて栄えた港、スンダ・クラパはこんなとこ　ジャカルタ・シンガポール2018の旅2-1）
https://4travel.jp/travelogue/11360824

【日本統治（1942～1945）】
1942年3月、スラバヤ沖海戦にて日本海軍が連合軍の艦隊を撃破し、オランダ領インドネシアを占領。

インドネシアの人々は、飛行場、道路、橋、軍事施設など建設のため、強制労働を強いられ、その多くは、疲労、食糧不足などにより亡くなりました。

インドネシアの皆さん、ごめんなさい…。

【独立宣言（1945年8月17日）】
スカルノにより、インドネシアの独立が宣言されました。

（インドネシアを識る！独立の陰に日本人あり、宣言文起草博物館で怪奇現象？いやいや、カメラの故障…　ジャカルタ・シンガポール2018の旅3-1）
https://4travel.jp/travelogue/11362655

実は今回、スカルノ元大統領の第3夫人”デヴィ夫人”のお屋敷だった”軍事博物館”に行きたいと思っていました。

ところが見学するには、インドネシア在住権を持っている人による事前の申請が必要になったとのこと。
それで、MちゃんのツレアイのAさんに勧められて”独立宣言文起草博物館”に行ったのです。

午前中に起草博物館見学したおかげで、モナスが”独立を記念する塔”であることが、よーくわかりました。（-ﾑ-）

トラム乗り場からガンビル駅。
日本のおさがりの電車が走っているジャカルタ、電車に乗ってみたかったなぁ…。チラッと思う。

トラムがやってきました。
往きは誰でも乗れますが、門の近くの乗り場に行くには、モナスの入場券を見せる必要がありました。

トラムは独立広場をグルっと周っていくので、広場の大きさを実感できます。

展望台の列は相変わらず…。
明日こそは、展望台にのぼれますように！

屋台村、休みの昨日とは打って変わって、にぎわっています。

ニャンが寄ってきました。
右のニャン、顔が特徴的です。日本猫にはないタイプ。

15時過ぎ、駐車場を後にします。
16時になると、車のナンバー末尾の規制が始まるため、急がなきゃ～。

ケンピンスキー前のロータリーの手前で渋滞。運転手さん、焦ってる。
どうにか、16時前に戻ってこれました。ホッ。

ビッグカメラで買った充電器のコンセント部分がインドネシア仕様のＣタイプのため、BFタイプのシンガポールで使えるよう、プラグをもらいにイトコのMちゃんのレジデンスに寄ります。

空が鉛色…。夕立が降りそうです。

メンテン地区の先のほうは日が当たっているので、雨が降っても一時的なものでしょう。

18時に待ち合わせを約束して、ケンピンスキーへ。
明日はシンガポールに移動します。部屋に戻ったらパッキング。

18時、レジデンスに向かいます。
ビルの間から、チラッと夕焼けが見えました。
ジャカルタの夕焼け、初めてかも。

この日の夕食は、再び、グランド・インドネシア・モールに入っているダック・キング。

プラザ・インドネシアを眺められる席に座れました。
道路越しに、夕べ行ったインドネシア料理の”スリブ・ラサ”が見えます。

グランドダックキング (グランドインドネシア店) 中華

まずは、ビンタンビールで乾杯！
鶏とカシューナッツ、ホタテの炒め物を注文。

ランチでお腹いっぱい食べたので、2品食べたらもう満足。
デザートを食べておしまいにしようとなりました。

この店、メニューにはあっても、いざ頼もうとすると「今日はできません」と断られる料理が、結構ある…。（^^;
ワタクシが食べたかったデザートも案の定「ない」と言われ、”マンゴーサゴ”に落ち着きました。シンガポールで食べられそうだけどね。

夜景を見たくて、またレジデンスにお邪魔させてもらいました。
ジャカルタの夜景もこれが見納めか…。
そう思うと、なんだかとっても名残り惜しかった。

19時半過ぎ、ケンピンスキーのプールの脇を通って、ホテルに戻ります。

ホテル インドネシア ケンピンスキ ジャカルタ ホテル

プールの向こうには、Mちゃんたちのレジデンス。
Mちゃんが居なかったら、訪れることもなかったであろう、ジャカルタ。
インドネシアについて、いろいろ知ることができました！

プールサイドから、しみじみと夜景を眺めます。

プルマンにせず、ケンピンスキーに泊まってよかったなぁ。

ホテル インドネシア ケンピンスキ ジャカルタ ホテル

火曜日の夜、少し道が混んでいるようです。

ジャカルタ最後の夜ですが、21時半に就寝。
明日は天気に恵まれますように！